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絶景の連続!北海道・礼文島でトレッキングを楽しもう~岬めぐりコース編~

こんにちは!礼文島観光協会の久光です!
今回は礼文島で大人気のトレッキングコース、「岬めぐりコース」を紹介します。
礼文島の記事は今回で7つ目になります。まだ見ていないという方は是非最初の記事からお読みください。
目次
- 1. 岬めぐりコースとは?
- 2. 岬めぐりコースを歩くために
- 3. 一つ目の岬!最北端のスコトン岬へ!
- 4. 二つ目の岬!360度パノラマなゴロタ岬が凄い!
- 5. 三つ目の岬!エメラルドグリーンの海が魅力の澄海岬!
- 6. ラストスパート!浜中へ向かおう!
- 7. 余裕があれば!礼文島北部にある船泊市街地に行ってみよう!
- 8. 終わりに
1. 岬めぐりコースとは?
岬めぐりコースは、礼文島のトレッキングコースの一つです。
ちなみにトレッキングとは、山歩きのことで、山頂を目指す登山とは違って、山や自然の中を歩くことを言います。
礼文島では様々なトレッキングコースがあり、離島ならではの大自然を堪能することができます。
今回ご紹介する岬めぐりコースは、礼文島の北のエリアにて、「スコトン岬」「ゴロタ岬」「澄海岬」の3つの岬を通り、礼文島の西海岸を眺めながら歩くことができる、礼文島で人気なトレッキングコースの一つです。
礼文島最北端のスコトン岬を出発して、江戸屋山道を通りゴロタ岬へ。
鉄府海岸を経過して澄海岬を抜け、レブンアツモリソウ群生地を経て浜中へと続く、全長約12.4kmのコースとなります。
コースの高低差。
2. 岬めぐりコースを歩くために
岬めぐりコースを歩くためには、まずはスタート地点のスコトン岬に向かう必要があります。
スコトン岬は礼文島の最北端にあります。
香深港フェリーターミナルからは距離にして26km。車で50分ほどかかります。
お勧めの移動手段はバスです。
香深港フェリーターミナルから1日5本バスがでています(シーズン中)。
もしバスの時間が合わなければ、タクシーを利用することもできます。
スタート地点のスコトン岬と、ゴール地点の浜中が別の場所ですので、自家用車やレンタカーでは車の回収が難しくなります。
時間をお調べの上、最寄りのバス停よりご利用ください。
>礼文エリアのバス詳細はこちら(宗谷バスHPへ)
岬めぐりコースは、香深港フェリーターミナルより離れた、島の北部にあります。
2つ目の記事でご紹介した桃岩展望台コースに比べると、コース距離も長くなっているため、時間に余裕をもってトレッキングされることをお勧めします。
その日のうちにフェリーで島を出る予定の場合は、バスやフェリーの時刻を見ながらご計画ください。
また道中は自動販売機や売店が少ないため、事前に十分な水分を用意するようにしましょう。夏は気温が高くなる日が多いです。
3. 一つ目の岬!最北端のスコトン岬へ!
ということで実際に歩いてみました!!
なお、記事を書くにあたり、コースの詳細を説明するために、季節や撮影日が違う写真を使用していることもありますので、あらかじめご了承ください。
まずはバス停「香深港フェリーターミナル」から、バスに乗ってスコトン岬へ向かいます。
この日は天気がとてもよくて、トレッキング日和。
どんな景色が見られるだろうかと、ワクワクしています。
バスの車窓から見えた景色。
手前には船。そして奥には利尻富士。
まさに礼文島といった風景にテンションがあがります。
「金田の岬」周辺では、天気が良いと野生のアザラシをみることができます。
気持ちよさそうにお昼寝をしていますね。
バスはどんどん、最果てへと向かい・・・。
スタート地点のスコトン岬に到着しました!!
礼文島で最も北に位置するこの岬が、岬めぐりコースのスタート地点になります。
ちなみに奥にあるのはトド島という無人島です。
しっかりトイレを済ませて、準備完了!
いよいよスタートです!まずは江戸屋山道という道を目指して歩いていきます。
江戸屋山道へ向かう分岐点です。
ここから江戸屋山道へと歩いていくのですが、その道から見られる景色はとても綺麗です。
スタートから約1時間。トド島展望台に到着!
ここでは船泊湾や、スコトン岬を一望することができます。
更に進んでいきます。
車のCMで流れてきそうな広大な自然が広がっています。
道端に生えていた菜の花をパシャリ。
ゴロタ岬への分岐点です。
基本的に一本道ですが、ところどころこのように看板があります。
二つ目の岬、ゴロタ岬へと向かいます。
4. 二つ目の岬!360度パノラマなゴロタ岬が凄い!
スコトン岬から歩き始めて約4km。
ゆっくり歩いても1時間半前後といったところでしょうか?
二つ目の岬、ゴロタ岬に到着しました。ゴロタ岬の見どころは、とにかく景色が綺麗なことです。
もう、本当に綺麗なんですよ。
個人的に礼文島で一番好きな場所かもしれません。
ここまで歩いた道を一望できます。
スコトン岬やその奥にあるトド島が綺麗に見えます。
そして反対側の景色!
礼文島の海は深い青色が特徴です。
海の深さや透明度がよくわかります。
どこを歩いても、大自然と、その奥に広がる海を見ることができます。
まさに離島ならではの景色だなあと感動してしまいます。
そしてどんどん下っていくと・・・。
鉄府浜につきました!
ちなみに礼文島には海水浴ができるビーチはありません。
水が透明で綺麗です!
