道央・道東をほぼ制覇!9月の北海道4泊5日車の旅!壮大な大自然、豊富なグルメ、最高の温泉と、本当に良い旅でした!

四季彩の丘

たびこふれ編集部のnishiurashiです。2018年9月14日~9月18日の5日間、少し遅めの夏休みということで、北海道に行ってきました。厚真町(あつまちょう)を震源とする震度7の地震発生からわずか1週間でしたが、観光には全く支障がなく、存分に楽しむことが出来ました(地震の影響についてはこちらに別記事としてまとめましたので、是非ご覧ください)。

今回訪れたのは、北海道の真ん中から東、いわゆる道央・道東エリア。私は北海道には2度訪れたことがありますが、いずれも冬の札幌でしたので、雪のない時期に訪れることも、道央・道東を訪れることも初めてです。

レンタカーを借りて道央・道東をぐるっと回りましたが、主要なところはほとんど制覇したと言えるぐらい、かなり色んなところに行きました!北海道に精通した知人に大体の行程を考えてもらったので、それに忠実に回ってみたのですが、終わってから話を聞くと実は結構ハードに組んだらしく、よく全部回れたなと言われたぐらいです。ですので、ずっと一人で運転した私は正直ちょっと疲れもありましたが、一度にこれだけの観光地を回れたことは本当に良かったと思っています!最高に楽しかったですよ!

まずは今回の行程を地図も交えてご説明し、その後、各観光地、食事、宿についてカテゴリごとにご紹介していきます!5日間めいっぱい旅行したので、お伝えしたいことがてんこ盛りになってしまいますが、ぜひご覧ください!

目次

<行程>

<観光地>

<グルメ>

<宿泊>

<まとめ>

1. 5日間、車で巡り巡った行程から

今回、車で回ったルートはこちらの通り。こうして見ると、自分でもよく運転したなと思いますね笑。車のメーターで距離を測るのを忘れてしまったのですが、Googleマップのデータによると、総走行距離は964km。東京駅から山口県の下関駅まで車で移動すると約1,000kmのようですので(こちらもGoogleマップより)、結構な距離ですよね。

上の地図で言うと、左下からぐるっと回って右下に向かいました。ざっくりご説明すると、

  • とかち帯広空港 ⇒
  • 帯広・十勝 ⇒
  • 北上して美瑛 ⇒
  • 旭川まで北上してから東へ ⇒
  • 層雲峡に立ち寄り、さらに東の網走へ ⇒
  • さらに東へ向かって知床 ⇒
  • 知床峠を越えて羅臼 ⇒
  • また知床峠を越えて知床 ⇒
  • 南下して養老牛温泉 ⇒
  • 西へ向かって摩周湖・阿寒湖 ⇒
  • 南下して釧路 ⇒
  • 釧路空港

こんな感じの行程です。あまり無駄のない回り方が出来たと思っていますが、知床峠を往復してしまったのがちょっとロスになりました。。。

元々は3日目の午後、知床五湖に行き、知床峠を越えて羅臼に泊まろうと思っていましたが、その日は時間がなくて知床五湖まで行けませんでした。そのため4日目の朝、羅臼からまた知床峠を越えて知床五湖に向かったわけです。それでも、朝と夜の2回の知床峠を感じることが出来たので、それはそれで良かったかなと思っています。

宿泊は、1泊目:白金温泉(美瑛)、2泊目:網走、3泊目:羅臼、4泊目:養老牛温泉(中標津町の近く)です。またレンタカーは、帯広空港で借り、釧路空港で返しました。

道中には、旭川空港や中標津空港などがありますので、皆さんのご都合に合わせて行程をアレンジするのも良いと思います。ちょっと疲れましたが、それでもやはりこの行程で回れて大満喫・大満足の旅でした。ぜひ参考にしてみてくださいね。

2.1 【帯広・十勝】ばんえい牧場十勝

それではまずは観光地からご紹介します!

帯広空港でレンタカーを借り最初に向かったのが「ばんえい牧場十勝」。帯広空港から車で2~3分、空港からも見えていました。

「ばんえい競馬」と言われると聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。「ばん馬」と呼ばれる農耕馬が、そりを曳(ひ)いて競うレースで、この形態の競馬は帯広競馬場のばんえい競馬が世界で唯一なんだそうです。ぜひレースを見てみたいと思ったのですが、基本的には土・日・月の開催となり、この日はレースがありませんでした。。。残念。でも馬だけでも見たいと思ったので、こちらの牧場を訪れてみました。

ばんえい牧場十勝

こちらがその「ばん馬」の親子です。こう見ると当然、親の方が大きいのは見て分かるのですが、実際に見ると普通の馬とは比べ物にならないぐらい大きいんです!先日、熊本で乗馬体験したときの馬とは全然違います!写真では全然伝わらないですが、迫力が違います!実際、普通の競馬で走る競走馬の体重は400~500kgですが、このばん馬は約1トンと競走馬の約2倍の体重なんだそうです!

