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情熱と幻惑の世界へ!金曜ロードショーとジブリ展 in京都
<トップ画像:(C)Studio Ghibli>
「金曜ロードショーとジブリ展」というタイトルを見て、スタジオジブリ作品の展示だけではないの??何が展示されるのだろう?と気になったあなた!!ぜひ!私からご紹介させて下さい。
本展は、1985年(昭和60年)から始まった「金曜ロードショー」と「ジブリ」のつながり、歴史。そして、それぞれの魅力を余すことなく紹介する贅沢な展示内容となっております。
"あなた"の「初めての映画」、そして「初めてのジブリ」との出会いは、金曜ロードショーではなかったでしょうか?
金曜ロードショーでは200回以上もスタジオジブリ作品を放映して来ました。私は小さいころ、家族と週末だけ夜更かしして金曜ロードショーを観るのがとても楽しみな子どもでした。そんなドキドキした思いの溢れた世界を、作る側と観る側両方の視点から少しのぞいてみませんか?
目次
予約は平日がおすすめ!
<京都市京セラ美術館>
2023年の東京、そして富山の開催で好評を得ました「金曜ロードショーとジブリ展」。2024年4月から始まった京都会場(京都市京セラ美術館)も大盛況です。引き続き、広島など他の会場での開催も予定が決まっています。
『行きたいな!』と思ったあなたにとても大切なことをお伝えいたします。金曜ロードショーとジブリ展は、人数制限をした事前予約制となっていますので、時間指定チケットの購入が必要です。必ず事前にそれもお早めに!このチケットを購入して下さいね。展覧会の公式サイトを含め、各プレイガイドのページからも購入可能です。
そして、無料で入場できる観覧無料の方(未就学児と招待券を除く)も入場指定は必要ですので、こちらも京都市京セラ美術館の公式サイトオンラインチケットコーナーから登録してくださいね。
スタッフの方にお聞きしてみたところ、日によって状況は異なっているものの、最近は朝の開場すぐとランチが終わった後くらいの時間が混み合っているように感じるとのことでした。土日祝日を筆頭に、すでに満席の日も出てきていますので、ぜひ平日のご都合のいい時間を探してご来場ください。
<(C)Studio Ghibli>
入場ゲートまでの通路にも、金曜ロードショーでのジブリ作品の歴史やとなりのトトロの大きなイラストボードなど見どころや写真スポットが満載です。気持ちがはやるところですが、ボードに記載の内容も見逃せないので目を通して欲しいです。
気持ちが高まるのがこの天井から吊られたフィルム風のスクリーン。ちょっとレトロでかわいいですよね。自身の大好きな作品の場面見つけられましたでしょうか?
金曜ロードショーとジブリの歴史
<(C)Studio Ghibli>
それでは会場内を少し紹介しますね。
最初に短いムービーを観るコーナーがあるんですけど、できたらしっかり見て一緒に熱くなって金曜ロードショーとスタジオジブリの歴史や制作陣などの情熱を感じて欲しいです。
このムービーがぐっと私たちの心をつかんで、金曜ロードショーとジブリ展の世界へ連れて行ってくれます。
ムービーが終わると、ヒストリーゾーンです。
金曜ロードショーの放送が始まった1985年は、スタジオジブリが"スタジオ開き"をした年であり、日本テレビが特別番組で「風の谷のナウシカ」を初放送した年です。この1985年から令和まで、スタジオジブリ作品の公開年・金曜ロードショーで放映された年がどんな年だったか?懐かしい数々の流行品もおりまぜての展示で、色々思い出して胸が熱いです。
絵コンテもさりげなく配置されていて、やっぱり手描きのぬくもりというか力強さってすごいな!と感じました。
私のイチオシは、スタッフのコメントの吹き出しや各作品の説明ボートです。
苦労話やここでこだわって。。というようなプロの作製秘話は本当におもしろくて。このコーナーを観るだけで、もう一度この作品を観たい!あの作品を観たい!!という気分になってしまい、困ってしまいました(笑)
<(C)Studio Ghibli>
続いて、ここからは写真(フラッシュなし)が撮影できるエリアです。
2018年から2019年に開催された展覧会『ジブリの大博覧会 富山展』のために作られた巨大なジブリの幻燈楼を楽しむことができます。音楽に包まれて、お部屋中に広がるスタジオジブリ作品の「幻燈」がロマンチック!
