

ヨーロッパを代表するハードチーズ、グラナ・パダーノPDO。2026年6月、現地を訪問する視察ツアーに参加する機会に恵まれました。
現地のレストランから、極上チーズをリーズナブルに購入できる穴場スポット、さらには本場の歴史に触れる名所までたっぷりとご紹介します。
目次
- ミラノ郊外で味わう!スターシェフが手掛けるレストラン「オルモ(Olmo)」
- 世界遺産の街マントヴァで味わう伝統料理「リストランテ・スカラヴェッリ」
- ガルダ湖周辺で郷土料理とワインを楽しむ絶景レストラン「オステリア・アッラ・トッレ」
- ガルダ湖の絶景と芸術的な料理を楽しむ「ラ・スペランジーナ・レストラン」
- 工場併設ショップでグラナ・パダーノPDOを購入「ラッテリア・サン・ピエトロ」
- グラナ・パダーノPDO発祥の地「キアラヴァッレ修道院」を訪ねて
- まとめ
ミラノ郊外で味わう!スターシェフが手掛けるレストラン「オルモ(Olmo)」
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<オーナーシェフのダビデ・オルダーニ氏(写真右)>
ミラノ郊外コルナレードに位置するレストラン「オルモ(Olmo)」は、イタリア料理界を牽引するダビデ・オルダーニ氏が手掛けるミシュラン1つ星のレストラン。
広場を挟んで建つ同氏のレストラン「ディーオー(D'O)」は、最も予約のとれないレストランのひとつとして知られています。
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<スズキのソテーとえんどう豆のムース>
地元の旬の食材を用いて、適正な価格で健康的な料理を提供する「クチーナ・ポップ」を提唱しており、旬の食材をふんだんに使用した料理を、美しく楽しい一皿として提供してくれます。
スイーツやパンはもちろん、グリッシーニなどもすべて自家製で、オープンキッチンでの調理風景を見ながら楽しむことができます。
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<パンナコッタとイチゴのコンポート。グラナ・パダーノPDO27ヶ月を合わせて>
店内の照明やカトラリーの一部もレストランのオリジナルというこだわりようで、料理を取り巻く空間すべてに世界観が発揮されており、とても心地よい時間を過ごせました。
オルモ
- 所在地(住所):Piazza della Chiesa, 7 20007 San Pietro all'Olmo - Cornaredo (MI)
- 営業時間:ランチ 12:30~15:30(※木曜休業)、ディナー 19:30~23:00
- 定休日:日曜・月曜
世界遺産の街マントヴァで味わう伝統料理「リストランテ・スカラヴェッリ」
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<趣のある建物の中にある「リストランテ・スカラヴェッリ」。テラス席も人気>
三方を湖に囲まれた世界遺産の街マントヴァでは、中心部のエルベ広場に店を構える「リストランテ・スカラヴェッリ(Ristorante Scaravelli)」を訪れました。
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<地元産のカボチャとたっぷりのチーズを用いた、カボチャのトルテッリ>
マントヴァの名物「カボチャのトルテッリ」や「ローズケーキ」など、地元の伝統料理も絶品です。
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<食後のスイーツとして出てきたローズケーキ>
広場の向かいにある系列のベーカリー「スカラヴェッリ・フォルネリア(Scaravelli Forneria)」では自家製パンやスイーツ、惣菜などが購入できるので、日本へのお土産探しにもぴったり。
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<スカラヴェッリ・フォルネリアの店内>
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<ローズケーキの原型は、こんなに大きい!>
マントヴァの街並みも素晴らしいので、時間があれば1泊するのもおすすめです。
リストランテ・スカラヴェッリ
- 所在地(住所):Piazza delle Erbe, 15, 46100 Mantua MN
- 営業時間:月曜~金曜 12:00~15:00 / 18:00~23:00、土曜・日曜 12:00~23:00
- 定休日:なし
- 公式サイト:リストランテ・スカラヴェッリ
ガルダ湖周辺で郷土料理とワインを楽しむ絶景レストラン「オステリア・アッラ・トッレ」
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<遠方からも多くのゲストが訪れる>
デゼンツァーノ・デル・ガルダにあるレストラン「オステリア・アッラ・トッレ(Osteria Alla Torre)」は、すぐそばにサン・マルティーノの塔がそびえ立ち、目の前にはぶどう畑が広がるという絶景のロケーションに位置しています。
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<鹿肉にグラナ・パダーノPDOチーズを合わせて>
地元の厳選食材を用いたおいしい料理はもちろん、スタッフがテーブルサイドで調理してくれるライブパフォーマンスも魅力。
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<名物のタルタルステーキを、テーブル横で調理してくれる>
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<ハーブがたっぷり利いたタルタルステーキをパンにのせていただく>
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<目の前にぶどう畑が広がる>
オリジナルのワインをはじめ、世界各国のワインを集めたワインセラーにも定評があります。たくさんのゲストがおいしい料理とワインを合わせて、ゆったりとした時間を楽しんでいました。
オステリア・アッラ・トッレ
- 所在地(住所):Via Torre, 1, 25015 Desenzano del Garda (BS)
- 営業時間:ランチ 12:00~14:30、 ディナー 19:00~22:30
- 定休日:木曜
ガルダ湖の絶景と芸術的な料理を楽しむ「ラ・スペランジーナ・レストラン」
