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東京・豊洲市場パーフェクトガイド! 見どころやおすすめ飲食店の情報を徹底解説
2018年10月に築地市場から移転した豊洲市場。以前の築地市場よりもさらに見どころが増え、魅力を増した豊洲市場の見どころや飲食店情報をご紹介します。周り方もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
目次
- 1. 築地市場のこれまでの歴史をささっと紹介
- 2. 築地市場はなぜ豊洲市場へ移転したの?
- 3. おすすめのルートもご紹介!豊洲市場へのアクセス(公共交通機関)
- 4. いよいよ豊洲市場内に潜入!周りやすいルート教えます
- 5. まずはバス停市場前駅の一番近くの建物「7街区:管理施設棟」から
- 6. お次は「7街区:水産卸売場棟」見学ギャラリーへ
- 7. お次は青果物の取引の場「5街区:青果棟」!
- 8. 最後は「6街区:水産仲卸売場棟」へ
- 9. 6街区・水産仲卸売場棟の飲食店レポート!
- 10. 開放的な豊洲市場屋上緑化広場もオススメ
- 11. 豊洲市場をめぐる所要時間と基本情報
1. 築地市場のこれまでの歴史をささっと紹介
豊洲市場をご紹介する前に、まずは築地市場の歴史をご紹介しましょう。
築地市場の起源はなんと、江戸時代初期の徳川家康の時代
築地市場の起源はなんと、江戸時代初期の徳川家康の時代までさかのぼります。元々は「魚河岸」の名前で親しまれていました。家康は江戸の台所を用意するため、大阪から漁師を集めて江戸湾の漁業権を与え、幕府に魚を納めさせました。その残りを日本橋で売ることになったことが、魚河岸の始まりです。
築地市場という名前でオープンしたのは、今から約80年前の昭和10年頃。一日およそ3,350トンの鮮魚や青果品が取引され、巨大都市東京の食生活を支える流通の一大拠点となりました。
2. 築地市場はなぜ豊洲市場へ移転したの?
そして2018年に大きく話題となった、築地市場の豊洲への移転について。話題になったことは知っているけど、なぜ移転したのか、またどうして豊洲に移転になったのかということは、あまり知られていないのではないでしょうか。
その答えが東京都中央卸市場の公式ホームページにありました。
※以下公式ホームページから引用
Q なぜ今のままの築地市場ではだめなのですか。A 昭和10年の開場から80年以上が経過している築地市場は、施設の老朽化が進み、建物の一部が劣化により破損して落下するなど、安全性に多くの不安を抱えています。
また、狭隘化も著しく、荷置き場所が不足し一時的に荷を屋外に置かざるを得ないなど、商品の品質・鮮度保持の徹底が難しくなっています。物流面においても、駐車場や荷さばきスペースが大幅に不足しているため、トラックの入場待ちや渋滞が発生、さらに、混み合った場内のいたるところで荷の積み下ろしなどが行われるなど、作業が非効率になっています。
このように、築地市場は、施設の老朽化・狭隘化が深刻であり、品質管理の高度化や物流の効率化などに十分対応できていないことが大きな要因となり、取扱数量が大きく減少しています。このままの状態が続くと、築地市場が都民の食生活を支える役割が果たせなくなるおそれがあり、また震災などの影響も懸念されることから、一刻も早く、施設を抜本的に改善する必要があります。
このような理由から築地からの移転は避けられない状態どころか、天災の被害を鑑みると急務であるという状態でした。
Q なぜ豊洲地区が移転先として選ばれたのですか。
A 築地市場は、首都圏の生鮮食料品流通の中核を担う基幹市場としての役割も果たしていることに加え、都心に集まっている飲食店や小売店の仕入れの場になっています。
このため、その移転先の条件としては、
● 敷地が狭隘で、抜本的な施設改善が困難な築地市場に対し、高度な品質管理・衛生管理ができる
● 卸・仲卸売場に加え、物流の効率化を図るための広い駐車場や荷さばきスペースを配置できる約40ヘクタールのまとまった敷地が確保できること
● 大消費地である都心部の周辺で、輸送時間やコストの観点から高速道路や幹線道路にアクセスしやすい交通条件の良好な位置にあること
● 築地がこれまで築き上げた商圏に近く、機能・経営面で継続性が保てる位置にあることなどが挙げられ、これらの条件をもとに検討を行った結果、すべての条件を満たす豊洲地区が移転先として選ばれました。
こうして見ると、豊洲に移転した理由がよく理解できます。
今日は豊洲に移転した理由が理解できたところで、豊洲市場を徹底レポートしたいと思います!