馬

目の前で顔を見ると、顔だけでもかなり大きいです!

見ている間はずーっとエサを食べていましたよ笑。勢いよく食べています!

豚

ばん馬以外にも、こんな愛らしいブタやヤギやヒツジもいて、なんだかホッコリしました。

ばんえい牧場十勝 基本情報

■住所:〒089-1245 北海道帯広市泉町西9線10-3
■TEL:0155-64-5735
■HP:http://baneibokujo.jp/

関連記事:
【ライブ映像あり】帯広「ばんえい十勝」で実際に馬券買ってみた。衝撃の結果は・・・。

2.2 【帯広・十勝】十勝 花畑牧場

花畑牧場

ブームとなった「生キャラメル」でおなじみ「花畑牧場」。十勝にある本店にやって来ました。

生キャラメル

やはり生キャラメルは外せませんので購入しました。花畑牧場本店限定の「濃厚」生キャラメルで、限定モノに弱い私は迷わず買ってしまいます笑。味は間違いなく美味しいです!とろける食感はやはり生キャラメルならではですね。

キャラメルグミ

こちらはなんだか珍しい、生キャラメル味のグミ。食感はグミというよりゼラチンのような感じで、これでキャラメルの味がするので、なんだか不思議な感じです。ちょっと好みは分かれそうですが、初めて味わう感じでしたので、一度食べてみることをおすすめします!

カフェ

生キャラメルをはじめとしたお土産を販売するショップだけでなく、ラクレットチーズを使ったメニューが豊富なカフェ、工場見学、牧場などなど様々な施設がありますので、色々チェックしてみてください!

十勝 花畑牧場 基本情報

■住所:〒089-1372 北海道河西郡中札内村元札内東4線311-6
■HP:http://www.hanabatakebokujo.com/

2.3 【帯広・十勝】幸福駅

幸福駅

かつて国鉄広尾線が通っていた「幸福駅」。本当に素敵な駅名ですね。こことセットで有名なのが、同じく広尾線の「愛国駅」です。愛国駅から幸福駅までの切符は、かつて大きなブームとなったようですよ。今回は幸福駅のみを訪れましたが、切符のレプリカがたくさん貼り付けられていました。

売店

切符のレプリカは、こちらの売店で購入可能です。

電車

当時の車両も展示されており、中に入ることもできます。鮮やかなオレンジ色がよく映えますね。

車内

天井に扇風機が付いていたりと、なんだか時代を感じる車内です。実際にこの列車で愛国駅から幸福駅の間を乗車していた方がいるなんて、素敵ですね~。

幸せの鐘

こんな幸せの鐘もあったので鳴らしてみました。幸せになれそうです笑!

幸福駅 基本情報

■住所:〒089-1246 北海道帯広市幸福町東1線
■HP:https://www.koufuku-eki.com/

2.4 【美瑛】白金青い池

白金青い池

青く美しい景色が広がる、その名も「白金青い池(もしくは単に「青い池」)」。午前中や午後一番がきれいに見えるとの情報がありましたが、訪れたのは夕方17時ごろ。それでもご覧の通り、青くきれいな水面を見ることができました!

青い池

このように青く見える理由は、ざっくり言うと「水中の粒子により太陽光が散乱し、その光が目に届くため」みたいな感じですが、この美しい青色が立ち枯れたカラマツと相まってとても幻想的でした!

青い池 基本情報

■住所:〒071-0235 北海道上川郡美瑛町白金
■HP:https://www.biei-hokkaido.jp/ja/sightseeing/shirogane-blue-pond/
※山道を走っていると青い池の看板が見え、そこから少し奥に入ると駐車場があります。駐車場から青い池は歩いてすぐです。

2.5 【美瑛】四季彩の丘

四季彩の丘

富良野(ふらの)と言えば美しいラベンダー畑が有名ですが、お隣の美瑛(びえい)でもきれいな花々を見ることが出来ます。こちらの「四季彩の丘(しきさいのおか)」では、ご覧の通り色鮮やかなたくさんの花が一面に広がっていました!

四季彩の丘

オレンジのマリーゴールドや、白いシルバーダストなどなど、たくさんの色の花々がこんなにきれいに並んでいます!しかも、スケールがすごい!圧巻です!

四季彩の丘

写真中央に見えるトラクターバス「ノロッコ号」に乗って、園内を一周することも出来ます(約15分)。私たちは乗りませんでしたが、お花の説明や写真撮影をしてくれていたので、乗るべきだったかな~とやや後悔。

バギー

その代わり、このバギーに乗りました!1人乗り(500円)と2人乗り(800円)とありましたが、1人乗りにて挑戦です。アクセルは右手親指のレバー操作のみ、ブレーキは自転車と一緒で、左が後ブレーキ、右が前ブレーキなので、非常に簡単な操作で運転できます!