ずっと見ていることができる癒しの空間ですね。
ポスターの中で主人公になろう
<ポスタースタジオ案内/(C)Studio Ghibli>
そして、お待たせいたしました!参加型の「ジブリ映画ポスタースタジオ」です。
もうこの表示板からスタジオジブリの世界が始まっている気がして、期待が高まりますね。
それぞれのポスターをセットとして作ってあるので、その中に入り込んで主人公気分で写真を撮ることができます。「魔女の宅急便」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「猫の恩返し」「崖の上のポニョ」の5作品が撮れますよ。
アドバイスとしては、空いてるところから並ぶこと。そして、せっかくなら大好きな作品の主人公に近い服装で撮るとより映えそうです。フラッシュが禁止なので、顔が暗くなりがちです。帽子は気をつけた方がいいかも!?
私はおひとり様で訪問しましたが、各フォトスポット前に撮影係のスタッフさんがいてくださるのが、とてもありがたかったです。どんどん撮ってくださるので、回転も早かったですね。
<(C)Studio Ghibli>
今こうやって見返してみると、セットの細かい部分のこだわりがすごいですね。もっと、じっくり見学しておけば良かったです。写真撮ってもらうのに必死過ぎました。
<(C)Studio Ghibli>
ちゃんと小道具も借りれます。
近くに元ネタポスターがあるので、しっかりポーズを記憶して再現すること(努力も...)が大切です。自身の身体の硬さにがっくりです。特にアリエッティのポーズがガチガチでした。
<(C)Studio Ghibli>
美味しそう〜な大人気のキキ気分で1枚どうぞ。思い切って赤いリボンのヘアバンドと紺色のワンピースかシャツを準備しておくべきだった・・と思うくらい本格的な写真が撮れますよ。せっかくなら楽しまないともったいないですよね。
<(C)Studio Ghibli>
そして、こちらはスタッフさんのいないセットだったので空いた隙に斜めから1枚。アリエッティ気分が味わえます。
公式サイトには
〜アプリ「SATCH X」をダウンロード(無料)し、会場内の「ジブリ映画ポスタースタジオ」にある『借りぐらしのアリエッティ』ポスター付近のARマーカーを読み込むと、アリエッティと同じ目線で巨大な植物と虫たちが溢れる世界をARで体験できます。〜
とのことです。
すごいハイテクですよね!撮影した写真を見てびっくりでした。
ハイテクな技で王蟲の世界を体験
<(C)Studio Ghibli>
<SATCH Xとマチカメの案内/(C)Studio Ghibli>
実は、ジブリ映画ポスタースタジオ以外にもハイテクな体験をできる場所がもう1箇所あります。こちらの風の谷のナウシカ 王蟲の世界エリアです。こちらのボードの説明がわかりやすかったので、ご紹介致します。
先ほど案内しました「借りぐらしのアリエッティ」のポスタースタジオで使用したSATCH Xをもう一度使うチャンスが!!SATCH Xは、入場前までにアプリをインストールしておくととてもスムーズです。
<(C)Studio Ghibli>
そしてもう1つ。こちらは、ハウステンボスでもお世話になったマチカメです。この角度からは、絶対!人間業では撮れないので貴重な1枚に。すごい迫力です。
腐海のなかで王蟲と一緒にいるかのような写真を撮影することができます。 こちらはアプリの事前インストールは不要なので、QRコードを読み込んでください。案外すぐにシャッターのタイミングがくるので、ポーズはあらかじめ考えておいた方がいいかも知れません!?
