ホテルに連泊するときの準備とは? 必要な荷物や注意点について紹介

みなさんは同じホテルに連泊したことはありますか? ホテルに連泊すると、2日目からはチェックアウトの時間を気にせず朝ゆっくりと過ごせるなどのメリットがあり、旅行慣れした人は連泊を好む人も多いようです。また、ホテルに長く連泊して、ホテル暮らしをすることにあこがれを抱く方もいるようです。

そこで今回は、主に国内のホテルで連泊する場合の、持ち物や注意点を解説していきたいと思います。

目次

<1. ホテルで連泊!まずは何を用意すれば良い?>

<2. ホテルで連泊するときに注意すること>

<3. こんな使い方も!ホテル連泊のコツいろいろ>

1. ホテルで連泊!まずは何を用意すれば良い?

ホテル ベッド
<写真はイメージです。出典:写真AC

仕事や移動、一時的な滞在などでホテルへ連泊することが決まったとき、荷造りや予約の際はどんなことに気をつけたら良いでしょう? 連泊ならホテルからホテルへの荷物の移動がないから多少大荷物でも.....とあれこれ詰め込みたくなりますが、旅行の際の持ち物はなるべく少なく、が吉。

ただでさえ、宿泊数が増えるほどに荷物も増えます。連泊だからこそ、荷物は必要なものだけを吟味し、また、滞在中に不便がないように、サービスや備品について事前にホテルのホームページでチェックしたり問い合わせしたりしておきましょう。

1_1. 着替え

ほとんどのホテルには、浴衣やルームウェアが備え付けられています。よほどこだわりがなければ、ルームウェアを持参する必要はないでしょう。下着などを含む着替えは、何泊するかによって必要な量も変わりますが、着回しできる服選びを心がけ、できるだけアイテムを厳選しましょう。4泊の旅行にズボンを4本持っていく必要はありません。

また、ランドリーサービスや洗濯機があるホテルなら、旅行中に洗濯をして着回すことができますので、さらに最小限の着替えでOKです。そういったサービスがないホテルでも、下着やTシャツなどは自分で手洗いすれば、荷物を大きく減らせます。かさばる着替えは圧縮袋などを使ってコンパクトに収納しておくと良いでしょう。

1_2. お金

連泊によって、料金がどう変わるかはホテル次第。そのため、公式ホームページや予約サイトなどで、割引サービスを行っていないかどうか確認しましょう。連泊プランを用意しているホテルもあり、それを活用すればお得に泊まることができます。ビジネスホテルなどでは「○泊以上1泊無料」というプランが提示されることも。

このほか、ホテルによっては様々な連泊時のサービスが展開されています。たとえば、連泊ならワイシャツのクリーニングが無料になったり、素泊まりプランでも朝食がサービスで提供されたりすることがあります。最近では、1泊ごとに行っている清掃やアメニティなどの交換を省くことで、料金を安くしてくれる「エコ連泊プラン」という割引サービスもあります。

食事によっても料金が変わってきますので、朝食付き、2食付き、素泊まりなど、滞在中の過ごし方や予算に合わせてお得なプランを探してみると良いでしょう。

最後に、実際の宿泊費は予約時にクレジットカードなどで前払いしていても、ホテルのサービスや自販機などを利用する際に、現金で精算しなければならない場面があるかもしれません。少なくとも1万円程度の現金は用意しておいた方が安心です。

1_3. 貴重品

貴重品はセーフティーボックスやフロントに預けておきましょう。日本国内のホテルだから安全だと気を抜かず、用心するに越したことはありません。旅行先であまり多額の現金や高級品は持ち歩かない、アクセサリーや時計を鏡の前や机の上に置いたまま出かけてしまわない、など取り扱いは慎重に。貴重品はセーフティーボックスに入れるクセをつけましょう。

ただ、客室の忘れもので特に多いのは「セーフティーボックスからの出し忘れ」なのだそう.....。時計やアクセサリー、財布などを入れたまま忘れて帰ってしまう人も多いようなので、チェックアウトの際にはご注意を。

1_4. 仕事道具

ホテル 仕事祖する様子
<写真はイメージです。出典:写真AC

テレワークや出張時などに、仕事道具として必要なパソコン。持参する以外にも、パソコンのレンタルサービスがあるホテルも多いので、それを利用してみるのもおすすめです。ホテルの公式ホームページに、パソコン貸し出しありなどの記載があるかどうかを確認しましょう。フロントで申し込めば、身分証を提示して1日1,000円程度で借りられます。※パソコンを借りる際は、セキュリティが守られた環境で利用できているか、業務上問題ない設定か、必ずチェックしましょう。

