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絶景あり!B級スポットあり!山口1日ドライブモデルコース
山口県といえば絶景スポットが多いことから近年では若者にも人気が高まっています。そんな山口県の定番絶景スポットといえば、やはり角島大橋でしょう。他にもSNSで多くの人がこぞってアップする元乃隈神社など、下関周辺には絶景スポットや隠れた名所が目白押し。バラエティに富んだスポットを1日でめぐるモデルコースをご紹介いたします。
目次
映える鳥居!元乃隈神社
2015年、アメリカCNNが選んだ「日本の最も美しい場所31選」で紹介されて以来、一気に認知度が高まったスポットといえば「元乃隈(もとのすみ)神社」でしょう。2019年に「元乃隈稲荷神社」から「元乃隈神社」へと改名されていますが、もともと稲荷神社と名前がついていただけあって、朱塗りの鳥居がズラリ並ぶ姿が壮観。
鳥居の赤、木々の緑、そして背後には美しく青い日本海と空とのコントラストがこの元乃隈神社の絶景たるゆえんでしょう。天気が良い日の"映え度"は半端なしです。
元乃隈神社の見どころは並んだ鳥居だけではありません。青く澄んだ海に突き出た高い崖、そしてワイルドな岩場にも参拝者が足を運ぶのです。この岩場一帯は「龍宮の潮吹」と呼ばれる観光スポットでもあり、岩場に打ち付けた波が穴を通って高く舞い上がる現象が起こることから、その名が付いています。
また、日本一お賽銭が入れにくいと言われる鳥居も忘れないで。なんと高さ6mという鳥居の扁額の部分に賽銭箱が設置されているのです。これになんとかお賽銭を入れようと、何度も小銭を投げる参拝客たちで鳥居は常ににぎわっています。うまくお賽銭が入れば、願いが叶うかも!?
元乃隈神社でひとつ注意しておきたいのは周辺の道路状況です。神社へのアクセスとなる道路は道幅も狭く、渋滞が起こりがち。また駐車場のキャパシティはじゅうぶんともいえず、連休などの行楽シーズンには早々に満車状態となることも。通常なら10分で行けるような距離に30分、1時間とかかってしまう恐れもあります。
これらも踏まえて、午前中の早い時間帯に訪れておけば、ひとまず大きなタイムロスにはならないということで、モデルコースのトップにおすすめしています。
元乃隅神社
- 住所:山口県長門市油谷津黄498
- 電話番号:0837-26-0708
- 公式サイト:元乃隅神社
超絶景ブリッジ!角島大橋
元乃隅神社から車で約30分、次なる絶景スポットは角島大橋です。日本国内でも屈指の絶景ブリッジとして名高く、連日多くの観光客が訪れています。数多くの車のCMのロケ地になっているのも頷ける、とにかく走って良し、眺めても良しの名所!いまや山口県を代表する観光スポットのひとつです。
角島大橋は下関市と沖合に浮かぶ小さな島、角島とをつなぐ無料で渡れる橋。とにかく周辺の海が綺麗!まるで沖縄の海のようにも思える素晴らしい透明度とブルーのグラデーションが訪れた人を魅了するのです。そんな素晴らしい眺めを楽しむべく、角島大橋にはいくつかのビュースポットがあります。
まずは橋のたもとにある海士ヶ瀬公園へ。駐車場があり、お手洗いや売店もありますので散策の起点にしましょう。ここからの角島大橋の眺めがすでに素晴らしい!橋を左手に雄大な景観を楽しみましょう。
そこから横断歩道を渡ればスロープが伸びており、その先には少し高台になった展望スペースが設けられています。ここが角島展望台と名づけられたビュースポット。今度は橋を右手に眺めることができます。先ほどとは違う角度からの絶景を楽しむことができます。
さらには、橋の付け根の後方にある高台も忘れずに足を運びましょう。この高台は名もなきビュースポットなのですが、橋の付け根から対岸までまっすぐに伸びる角島大橋を見渡せ、いちばん"映える"写真を撮れるポイントです。細い道からの眺めになりますので、車には十分注意して景色を楽しんでください。
また、橋を渡った先、角島にもビュースポットはありますが、本州側からの眺めの方がピカイチになりますので割愛します。またその先には角島灯台があり、角島大橋は見えませんがこちらの景色もまた素晴らしいので時間があれば足を伸ばしてみましょう。
なお、角島大橋で綺麗な写真が撮りたいなら、やはり晴れた日であまり風のない日がベストです。また、あまり早朝過ぎると太陽の角度が低く、海の色が綺麗に見えませんのである程度太陽が高くまで上がっている時間帯を狙いましょう。
角島大橋
- 住所:山口県下関市豊北町大字神田
穴場!?本州最西端・毘沙ノ鼻
角島大橋から約45分、次に目指すのは「毘沙ノ鼻(びしゃのはな)」と呼ばれるスポット。実はここは本州最西端の地!しかし観光地化されているわけではないので、その存在を知らない方もいるのではないでしょうか。
角島大橋から下関へと通じる国道191号、そのちょうど中間点くらいに位置しています。国道から外れて10分ほど山道を走れば、海に面した小高い山の上へと着きます。
駐車場から展望台まで約200mの遊歩道を歩けば、本州最後の夕陽が見える丘とされる毘沙ノ鼻へと辿り着きます。展望台からは響灘(ひびきなだ)の大海原と、山口県最西端の蓋井島(ふたおいじま)を眺めることができます。高台にある展望台でもあるので眺めが抜群によく、美しい海も堪能できる素通りするのがもったいない絶景スポットなのです。
「本州最西端の地」を示す石碑も置かれています。灯台をモチーフにしていて、ちょっとオシャレな造りですね。なお、こういった"端っこスポット"によくある「〇〇到達証明書」、端っこが大好きな旅行者にとっては欲しくなるアイテムですよね。しかし毘沙ノ鼻には観光施設や売店がないので手に入らないように思えます。でもあきらめないで!少し離れてはいますがJR下関駅やJR新下関駅の観光案内書で「本州最西端到達証明書」を購入することが可能です。気になっていた方はぜひ手に入れてください。
毘沙ノ鼻
- 住所:山口県下関市吉母
唐戸市場でふくを食べよう!
