ターキッシュエアラインズで、無料ホテルを利用してみよう!

ターキッシュエアラインズ

海外旅行への敷居がだいぶ低くなってきましたね。年末はずっと行けていなかった、海外に旅行したい!と計画されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。筆者は先日、日本とタンザニアを往復したのですが、その時に利用したターキッシュエアラインズのサービスがとても良かったのです。

そこで今回は、タンザニアへの旅行の際に利用したい、ターキッシュエアラインズの無料ホテルについてご紹介します。

目次

タンザニアの現在の状況

2022年10月1日現在、タンザニアではコロナ対策がほとんど取られていません。保健省のウェブサイトにひっそりと患者数の報告書が載せられていますが、正確性は定かでなく、一般市民はその存在すら知らない状況です。マスクなしの日常生活が営まれ、日本から行くと不思議な気持ちになるかもしれません。

タンザニア
<マスクなしで普通に生活する人々>

というのも、2020年5月に前大統領が「コロナ克服宣言」を出して以来、タンザニア国民のほとんどはコロナがなくなったと信じているのです。その時政府はコロナ状況の報告を終わらせてしまい、2年ほど一切情報がない状態にあったのです。デルタ株が流行った2021年1月頃や、オミクロン株が到来した2021年12月頃は、病院が「肺炎」患者や「インフルエンザ」患者で溢れていたと聞きました。

現在は病院も風邪症状の患者は少ないそうで、重症化が著しく減ったコロナに対する危機意識は低下しているようです。アフリカで多いマラリアやデング出血熱など、そちらの方が重症化する可能性がありますし、コロナの存在は日に日に薄れています。

ワクチン接種は2021年8月に始まりました。前大統領はワクチンを拒否していたのですが、彼の死後大統領になった元副大統領はコロナの存在を肯定。周囲の国より数ヶ月遅れをとったものの、国民はワクチン接種ができるようになりました。初期の頃はアメリカからのジョンソンアンドジョンソン、中国からのシノバックがありました。

ワクチン接種証明書
<タンザニアのワクチン接種証明書>

さて、タンザニア入国する際の注意点です。2022年9月末に在タンザニア日本大使館のFacebookで更新された情報によると、タンザニア入国時にQRコード付き有効なワクチン接種証明書を提示できると、PCR陰性証明書の提示は不要だそうです。QRコードなしの接種証明書をお持ちの方や、接種証明書のない方は、出発前72時間以内のPCR陰性証明書が必要になります。詳しくは上記サイトをご覧ください。

ターキッシュエアラインズとは

2014年よりトルコ航空改めターキッシュエアラインズと呼ばれるこの会社は、その名の通りトルコの国営航空会社です。265もの目的地へのフライトがあり、日本には羽田空港へ就航しています。2022年10月現在で、イスタンブールと羽田間を毎日1便が往復しています。11月以降のスケジュールはまだ発表されていないようですので、計画の前に公式サイトを確認すると安心です。

>>ターキッシュエアラインズ公式サイトはこちら

空港
<トルコの空港>

ターキッシュエアラインの太っ腹な所は、乗継ぎ客への無料のホテルや観光ツアーの提供です!条件はいくつかあるのですが、それに当てはまれば待ち時間を有効に活用することができます。ホテルやツアーには食事も付いているので、トルコの貨幣を手に入れる必要もありません。空港ではカードを使ってお買い物ができます。

肝心の条件ですが、エコノミークラスで12時間以上、ビジネスクラスで9時間以上乗継ぎを待たなければいけない場合に適用されます。これは次のフライトがその時間以降にしかない場合で、この時間内にあるけど個人的に時間外のを選んだ場合には適用不可です。条件に適えば、ホテル宿泊か観光ツアーのどちらかを選ぶことができます。

入国手続き所
<受付でどちらか選べる>

上記サービスの他に、日本特有のサービス「よっ得!イスタンブール:ストップオーバープログラム」があります。このサービスは、旅行の途中にイスタンブールに滞在してみたいという人が対象です。

なのでイスタンブールから別の目的地へ行くチケットを買う際に、イスタンブールまでのチケットとわざと20時間以上開けたものを購入します。そうすると無料ホテルが提供される、というシステム。条件が色々あり、3日前までに申し込む必要もありますので、サイトをよくご確認ください。