また、Wi-Fi環境なども事前にチェックが必要です。もしホテルが有線LANだった場合はWi-Fiルーターが必要になりますが、それらの貸し出し有無なども確認しておきましょう。そして、パソコンは仕事道具としてもはや必需品であるだけでなく、高額な電化製品でもあります。盗難やデータ流失を避けるためにも、外出する際にはデスクの上に置きっぱなしにするのはやめましょう。心配であれば、フロントで預かってもらうこともできます。

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2. ホテルで連泊するときに注意すること

シャンプー類
<写真はイメージです。出典:写真AC

ホテルに連泊するとき、ゲストはチェックインした日からチェックアウトする日まで、その客室を借りて自由に過ごすことができます。日中ずっと部屋にこもって仕事をしたり、朝寝坊をして部屋でのんびり本を読んだり。

チェックアウトする日までは時間を気にせず過ごせるのが魅力ですが、一方で部屋の清掃や荷物のまとめ方についてなど、連泊する際に気をつけておきたいルールもあります。この項目ではホテルで連泊するときの注意点についてまとめてみました。

2_1. 清掃について

ホテルの場合、チェックアウトが終わった時間帯(概ね9~14時ごろ)が清掃タイムです。清掃スタッフは順番に部屋を掃除していくので、この時間帯はいつ掃除スタッフが部屋に入ってくるかわかりません。シャワーを浴びたり、着替えをしてたりしているなど、今は部屋の掃除をしてほしくないというときは、「起こさないでください」「入らないでください」「Do not disturb」などの札を部屋の外のドアノブにかけておけば、順番をスキップ(掃除を拒否)することができます。

掃除してほしいときは、清掃タイム中に「清掃をお願いします」の札をかけておけばOKです。また、チェックイン時にあらかじめ、「滞在中の清掃やベッドメイキングは不要です」「午前中は部屋にいるけれど、午後から出かけるので、掃除は外出中にお願いしたい」「昼食に出かける1時間のあいだに掃除してほしい」など、希望をフロントに伝えておくとスムーズです。

さらに、1日中部屋にこもっていたい場合、不在時に入室されるのが心配な場合は、在室しながら清掃してもらうこともできます。ホテルによっては、毎日清掃する、2泊以上連泊する場合は一度清掃に入らせてもらうなど、それぞれの規定があったりしますので、宿泊約款やフロントで事前に確認して決めておくと良いでしょう。

2_2. 荷物

連泊中は、荷物をずっと部屋に置いておけるのがメリットです。ただ、清掃スタッフはあなたが仕事や観光などで外出している間に入室して清掃していきます。掃除してもらいやすいように、洋服はクローゼットやキャビネットに収納するか、スーツケースにしまっておくなど、ある程度まとめておきましょう。

貴重品はできれば手元に持っておくのが安心です。ベッドの上や洗面台に着替えや小物を出しっぱなしにしておくと、紛失に繋がる恐れもありますし、清掃スタッフも作業しづらいといえます。ベッドの上にボールペンが1本あったから、シーツの交換ができなかった.....というケースも聞きます。荷物は散らかさず、ざっくりで良いので、できるだけ1箇所にまとめておきましょう。

また、ホテルに連泊する際には荷物が多くなって大変ですが、チェックイン前やチェックアウト後に、フロントに荷物を預けられるホテルが多いので、必要であれば利用すると良いでしょう。

2_3. 鍵

外出時に部屋の鍵をフロントに預けたほうが良いかどうかは、鍵のタイプによっても異なります。部屋番号やホテル名が記載されているアナログタイプの鍵の場合、基本的にはフロントに預けてから外出したほうが良いでしょう。くれぐれも、フロントに係員が不在のときにカウンターに鍵だけ置いて出かけたりしないように。不在のときは、呼び鈴などを鳴らして声をかけ、鍵は必ず手渡しして出かけましょう。

カードキータイプの場合には、基本的にフロントに預ける必要はありません。よくわからない場合はフロントで「鍵は預けたほうが良いですか?」と聞いてみましょう。なお、紛失が心配な場合には、フロントで預かってもらうことも可能です。

