鉄道旅行のすすめ~電車の旅はこうすれば楽しい!~

電車

「旅でリフレッシュしたい」という気分のときは、鉄道旅行に出かけてみてはいかがでしょう。電車は移動手段でありながら、旅の目的としても楽しめる要素が満載です。

今回の記事では、電車の旅の楽しみ方やおすすめの電車情報、よりお得に楽しむ方法など、鉄道旅行をさらに充実させるポイントをまとめました。こちらの記事を参考に、電車の旅を楽しんでみてくださいね。

目次

<1. 電車の旅はこうすれば楽しい>

<2. 電車の旅をお得に楽しくする方法>

<3. 観光におすすめなローカル線>

<4. 色んな観光列車を楽しもう!>

1. 電車の旅はこうすれば楽しい

まずは、電車の旅をさらに楽しむためのポイントを紹介します。電車で過ごす時間を、単なる移動時間と考えるのはもったいないかもしれません。せっかくなら、電車も旅行の目的の一つとして、存分に楽しんでみましょう。

車窓からの景色にこだわる

電車の旅を楽しむために、車窓からの景色にこだわってみるのがおすすめです。

中には絶景スポットを通過する際、車内アナウンスで知らせてくれる電車もあります。そんなスポットを通る電車であれば、進行方向に対してどちら側の席に座ればばっちり景色が見られるか、事前に調べておくと良いでしょう。電車での移動中に流れていく景色も、こだわって楽しんでみると素敵な思い出になります。

ローカル線に乗ってみる

旅行先で、のどかで自然豊かな場所を走るローカル線に乗ってみるのはいかがでしょうか。

車窓から見える景色、ゆっくりと進んでいく雰囲気など、すべてが癒しにあふれています。中には秘境のような場所に連れて行ってくれる路線もあり、ちょっとした探検気分も味わえるかもしれません。都会の喧騒を忘れ、とことん自然やゆっくりと流れる時間に癒されたい方におすすめです。

観光列車に乗ってみる

観光列車は車窓からの景色を楽しみつつ、移動時間がさらに楽しくなるサービスが電車内で受けられます。例えば車内で料理が食べられるサービスもあります。一流シェフやレストランのコース料理、こだわりの駅弁、スイーツやご当地食材を使った料理などが楽しめます。

移動中も、車窓からの絶景と共に特別な時間を満喫したい方は、観光列車に乗ってみてはいかがでしょうか。

車両や駅名などに注目する

電車の旅を楽しむときは、車両や駅名に注目してみるとおもしろい発見があるかもしれません。

特にローカル線であれば、地域ゆかりの車両デザインや、レトロ感あふれる雰囲気を楽しむことできます。駅名に注目すると、意外な読み方や、ちょっと変わった名前が見つかることも。せっかくなら行ったことのない土地の電車に乗ってみて、新しい発見に出会ってみるのもおすすめです。

2. 電車の旅をお得に楽しくする方法

駅 ホーム
<出典元:写真AC

電車の旅にぴったりな乗車券やチケットが存在する路線もあります。少しでもお得に楽しめるよう、参考にしてみてください。

特別な乗車券を買う

鉄道会社によっては、電車の旅をお得に満喫するための特別な乗車券を販売している場合があります。1日その路線の電車が乗り放題になる乗車券で途中下車を楽しめたり、往復の場合は格安で乗車券が購入できたりと、その種類はさまざまです。乗りたい電車で特別な乗車券が販売されていないか、確認してみましょう。

ここでは、特別な乗車券の例をいくつかご紹介します。

・小田急線のお得な切符

箱根や江ノ島など、人気観光地にもつながる小田急線。そんな人気のエリアを電車で存分に楽しめるフリーパスや周遊券が、数多く販売されています。対象路線の各駅で乗り降り自由になるだけでなく、提携している飲食店や美術館などの割引クーポンがついているものもあります。小田急線で電車の旅をするときのマストアイテムと言えるでしょう。