>>ターキッシュエアラインズ「ストップオーバープログラム」の詳細はこちら

無料ホテルの泊まり方

筆者は2022年9月上旬に、タンザニアのダルエスサラームからイスタンブールを経由し、羽田空港に降り立ちました。イスタンブールでの乗継ぎは、14時間弱待たなければなりません。そんな時に無料ホテルを利用させてもらい、快適な待ち時間を過ごすことができました。その時の手順を記しておきますので、ご参考ください。

1. 出国手続き

イスタンブールに着いたら、まず入国手続きをします。現在トルコではワクチン接種証明書や、PCR陰性証明書など、コロナ関連の書類提出が不要になっています。イミグレ(出入国審査カウンター)で入国スタンプを押してもらい、出口へ。出発地から目的地までのチケットを一括購入している場合は、預け荷物を受け取らなくていいので楽チンです!

空港
<外国人の入国手続き所>

2. 受付へ

出口から右へ5分くらいずっと行くと、ターキッシュエアラインズのホテル受付が見えてきます。行く道すがらに有料ホテルやタクシーの受付がありますのでややこしいのですが、ターキッシュエアラインズのマークが目印です。

並ぶ所にホテルかツアーを選ぶ機械がありますが、空いているとこの機械を使わず受付に呼ばれます。受付で乗継ぎのチケットを見せ、ホテルかツアーを選びました。

ホテルデスク
<ターキッシュエアラインズのホテルデスク>

3. 無料バスでホテルへ

受付の前に椅子があるので、名前が呼ばれるまでそこで待ちます。呼ばれると外のバスまで案内され、他のお客さんと一緒にホテルまで連れて行ってくれます。私が行ったホテルは、バスで30分かからないくらいでした。

バス
<このバスで送ってくれました>

4. レセプションで説明を受ける

ホテルに着いたらレセプションへ行きます。バスの運転手さんが名簿を渡してくれているので、名前だけ言えばホテルの鍵を渡してくれます。その時無料の食事の時間や、バスのお迎え時間を教えてくれます。不安なことがあれば、この時に聞いておくといいでしょう。

食事
<ご飯も付いてきます>

5. 休息

お部屋でゆっくりします。私は昼12:30頃空港に着陸、13:30にホテルを申し込み、14:00前にバスに乗り、14:20にはホテルへ着くことができました。温かいシャワーを堪能して、ベッドでゴロつけたのが幸せでした!

部屋

6. 無料バスで空港へ

イスタンブールから羽田へのフライトは、夜中2:30くらいに離陸予定でした。夜22:00にレセプションに鍵を返し、お迎えのバスを待ちました。他のホテルにもお迎えに行っていたようで、少し遅れてきましたが、全く問題なく空港に向かえました。

7. 出国

すでにチケットがあり、預け荷物もないので、カウンターに寄らず出国手続きへ一直線で行けます。荷物検査を終えてイミグレでスタンプをもらい、電光掲示板で自分のフライトが何番ゲート発なのかをチェックします。ちなみに私のチケットにはゲート番号がなく、電光掲示板に表示されるまで2時間待ちました。

空港
<電光掲示板にない場合、表示が出るまで待たないといけないそうです>

終わりに

今回はターキッシュエアラインズのフリーホテルについてお伝えしました。いかがだったでしょうか?

このサービスを利用するにあたり、私自身「出国手続きをするの?」「荷物は受け取るの?」「ホテル受付はどこ?」「食事は?」「ちゃんと次のフライトに間に合う?」などなど色んな疑問がありましたので、記事にしてみました。不安に思う方々のお力になれば幸いです!

それでは皆さま、よい旅を!Safari njema!!

関連記事

タンザニア」に興味わいてきた?あなたにおすすめの『タンザニア』旅行はこちら

※外部サイトに遷移します

Related postこの記事に関連する記事

Rankingタンザニア記事ランキング

ランキングをもっと見る

プロフィール画像

Miyuki Meta

タンザニアの生きた魅力を、新鮮なまま皆様の元へ直送いたします!
2012年に引っ越したヒヨッコライターが、現地に密着した面白オカシイ情報をお伝えしています☆

Pick upピックアップ特集

全国の動物園&水族館 徹底取材レポート特集!デートや家族のおでかけなど是非参考にしてみてください♪

特集をもっと見る

たびこふれメールマガジン「たびとどけ」
たびこふれサロン

たびこふれ公式アカウント
旬な情報を更新中!