【新型コロナウイルス】タイの「首都閉鎖」はどんな状況?(2020年4月12日現在)

新型コロナウイルスにより3月26日から非常事態宣言が発令したタイ。首都バンコクを皮切りに、パタヤ、プーケットなど「ロックダウン(都市封鎖)」を行う自治体も増え、ロックダウンは4月終わりまで続く予定です(4月12日現在)。

目次

スーパー入店前は検温とアルコール除菌は必須!

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水や、トイレットペーパーがなくなるという噂も一時はでましたが、実際には、スーパーなどの食品を販売するお店は通常時間とは異なることがあるものの、毎日オープンしているので、食べるものや生活用品がなくなって不便だということはありません。

ただ、スーパー入店前は、検温とアルコール手指消毒が徹底されています。

さらに、バンコクは4月10日から10日間、プーケットも4月11日から14日間、アルコールの販売が禁止されています。

宅配業者が大活躍

感染拡大を抑えるために非常事態宣言の前、22日にすでにデパート、ショッピングモール、フィットネスセンターからスパ、エステなどの美容施設もすべて閉鎖。アジアを代表する観光大国であるタイでは、もちろん飲食業も多いのですが、レストランももちろん店内飲食は不可になりました。ただし、デリバリーならOK!ということで、フードデリバリー会社「Foodpanda(フードパンダ)」やタクシー配車アプリ「Grab(グラブ)」が行う食品配達が大活躍しています。

マスクをしないと罰金!夜間外出も罰金!!

日中の外出は可能ですが、マスクは必ず着用が義務付けられています。

タイでは、マスクを付けずに外出すると罰金を支払わなければなりません。金額は自治体によってもかわりますが、バンコクのお隣パタヤでは、最高10万バーツ(約35万円)の罰金もしくは1年の禁固、またはその両方が科されるそう。

そんな中、街ではかわいらしい生地でつくった様々な布製マスクを購入できます。日常のお洒落に色々な色のマスクを購入しているお洒落さんもいるようですよ。

非常事態宣言に伴い、4月3日から夜間も外出禁止です。

午後10時から翌朝4時までの夜間の外出を原則禁止になっています。違反者は、4万バーツ(約13万円)の罰金もしくは2年を超えない期間の懲役、またはその両方を科されます。自治体によってはそれ以上の罰則を科されるとのこと。そんなわけで、夜は静寂した時を過ごすことができるタイです。

2020年ソンクラーンは中止です。

タイで一番の盛り上がりを見せるイベントといえば、タイの旧正月でもあり、水かけ祭りとしても知られるソンクラーン。たくさんの人が密接にかかわるイベントなので、残念ながらどの自治体もイベントの中止を3月中に発表しています。

タイでは、各地自治体によって対応は異なり、地域によってはその日によって対応が変わる場合もあります。タイ国内で一番感染者数が多いといわれているプーケットは、13日から今月終わりまでタイ国内初の17地区全域を封鎖する処置がとられます(4月12日現在)。感染者数はすでに減少していますが、まだ油断はできない状況です。

緊迫した緊張があるようですが、やはり微笑みの国タイランド。スーパーやコンビニで働く人たちもこんな心が沈んでしまう時に店員さんがみせるにこやかな笑顔をみると心が思わずホッとしてしまう、そんなタイの「首都閉鎖」の日々です。

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徳武 加奈子

実はダイビングインストラクター。食、ライフスタイルを中心にライター業をこなしています。趣味はスタンダップパドル(SUP)。

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