公式サイト:小田急のお得なきっぷ

阪急阪神1dayパス

阪急電車、阪神電車、神戸高速線が1日乗り降り自由で利用できるフリー乗車券です。3つの電車で大阪・京都・兵庫と幅広いエリアに足を運ぶことができます。京阪神の電車の旅をしたい方には必見の乗車券です。

公式サイト:阪急阪神1dayパス

京急のおトクなきっぷ

京浜急行電鉄も、お得な乗車券が充実しています。たとえば三浦半島であれば、電車とバスの2日間乗り放題券、食事券、施設利用券までセットになった「三浦半島まるごときっぷ」が必見です。そのほか、三崎、横須賀、葉山、横浜など各エリア向けに特別な乗車券が販売されています。

公式サイト:京浜急行電鉄 おトクなきっぷ

青春18きっぷ(普通列車普通車自由席用)

青春18きっぷはJR全線の普通列車、普通車自由席が1人5回まで乗り放題のチケットです。毎年春・夏・秋の特定の期間に発売され、年齢問わず誰でも購入できます。5回分1セットで12,050円という販売方法で、同一行程であれば5人で1回というようなグループ利用も可能です。また、バス高速輸送システム、JR西日本宮島フェリーでも利用できます。国内の幅広いエリアでの電車の旅を自由気ままに楽しみたい方におすすめです。

公式サイト:青春18きっぷ

チケットレスで買う

中には電子チケットなどを利用した、いわゆる「チケットレス」で乗車券を購入するとお得になる場合もあります。たとえばJR東日本では「えきねっとチケットレスサービス」を利用すると、在来線特急電車が割引になるサービスが展開されています。当日乗車券を受け取ったり、紙のチケットを管理したりする手間も省けるので、一石二鳥です。

宿泊と乗車券のセットを買う

各旅行会社が、旅行先の宿泊と電車の乗車券をセットで販売している場合もあります。特におすすめなのが、観光列車がセットになっているものです。往復だけでなく、複数の観光列車を乗り継ぎ、幅広いエリアをまわっていくツアーなどもあります。ホテルと乗車券を別で予約するよりもお得になるため、旅行先での宿泊を考えている方にはおすすめです。

3. 観光におすすめなローカル線

ここでは特におすすめしたい、観光にぴったりなローカル線とそれぞれの魅力について紹介します。

五能線(青森県~秋田県)

五能線
<出典元:写真AC

青森県の南津軽郡に位置する川部駅と、秋田県能代市の東能代駅をつなぐ五能線は、観光で人気の高いローカル線です。魅力はなんといっても美しい自然の風景。白神山地の山々、日本海の海岸線など、車窓から数々の絶景を眺めることができます。各駅で下車すれば、さらに自然を間近で体験できるだけでなく、各地の特産品や食事を楽しむこともできます。都会の喧騒を忘れ、東北の自然に癒される電車の旅を楽しみたい方におすすめです。

公式サイト:五能線の旅 - JR東日本

いすみ鉄道(千葉県)

いすみ鉄道
<出典元:写真AC

いすみ鉄道は、千葉県の大多喜町からいすみ市内を走る電車です。各駅舎と電車には昔ながらの雰囲気が残り、そのレトロさがたまらないという方も多いでしょう。最大の見どころは、3月上旬になると沿線に咲き誇る菜の花の絶景です。その特徴から「菜の花列車」という愛称でも知られています。自然の中をのんびりと走る電車で過ごす癒やしの時間は何物にも代え難いでしょう。

公式サイト:いすみ鉄道

大井川鐵道(静岡県)

