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初ローマ!フィウミチーノ空港に着いたらやるべきこと・おすすめの過ごし方を徹底紹介
初めてイタリア・ローマを訪れる方にとって、最初に降り立つ場所である空港は不慣れな分、不安になったり、緊張したりするかもしれません。
この記事では、ローマの玄関口であるフィウミチーノ空港について徹底解説しています。旅の玄関口について知っておくことで、少しでも不安を取り除くことができれば幸いです!
目次
- 1. ローマの玄関「フィウミチーノ空港」とは
- 2. フィウミチーノ空港に着いたらやるべきこと
- 3. ローマのフィウミチーノ空港でおすすめの過ごし方
- 4. フィウミチーノ空港の周辺にある移動手段
- 5. フィウミチーノ空港を出るときに気を付けたいこと
1. ローマの玄関「フィウミチーノ空港」とは
フィウミチーノ(Aeroporto di Fiumicino)空港は、その空港のある地名がフィウミチーノ市であることに由来しています。ちなみに別称があり、それはレオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港(Aeroporto internazionale Leonardo da Vinci)と言うもの。
時々、日本語以外の資料やバウチャーではレオナルド・ダ・ヴィンチ表記になっていて、一瞬「え!空港が違う!?」と焦りそうになりますが、同じ空港のことを指しているので安心してください。
フィウミチーノ空港のターミナル概要
<ターミナルの案内板>
フィウミチーノ空港には、ターミナルはT1、T2、T3、T5の4つが存在します。日本からの直行便でいらっしゃる方はT1、日本からヨーロッパ、中東などを経由していらっしゃる方はT3を利用することになります。なおT2はLCCの一部、T5はアメリカ便の一部がアサインされるので、ほぼ利用機会はないと思われます。
第二次世界大戦後、イタリアは、1950年代に日本と同様の高度経済成長期を経験しました。その中で、さらなる民間機や旅行客の増加に対応するために、もともとあったチャンピーノ空港に替わる新たな空港として1960年代に建てられたのが、フィウミチーノ空港です。
ミラノのマルペンサ空港と並び、イタリアで最も利用者数の多い空港の1つですので、もちろん広大な敷地を持っており、端から端まで歩くとちょっと疲れてしまいます。
関連記事:2019年版!マルペンサ空港からミラノ中央駅へ安全に移動するには?
2. フィウミチーノ空港に着いたらやるべきこと
はるばる日本からフィウミチーノ空港にやってきたら、手続きをしましょう。ここでは、入国審査や手荷物受取などを行わなければなりません。それぞれ順を追って説明していきます。
入国審査
日本を含むユーロ圏外から直接フィウミチーノ空港に到着した場合は、ここで入国審査を受けなければなりません。この審査はユーロ圏内間およびシェンゲン加盟国間で乗り継ぎ移動する場合、最初に乗り継いだ空港で入国審査を受けます。
つまり、例えばフランス・パリ経由でローマに来た場合は、既にパリで審査を済ませてあるはずなので、そのまま手荷物受取に向かうことができますよ。
入国審査カウンターは撮影が禁止されているため、写真をお見せできないのが残念ですが、ローマの審査カウンターでは、別段突っ込んだことを訊かれることはないので(あくまでも体験談)、英語等で訊かれたことに答えればそれでいいと思います。
ちなみに、カウンターが5,6個用意されていても、開いているのは1,2個という場合はよくあるので、辛抱強く待ってください。もし急いでいるのであれば、飛行機をなるべく早く降りるようにした方がいいかもしれませんが、同時刻に大量の飛行機が到着するフィウミチーノ空港では、それほど急いでも変わるとは言えないでしょう。時間に余裕をもって入国することが大切です。
荷物受け取り
フィウミチーノ空港に限らずどの空港でも言える話ですが、荷物受け取りレーンは、やや遠くて数分歩くことになります。写真だと少し白くなっていて見にくいのですが、カバンのマークと一緒にRitiro bagagli(Baggage claim)の記載のある看板に従えば到着します。
レーンは複数あり、たくさんの人が自分の荷物を待っています。どのレーンから自分の乗った便の荷物が流れてくるか分からないので、近くにあるパネルをしっかり確認してくださいね。間違えて人の荷物を取ってしまうと大変です!
ちなみに、ごく稀に空港まで荷物が届いていないロスト・バゲージが発生することがあります。その場合はLost&Foundのカウンターに速やかに行き、相談してください。
補足情報:フィウミチーノ空港で英語は通じる!
