【添乗員インタビュー・樺島 裕治】ハマるとファンになる独特ムードの個性派添乗員

インタビューによって添乗員のお仕事を深堀りするシリーズ。

彼ら彼女らの添乗員としての得意なジャンル、新人の頃の失敗談、さらに旅のプロ直伝の旅の楽しみ方、旅の準備のコツ、この国に行くならぜひ買うべきお土産、個人的なおすすめ国(街)ベスト3など、次回のツアー選びに役立つ具体的ノウハウが満載の情報をお届けします。

読むと素顔や人柄が伝わりますので、ぜひお読みください。

樺島さん

  • 添乗員名:樺島 裕治(かばしま ゆうじ)
  • 拠点:東京

目次

添乗員としてのキャリア

23年

渡航国数


94カ国

添乗員になろうと思ったきっかけは?

出身地である福岡県・中州で飲食の仕事をしていましたが、年末年始の休みが長く、その間に色々な日雇いアルバイトをしました。

偶然見かけた「熊本・阿蘇で初日の出を見る夜行日帰りツアー」のサブ添乗員をしたら、先輩添乗員から「この仕事はバスガイドさんと仲良くなれる!」「タダで海外に行けるようになる!」という2つの言葉をいただいて決めました。(不純な動機...)

前職は?

添乗以外にも格安航空券を売る旅行会社やヨーロッパの現地手配会社で勤務していた時期もありますが、この業界での最初のキャリアは添乗員なので、また戻って続けている仕事です。

実際に添乗員になって想像以上に大変だったこと

添乗員を始めた頃は毎回行き先が初めての場所ばかりだったので、お客さまに訊かれても「ここに来たのは3回目です」と言い逃れて、初めてでドキドキしているのをサングラスで隠しながら案内していました。

今思い出しても顔が赤くなるような失敗談

樺島さん

添乗中、毎朝モーニングコール前にランニングしている私...。
地中海クルーズの出港地イタリアのジェノヴァで走っていたら、明け方まで飲んでいた若者達に絡まれ瓶・缶を投げて来たので、高架道路に走って逃げたら、そこは自動車専用高速道路...

次の出入口まで急いで向かったのですが、誰か通報したのかパトカーに捕まり、身分証明書のある宿泊ホテルまで連れていかれました。
パトカー・警察に連行されホテルロビーに戻って来たところを、早起きのお客さまに見られたらどうしよう!?とドキドキしました...

(結局、道路交通法違反で罰金をはらいました。走っていただけの僕が被害者なのに...)

添乗員という仕事をやっていてよかったなと思う時は?

千葉県の県民講座講師として我孫子市から依頼を受け、講演したのですが、東京新橋の阪急たびコト塾の美術講座にいつも参加してくださるリピーターのお客さまが、通常の美術講座ではないのにわざわざ我孫子まで聴きに来て下さったのは嬉しかったです。

最近は10~15年前にツアーでご一緒したお客さまが、私のたびコト塾講座を見つけて来て下さることもあり、大変嬉しいです。

添乗中心がけていること

写真を撮る樺島さん

ご夫妻・グループなど、お客様の写真を率先して撮って差しあげるようにしています。

同じ観光スポットでご夫妻がおひとりずつ撮ったりしなくて済むよう、こちらから声掛けして、ツアー中全写真スポットで撮って差し上げています。

今も忘れられないお客さんとのエピソード

ホテルが変わる度に、明日の予定の案内の紙に添乗員の部屋番号を書いて、ルームキーと一緒にお渡しするのです。

すると部屋に向かったお客様がすぐ戻って来て「ドアが開かない!」と。
お客様に連れられ問題のドアに行くと、そこは私の部屋のドア!それは開くはずありません。そのようなお客さまが年に数組いらっしゃいます。

私の添乗員としての得意技

阪急交通社新橋ビルの「たびコト塾」で、美術の見方講座を月1開催しております。

講演中の樺島さん

オンラインでも視聴可能で、見逃し配信14日間も付いてます。
何より100ページ以上の私オリジナルの資料も付いて!

