たびこふれ

トルコってどんな国?観光、料理、お土産、現地情報と、これさえ読めばトルコのことが大体わかるはず!

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記事投稿日:2018/07/02
最終更新日:2018/07/02

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たびこふれ編集部のnishiurashiです。この度、トルコ政府観光局(※)さん主催の視察ツアーにご招待いただき、5月20日~5月25日の6日間、トルコに取材に行ってきました!

トルコに来るのは2012年に訪れて以来、2回目です。そのときは、カッパドキアパムッカレなど主要な観光地を10日間かけて回ったのですが、今回はトルコの西側、エーゲ海沿いのエリアが中心で、ほとんど初めて訪れるところばかり!そもそもトルコの西側がエーゲ海ということすらピンと来ていなかったので(トルコとギリシャに挟まれた海なんです)、、、どんな景色が見られるのか楽しみな気持ちがいっぱいで、今回の旅はスタートしました!
(※)正式名称:トルコ共和国大使館 文化広報参事官室

今回の旅のルートはこんな感じです。イズミルよりエーゲ海沿いを北上しました。

文章が激しく長くなってしまったので、興味があるところだけでも是非読んでみてください!!

目次

<観光地>

<食事>

<お土産>

<現地情報>

<まとめ>

成田空港からトルコ航空にていざ出発!

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今回はトルコ航空の直行便にて、成田空港からイスタンブールへ向かいました。直行便とは言え約12時間のフライトとなり、意外と時間が掛かるなーという印象でした。ちなみにイスタンブールはトルコ最大の都市で、人口は約1,480万人(2016年現在)。東京都の人口が約1,370万人(2018年現在)ですので、東京よりも人口の多い都市なんですね!

しかし、トルコ最大の都市でありながら、トルコの首都はイスタンブールではなく「アンカラ」という都市です。これ結構勘違いしやすいですよね。ちなみに、オーストラリアの首都はシドニーではなく「キャンベラ」です。これも間違えて覚えがちです。。。

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トルコ航空の機内食は全体的に美味しかったです!こちらのチキンもクセがなく、あっさりして上品なお味に満足できました。トルコの国民的ビール「エフェスビール」ももちろん用意されています!

1. まずはトルコ第3の都市「イズミル」へ

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さて、12時間の長旅の末イスタンブールに到着したのが現地時間の午前3時半。そしてここからさらに国内線を乗り継いで、トルコ第3の都市「イズミル」へと向かいました(国内線で約1時間)。イズミルはトルコ西部のエーゲ海に面した県であり、イスタンブール、首都アンカラに次いで人口が3番目に多い都市です。

日本の皆さんにはあまり馴染みのない都市かもしれませんが(少なくとも私はイズミルと聞いて何もイメージ出来ませんでした)、ここ最近は、イスタンブールなど他の都市から移り住んで来る方も増えているようで、家賃も高騰しているようです。

その理由のひとつとして、ビーチリゾートへのアクセスが良く、その選択肢が多いことが挙げられます。また、イスラム教の信仰もそこまで強くないようで、街の雰囲気も特にトルコ内陸と比べると随分異なるということも、移り住む理由となっているようですね(内陸から見るとイズミルは外国のようにも見られているなんて話も聞きました。エーゲ海に面していることも影響していそうですね)。

ただ、そもそもトルコという国自体、アラビア半島の国などと比べるとイスラム教の信仰があまり厳しくないようですので、イズミルではそれがより一層感じられるかもしれないですね。

2. チッタスロー認定の街「セフェリヒサル(スアジュク)」

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<チッタスローのロゴマーク>

それではいよいよ視察のスタートです!最初は主に、イズミル県内の都市を巡ってきました。

まずは、トルコで初めて「チッタスロー(Cittaslow)」に認定された街「セフェリヒサル(Seferihisar)」。チッタスローとはイタリア語で「スローシティ(Slow City)」の意味で、地域の伝統的な文化や環境を重視し、ゆったり過ごすことを目指した街づくりの取り組みです。

認定には「地元特有の食品の保護」「整備された緑地がある」など55項目にも及ぶ厳しい審査基準があるようで、現在世界で236都市が認定されています。日本では宮城県気仙沼市と群馬県前橋市の2都市です。こんなチッタスローという取り組みが世界で行われているなんて、今回初めて知りました。そんなセフェリヒサルという街の中にある「スアジュク(Sığacık)」という村に行ってきました!

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白い壁の建物が並んだ街並みがとても可愛らしいですね!特に女性の方が好きそうな感じがしました。白い街並みと言えば、スペインの「ミハス」やイタリアの「アルベロベッロ」が思い浮かびますが(いずれも行ったことはないですが。。。)、トルコにもあるんですね~。

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村の中にはレストランやホテルをはじめ、いくつものお店が並んでいました(ラマザン(断食月※)期間中だったこともあってか、閉まっているお店が多かったです)。また住居もあり、実際に住んでいる人々もいます。こんな可愛い村に住んでいたら、心も穏やかになりそうですね。そしてチッタスローの名の通り、ゆったりのんびりとした雰囲気で、まったり過ごしたい気分になりました。
(※)トルコではラマダーンをラマザンと言います。

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こんな可愛らしいカフェなどもありました。鮮やかな水色のイスとテーブルが映えますね!

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雑貨・洋服屋さんもオシャレで素敵です。

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このスアジュクという村、1500年代にはお城がありました。このように城壁が残っていることからも、かつてお城があったことが分かります。可愛らしい街並みとのギャップに、歴史を感じますね。

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色鮮やかなお花も、白い街並みにはとても良く映えます!男性の私でも「あ~かわいいな~」と思える笑、そんな素敵な村でした!

3. 白壁の可愛らしい街並みが続くリゾート地「アラチャトゥ」

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<丘の上からアラチャトゥの街全体を見渡す>

スアジュクから西へ車で約1時間のところにあるリゾート地「アラチャトゥ(Alaçatı)」。俳優さんやサッカー選手、イスタンブールのお金持ちも訪れるという、人気のリゾート地です。ここでは毎年4月に「アラチャトゥ・ハーブ・フェスティバル」というハーブのお祭りが行われるようで、トルコ国内からの大勢の観光客でにぎわうとのことです(大勢どころか、すし詰め状態のようです。。。)。

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実はこのアラチャトゥも、先程のスアジュクと同じように白い壁の建物が並んだ街並みが広がります!こちらも可愛いですね!(引き続き、男性の私が見てもそう感じます笑)

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街の地図からも可愛らしい雰囲気が伝わってきますね。このアラチャトゥはスアジュクよりも規模が大きい印象で、営業しているお店も多く、観光客でにぎわっていました。さすが人気のリゾート地ですね!

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白い壁と石畳の街並みには、やはりカラフルな色がより映えます!

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奥にあるイスも植木鉢も窓枠も紫色ですが、少し淡いこともあってか違和感なく溶け込んでいてビックリしました。

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お、これは!ポルトガルの傘のお祭りを思い出してしまいました笑(これも行ったことないですが。。。)

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お土産屋さん、雑貨屋さん、カフェなども多く見られました。売っているものも可愛い品が多いですね!

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トルコ土産の定番、オリーブオイルの石けんも売っていました。

可愛い街並みを見ながらショッピングも楽しめる、そんな素敵な街であり、先程のスアジュクに続いて特に女性にはとてもオススメ出来る街でした!

