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ママが楽しい!赤ちゃんとのお出掛け in お台場~イベント編
バリアフリー化が進み、ベビーカーでラクラク移動ができるお台場。商業施設には、授乳室が完備され、赤ちゃんや小さなお子様とのお出掛けにおすすめの場所です。都心にありながら、リゾートの雰囲気を持つお台場。解放感と非日常感があり、プチ旅行気分が味わえます。毎週のように開催されていたイベントも、復活してきています。今回は、数あるイベントの中から、赤ちゃんと一緒にママが楽しめる選りすぐりの3イベントをご紹介します。
目次
おすすめイベントその1「お台場オクトーバーフェスト」
<2022年GW、感染対策を万全に再開された「お台場オクトーバーフェスト」>
オクトーバーフェストは、ドイツ・ビールの都ミュンヘンで、毎年9月中旬から10月上旬にかけて行われる、世界最大のビール祭りです。日本でも、2003年から、本場ドイツのビール祭りの雰囲気を再現するイベントとして、各地で行われているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
「子連れでビール祭り?」と意外に思うかもしれませんが、これこそまさに「本場のビアガーデン」なのです。ミュンヘンに2年間暮らしたことのある筆者。毎年、夏になると市内の公園や広場などにビアガーデンがオープンします。日本のビアガーデンと違って、ミュンヘンのビアガーデンは昼から営業しているところが多く、カフェテラスのような役割をしています。例えば、買い物帰りの女性がベビーカーを押して休憩していたり、ご年配の方がゆっくりくつろいでいたり、夕方になると子供たちを公園で遊ばせて大人がおしゃべりをしていたりと、明るく健康的な雰囲気です。そして、一番の特徴は、相席が基本であるということです。ビアガーデンは、住民だけでなく、観光客も多く訪れるので、国籍や世代の違うさまざまな人たちと交流ができる場でもあります。
このドイツのビアガーデンの雰囲気を、見事に再現している日本のオクトーバーフェスト。ステージで演奏をするバンドが何度も流す「乾杯の歌」に合わせて、みんなで歌い、グラスを合わせると、一体感が生まれて、そこから会話が弾みます。この一体感が楽しくて、各地のオクトーバーフェストを回っている「マニア」も多くいるほどです。筆者も、子連れで何度も参加しています。
このイベントが子連れにおすすめの理由は、いろいろな人たちと交流ができる点です。子連れ向けのイベントも楽しいのですが、子どもを持つ親という、自分と同じような人が中心に集まります。その点、オクトーバーフェストでは、子供のいない若い人たちやサラリーマンなど、子連れ向けのイベントにはあまり来ないような人たちとも交流ができることが魅力です。また、お台場は会場が広いので、ベビーカーでも入場可。おすすめは芝生のエリアで、レジャーシートを持ってくると、ピクニックができます。
<芝生エリア近くのベンチシート。子連れにおすすめです>
2022年5月に、2年ぶりに開催されたお台場のオクトーバーフェストにも子連れで行ってきました。感染拡大予防でソーシャルディスタンスを取るようになっていたため、相席はできませんでしたが、隣席のOLさんとの会話を楽しみました。子供向けの遊具(有料)も設置され、子連れ歓迎の雰囲気があります。
<2022年GW開催お台場オクトーバーフェストの子供向け遊具。どれも1回300円でした>
オクトーバーフェストはビール祭りですが、ノンアルコール飲み物もあります。美味しいソーセージを中心とした、ドイツ料理が食べられるのも楽しみになっています。昼から夜まで行われていますが、子連れには、明るい昼間がおすすめです。次回、お台場での開催は、2022年9月の予定。ママ友と訪れて、みんなで盛り上がると楽しいですよ。
お台場オクトーバーフェスト
- 会場:シンボルプロムナード公園 セントラル広場
- ※次回開催は、2022年9月予定。詳細は決まり次第公式サイトに掲載されます
- 公式サイト:お台場オクトーバーフェスト
おすすめイベントその2「お台場プラージュ」
<お台場プラージュが行われる、お台場海浜公園東側ビーチ>
「泳げる海、お台場」をテーマに、お台場海浜公園の一部を期間限定の海水浴場にするイベント「お台場プラージュ」。この夏、3年ぶりに開催が予定されています。
「プラージュ」とは、フランス語で「海岸、浜」の意味です。東京と姉妹都市であるパリ市では、2002年から夏になるとセーヌ川の土手の一部に砂を敷いて、人工ビーチにするというイベント「パリ・プラージュ」が行われています。パリでは、「夏の風物詩」として定着したイベントで、市民だけでなく、観光客も多く訪れるイベントとなり、コロナ前には400万人以上が訪れたそうです。「お台場プラージュ」は「パリ・プラージュ」と提携しているイベントです。
前回開催された、2019年は、高層ビルとレインボーブリッジの絶景に加えて、ビーチではパリの雰囲気が楽しめました。また、ビーチでは、海水浴ができるだけではなく、水上で遊ぶ乗り物などのアトラクションもありました。遊具の貸し出しや簡易シャワーもあり、子連れに嬉しいイベントでした。(今年の詳細は未定です。)
お台場海浜公園は、子どもにとっては巨大な砂場。ビーチには、東京諸島部の式根島から運ばれてきた、白いきれいな砂が敷かれています。この砂、サラサラして裸足で歩くと、とても気持ちが良いです。時々、子供と砂遊びに出かけるのですが、暑い日など「ここで泳げるといいのになぁ」と思ったことが何度もあります。(普段は、遊泳禁止です)
東京区内唯一のビーチ「お台場プラージュ」。赤ちゃんの海デビューをお台場でいかがでしょうか?
