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【東京】旧古河庭園は洋風と和風両方の庭園が楽しめる!春バラも秋バラも紅葉もおすすめ!
はじめまして!たびこふれ編集部のよしだようこです。いつもは記事の編集を担当していますが、今回からライターにも挑戦します!これからどうぞよろしくお願いします。
さて、記念すべき(?)1本目の記事は、私のお気に入りの場所「旧古河庭園(きゅうふるかわていえん)」です!なぜ私が旧古河庭園を気に入っているのかというと、東京都内のアクセスが良い場所にありながら、西洋庭園・日本庭園の両方を楽しめて、四季を通じて様々な表情を見せてくれて、そしてなによりバラの名所でもあるからです。
目次
- 1. 旧古河庭園とは?
- 2. アクセス
- 3. 旧古河庭園に到着
- 4. まずは洋風庭園の秋バラを楽しみます ※動画もあります
- 5. お気に入りのバラ
- 6. 日本庭園は癒しの空間
- 7. 園内で注意したいこと
- 8. 最後に
1. 旧古河庭園とは?
旧古河庭園は、もともと元勲・陸奥宗光氏の邸宅でしたが、次男・潤吉氏が古河家の養子になったことから古河家の所有になり、現在の形(洋館、西洋庭園、日本庭園)に整えられたそうです。現在の洋館と洋風庭園の設計者は、旧岩崎邸庭園洋館、鹿鳴館、ニコライ堂なども設計した英国人、ジョサイア・コンドル博士。そして、日本庭園の作庭者は、無鄰菴、平安神宮神苑、円山公園なども作庭した京都の庭師・七代目植治こと小川治兵衛氏です。
現在は国有財産ですが、東京都が借り受けて一般公開しています。国の名勝にも指定されており、「東京のバラの名所」として親しまれています。(参考:旧古河庭園パンフレット)
2. アクセス
JR京浜東北線「上中里駅」、山手線「駒込駅」、東京メトロ・南北線「西ヶ原駅」など、いろいろな路線の駅から近いのでとても行きやすいところにあります。今回は、JR山手線「駒込駅」から歩いていきました。
<JR駒込駅の改札口>
駒込駅には出口が二つありますが「北口」から出てください。
北口の改札には「旧古河庭園」の看板がありますので、迷った時も安心です。駅の外に出ると大きな通りがありますので、右方向に進みます。ゆるやかな坂を上りながら、まっすぐ行くと、駅から10分くらいで旧古河庭園に到着します。
旧古河庭園の近くには、六義園や飛鳥山公園もあります。1日でいくつかの公園をめぐるのもおすすめです!
3. 旧古河庭園に到着
国指定名勝、都立旧古河庭園。立派な門構えです。
入口には入場に関するインフォメーションがあります。「秋バラ見頃」の表示を見て、ふふふふ・・・ニンマリしました。
入場料(150円)を支払って中に入ると、こちらの洋館が出迎えてくれます。洋館は入館料400円で見学することもできます。
洋館の手前を左に入ると、そこから洋風庭園が始まります。
4. まずは洋風庭園の秋バラを楽しみます
入ってすぐの庭園風景を動画でご覧ください!
ちょうど天気もよかったので、バラも美しく輝いていました。
私が秋バラと出会ったのは、ここ旧古河庭園です。バラは春に咲くものだと思っていたので、2年前の秋にここを訪れた時、こんなにもいろんな種類のバラが咲いていることを知って、とっても驚きました。そして、その時からファンになってしまったのです。
バラ園には、それぞれのバラに説明プレートが設置されているので、とってもわかりやすいです。
プレートは、上から、品種名(種名)、品種名(種名)の欧文表記、作出年、作出国:作出者、解説(名前の由来や特徴)の順に書かれています。
では早速、今回咲いていたバラを紹介しましょう!
<恋心>
こちらは、上のプレートにある「恋心」。ときめく恋のイメージ・・華やかなピンクにピッタリの名前ですね。
<ローラ>
続いて「ローラ」。1981年にフランスで作られた品種です。鮮やかなオレンジ色が美しく、元在仏コロンビア大使夫人の名前が付けられています。
<桃香>
こちらは大ぶりの花が素敵な「桃香」。鼻を近づけると、名前の通り上品な香りがしました!