3. おすすめのルートもご紹介!豊洲市場へのアクセス(公共交通機関)
豊洲市場への行き方は何パターンもあります。
一番近くに到着するのがバス
一番近くに到着するのがバスです。市場の入り口目の前まで連れていってくれます。
東陽町から12-2豊洲市場行きのバスに乗ると、およそ20分で到着。「市場」や「豊洲」という名前のつくバス停が多いので少し複雑なのですが、終点まで乗りましょう。
筆者おすすめは東京のランドマークを一望できる「ゆりかもめ」経由のアクセス!
次に近いのはゆりかもめの「市場前駅」。改札を出るとすぐに入り口に到着します。
または、ゆりかもめの「新豊洲」駅までバスで行き、その後5分ほど歩くという方法もあります。
個人的なオススメはゆりかもめを利用する行き方。汐留方向から乗車すると東京タワーや東京スカイツリー、フジテレビ、ダイバーシティ東京や東京湾など東京のランドマークを全て一望することができます。天気が良い日は特にこの行き方がオススメです!
4. いよいよ豊洲市場内に潜入!周りやすいルート教えます
豊洲市場はとにかくびっくりするくらい広い!「5街区:青果棟」「6街区:水産仲卸売場棟」「7街区:水産卸売場棟」「7街区:管理施設棟」とメインの棟が4つもあり、それぞれ取り扱う生鮮食品や市場での役割に応じて、異なった特徴があります。
5. まずはバス停市場前駅の一番近くの建物「7街区:管理施設棟」から
管理施設棟の1階から入場して最初に驚いたのですが、建物がとても綺麗で、市場というよりもまるで大きなイベントホールのよう。
非常に広々としていて整備されている管理施設棟
築地市場の歴史ある市場のイメージとは180度違います。各棟をつなぐ連絡口や見学通路も、非常に広々としていて整備されており、混雑していても気にならないほど。「市場は古くて狭い」というイメージを完全に払拭してくれます。
千客万来施設事業用地ではさまざまなイベントを開催
「千客万来施設事業用地」では、この施設が完成数までの間に様々なイベントが開かれる予定だそうです。
市場の歴史が学べるPRコーナー
豊洲市場PRコーナーでは、市場の歴史が学べます。懐かしい昔の様子が写真で展示されていました。
と、ここで「イッチーノ」がお出迎え!
イッチーノは市場で生まれ、市場で育ったという、市場で働く妖精さん。「ヤサチーノ」というパートナーや「コチーノ」というお子さんもいるとのことで、頼もしいお父さんです!
PRコーナーを出たところには、航空写真が展示されています。豊洲市場の規模感が伝わってきますね。
6. お次は「7街区:水産卸売場棟」見学ギャラリーへ
水産卸売場棟見学ギャラリーへは、長い廊下を渡って行きます。
マグロの実物大模型や解体ショーに注目!
実際に築地市場で取引された、最大級の国産クロマグロの実物大模型が!
<このマグロ、なんと総量496キロ!大人の女性10人分に匹敵します。>
マグロと言えば、子どもから大人まで、みんなが大好きな魚の一つ。お寿司のネタとしても赤身や中トロ、大トロ、漬けなど様々な形で提供され、なくてはならない存在です。地域のスーパーなどでは「マグロ解体ショー」が行われるところもあり、ショーがはじまると多くの人が取り囲んでいる様子を一度は見たことがあるのではないでしょうか。
このように、市場の中で大きな取引を占めるマグロですが、魚にいての知識を得られるのも豊洲市場の魅力です。
この図を見ると、日本各地から豊洲市場に水産物が集められている様子がうかがえます。水産物の取り扱いトップは、2位を大きく引き離し、冷凍メバチマグロが君臨。次いでまあじ、冷凍ぎんさけと続きます。日ごろ食卓にのぼる魚たちが、どこでどれぐらい獲れているのかを知ることができて興味深いですね。
せり場も見学できる!
