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新日本海フェリーに乗って新潟から小樽へ船旅

こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
新潟の人と合流して北海道までフェリーで行きました。飛行機だとビュンと飛べる時代にフェリーで北海道まで移動するなんて自分でも選択肢に入っていませんでした。たまたま新潟の友人が車を北海道まで運んでドライブすると言うので、それならばということで便乗しました。北海道までフェリーで何時間くらいかかるの?揺れるの?船内は楽しいの?など疑問点に答えられたらと思い、記事にしました。どうぞご覧ください。
【目次】
乗船区間
●乗船日:2024年7月12日
●船会社:新日本海フェリー
●船名:らべんだあ
●乗船区間・発着時間:新潟港(12:00発)⇒小樽港(翌4:30着)
●所要時間:16時間30分
●利用クラス:ステートA和洋室(4名定員の個室17平方メートル・ツインベッド2名+ソファベッド2名)
運賃
●大人3人がステートA和洋室を利用。乗用車(5m)未満を1台を航送した場合。
※2024年7月12日の北行は期間Bになります。
【人】①11,500円+②20,500円+③20,500円+④10,250円=62,750円
※①運転手は自動車航送運賃にツーリストC運賃(9,000円)が含まれています。しかし、利用クラスはステートA和洋室(20,500円)のため、20,500円-9,000円=11,500円の差額がかかります。
※②と③は通常運賃の20,500円
※④は4名部屋を3人で利用するので貸切割増運賃20,500円×50%=10,250円
【車両】28,000円
【合計】(人)62,750円+(車両)28,000円=90,750円
単純に3人で割ると90,750円÷3人=1人当たり30,250円となります。
参考までにこの日の最低運賃はツーリストCの9,000円でした。
飛行機なら2時間弱、早割などの割引運賃を使うと15,000円程度、LCC航空会社だと10,000円以下で購入も可能。
フェリーが安いのか、高いのか、快適なのか...。よく比較していただきたいです。
予約
●予約は乗船日の3ヶ月前の同日9:00から受付開始です。今回の7月12日の場合は4月12日の9:00から受付開始となります。
注意:往復利用の場合は、まず往路を予約、そして後日復路を予約と2回予約をやらないといけません。
●予約方法は①インターネット、②電話、③窓口、④旅行会社の4通りあります。
●予約の際に必要なものは、①乗船者全員の氏名、②年齢、③性別、④代表者の電話番号、⑤代表者の郵便番号。車両がある場合は⑥車両番号、⑦乗用車の車長(cm)です。
●支払いは、①窓口購入、②コンビニ支払い、③銀行ATM支払い、④クレジットカード決済、⑤ネットバンキングの5通りあります。
新潟フェリーターミナル
僕は大阪ベースなので伊丹空港から新潟空港まで飛行機を利用して移動しました。知人に新潟空港に車でお迎えにきてもらいました。
新潟港の新日本海フェリーのターミナルです。後方には既に「らべんだあ」が到着しています。
【注意点】新潟港は佐渡汽船の乗り場とは異なります。新潟港・山の下埠頭になります。バスで新潟港まで行く場合は下記HPにてご確認ください。
新日本海フェリーの乗船受付カウンターです。乗船に際して、出発時間の1時間前までにフェリーターミナルへ行く必要があります(GWや年末年始は90分前までに)。
乗船手続きは「e乗船券お客さま控」を持っている方は当日の乗船手続きは不要です。逆に「e乗船券お客さま控」を持っていない人は乗船港窓口で乗船手続きが必要です。
この日の出航時間は12:00発。出航に際して、徒歩・車両の同乗者は11:00、乗用車は11:15、バイクは10:45から乗船が始まります。
【注意】乗用車の乗船は運転手1人だけで乗船となり、同乗者は車から降りて徒歩乗船者として乗船となります。
小樽港の到着は4:30のため、下船時間を延長できる「ゆっくり下船」サービスを実施していました。4:30下船が6:00まで延長できるサービスです。希望者は締切時間がありますので早めに申込みましょう。
新潟フェリーターミナル1階にあるレストラン「シーブリーズ」です。フェリー出航日に合わせて営業しています。
新潟フェリーターミナル2階にある売店です。フェリー出航日に合わせて営業しています。
新潟フェリーターミナル2階にある待合室です。売店に面しています。
フェリーの乗船口を外から見たところです。