<イングリッド・バーグマン>
こちらはハリウッド女優の名前を付けられた「イングリッド・バーグマン」。1984年にデンマークで誕生したバラです。鮮やかな赤が素敵ですね~。
<プリンセス・ミチコ>
こちらは1966年にイギリスで生まれたバラは「プリンセス・ミチコ」と名付けられ、当時皇太子妃だった美智子上皇后陛下に捧げられました。発色の良いオレンジ色でフリルたっぷりの花びらが美しかったです。
<ブルー・ムーン>
1964年にドイツで誕生した「ブルー・ムーン」は青バラの代表花。この日はあまりブルーに見えませんでしたが、2年前はうっすらブルーがかっていましたよ。ブルーローズの強い香りが特徴だそうですが、残念ながら花が遠くて匂えませんでした・・笑。
ではバラ園の様子を動画でご覧ください!こちらは上からバラ園を見下ろす感じで撮ったものです。
そして、こちらはバラ園の中で撮った動画です。キレイですよね~♪
5. お気に入りのバラ
さて、ここで私が一番好きなバラをご紹介しましょう!
その名も「初恋」。1994年に日本で誕生したバラです。白い花びらにほんのりとピンク色の縁どり。初々しくて可愛らしいですよね!
2年前に訪れたときに初めて出会い、そしてひとめ惚れしてしまいました。
ひとめ惚れした時の花がこちらです!
今回紹介した以外にもまだまだたくさんのバラがあります。色々な種類に出会えるので、お気に入りのバラを見つけるのも楽しいですね。
6. 日本庭園は癒しの空間
さて、ここからは旧古河庭園のもう一つの顔・日本庭園です。
どうですか??さきほどの洋風とは打って変わって、THE・日本ですよね~。
池があり、雪見灯籠があり、松には雪吊りも施されています。「雪なんて降らないのに雪吊り?」と思ってしまいますが、雪の少ない東京の庭園では「冬の景色を飾る装飾」として施され、冬の風物詩になっています。
ところどころにベンチが設置されていますので、座ってじっくり眺めるのもいいと思います。ちょうど訪れたのがお昼時だったので、ベンチでお弁当を広げて食べている方が数組いらっしゃいました。天気の良い日に外で食べるランチは格別ですよね!
茶室もあります。春・秋の限定ですが、1服700円でお抹茶(干菓子付き)をいただけるそうです。茶室や喫茶室、洋館の見学は公益財団法人 大谷美術館が運営しています。詳細は公式HPをご覧ください。
今回は少し紅葉には早かったので、2年前に訪れた際の様子をちらっとご紹介しますね!
7. 園内で注意したいこと
旧古河庭園に訪れる際には、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。
ところどころに砂利道がありますので、ヒールのある靴はおすすめしません。
こんな階段があったり・・・
こんな風に木の根が張り出した階段もあったりしますので、気をつけて歩きましょう。
庭園の中は勾配が少しきついところもありますが、「バリアフリー」になっているルートもありますので、車いすの方もお楽しみいただけると思います。詳しくは園内バリアフリーマップ(PDF)をご覧ください。
園内にはこんな感じの大き目ベンチがありますので、ひと休みしたり、ここから景色を楽しんだりしてみてください。
8. 最後に
旧古河庭園はいかがでしたか?こんなに見どころ満載で150円(65歳以上は70円)なんて、超おトクですよね!!しかも年に2日、無料入園日もあるんです。
現地に行くのが難しい方は「ストリートビュー」を試してみてください。パソコンの中で、カーソルを動かして、庭園の散歩をお楽しみいただけます。
私のお気に入るの場所、みなさんにも気に入っていただけたら嬉しいです。
旧古河庭園の情報
- 住所:東京都北区西ヶ原1-27-39
- TEL :03-3910-0394
- 開園時間:9:00~17:00(入園は16:30まで)
- 休園日:年末年始(12月29日~翌1月1日まで)
- 入園料:一般 150円、65歳以上 70円、小学生以下と都内在住・在学の中学生は無料
- 無料入園日:みどりの日(5月4日)、都民の日(10月1日)
- 年間パスポート:一般 600円、65歳以上 280円
- 公式サイト:旧古河庭園
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よしだようこ
- たびこふれ編集員兼ライター。ライターとしては発展途上中ですが、編集はお任せあれ♪
東京生まれの東京育ち。旅好きの原点は両親の実家(長野&岐阜)への帰省。美味しい食事とワインがあれば幸せです。