実はワインの国トルコ

ワイン作りに適した大地

トルコは、ワイン作りの歴史は古くヒッタイト時代にまで遡ります。
主に、エーゲ海地方、カッパドキアなどの中央アナトリア地方、イスタンブールから西のトラキア地方、地図で見てみると、かなりの広範囲でトルコ全土で作られているのがわかることから、この地が、ワイン作りに適した土壌なのだということが見て取れます。

イスラム教徒が大多数を占める国で、ワイン?と思われるかもしれませんが、宗教的には、他国のイスラム教の国と比べると比較的ゆるい国ということもあります。

ちなみに、ワインの他にはアニスから作る蒸留酒のラクも名産ですし、ビールも美味いのでオススメです。

牧歌的な風景が広がるトラキア地方

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マルマラ海の西のトラキア地方。
オリーブとぶどう畑が広がる、それは美しい景観です。
イスタンブールから数時間で、全くその景色が違うのには驚きです。

地元ワイナリー ウチュマクデレ

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今回は、大手メーカーではなく、トラキア地方の知る人ぞ知る、地元ワイナリーをご紹介します。
シャルキョイの海沿いにある地元ワイナリー、ウチュマクデレ。
小さな小さな、田舎村の先の海岸沿いにあります。

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元々はラクの蒸留所だった場所ですが、それが2013年にワイナリーとして生まれ変わりました。

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可愛らしい直販所で試飲をさせてくれます。

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色々試飲して白のフィルーゼとロゼを購入しました。

私は、トルコの辛口の白は辛すぎてちょっと苦手なのですが、こちらのは甘みもあって飲みやすい。

お値段も、 直販ということで、イスタンブールで買うよりも安く、30リラ〜45リラ(1000円~1500円程度)と、お手頃でケース買いしていく人も多いのだそうです。

若いワイナリーではありますが、意欲的に作っていて味も整っていて美味。

ウチュマクデレ:http://www.ucmakdere.com.tr/kurumsal.html

シャルキョイ中心地にあるメレン

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芳香な香りがし、ぶどうの搾りかすをちょうど車に乗せるところに遭遇しました。
カスなどは、牛や馬にあげるのだとか。この辺りは、酪農も盛んで乳製品も美味しいのです。

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こちらもワイナリーの直販がありますが、残念ながら試飲はなし。
市内ということからなのか?よくわかりませんが、市から規制されているそうです。

100年近く続く、家族経営のワイナリーは、従業員もとてもフレンドリーで10人以上なら、葡萄畑の見学ツアーなどもしてくれるのだとか。

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事前に、一本飲んでいて味を知っていたので、数本まとめ買いをしました。
こちらも値段は、30リラ~45リラ程度。

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スーパーなどでも、一般的な大手メーカーのワインが売られているのでそちらも良いのですが、私は、地方に行った時は、そこのワインや土地のものを楽しむのが好きです。
流通過程や保存で質が落ちたりもしてませんし、しかもお安い。

しかも、なぜだか、地方のこうした小さなワイナリーのワインは、頭痛がしません。

私の体質に限っての話ですが、スーパーのワインは大きな確率で頭痛がするのですが、地元で飲むとしないという、不思議でありがたい現象です。

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キャンプでの夕食ですが、キャンプ場の真横がワイナリーという好立地でしたので、毎晩飲んでいる旅行者の多いこと。

香りが良く、地元の食材やチーズや野菜、お肉と抜群の相性でした。

メレン:http://www.melenwinery.com/index-tr.asp

トルコワインは、日本ではあまり知られていないと思いますが、かなりの種類があり、なかなかの実力です。

ぜひ、お越しの際は、試してみてください。

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河合亜希子

1998年よりトルコ・イスタンブール在住。トルコ雑貨のお店Anatolian Art店主。コラムやコーディネートも担当。

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