南イタリア観光で巡りたい♪アドリア海に面した美しい町「バーリ」って?

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<Photo by Pixabay(CC 0)>

プーリア州旅行の玄関口であるバーリ。この町は大きく3つのパートに分けることができます。ブランドショップやおしゃれなお店が並ぶ「新市街」、古きよき町並みが残る「旧市街」、そして美しいアドリア海に面する「海沿いのエリア」。

各エリアは徒歩で行き来することができ、それぞれに見所が詰まっています。そんなバーリの見所についてご紹介します。

目次

1. プーリア州の州都「バーリ」ってどんな町?

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<Photo by Pixabay(CC 0)>

バーリ(Bari)は、南イタリアのプーリア州にある人口約32万人の町。アドリア海に面しているため、他の国々との貿易で栄えた海運や商業の中心地でもあります。

そして、サンタクロースの起源とも言われる聖ニコラ(聖ニコラウス)ゆかりの地としても知られています。サンタクロースは地中海沿岸で生まれたとされ、聖ニコラを信仰して巡礼や交易のためにこの地を訪れる人が数多くいました。そのため、旧市街には大小様々な教会や宗教施設が建てられています。聖ニコラは、現在でもバーリの守護聖人になっています。

1_1. バーリの治安は大丈夫?

ライターの私自身も、バーリへ旅行する前は治安が気になったため、知り合いのイタリア人やインターネットなどで情報をみていました。

その結果、みんな口をそろえて「昔は治安が良くなかったが、最近はとても改善されて安全」とのことでした。半信半疑ながら、実際にバーリを旅行してみると、聞いていた通りで危ない印象はありませんでした。

むしろ、町は綺麗で整備されており、人々も親切。個人的には、バーリで危ないと感じることは特にありませんでした。と言っても、夜道は一人で歩かないなどの旅行する上での最低限の注意は必要ですし、それはどの国へ行っても同じですよね。

2. バーリ観光で外せない!3つのエリア

この項目では、「新市街」、「旧市街」、「海沿いのエリア」の3つのエリアごとに紹介していきます。それぞれに特徴がありますので、チェックしてみてくださいね!

2_1. ショッピングするならここ!たくさんの店舗が並ぶ、バーリの新市街

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<撮影:La luce del Sud>

海外旅行の楽しみのひとつ、ショッピング。バーリ新市街の中心であり、駅から真っ直ぐに伸びている「スパラーノ通り(via Sparano)」には、ハイブランドのショップからコスメや雑貨店、おしゃれなバールやレストランまで様々なお店が並んでいます。

駅から歩いて約10分にわたるこの通りは迷いにくく、ショッピングにも食事にも便利なエリアです。ここには、エルメス、ヴィトン、グッチ、プラダ、アルマーニ、マックスマーラ、など多くのハイブランドショップが軒を連ねています。イタリアでしか買えない商品や日本未入荷のアイテムもあり、セール中はかなりお得な価格で掘り出し物が見つかることも。スパラーノ通りは、ショッピング好きには欠かせない通りです。

3. お土産にも喜ばれる!イタリア発プチプラグッズ

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<Photo by Pixabay(CC 0)>

バーリの新市街にはハイブランド以外にも、イタリアブランドのプチプラアイテムのお店もたくさんあります。気軽に買えて、お土産にもにも喜ばれるプチプラアイテムはお買い物の強い味方。この項目では、イタリアで人気のブランドをご紹介します。

これらはイタリア各地で展開していますので、バーリに限らず旅行の際はぜひチェックしてみてくださいね。

キコ ミラノ(KIKO MILANO)

イタリア・プチプラコスメの代表「キコ ミラノ」。日本でもコスメ好きな人を中心に人気のある、ミラノのブランドです。イタリアをはじめ、ヨーロッパ各地に展開しています。

カルツェドニア(CALZEDONIA)

タイツなどのレッグウェアやビーチウェアの専門ブランド。東京にも進出(2019年5月時点)した、イタリアでも人気のブランドです。

ヤママイ(yamamay)