お台場プラージュ
- 開催(予定):2022年7月30日(土)~8月7日(日)11:00~17:00(初日のみ10:00から)
- 場所:お台場海浜公園 東側ビーチ(レインボーブリッジ寄り)
- 詳細:近日、公式サイトにて発表
- 公式サイト:お台場海上公園ナビ
おすすめイベントその3「お台場レインボー花火」
<アクアシティお台場2階のデッキから撮影した「お台場レインボー花火」>
最後にご紹介するのは、冬の打ち上げ花火「お台場レインボー花火」です。例年、12月の毎週土曜日に行われていました。
この花火の良いところは、12月なのでクリスマスイルミネーションと一緒に楽しめることと打ち上げ時間が短いことです。19時から5分間だけの開催ですが、間髪を入れずに次々と打ち上げられるので、見ごたえ十分。子連れの、特に赤ちゃんを抱っこして見るには、これくらいの時間がちょうど良いと感じています。
打ち上げ場所は、自由の女神沖。お台場海浜公園のビーチや駅や商業施設を結ぶデッキ、商業施設の屋上など、いろいろな場所から見ることができます。毎週土曜日に開催されますが、少しずつ内容が異なり、音楽に合わせて打ちあがることもあります。空気の澄んだ冬に打ちあがる花火は、夜空にくっきりと映えてとても美しいです。レインボーブリッジや東京タワー、高層ビルの窓の明かりを背景に花火鑑賞ができるのは、お台場ならではです。
<ビルの明かりも、花火とマッチしている>
2020年、2021年の開催は、コロナ禍のため中止となりましたが、2022年は、6月現在開催未定とのこと。今年の再開を期待しています。
お台場レインボー花火
- 打ち上げ場所:お台場「自由の女神」沖
- 開催決定:公式サイトで告知
- 公式サイト:東京お台場ネット
お台場へのアクセス
複数あるお台場へのアクセスの中から、子連れ向きのアクセスを解説します。
ゆりかもめ
新橋と豊洲を結んでいるモノレール。新橋からお台場に来る時には、レインボーブリッジを渡るため、東京湾の絶景が臨めます。また、無人運転なので運転席がなく、先頭車両の最前列は線路が見えて、運転手気分が味わえる特等席。子供が喜ぶ席です。
「お台場海浜公園駅」、ホテルや商業施設のある「台場駅」、科学未来館の近くの「東京国際クルーズ船ターミナル駅」など、お台場の主要施設の近くに停まるので、利用しやすいです。各駅にはエレベーターがあります。子連れには一番おすすめのアクセス方法です。
りんかい線
新木場始発、大崎からJR埼京線と乗り入れ運転を行っています。お台場にある駅は「東京テレポート駅」です。お台場のど真ん中にある駅で、各主要施設までは、徒歩5~15分となります。駅にはエレベーターがあり、海浜公園側とつながっているテレポートブリッジにもエレベーターで上がることができます。海底トンネルを通過するため、絶景は望めませんが、JRとつながっているので、JRを利用する人にとっては、乗り継ぎの良さが、ゆりかもめよりも優れています。
都バス、お台場レインボーバス、京浜急行バス
都バスは門前仲町から、お台場レインボーバスは品川・田町駅から、京浜急行バスは大井町駅から出ています。民営バスの良い点は、ゆりかもめやりんかい線と比べて運賃が安いことです。都バスは、どこから乗っても一律大人210円です。お台場レインボーバスは、レインボーブリッジを渡り、お台場各所にも停車します。だたし、混雑時には座れなかったり、ベビーカーを折りたたまなければならないので、その点が子連れにはデメリットになります。
リムジンバス
お台場からは、羽田、成田各空港に加えて、横浜駅(YCAT)へのバスが運行しています。民営バスと異なり、必ず座れること(予約制、空きがあれば当日利用可)と、ベビーカーなどはバスの荷物置き場に収納できる点がメリットです。横浜から乗り替えなしで来ることができます。終点は国際展示場で、お台場に複数の停留所があります。
水上バス
<お台場発着の水上バス。近未来的な外観がカッコイイです>
浅草と日の出桟橋からお台場海浜公園行きの水上バスがあります。お台場までは、「ホタルナ」「エメラルダス」「ヒミコ」という、漫画家・松本零士氏がデザインした、宇宙船のようなモダンな船で運行されています(臨時便を除く)。船はベビーカーの持ち込みが可能。海からのアクセスは見晴らし最高です。隅田川と東京湾のクルーズを楽しみながら、お台場に移動ができる子連れにおすすめのルートです。
まとめ
今回ご紹介した3つのイベントは、いずれも子連れに特化したイベントではありません。一般のイベントの中にも子連れ向きのものがあり、こうしたイベントは子連れ情報誌などに載りにくいため、ご紹介しました。どれも、筆者が過去に子連れで体験済みです。
他にも、食のイベント、国際交流イベント、乗り物のイベントなど、お台場では数多くのイベントが開催されています。これから徐々にイベントが再開されると思います。ぜひ、赤ちゃんと一緒にお台場イベントを楽しんでください。
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Tabicco(旅っ子)
- 子連れ旅行アドバイザー。2児の母。ツアーコンダクター歴20年。ダイビング歴も20年以上。好きな地域は、東京、沖縄、パリ、ハワイ。最近のお気に入りは「都心を歩く」で、東京の魅力を再発見中。