4. 世界最古とも言われるオリーブオイル工房が残る「ウルラ(クラゾメナイ遺跡)」

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アラチャトゥから車で約30分に位置するウルラ(Urla)という街にある「クラゾメナイ遺跡」には、紀元前6世紀の世界最古とも言われるオリーブオイルの工房が残っています。2,500年以上も前の工房が残っているなんて驚きですし、そもそもそんな時代にオリーブオイルが作られていたことにもビックリです!

(今でこそ日本でもオリーブオイルは非常に身近になりましたが、私が子供の頃(1990年代)、食卓にオリーブオイルがあった記憶がありません。。。(あったら母親に怒られますね笑)。それでも日本には、今から約400年前の安土桃山時代に、キリスト教の宣教師がオリーブとオリーブオイルを初めて持ち込んだそうです)

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屋根のある奥の建物が工房です。周りの遺跡はまだ発掘していないところも残っているそうです。それでは工房の中に入ってみます!

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スタッフの方が説明してくれました。

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こちらもスタッフの方、、、ではなく、今回の旅に同行してくれた現地のガイドさんです。

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こんな感じで、イラストでの説明もありました。簡単に言うと「オリーブをすり潰して、ろ過して、最後に水と油を分離する」そんなイメージですが、実際はかなりの時間と手間が掛かっていたようですね。巨大な石や大木を使っての重労働だったと思いますし、それでいて一度に作られる量も限られていたことでしょう。

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ろ過したオリーブオイルがここの穴に流れてきますが、そこにもまだ余計な水分が含まれていますので、水を注いで水分と油分をしっかり分離することで、非常にきれいなオリーブオイルが抽出できるとのことです。工房内の一部はレプリカのようですが、こちらの穴などは当時のままだそうです!

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このイラストのように水を入れて、水分と油分を分離させます。

この製法は非常に手間が掛かりますが、今でもオリーブオイルを一番美味しく作れる製法のようです。オリーブオイルに限らず、我々が普段口にする食品は大量生産のために機械で作られたものがほとんどかと思いますが、やはり手間暇かけて作られたものには敵わないってことですね~。

5. かつてはペルガモンと呼ばれて栄えた古代都市「ベルガマ」

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イズミル市内から車で北上すること約2時間でベルガマに到着しました。このベルガマも、まだイズミル県内です。

約2,200年前(ヘレニズム時代)の古代都市であるベルガマは、かつては「ペルガモン」と呼ばれていました。

当時、質の高い「羊皮紙(ようひし)」を生産していたペルガモン。羊皮紙とは読んで字のごとく「羊の皮で出来た紙」であり(定義上は紙ではないようですが)、羊だけでなく、山羊(ヤギ)や子牛の皮などを用いて作られていたようです。羊皮紙は英語で「parchment(パーチメント)」と言いますが、語源はこのペルガモン(Pergamon)とのことで、それだけペルガモンの羊皮紙の質が高かったことが伺えますね。現在でもベルガマには数少ない羊皮紙作りの先生がいて、北海道の士別市からも学びに来たグループがいるようです。

羊皮紙、羊皮紙と言っていますが、「ようひし」という日本語を初めて聞いた私はそれがどんなものかも想像できていませんでした。。。そんな中、ご自身で羊皮紙を作られているというベルガマ市役所の方のご自宅を訪問することが出来、製造工程を見せてもらいました!

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こちらが出来上がった羊皮紙。「動物の皮!」って感じがすごいですね。表面の毛を液体に漬けてきれいに取って、乾かした状態です(簡単に言ってしまいましたが実際は色々と工程があり、手間も時間もとても掛かるようです)。

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ベルガマ市役所内にも飾ってありました。

さて、この高品質な羊皮紙の歴史ひとつとっても、かつてベルガマ(ペルガモン)が栄えていた都市だったということが、少しはイメージ出来るのではないでしょうか。実際、ベルガマには多くの遺跡が残されており、そのいくつかをこれからご紹介したいと思います。

歴史に疎い人間が遺跡を楽しむには。。。

と、その前に。こういった遺跡を楽しむには、その歴史を理解することが何より重要です。ですが私、歴史に非常に疎い人間で、世界史はもちろん日本史もさっぱりです。。。理系出身なので、、、という言い訳も通用しないぐらい、知らないことだらけなんですよね。

実は大学時代の教養科目で、何を間違えたのか「イリアスとオデュッセイア」という科目を受講し、苦痛でたまらなかった記憶があります笑。「イリアス」と「オデュッセイア」はいずれもギリシャ神話で、それぞれの本を読まなければいけなかったのですが、読んでも読んでも内容が頭に入って来ませんでした。。。(なんとか単位は取れましたが)。

その「イリアス」と「オデュッセイア」それぞれの話が、今回の旅の最後に訪れる「トロイ遺跡」のお話だなんて、このときはまだ知らず。。。「楽しめるのかなぁ」と不安を抱えつつ、まずはベルガマ遺跡観光のスタートです。

ということで、私と同じく歴史音痴な方でも楽しめるように、魅力をお伝え出来ればと思います!

5.1 小高い丘の上にあった2,200年前の街「アクロポリス」/ベルガマ

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アクロは「高いところ」、ポリスは「都市」を意味しています。つまり「アクロポリス」というのは特定の観光地名という訳ではなく、トルコの他の場所にもギリシャにも、アクロポリスと呼ばれるところはあるんです。私はてっきり観光地の名前かと思っていました。このベルガマのアクロポリスは標高約330m。ご覧の通り、ベルガマの街が一望できました!

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<ロープウェイ降り場>

ここまでは、ロープウェイで上がってくることが出来ます。

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当時のアクロポリスを再現した模型が展示してあります。神殿、劇場、図書館などがあり、栄えていた街だと想像できますね。

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最初に目にするのがこちら。「アテナ神殿」の跡とのことですが、神殿そのものの形は残っていないですね。。。これはパッと見ただけではよく分からないです。ガイドさんの説明を頑張って聞いて理解しなければ。。。

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こちらは井戸。山の上の街であるため水源の確保は非常に大事です。敵が攻め込んで来た際も、水路を断とうとまず狙われたようですね。これも説明がないと「井戸がある。ほ~」で終わってしまうかもしれません。

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少し立派な柱が見えてきました。最初の神殿よりも随分しっかりと形が残っていますね。

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こちらはこの遺跡のシンボルで「トラヤヌス神殿」の跡です。大理石を使った立派な神殿だったようですね。近くで見るとこの迫力です!