実際のせり場がこちら。人がいない時間だったので、より広く感じます。
最近では、一般の見学者もせり見学デッキから見ることが出来るようになりました。
市場の名物といえば、やはり「せり」の風景でしょう。せり見学デッキでのマグロのせり見学は、朝5:30から6:30までと早朝です。事前申込が必要で、さらに抽選制となっていますので、急に行っても見学することができませんのでご注意を。詳細は公式ホームページをご覧いただき、興味のある方は忘れずに手続きをしてください。
解説付きの標識が各所にあるので、実際のせりが行われていない時間帯でも、せりの様子を想像しながら楽しく勉強することができます。お子さんと一緒にくれば、立派な社会見学になりそうです。
ちなみにこの「手やり」とは、せりを行うときに買い手が購入したい品物の値段や数量を指で表すこと。テレビなどでよく見かける指のサインです。あのサインはどういう意味があるのだろうと、長年不思議に思っていましたが、ここにきてその謎がようやく解けました!
管理施設棟・飲食店の一覧
この棟にも食事ができる店舗がいくつかあります。
- 丼匠(和食・海鮮丼)
- トミーナ(ピザ)
- 八千代(とんかつ)
- 木村家(コーヒー喫茶)
- やじ満(中華)
- 愛養(天ぷら)
- 茂助だんご(だんご)
- 銀座鮨正(寿司)
- 龍寿司(寿司)
- すし処おかめ(寿司)
- つきぢ神楽寿司(寿司)
- 市場すし(寿司)
- すし処やまざき(寿司)
7. お次は青果物の取引の場「5街区:青果棟」!
次にご紹介するのは青果棟。ここでは青果物が取引されています。
マグロの卸売場に負けず劣らず広い取引所です。
卸場はとても広いので、一つ一つの通りに名前がつけられています。まるで一つの町のようです!
普段はなかなか見ることができない、珍しい倉庫も発見しました。
これは「自動立体低温倉庫」と呼ばれており、立体駐車場のような原理の倉庫。野菜や果物の鮮度を維持して保管できる巨大な冷蔵庫のようになっています。青果棟の中央に設置され、限られた施設面積を有効活用されています。
その棚の数、なんと996!いかに多くの品が保管されているかがわかります。
搬入・搬出は専用のオペレーターのみが操作します。
青果棟には市場全体のミニ模型もありました。
こうしてみると市場の巨大さが一目瞭然です。
青果棟にも下記の店舗があります。
青果棟1階・飲食店一覧
- 大和寿司(寿司)
- 富士見屋(日本そば)
- 天房(てんぷら和食)
8. 最後は「6街区:水産仲卸売場棟」へ
最後は、豊洲市場の中でも一番大きな水産仲卸売場棟です。
この街区には、仲卸業者の方が使用する運搬車がところどころに置いてあり、記念撮影をする人も多いのだそうです。
運搬車を器用に乗りこなす様子がテレビなどでも見かけますから、確かに、いかにも市場らしい光景の一つですね。
4階に行くと、食のプロ達が通う「豊洲市場内プロショップ"魚がし横丁"」という70もの専門店が連なっています。
市場ならではの商品も購入可能です。
魚がし横丁のほとんどの店舗は、早朝5時ごろには営業をしていますが、各店舗によって異なるため、営業時間は注意が必要です。11時ごろから店じまいをしてしまうお店もあるようですので、午前中、遅くとも13時ごろまでに足を運んでください。
また、市場がお休みの日は横丁の専門店もお休みとなります。日曜祝日はお休み、他に水曜日がお休みの時がありますので、カレンダーを事前に見てから行きましょう。お休みの日に行かないようにご注意を。
魚がし横丁の専門店及び取り扱い商品一覧
- 秋山商店(かつおぶし)
- 東源正久(包丁・刃物)
- 有次(包丁・刃物)
- 石井容器(割箸・折箱・容器・包装用品)
- 伊藤ウロコ(ゴム長靴・衣料・雑貨)
