たびこふれ

イスタンブールのアジア側ユスキュダルの美しいモスク3選

記事投稿日:2020/12/12最終更新日:2020/12/12

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世界で唯一、ヨーロッパとアジアにまたがる都市、イスタンブール。トルコ最大のこの都市には、エリアごとに全く違う魅力が隠されており、一度訪れた人の心を惹きつけてやみません。今回は、アジア側にあるユスキュダルという街と、この街を代表する3つのモスクをご紹介します。

目次

ユスキュダルとは?

イスタンブールの主な観光名所はボスポラス海峡を挟んだヨーロッパ側にありますが、アジア側にもイスタンブールの魅力が隠されていることはいうまでもありません。特に、海峡にぽつりと浮かぶ要塞、乙女の塔で有名なユスキュダルは、イスタンブールを訪れたら必ず立ち寄りたい街のひとつです。

紀元前7世紀に古代ギリシアの都市国家メガラが造船所を建設したことから街の歴史は始まったとされ、オスマン帝国時代には多くのモスクが建設されました。現在は小さな市場や住宅街、カフェ、スーパーなどが増え、旅行者が比較的少ない地元の人たちの居住区になっています。

そんなユスキュダルを訪れたら必ず立ち寄っておきたい歴史あるモスクと、エルドアン大統領の命によって建てられたトルコ最大のモスクをご紹介しましょう。

1. ミフリマー・スルタン・モスク

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ユスキュダルの埠頭に降り立って、最初に目に飛び込んでくるのが「ミフリマー・スルタン・モスク」です。モスク周辺には埠頭だけではなくタクシー乗り場やバスターミナルがあり、この街を行き来する人はいつも必ず目にする、いわゆるユスキュダルの「顔」のような存在のモスクです。

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このモスクはその名前の通り、ミフリマーという皇女のために造られたものです。ミフリマーは、オスマン帝国史上最も有名なスルタン、スレイマン大帝の愛娘で、大宰相リュステム・パシャと結婚したことでも知られています。このモスクの設計を手掛けたのは、エディルネの世界遺産セリミエ・モスクなどの建築物の設計にも携わった宮廷建築家のミマール・スィナンです。

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モスク内部は、ミフリマーの女性らしさと皇女としての力強さの両側面が表現されているような空間です。ユスキュダルに来たらまずは「ミフリマー・スルタン・モスク」を訪れ、16世紀のオスマン建築の魅力に浸ってみてはいかがでしょうか。

ミフリマー・スルタン・モスク

住所:Kursunlu Medrese Sokak 2, 34664 Uskudar/Istanbul

2. イェニ・ヴァリデ・モスク

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「ミフリマー・スルタン・モスク」から徒歩約5分のところにあるのが「イェニ・ヴァリデ・モスク」です。18世紀前半に完成したこのモスクは、アフメト3世が母ギュルヌシュ・スルタンのために建てたものです。

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「ヴァリデ」というのはオスマン宮廷のハレムにおける最高位である母后を意味します。ギュルヌシュは、ムフタファ2世とアフメト3世という二世代のスルタンの治世に母后としてハレムで実権を握り、帝国の国政を影ながら支えていたことで知られています。

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奴隷の身分から母后にまで登りつめたギュルヌシュの生き様を表しているかのような、堂々とした男性らしさをも感じさせるモスクの内装に注目してみてください。

イェニ・ヴァリデ・モスク

住所:Hakimiyeti Milliye Caddesi 10/1, 34664 Uskudar/Istanbul

3. チャムルジャ・モスク

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ユスキュダルにあるモスクはオスマン帝国時代に造られたものばかりではありません。エルドアン大統領(2020年11月現在)の命によって建てられ、2019年5月に開堂したばかりの「チャムルジャ・モスク」は、いまやユスキュダルどころか、トルコを代表する国内最大級のモスクとして注目を集めています。

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イスタンブール最高峰のチャムルジャの丘の上にあるモスクからの展望は、いうまでもなく最高です。黒海からマルマラ海のほうまで一望でき、イスタンブールの全体像をとらえることができます。

6万3千人もの大人数を収容できるモスクは、まるで宇宙空間のよう。壁面や天井には美しいカリグラフィー(イスラム書道)が施されており、見る者を圧倒します。ひとたび足を踏み入れれば、その想像を絶する大空間に感銘を受けるはずです。

チャムルジャ・モスク

住所:Ferah Mahallesi Ferah Yolu Sk, 34692 Uskudar/Istanbul

おわりに

イスタンブールの観光といえば、ついついヨーロッパ側に目を向けてしまいがちですが、地元ならではの雰囲気に満ち満ちたアジア側の街ユスキュダルでも、観光地化されきっていないイスタンブールの良さを垣間見ることができます。ボスポラス海峡の心地よい風を感じながら、ユスキュダルでモスク巡りをしてみてはいかがでしょうか。

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記事投稿日:2020/12/12最終更新日:2020/12/12

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