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それにしても、最初に見たアテナ神殿と比べると随分きれいに残っているな~と思ったら、やはり一部はレプリカのようです。ドイツのサポートを受け、15年ぐらい掛けて修復したとのことですが、当時の様子を想像できるよう、修復は一部に止めたようでした。「想像すること」は、歴史の楽しみ方のひとつなんですね。なんだかロマンがあって素敵だな~と思いました。

そう言われてみて、自分でも少し想像してみました。およそ2,200年前の時代、機械もなければ電気もない、そんな時代に山の上にこんな立派な神殿を作ってしまう。どうやってこんなきれいな柱を同じような形で何本も作れたのか、1本作るのに何人がかりで何日かけて作ったのか、柱を作ってから運んで立てたのか、予め立てる場所に作り上げていったのか、もしかしたら柱を作るだけで生涯を終えてしまった人もいるのではないか、そういう人がいたとしたらどんな夢を持っていたのか。。。

と、想像していくと、この遺跡の凄さが少しずつ実感でき、ペルーのマチュピチュ(←これは私の記事ではありませんが)を実際に見たときと同じような感覚になりました(マチュピチュは一目見ただけで凄さが分かるほど美しい遺跡が広がる絶景で、しかも標高約2,400mにありますので、歴史や謎を知らずとも凄いな~と感動していました)。

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こちらは約10,000人収容可能な大劇場。右下の平地で演じていたようですが、一番上の席まで声は届いたのでしょうか?いや、そもそもセリフもあったか分からないですね。BGMのような演奏はあったのか?。。。これだけでも色々と想像できますね。

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観覧席に実際に座ってみましたが、かなり急です!うっかり転落した人が何人いたことかと思うぐらい急な作りで、落ち着いて鑑賞できなかったのではと思ってしまいます。

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山の上の街ということで、斜面の部分も多くありました。そんな斜面にも平らな土地を広げられるよう工夫したのが、このアーチです。

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このイラストが非常に分かりやすいですね。イラストの左側にアーチが見えますが、その上に平らな土地が出来ていることが分かります。パソコンも電卓ももちろん存在しない時代に、頭良い人が計算して作ったんでしょうかね~。感心してしまいます。

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実はこれまでご紹介したのは、この全体図の上半分のみ。下半分はまだ発掘中とのことでした。どうしてもっと積極的に発掘しないのかと思いましたが、遺跡というのは発掘したら終わりではなく、それを大切に保存することも非常に重要だということです。また、発掘技術もどんどん発達していっているので、なるべく最新の技術で発掘したいという思いもあるようです。

つまりは、まだまだ世界中に埋もれた遺跡が数多くあるということでしょうかね。となると、歴史がひっくり返るような大発見もあるかもしれない、そういった思いが、考古学者など遺跡好きな人の心を動かしているのかもしれません。まだ見ぬ過去を追い求める人たちがいる一方で、まだ見ぬ未来を作り上げていく・世の中を変えていくITやウェブといった仕事がある現代に、進む方向は対極ながらもそのモチベーションには近しいものがあるのかもしれない、そんな風に感じました。

歴史に疎くても遺跡が楽しめるようになってきましたね笑。

5.2 紀元前4世紀の医療施設「アスクレピオン」/ベルガマ

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当時の病院があった遺跡「アスクレピオン」。この道が、街とその病院とを繋ぐ道だったようです。道の両側には石の柱が残っていますが、かつてはアーチ状だったとのことです。なんだかお城にでも繋がっているかのような雰囲気ですね。

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道の途中には、両脇にお店が並んでいたようです。ますます城下町みたいな感じですね。

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当時の再現図。右上に見えるドームのような施設が、実際に治療が行われた場所だそうです。

さて、このアスクレピオン、紀元前4世紀ごろの医療施設ということですので、約2,300年も前から病院が存在していたんですね。でも、当時の医療ってどんな感じだったんでしょうか?そもそも、熱があるかも?って思っても体温計なんてないですし、骨折したかも、、、って思ってもレントゲンもなければギプスもないですからね(調べたところ、体温計は1600年代、ギプスは1800年代、レントゲン(X線)は1895年に発明されたようです)。と思うと、病院に行かずとも薬局にあれだけ薬やケガのサポート器具などが揃っている現代の世の中は、便利だな~って思えますね。

皇帝なども訪れたと言われるこの病院ですが、「この病院に入った者は誰も死なない」と言われていたようです。皇帝も訪れるぐらいということは、それだけ当時の最高レベルの医療技術が揃っていたのかなと思いきや!実際は、「治る見込みのない者は入れず、死にそうになった者は追い出されていた」とのことです。。。なんとも冷酷だな、、、と思いましたが、そういうことをしてでも、病院の価値や名声を上げたいという時代背景があったんでしょうね。

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ヘビとお椀が彫刻された柱の跡。これは、この病院での診療を断られた病人がヘビの毒を飲んで自殺しようとしたところ、逆に病気が治ったという逸話に由来しています。この彫刻は、アスクレピオンのあるベルガマのシンボルであるだけでなく、ヨーロッパの薬局のシンボルとしても広く知られているようです。ヨーロッパ中に広まるような逸話なんて、それだけインパクトがあったということでしょうかね。今聞いたら「そんな話あるわけない」なんて思ってしまいますが、当時はそれが嘘が本当か判断する情報・知識・経験なんてほとんどなかったでしょうからね。なんて思えるお話が、この後にもう一つ出てきます。

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こちらは、治療を終えて病室へ戻るまでの地下道です。天井にいくつもの穴が開いているのが見られます。何のための穴かと言いますと、、、

お医者さんと患者さんがこの道を一緒に歩いていると、天井の穴から、「あなたは元気になる~」という声が聞こえてきたようです。患者さんが「今の声、聞こえましたか!?」とお医者さんに聞くと、「いや、そんな声は聞こえないよ」と言ったそうで、患者さんは「おぉ!!神の声だ~!!」と思って気持ちが前向きになったとのことです。

実際は穴の上に別のお医者さんがいて、その人が声を発していたようなのですが、そうやって患者さんの精神状態を少しでも良くすることも、治療の一環としていたんですね。また、この地下道へ入る階段には絶えず水が流れており、その水の音も神秘的な空間づくりのひとつだったとも言われています。こんな時代から、まさに「病は気から」という考えが存在していたなんて驚きですね!

穴の上から声を発していたお医者さんを想像すると、なんだかシュールで笑ってしまいそうですが笑、その時代だからこそ出来る、立派な治療のひとつだったということですね。

5.3 その他のベルガマ観光

エジプトの神を祀る「RED HALL」

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2世紀のエジプトの神を祀るお寺「RED HALL」。アクロポリス、アスクレピオンは石が良く使われていましたが、レンガで造られたこのRED HALLはまた雰囲気が全然異なりますし、迫力もありますね。

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ベルガマ出身の医学者「ガレノス」

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<ガレノスの像>

2014年に「ペルガモンとその重層的な文化的景観」として街全体が世界遺産に登録されたベルガマ。そのベルガマ出身として有名なのが「ガレノス」という医学者です。西暦100年代に生きたガレノスですが、その医学はなんと16~17世紀まで約1,500年もの間、最高権威と称えられていたとのことです!