- うえだ陶器店(陶器・せともの)
- うおがし銘茶(銘茶)
- 大島屋(わさび・妻青物)
- 大原本店(生麩・湯葉・こんにゃく)
- 大山商店(経木・箸・食品容器・玩具)
- 桶彦商店(容器・包装用品)
- 角山本店(生麩・湯葉)
- かみむら(文具・包装用品)
- からいもの屋 築地高梨(スパイス 乾物 秋山椎茸・昆布・干瓢・豆類)
- 銀泉(促成野菜・妻物 蔵乃屋味噌・発酵食品)
- KOTOBUKIフーズインターナショナル(酒・チーズ)
- 酒井輪業社(ターレ修理・車輌リース)
- 酒井輪業社(ターレ修理・車輌リース)
- ささき(白衣・のれん・和風小物)
- さゝなか(珍味・椎茸・干瓢)
- 三輝(冷凍/冷蔵庫・厨房調理器具)
- 三久(銘茶)
- 十一屋総本店(漬物)
- 十一屋総本店(乾物・珍味・食料品)
- すし玉青木(玉子焼)
- 全国特産漬物(漬物)
- 大定(玉子焼)
- 高砂屋(よせもの(婚礼用折詰等))
- 高島屋海苔店(海苔)
- 中央市場薬舗(くすり・食品衛生用品・化粧品)
- 中央食品(割烹材料・珍味)
- つきじ喜代村(牛肉・豚肉・加工肉)
- 築地計機製作所(ハカリ)
- 築地船用品(漁業資材)
- 築地正本(刃物・包丁)
- つきじ丸高(玉子焼)
- つくはん(惣菜・佃煮 つま亀わさび・妻物 )
- つま長(促成野菜・妻物・果物)
- 東昆(昆布・わかめ)
- 戸田鶏卵(卵・米・各種食材)
- 豊洲千年こうじや(酒・米・調味料)
- 豊洲物産(乾物・調味料)
- 鳥藤(鳥肉・鴨肉・精肉)
- 服部金物店(料理道具・厨房調理器具)
- 跳ね鯛和(惣菜・弁当)
- 浜のや商店(食品容器・包装用品・のれん)
- 林屋海苔店(海苔・お茶)
- 美人妻・駿河屋(促成野菜・妻物)
- 美人妻・駿河屋(促成野菜・妻物)
- 平山商店(用品・雑貨・ゴム製品)
- 広沢商店(容器・包装用品)
- ひろや紙店(包装用品)
- 藤井商店(料理道具専門)
- 古川商事(売店)
- 細谷商店(塩・砂糖・食用油)
- 丸武(玉子焼)
- 丸二食品(豆腐・麺類・牛乳・冷凍食品)
- 丸八船舶食糧(ビール・飲料水・食糧品)
- 丸山海苔店(海苔・お茶・自然食品)
- みどりや(包装用紙・リボン・カゴ類)
- 最上商店(売店)
- 八百金(わさび・促成野菜・果物)
- 山崎製作所(料理道具・厨房調理器具)
- 山茂(珍味)
- 山傳(促成野菜・妻物)
- 山本海苔店(海苔)
- 吉岡屋(漬物)
- 嘉ノ屋(ポリ袋・包装資材)
- 和田久(削り節)
一般人が普段目にすることがない専門店がずらりと並び、好奇心がくすぐられます。
見たこともない大きさの刃物がずらっと並んでいたり、普段の食卓には並ばない珍しい食材が販売されていたり。
筆者のおすすめは「十一屋総本店」さんの漬物!
漬物の「十一屋総本店」さんにも珍しい漬物がありました。
例えばこの四川ザーサイ。
そもそも、スライスされる前のザーサイを見ることはなかなかありません。通常のザーサイは、調味料に何年もつけて一般的なザーサイの味になるのですが、このザーサイの浅漬けは、オリジナルの方法で浅くつけた十一郎さん独自の方法で仕上げているのだとか。とてもあっさりしていて、ザーサイの新しい食べ方を発見できました。旬の漬物をピックアップ商品として毎月売り出すのだそう。今回は「菜の花漬け」を購入してみました!
菜の花の漬物というのも大変珍しいですね。野菜本来のシャキシャキ感は残りつつ、漬物としての味もしっかりしており、非常に美味しかったです。
外国人観光客用に、英語で併記しているお店もいくつかみかけました。商品一つひとつが英語で書かれているので、外国人のお友達をツアーに連れて行く場合も安心です。
9. 6街区・水産仲卸売場棟の飲食店レポート!
