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ホテル・旅館のキャンセル料はいつから? 前日? 当日?

ホテルや旅館の宿泊予約をキャンセルすると、タイミングによってはキャンセル料が発生する場合があります。
キャンセル料は宿泊施設によって異なるケースもあるので、予約の際にきちんとキャンセルポリシーを確認をしておくことが大切です。
今回は、ホテルや旅館のキャンセル料について解説します。
目次
<3. 支払う予定だった金額以上のキャンセル料は請求されない>
1. ホテル・旅館のキャンセル料はいつから発生する?
ホテルや旅館の客室というのは、一旦予約が入るとほかの人はその部屋を予約することができなくなります。
そして、予約がキャンセルされた場合、その部屋は空室となってしまうため、ホテルや旅館側の利益が減る可能性があります。
この損失のリスクヘッジとして設定されているのが、「キャンセル料」です。
では、ホテルや旅館のキャンセル料というのはいつから発生するのでしょうか?
ホテルや旅館によって異なりますが、おおよそ宿泊予定日の1週間前から発生することが多いです。
2. ホテル・旅館のキャンセル料はいくら?
ホテル・旅館のキャンセル料のルールで決まります。
2.1 申込みプランの料金に比例する
申込みプランの金額が高ければ高いほどキャンセル料も高くなります。
2.2 キャンセルの連絡をするタイミングの早さに比例する
キャンセルの連絡をするのが、宿泊日に近ければ近いほど、高くなります。
2.3 キャンセルの連絡をするかしないかで異なる
キャンセルの連絡をしないとより高いキャンセル料が発生します。
2.4 ハイシーズンかどうかで異なる
ゴールデンウィークや夏休み、年末年始など、予約が集中するハイシーズンと呼ばれる時期は、キャンセル料が高くなる傾向にあります。
3. 支払う予定だった金額以上のキャンセル料は請求されない
キャンセルに対する損害賠償として、予約した客室の宿泊料金以上の金額を、ホテルや旅館側が請求することはありません。
消費者契約法によって、事業者は消費者に「損害額を超える請求をできない」と定められているからです。
4. キャンセル料は支払わなければいけないの?
ホテルや旅館のサイトなどに掲載されたキャンセルポリシーにキャンセル料が明記されている場合、宿泊予定者はキャンセル料を支払う義務があります。
支払いをしなかった場合、民事訴訟を起こされる可能性もゼロではありません。
5. ホテル・旅館のキャンセル料の支払い先は?
ホテルや旅館の宿泊予約をキャンセルする場合、キャンセル料はどこに支払えばよいのでしょうか。一般的なケースについて説明します。
5.1 旅行代理店に支払うケース
旅行代理店を通して宿泊予約をした場合、旅行代理店のみに支払います。
旅行代理店に支払うキャンセル料の中にホテルや旅館に対するキャンセル料金も含まれているためです。
5.2 宿泊施設に支払うケース
個人でホテルや旅館の宿泊予約をした場合、キャンセル料金も宿泊施設に直接支払います。
6. キャンセル料が発生しないケース
キャンセル料が発生しないケースは以下の通りです。
6.1 自己都合ではないケース
航空会社や旅行会社の都合で、旅行がキャンセルとなってしまった場合など、自己都合ではないキャンセルは、キャンセル料金が発生しないことがほとんどです。
6.2 宿泊施設側が請求しないケース
台風の直撃が予想される場合や、宿泊予定者が感染症にかかってしまった場合など、やむにやまれぬ事情の場合は、宿泊施設側がキャンセル料の請求を行わないこともあります。
ただし、宿泊客側が宿泊前にきちんとキャンセルの連絡を入れるなど、誠意のある対応をしなかった場合は、請求される可能性もあるでしょう。
ホテルや旅館の宿泊予約をキャンセルする際は、上記の記事を参考に、なるべくはやくホテルや旅館、あるいは旅行代理店に連絡しましょう。
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