西ヨーロッパとはまた違った魅力があるポーランド

ポーランド

ポーランドは、西はドイツ、南はチェコとスロバキア、東はウクライナ、ベラルーシ、北東はロシアに面している東欧の国です。北はバルト海に面しています。

ポーランドと聞いたら皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?

筆者がポーランドを訪れた目的はユダヤ人が大虐殺された負の遺産アウシュビッツ収容所を訪れるためでした。他にもポーランドは音楽家ショパンの故郷でも有名です。

今回はそんなポーランドの古都クラクフを紹介させていただきます。

目次

ポーランドの古都クラクフ

ポーランドの南に位置する都市クラクフは、11世紀から16世紀にかけてポーランド王国の首都として栄えた古都です。第二次世界大戦ではナチス・ドイツの支配下に置かれ、ユダヤ人の大虐殺で有名なアウシュビッツ強制収容所もクラクフから日帰りで訪れることができます。

クラクフ

中世の建築物が残る旧市街の町並みや観光スポットは世界遺産に指定され、馬車などが街を行き来している光景はまさに中世の世界にタイムスリップしたような感覚になります。旧市街の見所は教会やヴァヴェル城などで1日あれば歩いて周れます。

またクラクフの歴史を知る上で欠かせないのがクラクフの南東に位置するユダヤ人地区。この地区は昔からユダヤ人が住んでいてシナゴークやヘブライ語で書かれたお店などがあり、一味違った雰囲気が味わえます。

クラクフ

もちろん旧市街やユダヤ人街など歴史を知った方がより観光を楽しめると思うので、英語ができる方はフリーウォーキングツアーがオススメですよ。(英語のガイドさんが無料で数時間案内をしてくれます。最後に気持ちの分だけお金をあげるのがマナー。)

筆者も色々な都市でフリーウォーキングツアーに参加しましたがどのガイドさんも大変知識が豊富で面白くてとてもおすすめです。

アウシュビッツ強制収容所

皆さんはアウシュビッツ強制収容所の存在をご存知でしょうか?

こちらは聞いたことがなくともヒトラーと聞くとぴんとくる方が多いのではないでしょうか。第二次世界対戦中、ドイツのヒトラー率いるナチスドイツはユダヤ人の絶滅政策を行いました。何の罪もない大人や子供、民間人などがユダヤ人という理由だけで不当な扱いを受け大虐殺されたのです。

アウシュビッツ強制収容所

ナチスドイツ政権下では数多くの収容所が造られ、罪もないユダヤ人達が卑劣な強制労働を強いられ、劣悪な環境のもと収容されました。そして、労働ができないとみなされた子供や女性、老人などはガス室に送り込まれたり、銃殺されたりして処刑されました。

アウシュビッツ強制収容所は数ある収容所の中で最も多く犠牲者を出した収容所です。収容所はクラクフの郊外、オシフィエンチム(Oświęcim)という都市にあります。収容所へは公共交通機関を使っても行けますが、効率を考えるとクラクフからガイド付きのツアーに参加するのが楽だと思います。

クラクフから収容所までは車で片道約1時間半ほど。ツアーに参加すると考えて1日見ておきましょう。

アウシュビッツはガイド付きのツアーでしか周れない時間帯があるので、個人で周りたいと考えている方はしっかりと時間を確認して行きましょう。(時期によって変わります。)また当日パスポートが必要なので忘れずに!

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アウシュビッツ収容所を周る場合は隣接するビルケナウ収容所を合わせて3時間ほどかかりますので、歩きやすい靴、冬に行く方は防寒対策をしっかりして行きましょう。筆者は12月に行ったのですが、雪の中凍えて大変でした。

アウシュビッツ収容所には生々しい当時のユダヤ人の靴や髪の毛などの展示物などがあり、ガス室や収容されていた寝床など、当時どれほどまでに収容された人たちが卑劣な扱いを受けてたかが痛いほどがわかるものになっています。まさに人間とみなされていない扱いです。これは実際に自分の目で見て、説明を聞きながら行く価値があり、戦争というものがどれほどまでに悲しくて、残忍なものということを肌で感じさせられる場所です。

二度とこのようなことが起こらないよう、私たち現代人が歴史を知ることの大切さを感じました。

ヴィエリチカ岩塩坑

クラクフに来て時間がまだあるなと思った方はクラクフの郊外にあり、半日で行けるヴィエリチカ岩塩坑に是非行って見てください。13世紀以来稼働していた岩塩坑は世界最古で、深さは地下327m、全長は300km以上に及びます。中には礼拝堂があり、すべて塩で作られていると聞いて本当に驚きです。今でもそこで結婚式をあげる人がいるのだとか。

ヴィエリチカ岩塩坑

ポーランド食べ物

ポーランド伝統料理として有名なのが、餃子のような見た目のピエロギです。種類が豊富で、もちもちの厚めの皮にひき肉、チーズ、ポテト、フルーツなどを包んで茹でたもので、とても美味しいです。スーパーでも売られていますし、レストランでも食べられる身近なメニューです。

ちなみにポーランド人のおすすめは、サワークリームにMaggieを少し入れ混ぜてピエロギをディップしたものだそうです。これがとっても美味しかったです!クラクフ観光でぜひ食べて見てくださいね。

ピエロギ

まとめ

ポーランドの通貨はユーロではなく ズウォティです。ポーランド は西ヨーロッパと比べて物価が安いので、マッサージやネイルサロンなど空き時間に行って見るのもおすすめですよ。

西ヨーロッパとはまた違った空気感を感じられるポーランド 、ぜひ行って見てくださいね。

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Marie

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