いよいよ最後は6街区。飲食店が立ち並ぶ、6街区・水産仲卸売場棟3階をご紹介します。
こちらにある飲食店は、朝から長蛇の行列ができるお店もあるほどの人気ぶり。確実に入りたいのであれば、行きたいお店を事前にリサーチし、市場についたらお目当てのお店をめがけて行くことをオススメします。
6街区・水産仲卸売場棟3階店舗一覧
- 山はら(寿司)
- 仲家(和食)
- 鳥藤(親子丼)
- ふぢの(中華)
- 中栄(インドカレー)
- 米花(うなぎ)
- 高はし(あんこう)
- 吉野家(牛丼)
- 福せん(うなぎ)
- 小田安(とんかつ)
- 寿司大(寿司)
- 禄明軒(洋食)
- 晶(寿司)
- 岩佐寿し(寿司)
- センリ軒(コーヒー喫茶)
- 岩田(コーヒー喫茶)
- 鮨文(寿司)
- 弁富(寿司)
- 勢(寿司)
- 大江戸(海鮮丼)
- 磯寿司(寿司)
- 粋のや(和食)
たくさんのお店がひしめき合っており、平日にも関わらずどこの店舗もかなりの人数が列をなしていました。
筆者のおすすめは寿司屋「晶」さん! 味、見た目、ともに申し分なし!
美味しそうなお店を眺めていたら、おなかがすいてくるのも当然です!今回は数ある中から、寿司屋の「晶」さんで食事をいただくことにしました。
晶さんは他の店舗と比べるとまだ新しく、築地に昨年オープンしたばかりとのこと(実は豊洲でデビューするはずだったのですが、移転延期に伴い、築地に先んじてオープンしたようです)。
カウンターが12席、2人がけテーブルが3席、合計18席のこじんまりしたお店です。
カウンターに座れば寿司職人の方が目の前でお寿司を握ってくれますので、個人的にはカウンターがオススメです(個室はありません)。
新鮮な魚を目の前で握ってもらうお寿司。贅沢です!
メニューはとてもシンプルで、6種類のみ。ちなみに、お店の看板メニューは「六法」という海鮮丼です。
この見た目の豪華さたるや。贅沢です!
黄身醤油が混ぜてある白飯に、新鮮なマグロやウニ、ズワイガニ、いくらなどの豪華海鮮がこれでもかというくらいのせてあり、まさにインスタ映えな海鮮丼!
はじめは海鮮本来の味を堪能し、後半は「六法だし」を入れて漬け風にして食べます。どの海鮮もとにかく新鮮で美味しく、特にウニがクリーミーなことこの上ない!「今まで食べてきたウニはニセモノだったのかな?」と思わざるを得ないような美味しさです。
本来であれば半分とは言わずこのまま全て海鮮丼として食べてしまいたいところですが、せっかくなので「六法だし」を入れていただきました。
素材の味を一切邪魔せず、また別の美味しさを演出してくれる六法だし。後半も大変美味しくいただきました。お値段は2019年2月現在3,600円(税込)。お値段以上の価値は絶対にあるので、ぜひ召し上がってみてください。
「おまかせ8貫」では、今が旬のネタを一つ一つ握ってくれます。
今回のおまかせの内容はハマチ、しらうお、マグロ、大トロ、タコ、ウニ、サワラ、穴子。そして最後に玉子焼きと、付け合わせのお味噌汁。
季節によってネタがかわりますから、何度も足を運びたくなります。
ガリも生姜本来の味で、本当に美味しいのです!「お寿司屋さんの質は玉子焼きに出る」と言われますが、ガリにも出ると思っているのは筆者だけではないはず。
ちなみにおまかせの寿司は、それぞれのネタにあうタレがついているので、お醤油はいりません。豊洲市場内にはたくさんのお寿司屋さんがありますが、醤油なしで食べる寿司は「晶」さんだけなのだとか。
ウニや大トロなどの高級魚はもちろん、通常さっぱりとした白身魚のサワラも、「本当に白身魚?」と思うくらい良質な油がのっていて非常に美味ですし、趣味がわかれる「しらうお」も、一切臭みがなく新鮮で、食感も素晴らしかったです。
最後の玉子焼きまで美味しくいただき、一瞬の幸せとなりました。「8貫じゃもの足りない!」という方は「おまかせ12貫」というメニューもあるので、こちらを注文するといいかもしれません。
この他にも、豪華なウニが惜しげもなくのせられた「うに丼」や、マグロづくしの「まぐろ8貫」もあり、グルメ通にはたまらない内容です。
「全部魅力的すぎて選べない!」という方には、握りが7巻とうにが3貫、看板メニューの六法(小)がついた欲張りセット、「晶スペシャルセット」がオススメ。何を食べるか迷ったら、「晶」の看板メニューもいただけるこちらのスペシャルをぜひ注文してみてください。
ちなみにこちらは築地時代にはなかったメニューとのこと。一度行ったことがあるという方も、このスペシャルメニューをめがけて足を運んでみてはいかがでしょうか?
