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【台湾】郊外でのんびり♪ローカルに人気の穴場スポット「猫空」でお茶にまみれて in 台北
「都会で食べ歩きもいいけれど、自然の多い場所でのんびりしたい」
そんなことを思いながら、台北の地図を眺めていると「猫空」という場所を発見。お茶の産地でありながら、おしゃれなカフェやお茶料理が楽しめるレストランなどが立ち並ぶ人気スポットなのだそう。さっそく行ってみました。
目次
台湾茶やお茶料理、ハイキングなどが楽しめる「猫空」
「猫空」は、台湾四大銘茶として知られる「木柵鉄観音茶」や「文山包種茶」の産地で、自然に囲まれながら、ゆったりと台湾茶やお茶料理を堪能できます。さらに、お茶の製造工程や歴史を学んだり、ハイキングコースを歩いて茶畑のある景色に癒されたりするなど、さまざまなアクティビティを楽しめるのも魅力なんです。
台北駅から「猫空」までは約1時間なので、日帰り旅行ができて便利。MRT文湖線「動物園駅」で下車し、そこから徒歩約5分のところにあるロープウェイに乗り換えれば「猫空駅」に到着します。
ほのかに茶葉の風味！お茶料理を楽しもう
この日の気温は33度。ハイキングは涼しい時期に譲ることにして、今回は自然の中でのんびりとお茶を堪能することにしました。
さっそく昼食をとることに。飲食店は、ロープウェイ乗り場を出て左の道沿い（「台北市鉄観音包種茶研発推広中心」方面）にたくさんあります。ソーセージのような食べ歩きができるB級グルメから茶葉料理が堪能できるレストラン、おしゃれなカフェ、茶芸館などが立ち並んでいるので、ぜひ自分好みの店を見つけてみてくださいね。
筆者が訪れたのは、提供スピードが速く、コスパが良いことで評判の「猫空大観園」。ここでは、茶葉入りチャーハンや茶油を使った炒め物、麺料理などが楽しめます。
注文したのは、茶葉入りチャーハン、客家小炒、椒麻豆腐。
茶葉入りチャーハンはお茶のいい香りがし、ほのかに茶葉の風味が感じられます。豆腐やイカ、豚肉などが入った客家小炒は、セロリの清涼感が特徴的なさっぱりとした炒め物です。山椒たっぷりの椒麻豆腐は、クセになる辛さ！どれも絶品で、2人でちょうどいい量。水2本と合わせて全部で760元でした。
景色のいい場所でひと休み♪茶芸館で味わう台湾銘茶
満腹になった後は、景色のいい場所でティータイム。「猫空」には50軒以上、茶芸館があるそうなので、食後の散歩をしながら、気に入った茶芸館に入ることにしました。
「賞景」の看板とローカルな雰囲気に惹かれて訪れたのは「迺乾茶荘」。ここでは、広々とした景色を眺めながら、ゆったりと台湾茶を堪能できますよ。
木柵鉄観音茶、文山包種茶、東方美人、高山金萱茶など、台湾を代表する銘茶を簡単な日本語ができる店員さんが淹れてくれます。飲みきれなかった茶葉は持ち帰れるので、淹れ方を覚えておくと便利。
「迺乾茶荘」のお茶がおいしいことはもちろん、店員さんがとても親切なんです。汗だくの筆者を見て扇風機2台を運んできてくれたうえ、本来は熱々で飲むであろうお茶を、冷たくして飲みたいというリクエストにも快く応じてくれました。どの茶芸館に入ろうか迷ったら、「迺乾茶荘」を訪ねてみてはいかがでしょうか。
歩き疲れたらお茶スイーツでエネルギーチャージ♪
茶芸館でひと休みした後は、運動がてら、台湾人たちが歩いている方向に一緒に行ってみることにします。途中から店はまばらに。珍しい鳥の鳴き声が聞こえ、南国の植物が香る林道に変わりました。
道端に小ぶりの茶畑を発見。それにしても、日差しが強いです。
ロープウェイ乗り場から20分ほど歩いて、たどり着いたのは「台北市鉄観音包種茶研発推広中心」。お茶の種類や歴史を学べるパネル展示があるほか、お茶の製造機器を見られるなど、お茶のことを深く知りたい人にとっては興味深い施設です。
ただ、ロープウェイ乗り場から往復で徒歩約40分になるため、気軽に訪れるには意外と距離がありました。気温の高い時間帯に歩く場合は、熱中症対策をお忘れなく。
やっぱりお茶は味わうのが一番！という人は、デザートにお茶ソフトクリームはいかがでしょうか。ほんのりと茶葉の苦味が感じられる、さっぱりとした甘さ。猫形のクッキーが可愛いです。お茶ソフトクリームはいろんなカフェで売られているので、ぜひ食べてみてくださいね。
おわりに
暑い時期に「猫空」を散策するなら、比較的涼しい午前中か夕方以降に行くのがおすすめ。夜は夜景が綺麗に見えるのだそうです。ロープウェイの営業時間は、平日9時～21時、土日9時～22時。月曜日は定休日なので、ご注意ください。
食べ歩いたりマッサージをしたりと、駆け足で台北を巡ることが多かった筆者ですが、今回「猫空」を訪れてみて、郊外でゆったりと過ごすのも魅力的だなと感じました。皆さんも都会の喧騒から離れて、「猫空」で、ふ～っとひと息ついてみてはいかがでしょうか。
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にっしー
- 国内外と転々としながら、好きなことをしている関西人。お茶の産地を旅するのがライフワーク。
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