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<湖面を眺めながら楽しめるテラス席も人気>
ガルダ湖に面した美しい街、シルミオーネに位置する「ラ・スペランジーナ・レストラン(La Speranzina Restaurant)」は、ミシュラン1つ星のレストランです。
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<グリッシーニがまるでアートのよう>
魚介や地元の食材を使った料理は、どれも芸術品のような美しさ。「この味わいは、一体何を合わせているのだろう?」と、一口ごとに驚かされました。
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<バジルペーストのラザニア。かかっているのはグラナ・パダーノPDOのムース。中にはホタテが入っている>
地下に広がる美しいレンガ造りのセラーには、地元イタリアの銘醸ワインや希少なヴィンテージが数千本も眠っており、料理に合わせたワインが楽しめます。
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<地下には圧巻のワインセラーも完備>
絶景と洗練された料理が楽しめる空間は、旅行気分を盛り上げるのにもぴったり。シルミオーネの街散策の最後に立ち寄るのがおすすめです。
ラ・スペランジーナ・レストラン
- 所在地(住所):Via Dante, 16, 25019 Sirmione BS
- 営業時間:ランチ 12:00~16:00(L.O. 14:30)、ディナー 19:30~24:00(L.O. 22:30)
- 定休日:なし
- 公式サイト:ラ・スペランジーナ・レストラン
工場併設ショップでグラナ・パダーノPDOを購入「ラッテリア・サン・ピエトロ」
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<グラナ・パダーノPDOの生産方法は厳密に決められている>
ロンバルディア州マントヴァにある「ラッテリア・サン・ピエトロ(Latteria San Pietro)」は、グラナ・パダーノPDOの製造から販売までを一貫して行う協同組合の施設です。
今回、特別に中を見学させていただきましたが、12世紀からの伝統製法を守りつつ、多くの人の手と最新技術を用いて作られている様子に圧倒されました。
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<工場併設の店内には、さまざまな食材が並ぶ>
ここを訪れたら絶対に見逃せないのが、施設に併設された直売所です。自社工場で作られたグラナ・パダーノPDOはもちろん、周辺の生産者が手掛ける生ハムなどの肉類や、マスタード、ベーカリー製品などもずらりと並びます。
日本ではまず見かけない、グラスフェッドのグラナ・パダーノPDO36ヶ月をお土産に購入しました。
ラッテリア・サン・ピエトロ
- 所在地(住所):Via Segrada, 36 46044 Goito (MN)
- 営業時間:火曜~金曜 9:00~12:00 / 15:30~18:30
- 定休日:土曜・日曜
- 公式サイト:ラッテリア・サン・ピエトロ
グラナ・パダーノPDO発祥の地「キアラヴァッレ修道院」を訪ねて
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<美しいレンガ造りの建物。鐘楼と塔時計が有名>
グラナ・パダーノPDO発祥の地として知られている「キアラヴァッレ修道院(Chiaravalle Abbey)」は、1135年頃に建てられたシトー派の修道院で、現在も15名の修道士が暮らしています。
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<内部にはさまざまなフレスコ画が描かれている>
修道院の内部には中世のフレスコ画や、回廊に施されたレリーフなど、見どころが満載です。
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<2階に修道士たちの部屋がある>
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<修道士たちが眠る前に祈りを捧げている「おやすみの聖母」>
生乳を無駄にしないよう修道士たちが編み出した保存の知恵が、グラナ・パダーノPDOチーズのはじまり。キアラヴァッレ修道院の横には水車小屋が残る建物があり、当時の歴史を伝えるミュージアムになっています。
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<中庭を取り囲むように、回廊と各部屋が配置されている>
さまざまな見学ツアーなどが開催されているので、興味のある方は事前にホームページをチェックしてみてください。
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<売店では、修道士たちが作った特別なアイテムが購入できる>
また、敷地内には売店やカフェも併設されています。キアラヴァッレ修道院をはじめ、近くの修道院で作られた食材などを購入することができます。
キアラヴァッレ修道院
- 所在地(住所):Via Sant'Arialdo 102, Milano
- 開館時間:火曜・金曜 9:30~12:30 / 15:00~17:00、水曜・木曜 9:30~12:30
- 休館日:月曜
- 公式サイト:キアラヴァッレ修道院
まとめ
今回は、ヨーロッパで最も生産量が多い、原産地名称保護(PDO)認証チーズ「グラナ・パダーノPDO」を現地で味わい尽くすスポットをご紹介しました。絶景レストランで芸術的な料理として楽しむのはもちろん、直売所で、日本ではなかなかお目にかかれない熟成チーズをお土産に購入するのも旅の大きな醍醐味です。歴史ある街並みを巡りながら、グラナ・パダーノPDOを探求する「おいしい旅」に出かけてみてください。
※この情報は2026年6月の取材に基づくものです。
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美濃羽佐智子
- 出版社勤務を経てフリーランスとなり、2011年から3年間をタイのバンコクで暮らす。エディター・ライターユニットTom☆Yamのメンバー。共著に『タイ行ったらこれ食べよう!』(誠文堂新光社)ほか。































