
公開日:
最終更新日:
【東京】日本唯一の気象神社で参拝したら登山の好天率が92%になった!

こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
今回ご紹介するのは東京・高円寺の氷川神社の境内に鎮座する気象神社です。その名の通り、日本で唯一、天気を祈願する神社です。僕は特に雨男ではないのですが、2024年の山登りは雨天率が高い...。特に6月から9月にかけては、登山計画7回の内、5回が雨天(雨天率71%)という結果に。その5回も結構な激しい雨で登山口に行くこともなく登山を中止にしました。
基本的に僕は「てんきとくらす」で登山指数が「C」だったら登山を中止にしています。悪天候が続いていたので、これでは日本百名山に登る計画に支障が出る(雨天でも登れば良いのですが...)と思い、有名な盆踊りの関係者から気象神社に参拝したら2年連続開催日に雨が降らなかったとお聞きしたのを思い出し、東京へ飛んで行きました。
目次
気象神社について
日本で唯一の気象神社は東京都杉並区高円寺の氷川神社の境内にひっそりと鎮座しています。
御由緒
気象神社は、1944年(昭和19年)4月、大日本帝国陸軍の陸軍気象部(杉並区馬橋地区)の構内に造営されました。軍にとって気象条件は戦略、作戦を講じるのに大事な要素であったため、科学的根拠に基づいた予報がされていましたが、予報的中を祈願するなど、気象観測員の心のよりどころとされていたそうです。
その後、戦後の神道指令で撤去されるはずの気象神社でしたが、調査漏れにより、残存。先々代宮司の山本実が受入を決断して、高円寺氷川神社に遷座されることになりました。遷宮55周年記念として2003年(平成15年)6月に、社殿老朽化に伴い再建され、現在に至っています。(パンフレットより引用)
御祭神:八意思兼命(やごころおもいがねのみこと)
八意思兼命は、高天原の最高司令官である高皇産霊命(たかみむすびのみこと)の子です。「八意(やごころ)」は"様々な立場から考える"を、「兼(かね)」は"兼任"はあらわし、"一人で二人以上のことができる"という意味の名前の通り、多くの人間の知恵を一同に結集させることができる「知恵の神様」です。
神話によると、太陽神である天照大御神が天の岩戸に隠れて世の中が暗闇になった時、岩戸を開けて天照大御神を外界に戻す知恵を考え出したのが、八意思兼命。再び世界に「太陽」を取り戻し、世の中を救うことに成功しました。このことから「気象の神様」と祀られるようになったと言われています。また、八意思兼命はその名の通り、『晴』『曇』『雨』『雪』『雷』『風』『霜』『霧』という八つの気象条件を司ることができるとされています。(パンフレットより引用)
気象神社 基本情報
※境内には駐車場がありません。JR高円寺駅から徒歩5分圏内です
気象神社に参拝するまでの好天率(2024年1月~9月)
- (1) 2024年1月:筑波山 晴れ
- (2) 2024年2月:霧ヶ峰(車山) 晴れ
- (3) 2024年2月:美ヶ原(王ヶ頭) 晴れ
- (4) 2024年4月:尾瀬 晴れ
- (5) 2024年4月:赤城山 晴れ
- (6) 2024年5月:尾瀬 晴れ
- (7) 2024年6月:尾瀬 晴れ
- (8) 2024年6月:久住山 雨
- (9) 2024年7月:月山 雨
- (10)2024年7月:利尻山 晴れ
- (11)2024年7月:大雪山 曇り
- (12)2024年7月:早池峰山 雨
- (13)2024年7月:岩手山 雨
- (14)2024年8月:月山 雨
- (15)2024年9月:西吾妻山 雨
- (16)2024年9月:祖母山 雨
16回の登山計画の内、晴天は8回、曇天は1回で好天率56%、曇天は0回、雨天7回で雨天率44%という結果になりました。前半は晴れが続いたものの、後半は雨の確率が高く、折角、遠出しても雨が降っていて中止が続きました。
2024年9月に気象神社へ参拝
気象神社に参拝するのは2018年11月以来、約6年ぶり2回目。2024年7月から9月にかけて登山計画の5回とも雨天だったため、これではいけないと思い再び気象神社へ訪問し、参拝しました。JR高円寺駅から徒歩5分。まずは鳥居をくぐります。
氷川神社の手水舎は花手水になっています。
まずは氷川神社に参拝します。
そして気象神社へ。しっかり晴れの祈願をしましたよ!
