

インタビューによって添乗員のお仕事とやりがいを深堀りするシリーズ。
彼ら彼女らの添乗員としての得意なジャンル、新人の頃の失敗談、さらに旅のプロ直伝の旅の楽しみ方、旅の準備のコツ、この場所に行くならぜひ買うべきお土産、個人的なおすすめ国(街)ベスト3など、次回のツアー選びに役立つ具体的ノウハウが満載の情報をお届けします。
読むと素顔や人柄が伝わりますので、ぜひお読みください。
- 添乗員名:田中 和規(たなか かずのり)
- 拠点:東京
目次
- 添乗員としてのキャリア
- 添乗員になろうと思ったきっかけは?
- 実際に添乗員になって想像以上に大変だったこと
- 今思い出しても顔が赤くなるような失敗談
- 添乗員をやっていてよかったな、と思うのはどんな時?
- 添乗中心がけていること
- 今も忘れられないお客さんとのエピソード
- 添乗員としての得意技
- お休みの日は何してる?
- 旅のプロとしてお客さんに伝えたい「旅を楽しむコツ」
- これまで旅した中で好きな場所
- 私の目指す添乗員像とは
- この街に行く時は、必ず買っているお土産はありますか?
- 田中 和規という添乗員をひとことで言い表すとすると?
添乗員としてのキャリア
20年(国内ツアー専門)
添乗員になろうと思ったきっかけは?
電車が大好き。
電車に乗りたかった。
無料で乗れて給料までもらえるなんてこんな素晴らしい仕事があるのか、と。
以前は長崎のテーマパークで仕事をしていて、数年後東京支社に転勤となりました。
長崎は旅の目的地、東京は旅の出発地(在住者にとって)
出発地と到着地をつなぐ仕事が添乗員。そこを担うと旅という形態を完結できるなと。
(内緒ですけど、就職試験の時もっともらしくそう言ったのですが本心はただ電車に乗りたかったのです笑。おかげで受かりました。)
実際に添乗員になって想像以上に大変だったこと
接客という仕事が大変でした。添乗員は旅好きよりも世話好き、面倒見好きでないと務まらないことが身に沁みました。
前職が観光業界だったので、業界の内情もわかるため、お互いの気持ちの板挟みになることもありました。
今思い出しても顔が赤くなるような失敗談
初めて添乗する場所で、バスを降りてから神社に向かう時、道を間違えて正反対の方向に歩きはじめ、お客さんに指摘された時は恥ずかしかったです。
また、お客さんに注意喚起しておきながら自分が失敗することも。
例えば、最近ホテルキーに部屋番号が書かれていないことが多く、自分の部屋番号を控えておかなかったので忘れるなど。
添乗員をやっていてよかったな、と思うのはどんな時?
観光列車に添乗する時、場合によっては車掌さんが行う車内アナウンスをやることもあり、電車好きとしてはとても嬉しいです。
父が町役場に勤めていて、町を重要文化財保存地区に登録する準備のため、奮闘していました。
その時(子どもの頃)は何も感じませんでしたが、添乗で日本のあちこちにある重要文化財保存地区に行くと父を思い出して誇りに思います。ただ父と息子はそんなものかもしれませんが、あまり口もきかず会えば喧嘩ばかり。父は昨年亡くなったのですが、「親父、いい仕事してたんだね」と言ってやれなかったことを後悔しています。
バスガイドさんや、ドライバーさんから「田中さんは旅館の番頭さんみたいね」と言われることがあります。
もともと実家は料亭をやっていて祖父は3代目でした。父は役場に勤めて継がなかったため、料亭は閉めましたが、血筋はあるのかな、と思います。
添乗中心がけていること
けがをしないこと、ですね。
仲間内では「ミスター労災」と言われるほどケガをしています。
- 鳥取県の道の駅で転んで骨折
- 高知城で石段をころげおちて捻挫
どちらも頑張ってお客さんと一緒に東京まで戻り、その後病院に行きました。
たまたま同じ病院だったので、高知の時はお医者さんから「今回は折れてませんね」と冗談交じりに言われてしまいました(笑)
みなさんも旅行中のケガは十分ご注意ください。
今も忘れられないお客さんとのエピソード
話していると九州弁(佐賀弁)がつい出る時があります。
お客さんから「なんか同じ匂いがする」と言われることも。
添乗員としての得意技
ズバリ「鉄道」です。
車窓からの景色(どこで何が見られるか)、車両については深く語れます。
今は乗り鉄ですが、以前は撮り鉄でした。コンテスト入賞歴もあります。
ですから、この場所ならどういうアングルで撮ればいいかを知っています。
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お休みの日は何してる?
テレビの旅番組を観ます。ロケ地が観光地の刑事ドラマなども。お客さんとの会話でよく出てきますから。
日本全国の鉄道を制覇しましたが、新型車両が出ると乗りに行きますね。
旅のプロとしてお客さんに伝えたい「旅を楽しむコツ」
離島への旅や冬の北海道への旅では、念のために予備の下着をもっていった方がいいですよ。
欠航して日程が延びることがありますから。
これまで旅した中で好きな場所
- 青森県 下北半島の仏が浦(恐山)
- 岩手県 三陸の浄土ヶ浜
どちらも岩の形が美しく、気持ちが落ち着く場所です。
両親に勧めたら行ってくれたのですが、帰ってきてから「ははーん、私らに早くあの世へ行け!ってことね笑」と言われました。
私の目指す添乗員像とは
お客さんに旅行を楽しんでもらうこと。
その為には自分も楽しむようにしています。
お客さんからよく「添乗員さん、とっても楽しそうね」と言われます。
ホテルや列車のスタッフさんからも「田中さん、笑顔が良いですね」と。
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確かにいい笑顔です。
この街に行く時は、必ず買っているお土産はありますか?
「通行手形」を集めていたのですが、今はあまり売っていなくて残念です。
九州に旅行したらアイスクリームのブラックモンブランに決まりです。私のふるさと佐賀県のアイスです。
田中 和規という添乗員をひとことで言い表すとすると?
「鉄道」しかないですね。
ネクタイも鉄道車両のマークが入っているものを付けています。できるだけ添乗するエリアを走っている鉄道車両マークの入ったネクタイをするようにしています。なかなかお客さんは気づいていただけませんが・・・笑
体がきつくて添乗員ができなくなったら、実家に戻って「町の博物館」をやりたいなと思っています。
添乗で集めた船印、城印などがかなりあるので、そこそこの博物館ができるんじゃないかと思っています。
インタビュー後の感想
田中さんは本当に鉄道が好きで好きでたまらないんだなあと感じました。
「好きこそものの上手なれ」といいますが、好きだからやってもやっても苦にならない、という部分はあると思います。
「努力は夢中に敵わない」ですね。
決して、器用でソツなくこなすタイプではないかと思いますが(失礼!)「田中さん、楽しそうにしてるわね」「笑顔が素敵ね」と言われるのがその証で、お客さんや周りの雰囲気を和やかにする人柄だと思います。

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シンジーノ
- ローマと北京に駐在歴あり。海外渡航歴は36か国。日本は47都道府県踏破。「お客さんが”笑顔”で買いに来る商品」を扱う仕事がしたいと旅行会社に入って三十余年。今はその経験を基により多くの人に「旅の魅力」を伝えるべく“たびこふれ”にいます。モットーは「その土地の温度が伝わるような血の通った記事を書く。」旅はカタチには残りませんが生涯忘れられぬ宝物を心に残してくれます。たびこふれを通じて、人生を豊かに生きる力を秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきます。






