ちなみに、日本では「イタリア人は英語が喋れない」というイメージを持つ方が多いかもしれませんが、私たちが名前を知っているような都市で観光客を相手にしているような人であれば、全員しっかりと英語を話すことができます。
ですので空港であれば言わずもがな、イタリア語ができないからといって一切心配する必要はないですよ!私の友人はフィウミチーノ空港で職員をしていますが、英語は堪能だし、めちゃくちゃ優しいし、周りもそういった人が多いと言っていました。困ったことがあれば空港職員はいつでも助けてくれるので、遠慮なく聞いてくださいね!
3. ローマのフィウミチーノ空港でおすすめの過ごし方
さて、送迎や乗り継ぎ便のために、フィウミチーノ空港で待たなければならない時のことについてご紹介いたします。空き時間を活用して、空港で快適に過ごしましょう!
フィウミチーノ空港での買い物・食事
<待合エリアの様子>
フィウミチーノ空港には、お買い物ができる場所が本当にたくさんあるので、時間潰しには困らないと思います。イタリア発ブランドに限って言えば、グッチやドルチェ&ガッバーナなどの高級なブランドが目立ちますが、カジュアルなものもあります。ローマ市内に行かなくてもいいレベルの品ぞろえにはびっくりします(笑)
他には本屋のフェルトリネッリ(Feltrinelli)もあるので、オシャレな本を見つけたらお土産に買ってみるのもアリです。ショッピングには適しているのに対し、食事は値段が高い上に味もまあまあなので、それほどおすすめではないかもしれません。せっかくなら、イタリアを代表する食料雑貨店のイータリー(Eataly)とかがあれば嬉しいのに!と思います。
空港の外には写真スポットも
<レオナルド・ダ・ヴィンチの巨大銅像>
もし空港の外に出る時間があれば、レオナルド・ダ・ヴィンチの巨大銅像なんていかがでしょうか?空港から直接アクセスできるヒルトンホテルの近くにあります。これを撮ればあなたもフィウミチーノ通かも!?
その他、T3の免税店コーナーには、かの有名な真実の口のミニレプリカが置かれています。本物に手を入れるまで我慢するかはあなた次第です(笑)
フィウミチーノ空港に着いたら今のうちに充電!
<充電スペースの看板>
現代っ子の私にとっては、空港で何かをするのと同じかそれ以上に大切なのが充電。空港内(特にパスポートコントロール/出入国後)はかなりの数の充電スペースがあります。
それ以外であれば、何もないところにもポツンと差込口があるので、そちらを利用してください。
4. フィウミチーノ空港の周辺にある移動手段
フィウミチーノ空港からの移動手段としては、バス会社のシャトル、レオナルドエクスプレスと呼ばれるテルミニ駅直通の電車、タクシーと主に3種類があります。
初めてローマにいらっしゃった場合に断然おすすめなのは、タクシーでしょう。一律50ユーロでローマ市街地のあなたの宿泊地まで向かってくれるため、複数人での旅行であれば、割り勘すれば電車と同じくらい安く利用できます。
<バス乗り場>
バスとレオナルドエクスプレスは、一般的に言われているほど安全面にほぼ差がないと思います。バスは安くて遅い(6ユーロ、1時間程度)、電車は高くて速い(14ユーロ、30分程度、いずれもライター執筆時点の情報)なので、お好みで選んでください。
ネットなどでは、バスの使用はあまりオススメできないとする人も多くいますが、市街地と空港の往復に20回くらいバスを利用していた私個人としては、全然問題なかったです。
5. フィウミチーノ空港を出るときに気を付けたいこと
空港とはいえ、スリやひったくりがいる可能性があるため、着いた時から常に注意するのは忘れないようにしてください。しかし、私の周りでは空港で被害に遭った話は聞いたことがありません。この事実は、余計な心配をして欲しくないためお伝えしたいところです。
また、過去には白タクが大量発生して多くの観光客を困らせていたという話があるのですが、最近(2018年時点)はしっかりとタクシー乗り場が整備されています。乗り場まで行って、そこにいる黄色のビブスを着けたおじさんや運転手に、人数と行き先を伝えればオーケーです。
もし、空港内やタクシー乗り場以外の場所で声をかけてくる人がいた場合、白タクに乗らされる可能性が高いので、無視しましょう。
初めてのイタリア・ローマ旅行の場合、緊張することもきっとあるでしょう。でも、ローマの玄関口フィウミチーノ空港での滞在は、これで完璧! 空き時間も活用しながら、楽しい旅を始めましょう!
基本情報
- 名前:フィウミチーノ空港(Aeroporto di Fiumicino)/レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港(Aeroporto internazionale Leonardo da Vinci)
- 住所:Via Pier Paolo Racchetti 1 - 00054 Fiumicino, RM
- 公式サイト:フィウミチーノ空港(日本語)
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ゆうさん
- イタリア・ローマ大学に1年留学。イタリア各地の魅力を学生ならではの視点から紹介できたらと思っております。南米一人旅を敢行するほど旅が大好きです!