

インタビューによって添乗員のお仕事を深堀りするシリーズ。
彼ら彼女らの添乗員としての得意なジャンル、新人の頃の失敗談、さらに旅のプロ直伝の旅の楽しみ方、旅の準備のコツ、この国に行くならぜひ買うべきお土産、個人的なおすすめ国(街)ベスト3など、次回のツアー選びに役立つ具体的ノウハウが満載の情報をお届けします。
読むと素顔や人柄が伝わりますので、ぜひお読みください。
- 添乗員名:樅山 真弓(もみやま まゆみ)
- 拠点:大阪
目次
- 添乗員としてのキャリア
- 渡航国数
- 添乗員になろうと思ったきっかけは?
- 前職は?
- 実際に添乗員になって想像以上に大変だったこと
- 今思い出しても顔が赤くなるような失敗談
- 添乗員という仕事をやっていてよかったなと思う時は?
- 添乗中心がけていること
- 今も忘れられないお客さんとのエピソード
- 私の添乗員としての得意技
- お休みの日は何してる?
- 旅のプロとしてお客さんに伝えたい「旅を楽しむコツ」
- これまで旅した中で好きな国
- 私の目指す添乗員像とは
- この街に行く時は必ず立ち寄るお気に入りのカフェやレストランはある?
- この街に行く時は、必ず買っているお土産はある?
- 旅行する時、あったら便利なグッズはある?
- 樅山 真弓という添乗員をひとことで言い表すと?
- お客さんにひとこと
添乗員としてのキャリア
35年
渡航国数
92カ国。オールマイティーですが、ヨーロッパが落ちつきます。
添乗員になろうと思ったきっかけは?
卒業後、ハワイに住んでいました。
ハワイのあまりの快適さに、このままここにいると人間がダメになると思い(笑)日本から遊びに来る友人に求人誌を持ってきてもらい、そこに"添乗員"の仕事がありました。
ホノルル空港で観光客を出迎える旅行会社のスタッフの人たちを見ることがありましたが「あれなら私にも務まるかな」と思って・・・笑。
前職は?
学生時代に、友人と子ども服の会社を起業したりしました。
実際に添乗員になって想像以上に大変だったこと
早起きですね。ハワイでは好きな時間まで寝る、という毎日を過ごしていましたので。。。
添乗の前夜には目覚まし時計を5個スタンバイして寝ています。
今思い出しても顔が赤くなるような失敗談
約30年前のことです。
ハネムーナーばかりの6組12名のお客さんとフランスに行きました。
ブーローニュの森でディナーを取り、ツアー最終夜ということもあってすごく盛り上がり、予定時間をオーバーしました。
ディナー後、セーヌ河クルーズに乗るスケジュールだったのですが、発着場に着いた時には、予約していた船は出航済み。
その後1本設定はありましたがアメリカ人グループで貸し切りの船でした。
もう顔面蒼白です。一生に一度のハネムーン、明日は帰国日なので、リカバリーはできません。ハネムーンの思い出に残るリバークルーズに乗れない。どうしよう・・・と途方に暮れていました。
と、アメリカ人グループのガイドさんが「どうしたの?」と尋ねてきました。これこれこうだと話すと「なんだ、じゃ一緒に乗りましょうよ!」と言ってくれたのです。
「ああ神様!」と思いました。船の中ではアメリカ人乗客の皆さんもハネムーナーを祝ってくださり、大変盛り上がりました。遙か昔のお話ですが、今でもはっきり覚えています。
あの時以来、私が添乗している時、困っているお客さんを見かけたら、手を差し伸べるようになりました。
添乗員という仕事をやっていてよかったなと思う時は?
ツアーが終わった時、お客さんから感謝のお手紙を頂く時。
別れ際の空港で頂くこともあれば後日郵送されることもあります。私の宝物です。
添乗中心がけていること
「平常心」
肝っ玉が据わっているとみられているようです。
お客さんから「いつも鼻歌を歌ってるみたいですね」「いつも機嫌がいいですね」とよく言われます。
あと、お客さんに平等に接することですね。
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今も忘れられないお客さんとのエピソード
新婚さんとご一緒した時のこと。イタリアツアーで初日の夜、ヴェネツィアに泊まったのですが、ご主人が「ちょっといいですか、お話があります」と個人的に呼ばれました。
「夫婦喧嘩をしてしまいまして、妻がが「明日帰る」と言ってきかないのです。」と。
「分かりました。ツアーから離団して、帰りの飛行機を取り直し、手配することは可能です。ただかなり高額になると思います。」
ご主人は「しかたありません」と諦め顔。
喧嘩の原因ははっきりとは覚えていませんが、他愛もないことだったと思います。
次に奥さんと話しました。「明日帰る」といって聞く耳を持たれません。
私は「はい大丈夫です。ただちょっと考えてみませんか。帰国の変更手続きをすると100万円くらいかかるかもしれません。ツアーはこれからフィレンツェ、ローマと南に下りていきますが、グッチ、プラダ、フェラガモなどブランドショップがあります。帰国便変更に掛かるお金をお土産に掛けるというチョイスはありませんか?」と。
すると・・・奥さんの表情がパッと変わりました。
そのご夫婦はツアーを続行し、行く先々でたくさんのお買い物をされ、無事ご帰国されました。
しばらくして「お世話になりました」とお礼状をいただき、その後も毎年年賀状を送ってくださっています。今から25~6年前の思い出です。
私の添乗員としての得意技
身長188cmですので、どこにいてもすぐ見つけられます。
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お休みの日は何してる?