好天を祈願する下駄絵馬やお守りがたくさん付けられていました。
気象神社で授与していただいた「下駄絵馬」「晴守」「みまもり」「てるてる守り」そして「照々みくじ」。御朱印もいただきました。登山の時は御朱印以外のお守りを持って出かけています。
※お守り類は郵送もしてくれます。詳細は公式サイトにてご確認ください
気象神社に参拝してからの好天率(2024年9月~11月)
(1)2024年9月:石鎚山 晴れ
その時の記事はコチラから⇒【日本百名山】19座目の石鎚山はまさに修行の山(愛媛県)
(2)2024年10月:栂池自然園 曇り
その時の記事はコチラから⇒【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(3)2024年10月:八方池 曇り
その時の記事はコチラから⇒【長野】白馬山麓の栂池と八方尾根をハイキング
(4)2024年10月:安達太良山 曇り
その時の記事はコチラから⇒【日本百名山】20座目は紅葉の絨毯を見に安達太良山へ(福島県)
(5)2024年10月:磐梯山 晴れ
その時の記事はコチラから⇒【日本百名山】21座目はダイナミックな爆裂火口を有する磐梯山(福島県)
(6)2024年10月:西吾妻山 晴れ
その時の記事はコチラから⇒【日本百名山】22座目は西吾妻山...初級者向け?いえいえ結構大変な山でした(山形県・福島県)
(7)2024年10月:剣山 曇り
その時の記事はコチラから⇒【日本百名山】23座目は天空の絶景ロードを見たくて剣山へ(徳島県)
(8)2024年11月:大台ヶ原 雨
その時の記事はコチラから⇒【日本百名山】24座目は大台ヶ原山を周回するはずが...(奈良県・三重県)
(9)2024年11月:伊吹山 晴れ
その時の記事はコチラから⇒【日本百名山】25座目の伊吹山はヤマトタケルが見守る山岳信仰の山(滋賀県・岐阜県)
(10)2024年11月:久住山 曇り
その時の記事はコチラから⇒【日本百名山】26座目は摩訶不思議な世界が広がる久住山(大分県)
(11)2024年11月:祖母山 曇り
その時の記事はコチラから⇒【日本百名山】27座目の祖母山は道迷いに注意が必要(大分県・宮崎県)
(12)2024年11月:縄文杉 曇り
その時の記事はコチラから⇒【鹿児島】縄文杉登山(屋久島)を詳しく解説
(13)2024年11月:白谷雲水峡&ヤクスギランド 晴れ ※写真は白谷雲水峡
白谷雲水峡の記事はコチラから⇒【鹿児島】屋久島の白谷雲水峡に行かれる方へ注意(2024年11月現在)
ヤクスギランドの記事はコチラから⇒【鹿児島】ヤクスギランドは誰でも気軽に行ける自然植物園
13回登山の内、雨は1回のみ。晴天は5回で晴天率38%、曇天は7回で曇天率54%、雨天1回で雨天率8%という結果になりました。晴天率と曇天率を合わせると92%という驚異的な確率になりました。
気象神社の御朱印
2018年11月に参拝した時は御朱印帳に直書きしてくれました。
氷川神社と気象神社は同じ社務所です。
2024年9月に参拝した時は書き置きの授与でした。こちらは氷川神社の御朱印。
こちらは気象神社の御朱印。2体組み合わせると見開き1体の御朱印になります。
御朱印は複数あります。
おまけ
参拝した帰りのフライトで傘雲をかぶった富士山を見ることができました。
※当記事は2024年9月に参拝した時のものです
※天候の確率は僕の経験に基づく数値であり、全ての人に当てはまるとは限りません
※気象神社では「脱雨男」「脱雨女」の祈願は行っていません
関連記事
Ranking東京記事ランキング
-
中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。