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京都・泉涌寺は女性必見パワースポット!舎利殿の特別視察で「鳴き龍」も体験しました!
今回は「京都冬の旅キャンペーン」の視察にて、真言宗泉涌寺派の総本山「泉涌寺(せんにゅうじ)」を訪問しました。
鎌倉時代初期、創建される際に一角から泉が涌き出たので『泉涌寺』と名付けられたそうで、皇室ともゆかり深く、御寺(みてら)とも称されているようです。
目次
下り参道
普通お寺は山の上に建てられますが、この泉涌寺は大門をくぐって下った所に本堂があります。『下り参道』と呼ばれ大変珍しい作りになっています!
大門から視線を下にすると参道と本堂がまっすぐつながっている光景は神秘的ですね。
下る前に...「楊貴妃観音像」
大門に入ってすぐ左の建物には『楊貴妃観音像』があります。楊貴妃と言えば中国に実在した絶世の美女!なんとこの楊貴妃観音像...美人祈願!安産祈願!縁結びのご利益ありと女性に嬉しい、ありがたーい像なのです!
私も必死で手を合わせてお祈りしました♪女性の間では有名なスポットのようです。
またそれだけでなく、像を見る時は冠に注目して下さい。
仏像としては珍しく色が残っています。こちらは珊瑚で作られたため現在も色が残っているそうで、その鮮やかさは見る者の心を奪います。さすが絶世の美女ですね♪
仏殿
さて下っていき仏殿に入ります。中には15m程の広い天井に龍の絵が絵が描かれています。
仏殿は応仁の乱でほとんど焼失し、寛文8年(1668年)徳川四代将軍家綱により再建されたものです。仏壇内陣には左から<現在・過去・未来>を表す三世仏があります。仏像が全て同じ大きさなのは珍しいそうです!
またお釈迦様が涅槃(ねはん)に入られる時は、日本最大級の涅槃図がこのお堂天井から(足りないので折ってかざる)床まで大きな涅槃図がかけられるそうです。かけられるのは、3月14・15・16日限定!この日に訪れたらなかなか見れない光景が見れますよ。
ポイント
舎利殿/鳴き龍
普段は非公開となっている「舎利殿(しゃりでん)」に、今回は特別に視察に行って参りました!
舎利とは仏様の骨の事です。泉涌寺の舎利殿には仏牙舎利(仏様の歯の骨)がおさめられています。
入った中には『鳴き龍』と呼ばれる、大きな龍が描かれた天井があります。なぜ『鳴き龍』かというと......実際中に入り、龍と目が合う場所で大きくパァンと手を叩くと...『ビィィィン』と龍の鳴く声がするのです。
私も体験しましたが、本当に聞こえました!また、少し離れると全然聞こえなくなるのです。龍の下にいないと聞こえない声...とっても不思議でした!?
ちなみに自然とそうなったのではなく、天井が湾曲して作られているのでそういった音が鳴るそうです。とても粋な作りですね。立つ場所によって聞こえなかったり、人が多く龍の下にいると音が吸収されて聞こえなくなってしまうそうなので要注意です。
舎利殿の公開は12年に1度!辰年のみに見られます。次回は2024年ですね。
それまで待てない方にも吉報です!来年2018年(平成30年)開催「第52回 京の冬の旅」期間にて、特別公開が決定!日数などの詳細情報は後日決定。期間中は是非訪れてみてください。
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基本情報
名称:御寺 泉涌寺
住所:京都市東山区泉涌寺山内町27
TEL:075-561-1551
アクセス:http://www.mitera.org/guide/#access
HP:http://www.mitera.org/
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