家のソファに腰を沈め、録画しておいたビデオを流しながら、スマホゲームを1日中しています。
これをやると頭の中が空っぽになるんです。私にとってとても大事なオンとオフの切り替えの時間です。
旅のプロとしてお客さんに伝えたい「旅を楽しむコツ」
何かひとつでいいですから旅の目的(見る、食べる、買う、体験する)を見つけて自分から楽しんでみてください。
受け身では充分に旅を楽しめません。
そしてその目的を添乗員にできれば早め(事前)に教えてください。
私はその目的(願い)を叶えられるようできうる限りの努力をしますので。
お客さんにとってその場所はおそらく一生に一度の場所になるだろうと思います。後悔しないように存分に楽しんでくださいね。
これまで旅した中で好きな国
好きな国があればそこに住んじゃうタイプです。
それをせずにいろいろなところに行けるから添乗員を続けているのですが、あえて挙げるとすると・・・
イタリアのヴェネツィア
日本人からすると非日常空間の街です。
できたらヴェネツィア本島内のホテルに泊まることをお勧めします。
観光客がいなくなった朝の静かなヴェネツィアの街は素敵ですよ。ぜひ歩いてみてください。
南アフリカ
クルーガ国立公園内にあるプライベートゲームロッジに泊まる旅をおすすめします。
朝と晩にレンジャー同行の4WD車(屋根がついていない)で動物を見に行きます。
日本では決して体験することのできないスペシャルな体験です。
10月のプレトリアのジャカランダもきれいです。
私の目指す添乗員像とは
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"常に笑顔"
安定感を感じられる添乗員でいたいです。
この街に行く時は必ず立寄るお気に入りのカフェやレストランはありますか?
特にありませんが、逆に初めての場所で良さそうなレストランを見つけるの(嗅覚)は得意です。
この街に行く時は必ず立ち寄るお気に入りのカフェやレストランはある?
イギリス
スーパーに売っているジュート製のエコバッグ。イギリスのものはおしゃれでかわいくておすすめです。3~10ポンドくらい。
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イタリア
ドラッグストアやスーパーで売っているローズウオーターという化粧水です。3~5ユーロくらい。
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ポルトガル
キャステルベルの石鹸。香りがよく泡立ちもいいのでおすすめ。
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旅行する時、あったら便利なグッズはありますか?
小銭入れ
海外旅行中、大きな札入れを見せない方が良いです。
スーパーのレジでは、泥棒があなたが会計を済ませ、財布をどこにしまうかじっと見ています。
お店を出たところでスリに合うことも多いです。
旅行中は、小銭と最低限のお札を折っていれておけばいい。
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貴重品袋
パスポート、現金を首から下げて服の下に入れるポーチ型のものを多くの添乗員が使っています。
これが一番安全です。
樅山 真弓という添乗員をひとことで言い表すと?
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"大胆にして繊細"
お客さんにひとこと
海外旅行に慣れている方にありがちですが「前回こうだったから今回もこうだろう」と思わない方が良いです。(特に防犯関連の事は)常に新鮮な気持ちでかつ細心の注意を怠りなく、旅を楽しんでください。
インタビュー後の感想
パリのセーヌ河クルーズでの出来事は、その後の樅山さんの添乗員としての姿勢・方針に影響する結果的に良い出来事でしたね。
お休みの日には、ビデオを流しながら同時にスマホゲームをする?「えっ同時にやるんですか?」と思いましたが、それが頭を空っぽにする手段ときいて納得しました。
夫婦喧嘩の仲裁など、添乗員業だけではなく、人生相談もされるのですね笑。

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シンジーノ
- ローマと北京に駐在歴あり。海外渡航歴は36か国。日本は47都道府県踏破。「お客さんが”笑顔”で買いに来る商品」を扱う仕事がしたいと旅行会社に入って三十余年。今はその経験を基により多くの人に「旅の魅力」を伝えるべく“たびこふれ”にいます。モットーは「その土地の温度が伝わるような血の通った記事を書く。」旅はカタチには残りませんが生涯忘れられぬ宝物を心に残してくれます。たびこふれを通じて、人生を豊かに生きる力を秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきます。