鉄府に到着!
トイレがあるので、ここで一休み!
そしていよいよ、最後の岬へと向かいます!
5. 三つ目の岬!エメラルドグリーンの海が魅力の澄海岬!
ゴロタ岬から2時間半ほど歩くと、西上泊(にしうえどまり)という場所につきました。
手前にトイレ、奥にあるのは売店です。
売店から美味しそうなにおいが漂ってきますが、まずは最後の岬へ!
三つ目の岬、「澄海岬」に到着しました!!
澄海岬はエメラルドグリーンの海が魅力の、礼文島人気の観光スポットです。
ちなみに「澄海岬」という名前は、町民の公募で決定したそうです。
タンポポが可愛く咲いていました。
澄海岬を堪能した後は、先ほど通り過ぎた売店に行ってみました。
ここではお土産や、軽食の販売をしています。
ここで・・・。
たこザンギを食べました!
たこがとっても柔らかくて、とろけるようです。カレー粉の味付けが良い香りで食欲をそそります。
ト、トド串?
これは珍しいものを見つけました。食べてみると・・・。
ビーフジャーキーのような歯ごたえで、少し獣感があり、クセのある味わいでした。
ここでしか味わえないので、是非ご賞味ください。
たこザンギを頬張っていると、店員のお父さんが声をかけてくれました。
島のお父さん:「お兄ちゃん!どこから来たんだい!」
礼文島では気さくな方が多いので、おもわぬところで島の人と仲良くなれたりします。
しばらく談笑していると・・・。
島のお父さん:「ビール飲むかい??冷えているよ!!」
僕「の、飲みまs・・・・ま、まだ歩くから飲まない!!!」
歩き疲れた身体に、胃の中にはたこザンギとトド串。
ビールの誘惑は強かったのですが、まだまだ先は長いのでここは我慢・・・。
休憩して体力も回復したので、ラストスパート、バス停「浜中」へと向かいます。
6. ラストスパート!浜中へ向かおう!
ここまで来たら、あとはコンクリートの歩道をひたすら歩いて、浜中というバス停に向かうだけです。
この西上泊から浜中の間に、三つ目の記事で紹介した「レブンアツモリソウ群生地」があります。
>礼文島のアツモリ感謝祭に行ってみた!
レブンアツモリソウが咲く5月下旬~6月中旬に解放されていますので、タイミングが合えば、こちらに立ち寄られてもよいかもしれません。
西上泊から1時間半ほど歩くと、「浜中」というバス停に到着します。
ここまで歩いてきた道。
良い景色だったなあ・・・。
浜中からはバスが出ているので、そのままバスに乗って香深港フェリーターミナルへと帰りました。
7. 余裕があれば!礼文島北部にある船泊市街地に行ってみよう!
浜中からバスに乗ってもよいのですが、バスの時間が合わなかったり、時間に余裕があれば、礼文島北部にある船泊市街地に足を延ばしてみてもよいかもしれません。
岬めぐりコースの紹介はこれで終わりですが、少しだけ船泊市街地のご紹介をしたいと思います。
浜中から船泊市街地は歩いて30分ほど。
船泊市街地には日本最北の湖「久種湖(くしゅこ)」や、穴あき貝が拾える船泊湾のほか、商店街もあります。
日本最北の湖「久種湖」です。
この湖の周りをぐるっと一周するトレッキングコース「久種湖畔コース」もあります。
観光地ではありませんが、礼文島での生活の雰囲気が伝わってきます。
市街地の中には、「病院前」というバス停がありますので、そこからバスに乗って香深港フェリーターミナルに行くことができます。
こちらは礼文町総合公園。タコ公園の名称で島民から親しまれているこの公園は、大きなタコの遊具が目印です。
ここでは夕方になると、地平線に沈む美しい夕日を見ることができます。
タコ公園のすぐ下の、船泊湾に降りてみました。
海岸にはたくさんの貝殻が落ちています。
貝を拾ってみると、穴が開いていました。
この穴の開いている貝はエゾタマキ貝といいます。
ツメタ貝という別の貝に捕食されて、穴が開いているそうです。
また、貝殻のほかにも、さまざまな漂流物が海岸に流れ着きます。
ガラス片が海を流れることで角が取れ、漂着したものはシーグラスと呼ばれます。
こうした漂着物や穴あき貝を使った、礼文島ならではのアクセサリーもあります。
2つ目の記事でご紹介した北のカナリアパークでは、こうしたアクセサリー作りの体験をすることができます(不定休)。礼文島のお土産にいかがでしょうか?
>絶景の連続!北海道礼文島でトレッキングを楽しもう!~桃岩展望台コース編~
8. 終わりに
いかがでしたでしょうか?
礼文島北部のトレッキングコース、「岬めぐりコース」ならびに、船泊市街地のご紹介でした。
離島ならではの広大な自然と、その向こうに果てしなく広がる海を楽しむことができますので、礼文島にお越しの際は是非歩いてみてください。
それではまた~
基本情報
礼文島観光協会
- 住所:北海道礼文町香深村トンナイ 礼文町役場産業課内
- 電話番号:0163-86-1001
- HP:http://www.rebun-island.jp/inbound/
- Twitter:https://twitter.com/tourist_rebun
- Instagram:https://www.instagram.com/rebun_island_kanko/
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礼文島観光協会の久光
- 初めまして!礼文島観光協会の久光と申します。礼文島の魅力に惹かれ、札幌から移住しました。現役観光協会職員、そして移住者としての目線で、礼文島の魅力を伝えます!