1,500年間も「この先生の医学はスゴい!」と認められ、その理論を基に研究・医療が続けられていたと思うと、本当に大変なことですね。現代の情報技術の移り変わりの速さを思うと、なおさら実感しますね。そんなガレノスの銅像が、ベルガマの街中に立っています。ガレノス博物館の建設も検討されているようです。

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ベルガマの街中からは、丘の上にあるアクロポリスも見ることが出来ます。

6. オリーブの生産量世界4位を誇るトルコの「オリーブ街道」

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<オリーブオイルもよく出ました。奥には2色のオリーブが>

実はオリーブの生産が盛んなトルコ。今回トルコに来るまで、そんなイメージは全くありませんでした。実際、スペイン、イタリア、ギリシャに次いで世界第4位のオリーブ生産量を誇ります(2016年/FAO:国際連合食糧農業機関より)。

今回のツアー中の食事でも、毎回と言っていいほどオリーブが提供されました。緑と黒の2色で出てくることがほとんどですね。でもこの2つのオリーブ、違いも何も知らずにずっと食べていたのですが、実は種類は同じなんだそうです。

緑色のオリーブはまだ実が熟していない状態ですが、これを収穫せずに熟すことで段々と色が変わっていき、黒くなるとのことです。熟して黒くなった方が栄養価も高くなるようですし、オイルの含有量も増えるようなので、オリーブオイルは黒くなったオリーブから作られることが多いそうです。

ベルガマからエーゲ海沿いを北上すると、見渡す限りオリーブの木が広がる「オリーブ街道」を目にしました。本当に、オリーブの木が奥までずらーっと並んでいて、トルコって広いんだな~って思いました(実際今回のツアーでは、だだっ広い平原を走り続けることもありましたが、トルコの人口は約8,000万人と日本の約60%でありながら、面積は日本の約2倍ということで、結構土地があるんだなーと感じました)。

7. イズミル北部の人気ビーチ「サルムサクル」

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イズミル北部の中では、トルコ国内で一番有名とも言われるビーチ「サルムサクル(Sarımsaklı)」。トルコでビーチなんて、失礼ながら全くイメージにありませんでした(どうしても茶色系のイメージしかありませんでした。。。)。

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シーズンは3か月と短いですが、別荘も多く、人気のビーチであることが伺えますね。ただ5月ということで、さすがに人はほとんどいませんでした。

8. エーゲ海を望む悪魔の食卓「シェイタンソフラス」

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<シェイタン(悪魔)がお出迎え>

先程のビーチ「サルムサクル」から車で約15分の丘の上にあるのがこの「シェイタンソフラス(SEYTAN SOFRASI)」。シェイタンは「悪魔の」、ソフラスは「食卓」という意味で、エーゲ海を望む静かな入り江に、いくつものレストランが立ち並んでいます。

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「悪魔の食卓」というだけあって、悪魔の足跡もありました笑。

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青く美しいエーゲ海を見渡すことが出来、とても気持ち良く食事をすることが出来ました。

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9. 哲学者アリストテレスが過ごした街「アッソス」

シェイタンソフラスからエーゲ海沿いを車で北上すること約2時間。アッソス(Assos)という街に到着しました。

かつては、ベフラムカレ(Behramkale)やベフラム(Behram)と呼ばれていたこの街は、アリストテレスが3年間過ごした街としても知られています。

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<アリストテレスの像>

アリストテレスの像が、アッソスの遺跡に向かう途中にありました。アリストテレスと言えば、名前ぐらいは学校の授業で聞いたことがあるかもしれませんね。紀元前4世紀、今から2,300年以上も前のギリシャの哲学者です。私も高校の倫理の授業で「ソクラテス、プラトン、アリストテレス」と、リズムで3人覚えた記憶がありますが、誰がどんな人なのか、全く覚えていないです。。。

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<丘の上に見えるのが、アッソスのアクロポリス>

アッソスの遺跡もベルガマと同様、小高い丘の上に位置しています。「高いところ」の「都市」ということで、これも「アクロポリス」ですね。

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アクロポリスまでの道中には、お土産屋さんやカフェなどがいくつも見られました。住居もあり、今も生活している人たちがいます。

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こちらは、食べ物と飲み物を記載しているメニュー表のようです。何となく海外の看板とかっておしゃれに見えますよね。

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駐車場から坂道を上ること約10分。標高約240mのアクロポリスに到着しました。かつてはここにお城が築かれていたようです。

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ベルガマのアクロポリスと比べると規模はだいぶ小さいですが、道中の街並みも併せて、素敵な雰囲気のところだなと感じました。

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西に見えるのが、エーゲ海に浮かぶギリシャの島「レスボス島」。ここアクロポリスでは、たまにギリシャの電波が受信できることもあるようで、それだけトルコとギリシャの距離が近いことが分かりますね。

さて、このレスボス島ですが、実は「レズビアン」の語源となった島のようです。元々レスボス島(Lesbos)の人を英語で「Lesbian(レスボスの人)」と言ったようですが、レスボス島に住む「サッポー」という女性詩人が女性に対する愛をよくうたっていたことから、女性同性愛者を意味するようになったと言われています。

サッポーは紀元前6~7世紀、約2,600年も前の人ですが、その頃の出来事が現代で使われる言葉に影響しているなんて、なんだかすごい話ですね。毎年発表される流行語大賞の言葉も、よく使われるのはその年だけで、日本語として広くずっと使われることってあまりないかと思うので、新しい言葉や意味が出来て浸透していくことって本当にすごいことだなと思います。

10.1 トロイの木馬で有名なトロイア戦争の舞台「トロイ遺跡」

今回の旅の最後の観光地「トロイの遺跡」にやって来ました。チャナッカレ(Çanakkale)という街から車で約30分の距離にあります。

2012年に初めてトルコに来た際もこのトロイ遺跡は訪れましたが、なんだかあまり見応えがないというか、パッとしない印象でした。。。でもその感覚は間違っていなかったようで、やはりトロイは遺跡そのものよりも、そのストーリーが面白いとのことでした。ストーリーとなると、この記事の途中でお話したギリシャ神話「イリアス」と「オデュッセイア」も重要になってきますので、果たして理解できるのか、、、少し不安もありつつ観光スタートです。

そもそも「トロイの木馬」とは?

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<トロイ遺跡にある木馬>

まずは有名な「トロイの木馬」のお出迎えです。このトロイの木馬、実在していたかどうかは分からないようですが、トロイア戦争の勝敗を決める、非常に重要な要素として語り継がれています(トロイとかトロイアとか言い方が色々あるようですが、意味はどれも同じのようです)。

歴史音痴な私が、(私が理解できた範囲で)トロイア戦争について箇条書きで簡単に説明させていただきますと、、、

  • トロイア戦争は、ギリシャ軍とトロイア軍による戦争です。
  • 戦争は10年間にも及んでいました。
  • 劣勢だったギリシャ軍は、なんとかして戦争を終わらせたいと考えました。そこで作戦を立てます。
  • ギリシャ軍は、女神アテナに捧げるための街に入りきらないほどの大きな木馬を作り、シノーンというギリシャ人の男を残して引き上げました。
  • 不信に思ったトロイア軍はシノーンを問いただし、口を割らないシノーンに対して拷問を行います。
  • シノーンは自分がギリシャ軍に見捨てられたことを話し、「木馬をトロイアのものとするならばトロイア軍の勝利となる」という予言があったことを話し出しました。
  • それを聞いたトロイア軍は、大きな木馬を何とか街に引き入れました。そして勝利を確信し、祝いの宴を行いました。
  • 宴も終わって街が寝静まった頃、木馬からギリシャ軍が現れました。木馬の中に隠れていたのです。
  • 城外からもギリシャ軍が一気に攻め込み、一夜にしてギリシャ軍がトロイアの街を滅ぼして勝利を収めました。

