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一度は見ておきたい!イタリアの世界遺産5選。グルメも一緒に楽しんで!
※2018年3月、加筆修正をいたしました。
世界遺産が目白押しのイタリア! 中部~北部のおすすめをセレクトしてご紹介
歴史的に重要な地域や施設が登録される世界遺産。
実は、イタリアが世界で最も多く世界遺産リストに登録されている国であることはご存知ですか? 2018年時点で、イタリアに登録されているのは、なんと51。これだけあると、どこから観光して行けばいいのか迷ってしまいそうです。
この記事では、Italyii(イタリィ)編集部によるセレクトとして、イタリア中部~北部の世界遺産を5つピックアップしました。一度は見ておきたい世界史に残る遺跡から、絵本の中のように可愛い村まで、イタリアには見どころが盛りだくさん!
今度の旅行はイタリアに行ってみたい!世界遺産を見て回りたい!そんなときのご参考となれば嬉しいです。
参考:ユネスコの世界遺産登録リスト(外部サイトに移動します)
目次:クリックで各項目に移動します
それぞれの項目では、より詳しい解説がある関連記事リンクもご用意しています。もし気になるエリアがあったときは、ぜひ関連記事もご覧ください。
- その1:これは外せない!ローマ観光と言えば「コロッセオ」
- その2:国全体が世界遺産、「バチカン市国」
- その3:「フィレンツェ歴史地区」は、時間をかけて巡りたい
- その4:かつては海からの脅威を守っていた、「ポルトヴェーネレ」
- その5:絵本の世界のような「チンクエ・テッレ」
- 一緒に味わっておきたい、各地のグルメ!
- とても一日では回れません......ぜひ、ゆとりあるプランを!
その1:これは外せない!ローマ観光と言えば「コロッセオ」
ローマにある世界遺産と聞いて、まず思い浮かぶのがこのコロッセオではないでしょうか?
テレビや雑誌でも見かける「あの風景」は、実際に訪れてみると感動のあまり鳥肌が立ってしまいそうなほど。古代ローマ時代について知るなら、絶対に外せないスポットです。
関連記事:ローマ観光なら絶対外せない!世界遺産「コロッセオ」
また、コロッセオにはさまざまな秘密があります。これらを知っておくと、見学するときに「なるほど!」とうなずいてしまうことでしょう。
関連記事:見学がもっと楽しくなる!「ローマのコロッセオ」にまつわる5つの豆知識
その2:国全体が世界遺産、「バチカン市国」
カトリックの総本山として、世界で最も小さな国として有名なバチカン市国は、国土全体が世界遺産という特殊な一面もあります。世界の歴史・文化共に非常に重要な価値をもつ「サン・ピエトロ大聖堂」の中には、巨匠ミケランジェロの彫刻が収められています。
また、美術館には古代ギリシア時代の彫刻や中世の宗教絵画もあり、いずれも傑作ばかり。クリスチャンではない方も心が安らぐと言う不思議な空間も人々を引き付けています。
美術と歴史がお好きならば、1日の滞在ではとても足りないと感じてしまうはず。
関連記事:ローマの中の独立国!カトリックの総本山「バチカン市国」とはどんな国?
その3:「フィレンツェ歴史地区」は、時間をかけて巡りたい
テレビなどでもおなじみの風景は、フィレンツェにあります 写真:Italyii編集部
フィレンツェの中心部一帯は、ルネッサンスの芸術と文化を今も感じられる地区として世界遺産に登録されています。数百年もの歴史を持つ建造物が、現代に溶け込むように存在する光景は、まるでタイムスリップしたかのよう。
特に、次の2つはぜひ訪ねておきたいスポットです。
アルノ川
センチメンタルな気分になりそうな夕暮れ 写真:Italyii編集部
フィレンツェを横切るアルノ川は、歴史の折々で登場している川。川沿いを歩きながら、はるか昔の出来事に思いを馳せてみては。
関連記事:フィレンツェを流れる「アルノ川」で、すばらしい夕暮れを
ヴェッキオ橋
660年以上もの古い歴史を持ち、「奇跡の橋」とも呼ばれるほどのエピソードを持つ「ヴェッキオ橋」は、アルノ川にかかる大きな橋。
かつては食肉店が並んでいたものの、1600年頃に当時の支配層メディチ家によって、宝飾店の入れ替えられたという逸話があります。 もはや一つの街とも言えそうなほどお店や住居が並ぶ、にぎやかな観光名所です。
関連記事:フィレンツェを流れるアルノ川にかかる奇跡の橋「ポンテ・ヴェッキオ」
その4:かつては海からの脅威を守っていた、「ポルトヴェーネレ」
澄んだ海辺は筆舌に尽くしがたい美しさ 写真:Italyii編集部
青く澄んだ海と、断崖に並ぶ家々。かつて、リグーリア州の州都ジェノヴァの出城として築かれた歴史を持つポルトヴェーネレは、現在では観光スポットやバカンスの地として親しまれています。
「詩人達の入り江」に建つサン・ピエトロ教会も、ぜひ訪ねてみてください。
参考:イタリア政府観光局(ENIT)公式サイト ポルトヴェーネレ、チンクエテッレと小島群(外部サイトに移動します)
その5:絵本の世界のような「チンクエ・テッレ」
のんびりした雰囲気で世界遺産を巡りたい、という方は、イタリア北西部のリグーリア海岸沿いにある「チンクエ・テッレ」はいかがでしょう?