ランジェリーブランド。ランジェリー以外にも、ホームウェアや水着も展開しています。特に水着は日本にはない大胆な柄やデザインが見つかります。

4. 歴史的建造物が保存されたバーリの旧市街

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<撮影:La luce del Sud>

教会や石造りの建物が保存されており、まるでタイムスリップしたような古き良き町並みが残る旧市街。たくさんの教会や土産物店があり、パスタづくりを間近で見れる通りがあるなど、バーリを満喫するのに欠かせないエリアです。

サンタクロースゆかりの聖堂「サン・ニコラ聖堂(Basilica San Nicola)」

サン・ニコラ聖堂は、プーリアを代表するロマネスク様式で建てられた聖堂のひとつ。サン・ニコとはサンタクロースのモデルとなった人物で、バーリの守護聖人でもあります。聖人の遺骸が眠るサン・ニコラ聖堂には、イタリアはもとより、世界中から信者が訪れる巡礼地ともなっています。

  • 住所:Largo Abate Elia, 13, 70122 Bari BA, イタリア

市民の憩いの広場「フェッラレーゼ広場(Piazza del Ferrarese)」

フェッラレーゼ広場は新市街地と旧市街地の間の一角に位置し、地元の人や観光客が集まる憩いの場。フェッラレーゼ広場周辺は、レストランやバーの他にジェラート専門店もあるので食べ歩きにもおすすめです。

パスタづくりを見ることができる「ストラーダ・アルコ・バッソ(Strada Arco Basso)」

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<撮影:La luce del Sud>

この通りでは、おばちゃん達が路上でバーリ名物の「オレキエッテ」というショートパスタを作っているのを見ることができます。この道は通称「オレキエッテの道(Via delle orecchiette)」とも呼ばれ、パスタを求めて多くの人が集まっています。

オレキエッテの道については、別の記事でより詳しくご紹介しています。パスタに興味のある方は、こちらもぜひご覧ください。

5. 美しい遊歩道と歴史あるバーリの港が見える、海沿いのエリア

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<Photo by Pixabay(CC 0)>

バーリ港はアドリア海に面した、歴史ある重要な港のひとつ。港にはたくさんの船が停まっており、時間によっては漁師さん達が水揚げをしていることもあります。

そして海沿いには、アドリア海を一望できる長い遊歩道「ルンゴマーレ・ディ・モラ・ディ・バーリ(Lungomare di Mola di Bari)」が伸びています。この遊歩道にはベンチが置かれ、散歩にもぴったり。夕暮れ時にはオレンジに染まる美しい風景を眺めることができます。遊歩道沿いにはレストランやバールなども並び、夜はライトアップされた美しい町並みを楽しめます。

6. バーリへのアクセス

各主要都市からバーリへは、長距離バス・鉄道・飛行機でのアクセスが可能。ローマやフィレンツェ、ナポリやサレルノからは長距離・夜行バスが運行しています。

ローマもしくはナポリからバーリへは、鉄道「Trenitalia」の特急列車を使用する場合、最短で約4時間強。ただ、曜日や時間帯によっては丸1日かかってしまう場合もあります。空港が近いローマやナポリの場合は、飛行機での移動も効率的です。

さぁ、バーリ散策へ出かけよう!

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<Photo by Pixabay(CC 0)>

観光地としてはあまり知られていないバーリの町ですが、ローカルな雰囲気が好きな人や、歴史ある町並みを訪れたい人にはおすすめです。また、新市街でショッピングを楽しみ、情緒溢れる旧市街を散策し、港で景色を眺めて......と、徒歩圏内に見所がぎゅっと詰まっているため、観光も十分楽しめます。

そんなバーリは南イタリア観光に欠かせない町のひとつ。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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La luce del Sud

人々の生活スタイルや風景に魅せられ、イタリアへ。現在は南イタリア・アマルフィ海岸にある小さな町に住んでいます。個人旅行のアテンド・各種視察のコーディネートや通訳をしています。

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