ただし、最新のQRコードやバーコードタイプの紙の鍵は預けられないことも。自分で責任を持って管理するようにしましょう。

2_4. アメニティの補充

歯ブラシやシャンプー、洗顔料などのアメニティは、どれか1個でも開封すると他のものも補充するというルールのホテルもあるようです。アメニティの交換が不要な場合や、歯ブラシだけ交換してほしい旨などあれば、フロントに伝えておくと補充の手間も省け、エコにも繋がりいいことづくめです。

2_5. タオルや浴衣、枕の交換

ホテルのタオルや浴衣、シーツなどは、基本的に毎日換えてもらうことができます。交換が不要な場合や、「タオルは交換してほしいが、シーツや浴衣はそのままで良い」「枕はそのままで、シーツだけ交換してほしい」など、細かな要望もフロントに伝えておけばそのように対応してくれることが多いようです。

部屋に入って欲しくない場合は、アメニティとタオルの補充だけをお願いして、袋に入れてドアノブにかけておいてもらうことも可能です。その場合、使用済みのものは袋に入れて廊下に出しておけば回収してもらえます。

2_6. ゴミのまとめ方

連泊すると、ペットボトルや缶など、ゴミがたくさん出ます。ホテルのゴミ箱は小さいので、ゴミが全部入りきらないことも。でも、くれぐれも、テーブルの上をゴミだらけにしたまま退室したり、缶も紙類も一緒くたにゴミ箱に入れたりしないように。細かく分別する必要はありませんが、ビンや缶とそれ以外など、ある程度わかりやすくまとめておくようにしましょう。

また、飲み物の缶やペットボトルは中身を空にしておくことや、私物ともゴミともとれるものを放置せず、きちんとゴミ箱に入れることを心がけましょう。ホテルでは、ゴミ箱に入っているものと缶やペットボトルなどの空容器、開封された飲食物以外は、ゴミと判断されるものでもすべて「忘れもの」として保管されます。

そして、この保管品は、プライバシー保護の観点からホテル側からゲストに連絡することはありません。忘れものに気づいたら自分から連絡を、そしてゴミを保管させることのないように気をつけましょう。

3. こんな使い方も!ホテル連泊のコツいろいろ

歯ブラシ
<写真はイメージです。出典:写真AC

出張先や旅行先で、まるで自宅にいるようにくつろげたら.....せっかくホテルに連泊するなら、ゆったり過ごしてそのホテルの良さを満喫したいですよね。ここでは、旅行先での滞在を快適にする、ホテルで連泊を楽しむためのコツをご紹介していきたいと思います。

3_1. マイ歯ブラシやシャンプーを持参

アメニティはホテルに備えてありますが、自分の愛用品を持参すると「ホーム感」が増すのでおすすめです。少し荷物にはなりますが、お気に入りの匂いや使い慣れた品々を持ち込むことで、いつも通りに過ごせるメリットがあります。アメニティ交換のいらない「エコ連泊プラン」にすれば、お値段も抑えられます(その場合でも、タオルとバスマットは交換してもらえます)。

3_2. ホテルのサービスを活用

ホテルにはゲストが快適に過ごせるように様々なサービス、貸し出し備品が完備されています。もし、困りごとがあったら、まずは相談してみて。ズボンプレッサーやアイロンのほか、空気清浄機や携帯電話の充電器なども用意してあります。部屋が寒いときには毛布が借りられたり、枕が追加できたり、部屋が乾燥するときには加湿器の貸し出しサービスもあります(詳しくはホテルの公式ホームページの貸し出し備品一覧をチェック)。

また、温泉やスパ、大浴場のあるホテルであれば、様々なお湯を楽しむことができます。ラウンジ、バーなど、館内の施設をひと通り楽しむには、1泊では時間が足りないことも。せっかくのホテル連泊ですから、できるだけ快適に過ごせるようにホテルのサービスを活用しましょう。

初めてホテルに連泊する場合は、勝手が分からず、不安になってしまうこともあると思います。1泊なら我慢できる不便も、連泊になるとストレスになってしまいますので、連泊前に、ホテルに持参する荷物に問題はないかをしっかりチェックしておきましょう。

また、ホテルの清掃時間も考慮して予定を組み、「○泊目の清掃は不要」などフロントに伝えておくとスムーズです。ホテルに連泊するメリットを享受しながら、できるだけゆっくり快適に過ごせるようにしていきましょう。

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