イタリア語で「Cinque Terre=5つの土地」と表す通り、5つの村落が作り出す絶景は、まるで絵本の世界のよう。きっと、忘れられない思い出になります。その中でも、2つの村についてご紹介しましょう。
チンクエ・テッレは、リオマッジョーレを拠点にするのがオススメ
チンクエ・テッレの中で最も人口が多いのが、リオマッジョーレ。周辺を巡る時の拠点とする旅行者も多いそうです。
リオマッジョーレとマナローラの間にある、ロマンティックな遊歩道「愛の小道」では、のんびりハイキングを楽しむこともできます。
関連記事:世界遺産リオ・マッジョーレの街並みと、充実のシーフードディナー
関連記事:世界遺産のチンクエ・テッレで「愛の小道」をのんびりお散歩
モンテロッソ・アル・マーレでは海水浴も!
イタリアの世界遺産で海水浴? チンクエ・テッレの一つである「モンテロッソ・アル・マーレ」なら、そんな旅もできてしまいます。
イタリアのビーチと言うと南イタリアで楽しむイメージが強いかもしれませんが、北部でも、バカンスを楽しむ人々で賑わうスポットがあるんですよ。
関連記事:世界遺産の一つ「モンテロッソ・アル・マーレ」でビーチリゾートはいかが?
一緒に味わっておきたい、各地のグルメ!
今回ご紹介したスポットを巡るときに、ぜひ味わっていただきたいのがイタリア各地のおいしい食べ物。縦に長い国土を持つイタリアは、日本と同じぐらい地域によって名産品や調理法も大きく異なります。
それぞれの名物について、ご紹介しましょう!
ローマ:ハムや子羊の肉、チーズ、卵を用いた料理
大変古い歴史を持つローマですが、日本でおなじみのメニュー「スパゲッティ・カルボナーラ」も、実はローマの郷土料理。ローマの人々が生み出した料理とされています。
アーティチョークや、プンタレッラ(チコリの仲間)という野菜もローマを含めイタリアではおなじみの食材ですが、どちらも日本で見かける機会はそれほど多くありません。
ぜひ、ローマを旅したときに試してみてください。
ローマ名物、アマトリチャーナ(パスタソースの一種)写真:Italyii編集部
関連記事:ローマの絶品ご当地三大パスタ。今食べるべき一皿はこれ!
フィレンツェ:おいしい素材をシンプルに。赤ワインも外せません!
トスカーナ地方に含まれるフィレンツェは、ジビエにヒヨコ豆、インゲン豆、そしてトマトを使った料理が豊富。 ラザニア(ラザーニァ)やオニオンスープ、野うさぎのミートソースを使ったパスタなどがよく食べられています。
また、ビステッカ(Tボーンステーキ)やクロスティーニ(レバーペースト)、トリッパ(モツのトマト煮込み)もトスカーナ地方名物。 舌でもフィレンツェの文化を堪能してみましょう!
関連記事:マダム直伝のレシピ付き!朝食にもおつまみにも!イタリア定番のクロスティーニって何?
リグーリア州:海の幸と山の幸が融合
リグーリア州では、バジルをベースとしたジェノベーゼソースと、パンの一種であるフォカッチャが有名です。 海岸沿いの地域ということもあり、魚介類を使った料理も豊富。
ナッツ、野菜を中心としているなど、ヘルシーさも魅力的です!
ラ・スペツィアの名物「ボンゴレ・ロッソ」。 写真:Italyii編集部
どのエリアも、とても一日では回れません。ぜひ、ゆとりあるプランを!
今回は数あるイタリアの世界遺産から、5つに絞ってご紹介しましたが、これらについて語るだけでも尽きないぐらい、魅力に満ち溢れているのがイタリアです。行くたびに違う景色が見えてくることでしょう。
たくさんの地域を少しずつ巡る場合でも、一つのエリアを集中的に観光する場合でも、ゆとりをもったプランで旅したいもの。これは!と思ったエリアをどんどん調べて、旅の準備をしてみては。
世界遺産を目指して、自分だけのイタリア旅を計画してみませんか?
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