こんな感じでしょうか(あまり簡単にはまとまらないですね)。このトロイの木馬に、ギリシャ軍が隠れていたんですね~。ギリシャ軍の作戦勝ち、といったところでしょうかね。実は「この木馬はギリシャ軍の作戦だから街に入れない方が良い」と提案したトロイア側の人間がいたようですが、海の大蛇に殺されてしまったようです。恐ろしい。。。

ということで、このトロイの木馬のレプリカにも、実際に中に入ることが出来ますので、是非写真を撮って楽しんでみてくださいね。

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<チャナッカレの港にある木馬>

また、映画「トロイ」(2004年公開)で実際に使われた木馬のレプリカが、チャナッカレの港に設置されています。トロイ遺跡にあるレプリカとは随分雰囲気が異なっていてカッコいいですね。

9つの時代からなるトロイ遺跡

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そんな、トロイア戦争の舞台となったトロイ遺跡は、この説明図にもある通り時代と共に街が積み重なって行き、3,500年かけて全部で9つの層(9つの時代の街)が形成されました。時代によって層の作り(例えば、壁石の積み方など)も異なるので、時代の変化がとても分かりやすかったです。ちなみにトロイア戦争は、紀元前1200年ごろ、第7層の時代に起こったと言われています。

トロイ遺跡を発掘した「シュリーマン」

さて、このトロイ遺跡を発掘した人物についても少しご紹介します。ドイツ人の実業家「シュリーマン(Schliemann )」は、幼いころに読んだトロイアの話に猛烈に惹かれ、「自分がトロイアの遺跡を発掘してやる!」と、ものすごい熱量で発掘作業を進め、1870年頃このトロイの遺跡を見つけたとのことです。ただ、この「幼いころに読んだトロイアの話に惹かれ」というのは後付けの話だという説もあるらしく、どうも自分の話を「ねつ造」というか、いわゆる「盛ってしまう」ような人物であったとも言われています。。。

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<シュリーマンが最も古い第1層まで掘ってしまったことから「シュリーマンの穴」と呼ばれる>

また9つある層を、お宝目当てでどんどん深く掘り進めて行って最後の1層しか残っていないような場所があったり(シュリーマンの穴/Schliemann Trench)、発掘した貴重な出土品を勝手に国外に持って行ったり私物にしたりと、考古学研究においては結構迷惑なことをしてしまっていたようです。。。発掘する情熱はすごいなーと思いましたが、勝手に掘ってしまったらもう取り返しがつかないですからね。

でもこうやって勝手に掘ってしまうことなんて、何千年という歴史の中で世界中を見渡せば何度もあったでしょうし、当然戦争や自然災害等で街が跡形もなく無くなってしまうことも沢山あったことでしょう。そういうのを乗り越えて尚、現代にも残っている遺跡というのは、本当に価値があるものだと思いますし、そういった歴史を伝えていくものなんだなーと実感しますね。

トロイ遺跡内部をご紹介

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前置きが長くなりましたが、トロイ遺跡内部についてもご紹介します。と言うより、「トロイの木馬」「トロイア戦争」「シュリーマン」といった前置きがトロイ遺跡を楽しむための大事なストーリーですので、遺跡内部については簡単に。こちらの写真のように、各ポイントには看板による解説と、当時の再現イメージが用意されているので、想像しながら見学できますね。

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パッと見、なんだかよく分からないですが、ストーリーと再現イメージで想像してみてください。

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パッと見、なんだかよく分からないですが、ストーリーと再現イメージで、、、。

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パッと見、なんだかよく分からないですが、スト、、、。

10.2 世界遺産登録20周年を記念し!トロイ博物館がいよいよオープン!

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トロイ遺跡が世界遺産に登録されて今年で20周年を迎えたことを記念し、2018年は「トロイ年」として定めたそうで、こうしたのぼりも並んでいました。そして、そんな記念となる年に満を持してオープンするのが「トロイ博物館」!!!トロイ遺跡の出土品の展示や歴史の解説など、まさに「ストーリー」をより深く理解するのに絶好のスポットです!このトロイ博物館が間もなくオープンするとのことで、オープン前に一足先に!特別に!取材させてもらうことが出来ました!

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こちらがトロイ博物館の外観です。トロイの木馬と合わせるためか、外装が木目のように見えますね!そして高さは、トロイの木馬と同じだそうです!トロイの遺跡入口からは車で1~2分、歩いても5~6分で到着します。

なんと今回の取材は、トルコ国外メディアとしては世界初潜入とのこと!!!そして、今回の視察団は私以外全員女性だったこともあり、日本人男性として初めて!博物館に入ったのが私となりました笑!!

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間もなくオープンということですが、入口付近は絶賛工事中!!中にはどんな展示物が待ち受けるのか!!

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!!!!

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!!!!!!

なにもない!!凡人には理解できない現代アートの世界ではありません!!これは博物館のはずです!!展示物どころか、本当になにもないです!!!

「プレオープン」ぐらいのつもりで聞いており、写真も動画もバシバシ撮ろうと意気込んでいましたが、どうやらまだまだ時間が掛かりそうですね。。。「7月末とか8月末ぐらいかね~」と説明がありましたが、この様子ではいつ完成するのか分からないですね。。。日本ではあまり考えられないですが、こういったところに国民性が出て面白いですね(6月末に大統領選挙が行われるという、政治的なお話も関係していそうですが)。

少しでもイメージ出来るように、予定している構造を簡単にお伝えします。

  • 建物は4階まであり、フロアごとに内容を変える
  • 【1階】トロイ、【2階】神話、【3階】地層と歴史、【4階】シュリーマンなど
  • 各フロアを囲むように、らせん状に通路がある
  • 屋上にはテラスがある
  • イスタンブールからも展示物を持って来る

こんなところでしょうかね。ということで、完成を楽しみに皆さんお待ちください!!

世界三大料理のひとつ「トルコ料理」の魅力をお伝えします!

トルコ料理と言えば、フランス料理、中華料理と並ぶ「世界三大料理」のひとつと言われています。ただそうは言っても、中華やフレンチと比べると日本でトルコ料理を口にする機会は少ないかもしれませんね。街中で、ケバブやトルコアイスを売るトルコ人のお兄さんを見かけることがありますが、私は日本でトルコ料理のお店に入ったことはないですね~。

今回も、ケバブ中心の食事が続くのかと思いきや、良い意味で期待を裏切られました!現地で食べた美味しい美味しいトルコ料理、ご紹介します!(ちなみに私、食レポが苦手なので、具体的にどう美味しいか上手く伝えられません。。。ご了承ください)

1. 朝食を大事にするトルコでの「伝統的な朝食」

トルコの人たちは朝食を非常に大事にするとのことで、時間をかけてゆっくり食べるんだそうです。朝食だけ提供するレストランもあるようですよ。

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そんなトルコの伝統的な朝食がこちらの写真。チーズ、トマト、キュウリ、オリーブ、ハチミツ、ジャムなどは定番で、一つのプレートにきれいに盛り付けられています。

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こちらは別の日の朝食。やはり、同じようなメニューが並んでいますね。このプレートにパンも付きますので、朝から結構お腹いっぱいになりますよ。それでも、ヘルシーなメニューが多いのでとても健康的ですし、どれもさっぱりしていて美味しかったです。

特に、それぞれの写真の上部真ん中にある「カイマック(Kaymak)」が印象的!クリームチーズにも似た乳製品で、ハチミツをかけて提供されます。ほんのり甘いのですが、それがハチミツの甘さと相性抜群で、パンに付けて食べると本当に美味しかったです!