フェリーの車両乗船口を外から見たところです。
らべんだあに乗船
らべんだあ船舶情報
就航年:2017年 旅客定員:600名 全長:197.5m 総トン数:14,214トン 航海速力:25ノット 車両積載台数:トラック150台/乗用車22台
新潟フェリーターミナル2階にある乗船口です。この日の人の乗船は11:00から11:15へ変更になりました。
乗船に際し「e乗船券お客さま控」が必要になります。右上のQRコードがルームキーになりますので、失くさないように注意が必要です。
ボーディングブリッジを通りいよいよ乗船です。
乗船は4階からです。乗船してすぐ左に案内所があります。ポーターサービスはありませんので、荷物は自分で運びます。
部屋(ステートA和洋室)
僕が泊まった部屋は5階の529号室です。左舷側の海側です。入口から見るとこんな感じの部屋です。
窓側から見るとこんな感じ。シングルベッド2台とソファーベッド1台です。
洗面所とトイレが部屋についています。
さらにシャワーブースがついています。
向こう側には佐渡汽船のフェリーとジェットフォイルが入出港していました。
食事
残念ながら昼食、夕食共にグリル、レストラン、カフェ共に利用しませんでした。乗船前に港近くのスーパーへ買出しへ行き、部屋で食べて飲んでいました。
レストランとカフェは常に混んでいます。グリルは予約制です。
乗り心地と揺れ
新潟港を出港しました!
新潟港の出航風景を動画(タイムラプス)でご覧ください。
5階船首にあるフォワードサロンから見た日本海です。波も穏やかです。
航海中、大きく揺れることもなく快適でした。
新日本海フェリーのマークが入った煙突です。
水平線に陽が沈みます。
らべんだあの船内施設
らべんだあは4階、5階、6階にパブリックスペースと部屋が集中しています。こちらは4階の案内所です。
4階から6階に続く吹き抜けのエントランスです。
4階案内所横にあるコインロッカーと貴重品ロッカーです。
4階の自動販売機コーナーです。両替機もあります。
一通りの飲料やアイスクリームなどが揃っていました。
4階のアミューズボックスです。カラオケや持ち込みのDVDを観ることができます。
4階のゲームコーナーです。
4階のペットコーナーです。飼い主さんはいつでも会いに行くことができるので安心です。
屋外にはドックフィールドもあり、長時間ゲージに入りっぱなしではありません。
5階のグリルです。コース料理を食べることができるレストランです。予約制です。他に食事が摂れるところはカフェとレストランです。
5階のショップです。土産物からスナック、ドリンクまで購入可能です。
らべんだあの後方です。
新潟港を出港し、しばらくカモメが並走していました。
なぜか5階の外に給湯コーナーがありました。ショップでカップ麺とかを購入した場合はこちらでお湯を入れることができます。
5階です。正面の右に男性用、左に女性用の大浴場があります。
航路上の地図と通過時間が貼り出されていました。
船内でクイズラリーを実施していました。暇つぶしにやってみました。
そして当選しました!
船内での過ごし方
暇だったので、飲んで、食べて、寝て、大浴場に入って、飲んで、食べて、寝てを繰り返していました。
特に何もやることがありません!
スマートフォンもほとんどつながりませんし、Wi-Fiもつながりません。
インサイド(内側)の相部屋利用の方はデッキに出てくつろいでいました。
小樽港へ入港
北海道の海岸線が見えてきました。積丹半島付近です。
常に航路がテレビモニターに表示されまています。まもなく小樽港です。
小樽港が見えてきました。
下船時は同行者も車に乗り込み待機します。
下船の様子を動画でご覧ください。
小樽港に到着!お疲れさまでした!
アドバイス
乗船中はとにかく暇です!!
●北海道のシーズン中は早めに予約を取らないと、希望の部屋が取れなくなります。
●安い部屋と高い部屋の設備の差が大きいです。割り切るのなら安い部屋でも十分かもしれません。
●個室が良いのか、大部屋で良いのかを決めて予約しましょう。
●船内での過ごし方を考えておかないと暇を持て余してしまいます。
●大浴場は夕方から夜にかけて混みあいます。乗船後、すぐに入るとそれほど混んでいないみたいです。
●乗船前に売店や市内スーパーで好みの飲食物を購入することをオススメします。
●売店やレストランは閉店時間があります。
※この記事は2024年7月12日に新潟港から小樽港へ乗船した時のものです。
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。