話題の展覧会の予習講座や神話・聖書の入門講座もやっております。

樺島さん

またコロナ禍中の2022年に、ワインエキスパートを取得しました!お食事に合わせる飲み物についても訊いてください。

お休みの日は何してる?

以前は食べ歩き飲み歩きしておりましたが、最近はたびコト塾の講座準備=資料作成に追われています。

旅のプロとしてお客さんに伝えたい「旅を楽しむコツ」

樺島さん

出発前に旅の予習をし過ぎないことをおすすめします。YouTubeなどの映像も見過ぎないように。

建造物の外観は見ても、内部は実際に訪れた時の楽しみに取っておく等、予習はした方が旅の理解は深まりますが、し過ぎないのが旅を楽しむコツです。

また、今の時代は写真の現像をしなくなったので『旅行の振り返り』をされない方が増えました。

旅行ノート・アルバムまで作らなくても、帰ってから写真のデータ整理(できれば現像して飾るなど)や関連の書籍・映画・動画を見返すなどすると、さらに旅行を楽しめますよ。

これまで旅した中で好きな街

ニューヨークとパリ 

大きな街で美術館が多く、エネルギッシュでお店等がよく変わるから面白いです。

サンセバスチャン・ビルバオ 

バル

バル

スペインバスク地方の両都市は美食の都!一晩三軒ははしごするバル巡りが楽しいです!

両都市ともにこの春に行って、掘って来ましたので、場所・オーダー方法・オススメメニュー等おまかせを!

私の目指す添乗員像とは

ブレない価値観を持ちながらも、不測の事態にはフレキシブルな対応ができ、参加者に絶対公平な対応ができる添乗員。

この街に行く時は必ず立ち寄るお気に入りのカフェやレストランはある?

Loise Cafe

Loise Cafe

パリ・サン=トノレ(Rue Saint-Honore)通りから入った所にあるカフェ。チェスナッツスープが絶品。

Tea-Room De Proeverie

Tea-Room De Proeverie

ベルギーのブルージュの聖母教会の近くにある喫茶店。

向かいのショコラティエ(Chocolaterie Sukerbuyc)直営。

ホットチョコレート

ホットチョコレートが美味しい。

アイスのように棒に刺さったチョコレートを熱いミルクに溶かして飲みます。ホイップ付きです!

この街(国)に行く時は、必ず買っているお土産はある?

MALDONの塩(フレーク状になっている海塩)

MALDONの塩

僕は豆腐にかけて食べます。絶品です。

MONOPRIXのエコバッグ 

MONOPRIXのエコバッグ

フランスのESPRITが効いています。軽くかさばらないし、持つだけでパリの気分に!

旅行する時、あったら便利なグッズはある?

  • アイマスク:飛行機内・遮光カーテンでないホテルの部屋で役に立ちます
  • サコッシュ:美術館・博物館でロッカーに、入口セキュリティ検査に時間がかからず預けなくて良いから、とても便利です
  • 底が防水のスリッパ(サンダルでも)

樺島裕治という添乗員をひとことで言い表すと?

樺島さん

目つき悪いけど動けます。

インタビューした後の感想

一見チョイワルっぽく見えますが、根は真面目で勉強熱心な完璧主義を目指す誠実な人柄です(これ言うと「営業妨害だ!」と言われるかも(笑))。

添乗員以外にもたびコト塾(カルチャー講座)で美術その他のテーマの講師でもあり、そちらでの人気も高いです。

他ではなかなかいないタイプの個性派添乗員さんですが、相性が合うとファン・応援団になるでしょう。私は好きなタイプです。

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シンジーノ

ローマと北京に駐在歴あり。海外渡航歴は36か国。日本は47都道府県踏破。「お客さんが”笑顔”で買いに来る商品」を扱う仕事がしたいと旅行会社に入って三十余年。今はその経験を基により多くの人に「旅の魅力」を伝えるべく“たびこふれ”にいます。モットーは「その土地の温度が伝わるような血の通った記事を書く。」旅はカタチには残りませんが生涯忘れられぬ宝物を心に残してくれます。たびこふれを通じて、人生を豊かに生きる力を秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきます。

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