2. バリエーション豊かな「前菜(メゼ)」の数々

トルコ料理では、メゼ(Meze)と呼ばれる前菜も種類豊富に提供されます。今回の旅で何度もいただいた、定番と言えるメゼをご紹介します。

トマトのサルチャ(Domates Salçası)

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トマトをペースト状にした「サルチャ」は、今回食べたメゼの中で、一番気に入ったものです。トマトを「乾燥させて、塩を入れて」を繰り返して出来るようで、結構辛いものもありました。が、辛いもの好きな私は、その辛さに結構ハマってしまいました。メキシコ料理のタコスのソースにも似た感じですね。トマトではなく、パプリカで作ることもあるようです。

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パンに付けるのはもちろん、お肉に付けても美味しいですし、そのままでも食べてしまうぐらい美味しいですよ!

ヨーグルト

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ヨーグルトはほぼ毎食出てきたのですが、ヨーグルトと言っても日本で朝食べるようなヨーグルトとは少し異なり甘くはなく、色々な具材が混ざっています。もちろん、そのまま食べても美味しいですが、お肉に付けて食べると臭みもあまり気にならなくなり、さっぱりと美味しかったです!こちらはハーブやズッキーニが入ったものですね。

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こちらはクルミが入ったもの。パンに付けても美味しかったです。

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こちらは赤ピーマンとピクルスが入ったもの。こうして比べると、お店によって具材が結構異なるのが分かりますよね。

ちなみに、トルコはヨーグルト発祥の地なんだそうですよ!これだけ毎食出るのも納得ですね。

サルマ(Sarma)、ドルマ(Dolma)

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<上部:ズッキーニのドルマ、下部:ブドウの葉のサルマ>

サルマとは「巻く」、ドルマとは「詰める」という意味のようで、それぞれ野菜の葉っぱでご飯を巻いたり詰めたりしたものです。写真の下にあるのが、ブドウの葉でご飯を巻いた「サルマ」、上にあるのが、ズッキーニの葉っぱにご飯を詰めた「ドルマ」です。

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サルマもドルマも味付けはかなりあっさりしていて、少し物足りない感じもしてしまいましたが、お肉や揚げ物のお口直しにはちょうど良いさっぱり感です。また、前述のサルチャやヨーグルトと一緒に食べてもよく合いますよ。

3. ケバブだけじゃない!実は「シーフード」もかなり豊富で美味しい!

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今回の旅の食事で一番驚いたのが、トルコでこんなにもシーフードが食べられるということです。どうしてもケバブのイメージが強かったですが、エーゲ海沿いのエリアだったこともあって豊富な海鮮料理をたくさん食べることが出来ました。

スズキのセビーチェ

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セビーチェというと、もっとトマトやタマネギなどの野菜も一緒であることが一般的かもしれないですので、厳密にはセビーチェというか、マリネというかカルパッチョというかよく分からないですが、生のスズキにオリーブオイルをかけてライムを絞って、みたいな感じです。このスズキは結構歯ごたえがしっかりしていて美味しかったですし、ライムのさっぱり感とよく合いました!

アサリのワイン蒸し

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日本ではアサリの酒蒸しが一般的かと思います。私は酒蒸しが好きですが、お酒をあまり飲まない人などは、あのちょっとクセのある風味が苦手という人もいるかと思います。でもこのワイン蒸しは、日本の酒蒸しのようなクセもなくとても食べやすかったので、お酒が苦手な人も美味しく食べられると思いますよ。

マグロのスモーク

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こちらはマグロのスモーク。トルコではマグロをトンバルウ(Tonbalığı)と言うそうです。添えられているのは、なんとワサビと醤油!トルコで日本のお刺身みたいな食べ方もしているとは驚きました!そして、このワサビと醤油がよく合って美味しかったです!

ゆでダコ

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こちらは茹でたタコ。今まで日本で食べたゆでダコは弾力があって噛みごたえがあって、でも場合によっては噛み切れなくて、、、ということもありましたが、このタコは本当にやわらかく、簡単に噛み切れました!

パチェロ

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外は揚げた麺、中はスズキとチーズが入り、クリームソースがかかっています。外はサクサク・カリカリとした食感、中はチーズがとろっとしていて美味しかったです。

アズキマスのムニエル

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高級魚「クエ」の一種であるアズキマス(キジハタ)のムニエル。こちらではラゴスと呼ぶそうです。白身魚って少しパサつく印象がありましたが、このアズキマスは非常に肉厚でジューシーで、今まで食べたことのないような白身魚でした!とても美味しかったです!

4. それでもやっぱり「肉料理」は外せません!

ケバブ(Kebab)

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トルコと言えばケバブですが、そもそもケバブってなんだか分かりますか?私も誤解していたのですが、ケバブとは肉や魚や野菜をローストした(焼いた)ものの総称のようで、肉に限らないんだそうです。私は肉限定どころか、羊肉限定だと思っていましたが、そういうわけではないんですね~。それでもやはり、肉が一般的なようですので、ここでは「ケバブ=焼いたお肉」だと思っていただいて問題ないと思います。

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そしてケバブにも少し種類があります。この写真はシシケバブ。「シシ」とはトルコ語で「串」という意味らしいので、串にささって焼いたお肉をシシケバブというようです。こちらは羊肉でしたがそんなにクセはなく、美味しかったです。

一方で、日本の街中では、お肉の塊が回転している様子を目にしたことはありませんか?トルコ語で「回転する」は「ドネル」というようなので、あれは「ドネルケバブ」と呼ばれています。

キョフテ(Köfte)

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キョフテとは、牛肉や羊肉のひき肉を丸めたり平らに形を整えたりしたもの。つまり、トルコ版ハンバーグみたいなものです。こちらは牛肉のキョフテだったので、羊肉ほどクセはなかったのですが、それでも独特の風味がしてかなりトルコっぽい感じがしました!

ということで、ケバブもキョフテもトルコ独特の風味はしたものの、個人的にはそんなにクセが強いとは感じず、どれも美味しく食べられました。ですが、同行した方の中には特に羊肉が苦手で食べられないという方もいましたので、苦手は人は苦手なんだな~と思いました。それでも前菜(メゼ)でご紹介した、トマトのペースト(サルチャ)やヨーグルトを付けると少しは食べやすくなると思いますので、苦手な方も是非トライしてみて欲しいです!

