
公開日:
最終更新日:
愛犬の国イタリアで子犬を飼いました

みなさんは犬派ですか?それとも猫派?私は犬派です。小さい時から祖父母の家や勤務先など、行く先々にワンコがいる生活をしていたものの、私自身が犬を飼ったことはなく、ずっと夢でした。
イタリアは旅行してる時から、どこにでもワンコがいて犬フレンドリーな国だなと思っていました。住んでみるとますます気づいたイタリアのわんこ事情と共に、イタリアで子犬を飼う実体験をご紹介させてください。
目次
1. 犬に優しい国、イタリア
イタリアに住んでよかったな、と思うことのひとつが、どこにでもワンちゃんがいるということ。犬を飼う前から生活のあらゆる場所や場面にワンちゃんがいる光景があり、見知らぬ人と犬だけど見るたびに微笑ましい気持ちになっていました。
電車やバス、カフェ、レストラン、ホテル、ショッピング施設、観光地など、どこにでも犬連れの人々の姿を目にするイタリア。各所ぞれぞれにルールはあれど,、犬同伴が許可されてる場所が多くあって犬との時間を大切にし、生活を共存しています。
<メトロに乗り合わせるワンちゃん。どの子もお利口です>
<一時帰国から戻ってきた時のミラノの空港。犬がお迎えに来ている姿を見てイタリアに戻ったのだと認識しました>
2. 犬に関する法律
犬に寛容な国イタリアだからこそ、犬に関する法律もあります。例えばマイクロチップの義務化、公共の場ではリードを使用し口輪を持ち歩かないといけない、レストランの厨房に入ることは禁じられている(犬と一緒にレストランで食事するのは禁止されていません)など、犬を飼うことには喜びだけではなく、義務も伴いますね。
また、現在の法律では、賃貸住宅におけるペット不可の表示不可となっていて、犬や猫の持ち込みが自由化されるという、ペットを飼う人に優しい法律もあります。
<クリスマスに見つけた犬用のパネットーネ>
3. 子犬はどこで入手する?
さて、私たちはこの1年、犬を飼うことについて何度も話し合いました。まず犬種を何にするか?シーズーやパグなどのぺちゃ顔の小型犬好きの私に反し、イタリア人の夫はスマートな中〜大型犬が好き。
私たちは郊外の一軒家に住んでいるので、大型犬もいいかも!と私がすり寄る形で、イタリア人の夫が希望する犬種ビズラに決定しました。どこで入手するかですが、イタリアには犬の生体販売をするペットショップはありません。
ブリーダーか保護シェルター、里親募集などから得るのが基本です。いざ、Googleマップでブリーダーを調べてみるとさまざまな犬種のブリーダーが家の近くにもたくさんあることに驚きました。
私たちの選んだビズラはイタリアでも希少犬種のためブリーダがあまりいなくて、メールで問い合わせをしながら出産のタイミングを待ちました。
4. 子犬を迎える
問い合わせをして待つこと数ヶ月、ついに生まれたとあるブリーダーから連絡がありました。なんと初産にして14匹も生まれたそうです。クリスマス直前の生後2ヶ月の頃にお迎えに行きました。
当日は子犬のパパもママも大歓迎!両親が見られるのはブリーダーの特権ですね。ミラノからブリーダーのあるマントバまでは車で2時間半。お利口に車に乗って帰路に着きました。
<ママと生まれたての14匹の子犬たち>
<この子が家族になりました>
5. 犬との暮らし
いざ、子犬を迎えると日々犬育ての悩みはつきません。ちょうどクリスマスプレゼントとして、ドッグトレーナーさんのレッスンチケットをいただいたので、プロの手を借りながら公共の場でお利口に過ごせるワンちゃんを目指したいと思います。
また、散歩しているだけで陽気なイタリア人達に声をかけてもらえたりと、コミュニケーションが広がるのも嬉しいですね。成長と共に行ける場所も広がるので、コモ湖やドロミテなど、イタリアの自然美あふれる場所に一緒に行く日が楽しみです。
<イタリアではゴールデンやラブラドールレトリバー、フレンチブルドッグが人気。柴犬や秋田犬もよく目にします>
<好奇心旺盛な子犬期。どんどん成長中です>
<お散歩デビューしたてですので、次回はミラノの中心地からお届けしたいです>
最後に
犬は自由で社会的な存在として日本よりも圧倒的に犬同伴OKの場所が多い、ドッグフレンドリーなイタリア。イタリアの民間調査機関Eurispes による2024年の世論調査によると、イタリアでは4軒に1軒の家庭で1匹のペットがいて、10人中4人強が犬を飼ってるそうです。
イタリア旅行の際に、現地のワンちゃん達を目にする機会もきっと多いはず。犬を愛する人々が集う場所で、イタリアの犬文化を感じながらステキなイタリア旅を過ごしてみてください。
関連記事
Rankingイタリア記事ランキング
-
YUKITALIA
- 真のミラネーゼになるべく、2021年よりミラノに移住した雑誌の編集・ライター。王室&貴族とテルメが大好き。