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南イタリアの町バーリ名物!マンマが路上で手作りしてるオレキエッテとは?

記事投稿日:2019/06/15最終更新日:2019/06/15

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プーリア州にある町バーリでは、耳たぶのような形をしたパスタ「オレキエッテ (オレッキエッテとも言います)」が名物。バーリの旧市街地では、家の軒先でオレキエッテを作る習慣があり、現在ではバーリ観光の人気スポットとしても知られるようになっています。

普段あまり見る機会のないパスタづくりを目の前で見学でき、もちろんパスタの購入も可能!旅行のお土産としても喜ばれますよ。

目次

オレキエッテ(Orecchiette)とは

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<耳たぶのような形のパスタ、オレキエッテ。撮影:La luce del Sud>

オレキエッテは、プーリア州やバジリカータ州で食べられるショートパスタのこと。スパゲッティのようなツルっとした食感ではなく、モチモチとした食感が特徴の食べ応えのあるパスタです。

耳たぶのような形をしていることから、「耳(=Orecchio)」を意味 するイタリア語が名前の語源となっています。

定番レシピ「チーマ・ディ・ラーパ」のオレキエッテ

オレキエッテのパスタを使った定番の一皿といえば「チーマ・ディ・ラーパ のオレキエッテ」。チーマ・ディ・ラーパは日本で言う菜の花にあたるイタリア野菜で、カブの葉や茎・つぼみにあたる部分のことです。

このレシピはシンプルで、茹でたチーマ・ディ・ラーパにニンニク・唐辛子を加えたオリーブオイルで炒め、オレキエッテを加えたら出来上がり。シンプルで美味しい定番の一皿です。

チーマ・ディ・ラーパは、菜の花やブロッコリーで代用できるので、バーリでオレキエッテを購入したら、日本でこのレシピを試してみてはいかがでしょうか。

バーリの軒先ではじまったオレキエッテづくりを眺める

イタリアを代表するグルメの一つ「パスタ」。パスタを食べたり買ったりできるお店は数多くありますが、実際に作っているところを見ながら、出来立てを買える所はそう多くありません。

そしてそれが、古い町並みの中の普通の家の軒先で、おばあちゃん達によって一つ一つ手作りされるパスタだとしたら......パスタ好きでなくても、一度は行ってみたくなりますよね。そんな風景が、バーリでは見られるんですよ。

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<バーリ旧市街にある"オレキエッテの道"。撮影:La luce del Sud>

この習慣は現在でも続いていて、旧市街の「ストラーダ・アルコ・バッソ(Strada Arco Basso) 」という通りでは、今でも路上でのパスタづくりを見ることができます。この道は通称"オレキエッテの道(Via delle orecchiette)"とも呼ばれ、今ではオレキエッテづくりを見るために多くの観光客がやって来るようになりました。

道端でパスタを作るというのは想像しにくいかもしれませんが、実際に現地を訪れてみると、昔ながらの町並みに小麦や生地の匂いが漂い、人々の生活や習慣が地域と強く結びついているのを感じます。イスに腰かけたおばあちゃん達の慣れた手つきで、あっという間にたくさんのオレキエッテが作られていく様子は、ついつい見入ってしまいますよ。

オレキエッテはどの様にして作られているのか

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<オレキエッテ作りの様子。撮影:La luce del Sud>

オレキエッテの材料は至ってシンプル。セモリナ粉・水・塩少々、これだけです。

よく捏ねてねかせた生地をひも状に伸ばし、1cm程の大きさにカット。それを食事用のナイフや指で押し付けるようにして手前に引くとゆるいカーブができて、くぼみのあるオレキエッテができます。簡単そうに見えますが、やってみるとうまくくぼみが出来なかったりして、なかなか難しいものなのです。

バーリで買えるオレキエッテの値段や量・保存期間

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<袋に詰められているオレキエッテ。撮影:La luce del Sud>

バーリのオレキエッテは値段が統一されているようで、どこで購入しても約500gで5ユーロでした(※2018年時点の情報です)。乾燥させていない生パスタのため、保存期間は冷蔵で約1週間。冷凍すれば1~2カ月は保存できます。

注意したいのが、お店や業者ではなく個人のお宅で軒先販売しているため、日本への配送などは行っていないこと。また日本のスーパーのように保冷剤を付けてくれる、なんてこともありませんので、持ち帰るタイミングはよく考えてから購入しましょう。

パスタ以外にもある!バーリの名産いろいろ

先ほど紹介したオレキエッテ通りでは、パスタ以外にもバーリのお菓子やプーリア州名産の固焼きパン「タラッリ」なども売られています。イタリアも日本と同じく季節ごとのお菓子があるので、訪れる時期によっては季節限定のお菓子を食べるチャンスもありますよ。

クリスマスの甘いお菓子「カルテッラーテ(Cartellate)」

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<ジグザグした形が特徴のカルテッラーテ。撮影:La luce del Sud>

カルテッラーテ は、プーリア州で食べられるお菓子。一見、バラの花のような可愛い見た目ですが、ジグザグとした独特の形は、イエス・キリストの天使の輪や、とげの冠を表すとも言われる クリスマスのお菓子です。

バーリだけでなく広くプーリア州一帯で食べられていて、地域によって同じお菓子でも少しずつ呼び方が変わります。バーリよりさらに南下し、レッチェ方面へ行くと「カルティダーテ(Cartiddate) 」)と呼ばれることも。

プーリア名産の固焼きパン「タラッリ」

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<食べ歩きにもいいサイズのタラッリ。撮影:La luce del Sud>

タラッリはバーリに限らず、プーリア州一帯やカンパニア州でもよく食べられる、小さな固焼きパンのこと。程よい塩気があり、ビスケットのようなサクサクとした軽い食感で、指でつまんで食べられるのでワインのお供にもぴったり。

タラッリはアペリティーボのつまみや、レストランでの前菜などでよく登場します。手軽に食べられるので、ストリートフードとしても定番。タラッリについてはこちらの記事でも詳しく紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

バーリは日本ではまだ馴染みの少ない町かもしれませんが、昔ながらのパスタやお菓子を味わえる美食の町。オレキエッテをはじめ、ここならではの名産を味わってみてくださいね。

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記事投稿日:2019/06/15最終更新日:2019/06/15

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