5. 衝撃的な甘さに襲われる「デザート」

デザートもいくつかいただきました。ただ、美味しかったというよりは、とにかく甘かった。。。

バクラヴァ(Baklava)

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バクラヴァはトルコを代表するスイーツで、パイ生地の間にナッツ類とバターを挟んで何層にも重ね、それを焼いてシロップをかけたものです。甘いものも好きな私ですが、これはさすがに甘すぎて、2口も食べればもう十分でした。。。

その他のデザート

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こちらは、ゴマをペースト状にしたもの。他にも何か含まれているはずですが、すいません、メモを取る余裕もない程、こちらの甘さもまた強烈でした。。。あ、ピーナッツバターみたいな味がしました。一口半で十分。。。

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こちらの丸い揚げ物みたいなお菓子は「ケマルパシャ タトゥルス(Kemalpaşa Tatlısı)」です。食べたときのメモには「激甘」としか書いていませんでした。。。私は一口だけでOKです笑。

ということで、トルコのスイーツは総じて激しく甘いものばかり。でも何度も食べているうちにこの甘さに慣れるもんだと、現地ガイドさんが言っていました(少なくともこの数日間では、私はとても慣れませんでしたが)。甘いもの好きな方、是非食べてみてください。「美味しいから食べてみて」とは素直に言えないですが笑、とても良い人生経験になりました。

6. 軽くて飲みやすくケバブにもピッタリな「エフェスビール」

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トルコのビールと言えば「エフェスビール」!日本のビールのようなガツンと来る感じはありませんが、その分軽くて飲みやすいので、女性にもオススメです(台湾やタイなどアジアのビールを飲んだことがある方は、それに近い感じだと思います)。またその軽さが、特にケバブにはよく合ってグビグビ飲みたくなりました笑。

7. ホッと気持ちが安らぐ「チャイ」

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トルコと言えば「チャイ」(紅茶)。食後に提供される温かいチャイを飲むと気持ちが安らぎ、トルコの方が1日に何度も何度も飲みたくなる気持ちがよく分かりました。ただトルコの方は、結構砂糖を入れるようで、それを1日にかなり飲むことで糖尿病が多いようです...(あの甘い甘いデザートの影響もあるかと思いますが)。ちなみにトルコのチャイの歴史は約100年。もっと古くからだと思ってましたが、意外とそうでもないんですね。

8. コーヒー占いも楽しめる「トルココーヒー」

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トルコと言えば「トルココーヒー」。先程、チャイの歴史は約100年とお伝えしましたが、トルココーヒーの歴史はなんと約500年!なんとなくチャイの方がイメージが強いですし、今回食後に気軽に飲んだのもチャイの方が多かったですが、実はコーヒーの方が遥かに長い歴史があったんですね。

トルココーヒーは淹れ方が特徴的で、簡単に説明すると、粉末のコーヒーに水と砂糖を入れ、弱火で沸騰させ、その上澄みだけを飲むというものです。当然、コーヒーの粉が残っていますので、これが沈むのを待つのですが、飲み終わったときのコーヒー粉の残り方で「コーヒー占い」をするのも、トルココーヒーの楽しみ方のひとつなようですよ。

実際に私も飲んでみましたが、本当に濃い~感じで、少しクセもあり、ちょっと苦手な感じでした。初めてだと苦いからと砂糖を勧められたのですが、砂糖を入れてもなかなか苦かったですね。日本で飲むコーヒーとはまるで違い、ちょっとびっくりしましたが、その分とても良い経験になりました。

9. 塩ヨーグルト飲料「アイラン」

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トルココーヒーに続き、このアイランも私はちょっと苦手でした。。。食べ物で苦手なものはほとんどないのですが、飲み物は意外とあることに今回の旅で気付かされましたね(でも振り返ると、台湾の屋台で飲んだ緑色のサトウキビジュースと、中国で飲んだ豆乳もきつかったのを思い出しました)。

さてこのアイラン、どういうものかと言いますと、「ヨーグルト」、「水」、「塩」を混ぜた飲み物です。見た目から、なんとなくやさしいヨーグルト飲料かと思っていたら大間違い!塩が入っているとは知らず、またヨーグルトの酸味もあってか、すっぱ辛い!!でも、どちらかというと、塩の辛さが強かった印象です。これは飲み切ることが出来ませんでしたが、、、こちらも良い経験になりました。

10. 実はワインの生産も盛んなトルコの「ワイナリー」

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イスタンブールの西に広がるトラキア地方はワインの生産が盛んです。トルコでは3,000年前からワインが作られているようで、ブドウの生産量も世界6位(2016年)と、意外とワインが生産されているんですね。

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ワイナリーも見学させていただきました。オーク(=樫(かし))の樽(たる)がズラッと並んでいましたが、このオークの香り成分である、ココナッツやバニラ、スモーキーな香りがワインに移っていくようです。ワインの香りって、ブドウの果実からの香りだけじゃなかったんですね。

そんなこのオーク樽、なんと1つ900ユーロ(約11万円!!/2018年6月現在レート)もするようです!結構高いんですね~。しかも、使っていくうちに香りも弱まってきてしまうので、3回しか使えず、使い終わったらインテリアとして売ったりするようです。ワイン作りの大変さの一端を知ると共に、本当に奥が深い仕事なんだなと、オーナーさんの話しぶりを聞いて感じることが出来ました。

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迷ったらコレ!トルコでオススメのお土産をご紹介!

ナザール・ボンジュウ(Nazar Boncuğu)

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<こちらは前回(2012年)購入したもの。ずっと部屋に飾っています>

トルコの魔除け、ナザール・ボンジュウ。トルコ土産の定番です。邪視(じゃし/その目で見られたら災いが起こる)から守るお守りとのことで、このような目の形になっているんですね。青いガラスがきれいですし、なんだか可愛くも見えてきます。

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<セフェリヒサルの街の白壁によく映えます>

こうして街中でも、たくさんのナザール・ボンジュウを目にしました。邪視からバッチリ守られそうですね笑。

ロクム(Lokum)

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こちらは、トルコの代表的なお菓子「ロクム」。英語では「ターキッシュ・ディライト(Turkish Delight)/トルコの喜び」と呼ばれます。デンプンと砂糖に、ピスタチオやヘーゼルナッツなどのナッツ類を入れて作るのですが、写真のような、ナッツの入っていないプレーンのものもありました。

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日本の「ゆべし」に似ていると言われたものの、そのゆべしがイメージ出来ず。。。実際に食べてみると、かなり弾力がありモチモチしていて、結構噛み応えのある食感でした。独特な食感で、なんと例えたら良いのか難しいところです(だから、それがゆべしなんでしょうね)。味はほんのり甘く、ついつい何個も食べてしまいそうな美味しさでした。日本茶も合いそうですね。ちなみに、トルコ滞在中に食べたデザートのような、恐ろしい甘さではないのでご安心ください。

ハチミツ

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今回の食事中に何度かいただいたハチミツ。本当に甘くて美味しくて、特にカイマックというクリームチーズにも似た乳製品との組み合わせは抜群でした。実はトルコは、ハチミツの生産量が中国に次いで世界第2位(2017年現在)とのことで、どうりでよく提供されたわけですね。美容にも健康にも良いとされるハチミツは、特に女性へのお土産にはピッタリですね。

その他のお土産

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他にも、オリーブの石けん、オリーブオイル、ドライフルーツなどなど、お土産にピッタリなものがたくさんありました!特にオリーブの石けんは街中でもよく見かけましたので、女性の方は必見ですね!

両替、気候、宗教、治安など、お役立ち現地情報をお伝えします!

