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秋バラが見頃!バラの名所「東京都立神代植物公園」に行こう
東京都調布市にある神代植物公園は、2021年10月に開園60周年を迎えた東京都立の植物公園です。深大寺に隣接し、調布の観光スポットとして人気があります。園内には約4,800種類の植物が植えられていますが、特にバラの名所としても有名で、春と秋には、見事なバラが楽しめます。
>>繁体字版文章:秋季玫瑰盛開中!不容錯過的賞玫景點「東京都立神代植物公園」!
目次
約400品種、5,200株の見事なばら園
神代植物公園の一番の見どころは、大温室の前に噴水を囲むように広がるばら園です。左右対称に設計された美しい沈床式庭園で、見頃のピークはバラの種類によって少しずつ異なり、時期ごとにさまざまな種類を楽しむことができます。バラや周りの景色を楽しみながら、のんびり散策するのがおすすめです。
バラの見頃は春と秋の年2回
<春は壁面のつるバラが見事>
バラの見頃は春と秋の年2回あり、春バラは5月中旬頃〜6月下旬頃、秋バラは10月中旬頃〜11月上旬頃に見頃を迎えます。春バラは409品種、約5,200株のバラが栽培されており、また春はつるバラ系のバラも咲き、ばら園全体が華やかな雰囲気に包まれます。
秋バラは約300品種5,000株のバラが咲き誇ります。秋の花は小ぶりなものの、色彩が鮮明だそうです。毎年春と秋の見頃の時期にバラフェスタが行われていましたが、2020年、2021年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止になりました。
<点在する彫刻とバラの調和が美しい>
国際ばらコンクールで入賞したバラは、大温室側に植えられています。また、大株や原種バラなど貴重なバラの数々も。神代植物公園の名前を冠したバラ「クイーン・オブ・神代」も要チェックです。また、香りのするバラには「匂いを嗅いでみて」というサインが付いているので、香りも一緒に楽しんでみてください。
ばら園には、バラの周りに彫刻が点在し、端にはギリシャ神殿のような建物のあるばら園テラスがあります。こうした彫刻や建物を背景に入れてバラの写真を撮ると、雰囲気のある写真が撮れます。
バラを見ながら食べたいバラソフト
<ほんのりとバラのいい香りが漂う>
神代植物公園内には、売店が3ヶ所、軽食レストランが1ヶ所あるので、散策に疲れたら気軽に休憩できます。おすすめは、ばら園の近くの売店で販売されているバラソフトです。バラを思わせる淡いピンク色で、ほんのりとバラのいい香りが感じられます。バラを眺めながら食べるバラソフトは格別!
大温室もお見逃しなく!
<ばら園に面して立つ大温室>
ばら園を訪れたら、ぜひ大温室にも足を運んでみてください。世界の熱帯植物が約1,300種類集められています。温室の入口すぐのところにある熱帯花木室では、熱帯・亜熱帯原産の多種多様な花が見られ、南国を旅したような気分になれるかも。その他、熱帯スイレン室やラン室、ベゴニア室などの展示も充実して、じっくり見ていくと時間が過ぎるのがあっという間です。
バラ以外にも、季節ごとに楽しめる植物がたくさん
<巨大なススキ「パンパスグラス」>
ばら園のほかに、園内にはつつじ園、うめ園、あじさい園、ダリア園、ぼたん・しゃくやく園など、植物の種類ごとに30のブロックに分けられていて、季節ごとの植物を楽しめます。Twitterアカウント「神代植物公園ニュース」(@ParksJindai)をチェックすると、旬の植物や見頃がわかります。また、植物園の入り口にも季節のおすすめ情報が掲載されています。
芝生広場にあるパンパスグラスも要チェックです。「お化けススキ」の異名を持つ大型植物で、迫力満点!
神代植物公園
- 住所:東京都調布市深大寺元町5-31-10
- アクセス:京王線つつじヶ丘駅から深大寺行き、または京王線調布駅から深大寺行きバスに乗り、「神代植物公園」停留所で下車
- 電話番号:042-483-2300
- 開園時間:午前9:30~午後5:00(本園の最終入園は午後4:00まで)
- 休園日:毎週月曜日(月曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日)、年末年始(12月29~翌年1月1日)
- 入園料:一般・大人500円、65歳以上250円、中学生200円
※都内在住・在学の中学生は無料、小学生以下無料
※無料公開日 みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)
※水生植物園、植物多様性センターは無料 - 東京都立神代植物公園
まとめ
神代植物公園の秋バラは今がまさに見頃です。
2021年はバラフェスタは行われませんが、来場者に秋バラの香りを楽しんでもらうため、10月23日(土)、24日(日)、30日(土)は通常より早い朝8時から早朝開園を行うそうです。また、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、来園する場合は事前に整理券(QRコード)の取得が必要です。ぜひ予約して、訪れてみてくださいね!
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比嘉麻友
- トラベルエディター。旅行ガイドブックの編集者を経て、ウェブメディアの編集者へ。特にアンテナを張っているジャンルはグルメ。エスニック系が好き。