ここまでドライブしてきたならもうお昼は過ぎているはずで、お腹も減ってきたことでしょうから、下関市の中心部まで戻ってきましょう。やはり山口・下関といえばふぐ。現地では濁らずに「ふく」と呼ぶことも有名ですね。ふくをはじめとする新鮮な海の幸を食べたいなら、唐戸(からと)市場へと足を運びましょう。
休日ともなると唐戸市場は観光客でごった返します。食べ歩きしてもよし、お店に入ってもよし、何を食べてもハズレがない安心感があります。隣接するモール、カモンワーフなども含め、市場周辺には飲食店も数多くありますのでどこで食べようか迷ってしまうかも。
思ったよりもリーズナブルにふくを食べられる店も多いので、やっぱり下関グルメの代表格を味わっておきたいところですね。
唐戸市場
- 住所: 山口県下関市唐戸町5-50
- 電話番号:083-231-0001
- 公式サイト:唐戸市場
いざ、決戦の地へ!巌流島
お腹が満たされたら、そのまま唐戸ターミナル桟橋からちょっとばかり船旅を楽しんでみてはどうでしょうか。宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘したという巌流島、ここから10分の船旅で渡ることができるのです。
存在感のある関門大橋、そして対岸の九州が間近に見えるほど狭い関門海峡をしばしの間クルージングしましょう。天気が良ければデッキ席から海風を浴びるのもいいかも。ほどなく巌流島が見えてきます。
巌流島は周囲1.6kmほどの小さな島。もともとは船島という名でしたが、宮本武蔵との決闘に敗れた佐々木小次郎の流儀である「巌流」を取って巌流島と呼ばれるようになったのです。
島にはいくつかのフォトスポットもありますが、メインは展望広場にたてられている武蔵と小次郎の像です。歴史ファンにはたまらない巌流島ですが、実はこれ以外にはこれといって見どころがなかったりします。あまり長居をしても、時間を持て余すかもしれませんのでご注意を。帰りの船の時間はちゃんと把握しておきましょう。
巌流島
- 住所:山口県彦島
- 公式サイト:関門汽船HP(巌流島連絡船)
海底で県境をまたぐ!?関門トンネル人道
巌流島からまた唐戸港へと戻ってきたなら、次は海の底へと行ってみましょう。海の底といってもダイビングをするわけではありません。下関のランドマークのひとつ、関門海峡を跨ぐ関門橋は高速道路の一部で、本州と九州を結んでいます。
この関門橋以外にも本州と九州を結ぶルートがあり、関門海峡の海底を走る国道2号の関門トンネルが存在しています。この関門トンネル、実は二重構造になっていて上部は自動車用のトンネル、その下部は歩行者用のトンネルになっているのです。
このトンネルを正式には「関門トンネル人道」と呼び、歩いて本州と九州を行き来できる海底トンネルなのです。自動車で国道の関門トンネルを走るのには通行料がかかりますが、歩行者用の関門トンネル人道はなんと無料で通ることができます。
関門トンネル人道は専用の入口があり、エレベーターで海面下のトンネル通路まで行きます。これだけでもちょっとしたアトラクションのようにも思えますね。
トンネル内が実はちょっとした観光地になっているのが嬉しいポイント。無機質なコンクリート通路というわけでなく、様々な掲示物や撮影スポットがあり、旅情感を掻き立ててくれます。
海面下58m、全長は780mもあるという関門トンネル人道。面白いことにこの道もれっきとした国道2号であり、いわゆる国道標識の"おにぎり"があったりもします。
そしてトンネルの壁面にも海底っぽい絵が描かれたりしており、長いトンネルでも退屈にならないような工夫もあります。そしてこの関門トンネル人道のメインともいうべきポイントが関門海峡の海底にある県境。ここを訪れたいがためにこの関門トンネル人道を目指す人がほとんどではないでしょうか。県境であり、本州と九州との境でもあるラインを跨いで記念撮影をしておきたいスポットです。
せっかくですので、対岸の九州側にも記念に渡っておきましょう。トンネルを往復すればちょっとしたウォーキングにもなりますね。美味しいものを食べた分はしっかりカロリー消費もしておきましょう(笑)
関門トンネル人道(下関側)
- 住所:山口県下関市みもすそ川町22
- 電話番号:083-222-3738
まとめ
以上、1日で山口県の絶景スポットなどをドライブでめぐるモデルコースでした。他にもおすすめしたいスポットはたくさんありますが、あくまでも1日ドライブの一例として参考にしてください。お天気が良さそうな日を狙って、頑張って朝早めから動き出してみてください!
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bow
- 最北端、最南端などの端っこスポットや、日本一〇〇なスポットなど、どちらかというとニッチな観光スポットやB級スポットが好きです。