両替

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トルコの通貨はリラ(トルコリラ)と言います。両替は、イスタンブールの空港で行いました。トルコ政府観光局の方いわく、日本ではなく現地に着いてから両替した方がレートが良いとのことでした。2018年5月21日のこの日、10,000円が381リラになりました。1リラ=約26.2円です。空港内に両替所はいくつもありますし、どこで両替してもレートはほとんど変わりません(10,000円を両替して5リラ(=約131円)程度の差が出るぐらいです)。

気候・服装

30℃前後の日が続き、日差しが強く暑かったです。日本のようにジメジメと蒸し暑い感じではないものの、決してカラッとしているわけでもなく、ジワジワと汗をかく感じでした。帽子・サングラス・日焼け止めなどを持って行くと良いでしょう。日中に比べ、朝晩の気温が極端に下がることもなく、終日半袖で過ごせました。また、雨は全く降らなかったです。

言語

公用語はトルコ語。いくつか言葉を覚えてみようと思いましたが、なかなか覚えづらく。。。結局、ギュナイドゥン(Günaydın=おはよう)と、メルハバ(Merhaba=こんにちは)しか覚えられませんでした。。。が、最低限この2つだけ覚えておけば、なんとなくコミュニケーション取れます!笑。

空港

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今回、成田空港からトルコ航空直行便にてイスタンブール空港へと降り立ったのですが、到着時間が現地時間の午前3時半。にも関わらず、空港内には現地の方と思われる人たちが結構たくさんいらっしゃいました。午前5時台、6時台の出発便がたくさん飛んでいるようですね。

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私たちはイスタンブール到着後、国内線を乗り継いでイズミルへと向かいましたが、イスタンブールで約3時間の乗り継ぎ時間がありました。先程のフードコートやスターバックスコーヒーなどで時間をつぶして過ごしました。お土産屋さんも少しはありましたが、到着していきなりは買わないですもんね。。。

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そんな時間つぶしには、やはりWi-Fiは必須です。イスタンブール空港でも、2時間は無料で使えました。ただ、結構分かりにくかったので、簡単に使い方を説明します。

  • 1. Wi-FiをONにして表示される上記画面にて「Free 2 Hours」を選択
  • 2. 日本の国番号を選択し、頭の"0"を除いた自分の電話番号を入力(090~なら、90~)
  • 3. 「同意する」のチェックを入れて、Enter
  • 4. SMSで確認コードが届く(機内モードがONだとSMSが受信できないので注意)※スマートフォンの各種設定は機種によって異なりますのでご注意ください
  • 5. 確認コードを入力したら、利用可能になります

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こちらは、帰国時のイスタンブール空港の様子。ロクムにナザール・ボンジュウにオリーブ石けんなど、定番のお土産は大体空港で買えますよ。

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フードコートもありますので、最後のトルコ料理を楽しんでもいいですね。

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「右側に立ちましょう」ってわざわざ書いてあるのは面白いですね。

宗教

トルコの宗教はイスラム教ですが、冒頭で述べたように、他のアラビア諸国などと比べるとトルコのイスラム教の信仰はあまり厳しくないようです。

例えば、イスラム教はお酒を飲んではいけないのですが、今回の旅では気軽にどこでもお酒を飲める感じで、禁酒している雰囲気は全く感じられませんでした。女性の服装も、肌を出さずに目だけ出すような格好の人は見かけませんでした。また、今回ちょうどラマザン(断食月※)期間だったのですが、日中に飲食している方々もごくごく普通に見受けられ、やはり国としてそんなに厳しくないんだなーというのを実感しました。
(※)トルコではラマダーンをラマザンと言います。

さて、そのラマザンと言いますと、まず「断食」が思い浮かぶかと思いますが、実は飲食だけを断つのではなく、喫煙や性行為なども禁止なんだそうです。ラマザンの目的は「自分の心を清めてイスラム教徒としての自覚を高める」という修行のようなものですので、色々と禁止事項があるんですね。ラマザンの期間は、1年間のうちのある1か月間で、毎年移り変わり、2018年の今年は5月16日~6月14日までの間でした。そして先程の禁止事項は、日の出~日没までということですので、日が沈んだら飲食可能となります。

飲食できるのは「日が沈んでいる間」、この間で2度の食事を取るようですので、つまり「日没後」と「日の出前」の2回となります。今回、ホテルで寝ていると、夜中の2時ぐらいに突然大きな太鼓の音がホテルの外で鳴り響き、あまりの音に目が覚めました。拡声器でワーワー言っているようにも聞こえ(寝ぼけていてはっきり覚えていないですが)、暴動でも起こったのかと思うぐらい、本当にびっくりしました。実はこの合図で街中のみんなを起こして、日の出前に飲食できるようにしてくれているみたいです。旅行者にしては大迷惑ですが笑、とても貴重な経験が出来ました(でもこれも、3泊中1泊だけの経験だったので、やはりトルコ国内でも地域によって、イスラム教の信仰心が異なるってことでしょうかね)。

トルコの人々・治安

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今回の旅で大きく印象に残ったこととして、トルコの人たちの温かさが挙げられます。ニコニコしながら声を掛けてきたり、カメラを向ければ嬉しそうに写ってくれたり、ときには遠くから日本語で「こんにちは」と子供たちが挨拶してくれたりと、人間味があって温かいなと感じました。これは本当にどの街に行っても感じられたことです。

また、治安について、自信を持って安全ですと言い切ることは出来ないですが、これは世界中どこに行っても同じです。ただ一つ言えるのは、今回の旅で「危ない」と思ったことは一度もありませんでした。これも、温かい気持ちのトルコの人々ばかりだったからこそ、一層不安に感じることがなかったのだと思われます。

ネコ

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トルコはネコが多いとは聞いていましたが、確かによく見かけたなーという印象です(そんな、そこかしこにいるわけではないですが)。私は特別ネコが好きというわけではありませんが、なんだか可愛いですね。

また新しい面が見られて貴重な経験が出来た、そんなトルコの旅でした

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いかがでしたでしょうか?今回の旅で感じたことを可能な限り漏れなくお伝えしたかったので、とんでもない文字量になってしまいました。。。最初から最後まで読み通してくださった方、本当に本当にありがとうございます。トルコの魅力、伝わりましたでしょうか?部分的にでも読んでくださった方も、本当に本当にありがとうございます。少しでもお役に立ったり、興味を持っていただければ大変幸いです。

今回の旅に参加させていただいて、またこの記事を書くにあたって、トルコについてたくさん学ぶことが出来ました。と同時に、日本についてここまで深く調べたこともなければ、知識も全然ないことを痛感しました。一方で、日本の良さを改めて実感することも出来ました。他の国を知ることで、日本の良さを知ることが出来るのは、海外旅行の大きな醍醐味のひとつです。

そしてまた、日本では見られない風景を目にすること、日本では食べられない現地の食事を口にすることは、たとえその風景に感銘を受けなくても、その食事が口に合わなくても、経験した人にしか分からない貴重な経験となることでしょう。その風景に感銘を受ける人、その食事を美味しくて気に入っている人がいる、ということも知ることが出来ます。今回のトルコの旅で、私はそういった貴重な経験をたくさんすることが出来ました。

アジアとヨーロッパの文化が交錯するからこそ様々な表情を見せるトルコ。2度目の訪問なのに、全く新しい面にたくさん触れることが出来たトルコ。皆さんも次の海外旅行には、是非トルコを検討してみてくださいね。きっとたくさんの素敵な経験が出来ると思いますよ。

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記事投稿日:2018/07/02
最終更新日:2018/07/02

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