<(C)Studio Ghibli>
このエリアだけは雰囲気が違うので、小さいお子さんは怖く感じるかも知れませんね。でも、それだけ本格的で迫力満点。ポスタースタジオとはまた違う作品の中に入り込んだ感覚を体験することができますよ。
<(C)Studio Ghibli>
小さいもの(細か過ぎる)から大きいもの(私の背よりずっと大きい迫力がすごい!)まで五感で感じて没入できるエリアでした。あまりの迫力にちょっとぼーっとしてしまうと、出口付近の怪しい光に包まれた展示を見逃すので注意です。
ジブリの世界をお持ち帰り
<グッズコーナー/(C)Studio Ghibli>
さて!お待ちかねのグッズショップエリアです。展示も楽しいけど、どうしてこうもお買い物はテンションがあがるのでしょうか!?
展示エリアが終了したら、このビジュアルがジブリ過ぎるゲートの向こうはグッズショップのエリアです。
<(C)Studio Ghibli>
こちらは、金曜ロードショーのオープニングでおなじみのフライデーおじさんのコーナーです。ちょっとクラッシックな風合いのオレンジがいい味出しています。
オリジナルグッズでは、ジブリの幻燈楼シリーズも教会のステンドグラスのような美しさでついつい手にとってしまいます。お買い物も時間帯によっては混み合うということで、来場者限定のオンラインショッピングのQRコードも掲示してありました。ありがたいですね。
<(C)Studio Ghibli>
そして、ジプリパーク限定品の販売コーナーもありました。京都会場で購入できるのは嬉しいですね!私も猿投温泉の取材の際にチケットは取れず、外観だけ見て回ったので、マップを見ながら今度こそは!と決意を固くしておりました。
クッキー缶がかわいいです。
<(C)Studio Ghibli>
そして会場限定の金曜ジンジャエールとイモリの黒焼きチョコレートをおしゃれな夜店のような雰囲気なところで購入できます。千と千尋の神隠しで見たあれです!いや、チョコレートで再現してます。これは、ジブリファンなら買って帰りたいハイクオリティな一品ですね。すぐにでも召し上がりたい方は会場を出てからでお願いいたします!
私がおすすめしたい理由
<(C)Studio Ghibli>
今回私は展示を観る前、金曜ロードショー部分にはあまり興味を持っていなかったのですが(申し訳ありません)、見終わった今はむしろ!!金曜ロードショー部分が熱い!というか金曜ロードショーとスタジオジブリの関係が熱く感じました。それを知ることができて、もの作りの楽しさや苦労、良いものを周りに知って欲しい伝えたい!という思いが胸に響きました。
スタジオジブリが好きな人だけではなく、ものを作る人、働く人、今悩んでいる人、色んな人に勇気と気付きをくれる展覧会だと思いますので、初夏から夏に向けての暑い京都で私たちもぜひ熱くなりましょう。
金曜ロードショーとジブリ展 京都展の基本情報
- 会期:2024年4月12日(金)~6月29日(土)
- 開館時間:火~金 10:00~18:00/土日祝 9:00~18:00(最終入場は17:15)
- 休館日:月曜日(祝日の場合は開館)
- 会場:京都市京セラ美術館 本館 北回廊2F
- 住所:〒606-8344 京都市左京区岡崎円勝寺町 124
- チケット(通常):大人 ¥1,800(税込)/中・高校生 ¥1,500(税込)/小学生 ¥1,000(税込)※日時指定予約制、チケットはローチケ、日テレゼロチケ、京都市京セラ美術館オンラインチケットで購入できます
- 公式サイト:金曜ロードショーとジブリ展
- お問合せ(TEL):075-771-4334
主催:京都市/読売テレビ
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とうもと くみ
- 舞台観劇とスポーツ観戦(球技・格闘技)が趣味な、どこでも行っちゃう『インドア脳だけど、アクティブ派体験型トラベラー』です。旅しながら、少し昔の物語を書き続ける事が、夢。離島や、閉じられた館で事件が起こったり、時代劇の人情ものが大好物。