「晶」は朝6:30 〜14:00までの営業(ラストオーダーは13:30)ですので、少なくとも一般的なランチ時間よりも早く行くことをオススメします。また現金のみの支払いで、クレジットカードや電子マネーは取り扱っていませんのでご注意を。
その他の店舗と同じく予約はできませんので、並ぶ覚悟が必要です。他の店舗と比べるとメニューの数は少ないものの、一打入魂で作られた素晴らしさがあります。
市場で新鮮な魚を食べるという経験は初めてで、とれたての新鮮な魚がこんなに美味しかったとは知らず、感動的な体験となりました。銀座などで食べれば倍以上の値段がするとのことでしたので、ぜひ豊洲に来て、とれたてのおいしい魚を味わってください!
10. 開放的な豊洲市場屋上緑化広場もオススメ
豊洲市場にはほかにもおすすめの場所があります。
デートにもぴったり! 景観の良い「屋上緑化広場」
ここの水産仲卸場棟には、「屋上緑化広場」というとても広いスペースがあります。
豊洲の海を一望することができ、景観の良いスポット。緑に囲まれて気持ちが良く、デートにももってこいです!
ここから「豊洲ぐるり公園」に行くこともできます。
広場内は非常に広いのですが、エレベーターは一機しかないので、あまり遠くに行くと戻ってくるのが大変になるかもしれません。
とても開放的で気持ち良いスペースのため、つい食べ物や飲み物を持ってピクニックをしてしまいたい気分に駆られますが、ここでの飲食は厳禁です。こちらも注意しておきましょう。
11. 豊洲市場をめぐる所要時間と基本情報
全ての棟をぐるりと回ったあとに食事をして、かかった時間は約3時間。見学エリアにある市場の歴史や、様々な説明書きをゆっくり読んで回るともう少し時間がかかるかもしれませんが、およそ半日ほどで楽しめるかと思います。
ほとんどのお店や飲食店が13時前後で閉店ですが、早朝から訪れる必要はありません。
新鮮な旬の魚が食べられたり、市場に関する歴史が知れたりと、2019年大注目の観光スポットになること間違いなし!ぜひ一度足を運んで見てくださいね!
豊洲市場 基本情報
- 住所
- 管理施設棟(7街区): 東京都江東区豊洲6丁目6番1号
- 水産卸売場棟(7街区): 東京都江東区豊洲6丁目6番2号
- 水産仲卸売場棟(6街区):東京都江東区豊洲6丁目5番1号
- 青果棟(5街区):東京都江東区豊洲6丁目3番1号
- 営業時間
- 横丁内入場:9:00~17:00
- マグロのせり見学:朝5:30〜6:30
- 各店舗によって異なる ※「晶」は朝6:30〜14:00
- 駐車場:なし
- 電話番号:03-3520-8205(代表)
- バスでのアクセス
- 新橋から「市01」、東陽町から「隅12-2」、錦糸町から「錦13甲」、東京駅「都05-2」
- 電車でのアクセス
- 新橋駅から「ゆりかもめ」で市場前駅まで27分(乗り換えなし)
- 有楽町駅から「東京メトロ有楽町線」で豊洲駅まで20分。「ゆりかもめ」に乗り換えて市場前駅まで3分
【参考】
・豊洲市場公式ホームページ
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/info/00/
- 管理施設棟(7街区): 東京都江東区豊洲6丁目6番1号
- 水産仲卸売場棟(6街区):東京都江東区豊洲6丁目5番1号
- 水産卸売場棟(7街区): 東京都江東区豊洲6丁目6番2号
- 青果棟(5街区):東京都江東区豊洲6丁目3番1号
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