大井川鐵道
<出典元:写真AC

静岡県の千頭駅から井川駅を走る大井川鐵道(てつどう)の魅力は、普通電車だけでなく、SL、日本唯一のアプト式列車など、さまざまなレトロ電車の旅が楽しめる点です。また、道中には桜や紅葉の名所のほか、接岨湖のど真ん中に位置する無人駅・奥大井湖上駅があったり、日本一短いと言われるトンネルがあったりと、見どころも充実しています。実際に乗ってみることはもちろん、レトロ電車が絶景の中を通る景色は撮影にもぴったりです。

公式サイト:大井川鐵道

肥薩おれんじ鉄道線(熊本県~鹿児島県)

肥薩おれんじ鉄道
<出典元:写真AC

肥薩おれんじ鉄道線は、熊本県の八代駅から、鹿児島県の川内駅をつなぐローカル線です。海岸線を走るため、車窓からは美しい海の景色を楽しむことができます。一日乗り放題の乗車券を販売しているだけでなく、佐敷駅・水俣駅・阿久根駅で電動アシスト付き自転車の貸出も行っており、各駅での観光も満喫しやすいです。また「おれんじ鉄道」という観光列車も走っています。車窓から海の絶景を楽しみながら、贅沢に食事を楽しむ旅もおすすめです。

公式サイト:肥薩おれんじ鉄道線

4. 色んな観光列車を楽しもう!

電車の旅で一度は乗ってみたいのが観光列車です。全国各地に個性あふれる観光列車が走っています。ここでは、4つの観光列車をピックアップしてご紹介します。

SL冬の湿原号(北海道)

SL冬の湿原号
<出典元:写真AC

SL冬の湿原号は、北海道の釧路湿原を走るSL列車です。1月~3月のみの期間限定運行で、釧路駅から標茶駅をつないでいます。車内には客席のほか、飲食物やお土産が購入できる車両「カフェ・カー」も完備。こだわって設計されたというレトロな雰囲気が広がり、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気が味わえます。外に広がる白銀の世界と合わせ、ここでしか味わえない電車の旅が堪能できるでしょう。

花嫁のれん(石川県)

花嫁のれん
<出典元:写真AC

石川県を走るJR西日本の観光列車「花嫁のれん」のコンセプトは「和と美のおもてなし」。伝統工芸の輪島塗、加賀友禅をイメージした見た目と内装には、ラグジュアリーな雰囲気が漂います。座席は8つの半個室を備えた1号車、座席が回転椅子となっている2号車から選ぶことができます。加賀や能登の郷土料理が味わえるお弁当や、和装アテンダントによる上質なおもてなしで、まるで旅館にいるかのような気分が味わえるのが魅力です。

ふたつ星4047(九州)

ふたつ星4047
<出典元:写真AC

ふたつ星4047は、佐賀県、長崎県をつなぐ観光列車です。西九州の美しい海岸線を車窓から楽しむことができます。座席のほかに共用ラウンジも備わっており、ご当地グルメやお酒、スイーツを楽しみながら、自由な時間を過ごせるのも魅力です。また、運行ルートが2種類に分かれているため、目的地に合わせて選択できるのも特徴となっています。

36ぷらす3(九州)

36ぷらす3
<出典元:写真AC

九州全体を一周する観光列車「36ぷらす3」も見逃せません。博多から5日間をかけて各県を巡りますが、5日間乗り続けるのではなく、好きな曜日・コースを選ぶ形でチケットが販売されています。たとえば「赤の路」と呼ばれる木曜日のコースは、10時に博多駅を出発し、熊本駅を通って鹿児島中央駅まで行くことが可能です。車内は1〜3号車まで個室が完備されており、ビッフェが楽しめる特別な車両もあります。九州の電車の旅を何度でも楽しみたくなる観光列車です。

移動手段と考えられがちな電車ですが、むしろ電車を旅の目的にすることで、いつもと異なる旅行を満喫することができます。楽しみ方を知っているだけで、さらに思い出深い旅となることでしょう。電車の旅・鉄道の旅を楽しんでみたい方はぜひ、この記事を参考にしてみてくださいね。

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