公開日:
最終更新日:
【四季と宿をめぐる旅】北海道〜章月グランドホテルと秋の定山渓〜
夏の暑さがすぎる初秋こそ、旅行に行きたくなる季節ではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが北海道の定山渓温泉です。
9月下旬〜10月まで渓谷全体を彩る紅葉を鑑賞でき、清々しい季節の中、気持ちの良い温泉に浸かれます。また北海道の味覚が詰まったホテル・旅館のお料理も食欲の秋にもってこいです。
今回はそんな初秋の定山渓温泉を満喫できる「章月グランドホテル」をご紹介します。
目次
一段と趣が高まる秋の定山渓温泉
定山渓温泉の紅葉は9月下旬に色づき始め、10月上旬〜中旬に見頃を迎えます。標高が300〜400mほどにあり、札幌市街と比べて紅葉が少し早めです。
新千歳空港から車で約1時間30分ほどで、道外からでもアクセスしやすいのが嬉しいところ。自然に囲まれ、潤沢な温泉が湧き、北海道らしい旅を楽しめるリゾート地です。
そんな定山渓温泉ですが、宿泊者限定の面白い試みを行っているのも魅力の1つ。
6〜10月まで温泉街の自然散策路を舞台に、イルミネーションやプロジェクションマッピングで彩る『JOZANKEI NATURE LUMINARIE』が開催されています。
お宿で贅沢な時間を過ごしつつ、非日常な散策を楽しむスタイルは定山渓温泉ならではです。
おもてなしが楽しい老舗リゾートホテル
今回ご紹介したいのは、定山渓温泉を代表するホテルの1つ「章月グランドホテル」。大正時代に料理店から始まった老舗ホテルですが、なんと2021年4月に全面リニューアル!伝統に新しさが織りなすホテルへと生まれ変わりました。
そんな章月グランドホテルの大きな魅力は、宿泊中に暇ができないほど充実したおもてなし。チェックインからアウトまで時間割を作れるほど、さまざまなサービスを受けることができます。
(以下一例)
代表的なサービスの「はちみつバイキング」。世界各地から集めたはちみつをお好みでヨーグルトやクラッカーに添えて楽しめます。
17:00~18:00まで1時間限定で生ビールが飲み放題!このためにチェックイン直後から温泉へ入って、湯上がりの1杯に備えます。
夕食後は、シェフ特製のスイーツやアイスクリームなど夜のスイーツをいただきます。チェックインの時から楽しめるはちみつとの相性も◎
夕食から夜のスイーツを楽しみ、『JOZANKEI NATURE LUMINARIE』から帰ってきたら、21:00~22:00まで夜食のにゅうめんを。散策後の小腹を満たすのにもってこいです。
ここでご紹介した以外にも大黒饅頭とお茶のサービスや朝のスイーツなど、まだまだサービスが盛りだくさん。心ゆくまでホテルでくつろぐことができますよ。
渓谷を眺める露天と個性的な貸切風呂
札幌の奥座敷と呼ばれる「定山渓温泉」。章月グランドホテルでも、源泉掛け流しの温泉を有しており、ナトリウム-塩化物泉の素晴らしいお湯に浸かることができます。
中でも特に素晴らしいのが、露天風呂です。無色透明なお湯がコンコンと注がれ、渓谷の色彩が水面に映り込みます。静かにお湯に浸かるひとときは、なんだか肩の力が抜けるようです。
章月グランドホテルにはユニークな貸切風呂があるのも面白いところ。ドーム状に建物の中でお湯に浸かる「瞑想の湯」では、ミステリアスな入浴体験を楽しめるので、ぜひ利用してみてください。
北海道の幸が詰まった「三日月膳」と朝食
ホテルの前身が料理店だったように、お料理も自慢の「章月グランドホテル」。ホテルを代表する「三日月膳」には、極上の創作料理が並びます。
まずは前菜から。北海道・札幌・定山渓にまつわるテーマに基づいて、7品もの個性的な前菜が並びます。中には日本ハムファイターズの選手が好きというメニューも。
お刺身も素材の良さを感じるものばかり。苫小牧が水揚げ量で日本一を誇るホッキ貝も入っています。料理長が自ら配合したお醤油との相性抜群です。
極上な肉質を誇るブランド牛・白老牛は、好みの焼き加減でいただきます。とろける脂と繊細な赤身のバランスがたまりません...!!
上記は筆者が訪れたときの代表メニューですが、ほんの一例。内容は公式サイトでも公開されているので、気になった方はぜひ覗いてみてください。
朝食は焼き魚がメインで一膳で提供される和定食です。1つ1つが割烹料理のようなクオリティの高さは、さすが料理で有名な老舗ホテルですね。釜炊きのご飯とスタンダードなお味噌汁も、1日の朝に元気をもたらしてくれます。
朝食後はゆったりと朝のスイーツへ。チェックアウトのギリギリまでホテルのおもてなしを楽しみましょう!
初秋の旅におすすめな定山渓温泉と章月グランドホテル。ぜひ、非日常の癒しを求めて訪れてみてください。
章月グランドホテル
- 住所:北海道札幌市南区定山渓温泉東3-239
- TEL : 0570-026-575
- 公式サイト:章月グランドホテル
四季と宿をめぐる旅・北海道シリーズ
- 〜フラノ寶亭留とラベンダー〜
- 〜緑の風リゾートきたゆざわと雪見温泉〜
- 〜きらの宿すばるとシマエナガ〜
- 〜北こぶし知床ホテル&リゾートと 流氷〜
- 〜山の宿 野中温泉と雌阿寒岳登山〜
- 〜ペンション トムテ ルムと丘の風景〜
関連記事
Ranking北海道記事ランキング
-
土庄雄平
- 1993年生まれ、愛知県豊田市出身。同志社大学文学部文化史学科・英文学科卒。サラリーマンの傍ら、自転車旅&登山スタイルで、日本各地を駆け巡るトラベルライター。春は桜を愛でながらサイクリング、夏は冷涼な北日本へ自転車で大冒険、秋は秘境の紅葉を求めて山登り、冬は輝く樹氷と白銀の世界に魅了される。そんな自然の中へ身を投じる旅がルーティーン。