【新型コロナ】ロックダウン中のデンマーク、息抜きに郊外のお城に散歩してきました!(2020年4月5日現在)

世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。今回は、デンマークの首都コペンハーゲンに在住する私migが、デンマークの現状についてお伝えします。

目次

デンマークの状況(4月5日現在)

新型コロナウイルス COVID-19 の感染拡大が3月に入り急激に進んだデンマークは、3月11日より学校、保育園、レストラン、カフェ、ジムの閉鎖、さらには国境の閉鎖が始まりました。多くの会社も自宅勤務に切り替わり、外出する人もぐっと減っていきました。ソーシャルディスタンスという人との距離を2mとることが徹底され、空港内のベンチは隣り合わせに座れないようにテープが貼ってあったり、スーパーマーケット内も2mおきに床にマーキングがされています。それでも感染者は増え続け、4月に入りやっと数字の上昇が落ち着いてきたと言われています。

イースターホリデー後にロックダウン解除へ

政府は経済への影響を重くみており、リーマンショックの2倍ほどの損失を予想。失業者がでないような政策なども発表されています。経済方面からのプレッシャーが強いためか、イースターホリデー(=復活祭/2020年は4月12日)後に徐々にロックダウンを解除する方向と発表しています。

ただ、アウトブレイク(集団発生)は防いだといっても、4月5日現在で新型コロナウイルスによる死者はデンマーク国内で179人、504人が入院中、144人が集中治療を受けていて、107人が人工呼吸器を使用しています。人口約578万人の中、43,734人が検査を受け、4,369人が陽性とのことです。

デンマークのスーパーで売り切れたものは?

さて、世界ではトイレットペーパーの買い占めがあったそうですが、デンマークではトイレットペーパーも紙ものも継続して売り切れになることはありませんでした。その代わり、いつもこういう状況でなくなるものは、パンを焼くためのイーストです。イーストを製造する会社は国内にあり、供給が止まることはないと訴えていても品薄になっていました。また、デンマークでは買い占め行為のことを「ハムスターになる」と言います。

デンマークの厚生省が推奨する対策は?

ウイルス感染を防ぐために推奨されているのは、

  • 1. こまめに手をよく洗うかアルコール消毒液を使う
  • 2. 咳やくしゃみをするときは手の平はなく腕で口を覆う
  • 3. 握手・チークキス・ハグはしない
  • 4. 家と職場の掃除をする
  • 5. 高齢者・持病のある人は人混みを避け体調を他の人に知らせる

となっています。マスクは高齢の方がたまにつけている程度で一般的ではありませんが、現在、マスクの効果がどれほどあるのか、ショッピングセンターで実験中だそうです。

ロックダウンでも散歩、イェアスプリース城へ

デンマークでは、外出は禁止されていないため、家庭内の少人数で散歩は認められています。

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先日、コペンハーゲンから車で1時間ほどの郊外にあるイェアスプリース城(Jægerspris Slot)まで行ってきました。いつもならお城の展示が見られますが、現在休業中。こちらに限らず、国内の美術館、観光施設は閉鎖されています。

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天気がいいと散歩している人はいますが、コペンハーゲンの公園に比べると人もまばらで2m以上近づくことはまずないので安心です。

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裏の森にも入ることができます。樹齢1500~2000年のロイヤルオークの木もあるそうです。長い間散歩して、いい気分転換になりました。

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春らしい草花も咲き始めています。ロックダウンで家にいることが増えているので、家のガーデニングプランを立てるのも良さそうです。また、デンマークではこのロックダウン中に家の修理をする人も多く、DIYショップは繁盛して、大工さんは大忙しだとか。なんとか、この状況を切り抜けていつもの生活が戻ることを願うばかりです。

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mig

2011年よりコペンハーゲンで夫と二人暮らし。デンマーク語を勉強しながら、北欧の生活を楽しんでいます。好きなことは、食べること、陶器集め、散歩。苦手なのはラクリスです。

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