乗ってみた感想は、、、思った以上に楽しいです!!カーブやアップダウンもあり、何より結構スピードが出るので、意外と激しいです!約1kmの専用コースを一周しましたが、本当にあっという間でした!すぐにもう一周したくなるぐらい楽しかったですよ!

四季彩の丘

この規模でこんなにきれいな花が咲き誇るのは、やはり北海道ならではという感じです!季節によって見られる花が異なりますので、事前にチェックしてみてください!

四季彩の丘 基本情報

■住所:〒071-0473 北海道上川郡美瑛町新星第三
■TEL:0166-95-2758
■HP:https://www.shikisainooka.jp/

2.6 【美瑛】マイルドセブンの丘

マイルドセブンの丘

マイルドセブンという名のタバコのポスターに使われたことから名付けられた「マイルドセブンの丘」。タバコを吸わない私でも、マイルドセブンの名前は聞いたことがありますね(現在はメビウスに改称された銘柄です)。

マイルドセブンの丘

こちらが、先程の看板のすぐ近くから撮影したものです。なんだか、事前に本やウェブで調べた風景と少し違うような感じもしたのですが、どうやら少し先まで行くとまた随分見え方も違うようですね。ただ、これでも十分北海道らしい、自然の雄大さを感じることができました。

マイルドセブンの丘 基本情報

■住所:〒071-0222 北海道上川郡美瑛町字美田

2.7 【美瑛】ケンとメリーの木

ケンとメリーの木

日産のスカイラインという車のテレビCMで使われた一本のポプラの木。そのCMの演者の役名が「ケン」と「メリー」であったため、そのまま「ケンとメリーの木」と呼ばれるようになりました。

ケンとメリーの木

ここに一本だけポプラが立っているのは、なんだか不思議な感じがしました。

ケンとメリーの木もマイルドセブンの丘も、CMがきっかけで一つの観光スポットになったわけですが、広い北海道、まだまだ他にも知られていない「絵になるスポット」がたくさんありそうですね!

ケンとメリーの木 基本情報

■住所:〒071-0216 北海道上川郡美瑛町大久保協生
■HP:https://www.biei-hokkaido.jp/ja/sightseeing/ken-merry-tree/

2.8 【層雲峡】銀河の滝・流星の滝

切り立った峡谷が迫力ある風景を作り出す「層雲峡(そううんきょう)」。大雪山(だいせつざん)国立公園に位置しており、層雲峡温泉や冬のお祭り「氷瀑まつり」でも知られています。高くそびえる「岩の壁」といった感じの風景が続き、独特な雰囲気と迫力を強く感じました。

流星の滝

ここには、日本の滝百選に選ばれている「銀河の滝」と「流星の滝」という2つの滝があります。

車を降りてまず見えるのは流星の滝。少し遠めから見ることになるので大迫力という感じではありませんが、切り立った峡谷から落ちて来る、かなり高さのある滝を見ることができました。写真ではあまり伝わりませんが、実際に見ると結構すごいな~と感じますよ。

銀河の滝

そこから少し歩くと、銀河の滝が現れます。こちらもかなり落差のある滝で、岩肌を沿って流れる水が美しいです。

双瀑台入り口

この2つの滝を同時に見るには、「双瀑台」の展望台を登る必要があります。高いところから2つ同時に見られたらまた良い景色なんだろうな~と思いつつも、片道20分かかるとのことで、今回は断念しました。。。

銀河の滝

層雲峡(銀河の滝・流星の滝) 基本情報

■住所:〒078-1701 北海道上川郡上川町層雲峡
■HP:https://sounkyo.net/view/detail.html?content=7

2.9 【網走】博物館 網走監獄

網走(あばしり)と言えば「網走刑務所」というイメージが強かった私ですが、刑務所を観光するだなんて全くイメージが持てなかったですし、そもそも面白いのかな~なんて思っていました。しかし、今回訪れた「網走監獄」は本当に勉強になることばかりで、とても有意義な時間でした!

網走監獄

と、その前に、今の私の説明の中で「網走刑務所」と「網走監獄」と2つの似たような単語が出てきました。当初は私も同じものだと思っていましたが、実はこれ、別々のものなんです。

「網走刑務所」というのは、現在も実際に囚人が服役している刑務所のことであり、こちらも一部観光できるようです。一方「網走監獄」は、昔の網走刑務所の建物を移築や再現することで博物館にしたもので、正式名称は「博物館 網走監獄」と言います。ということで、私が訪れた「博物館 網走監獄」についてご紹介します。

散策マップ
<博物館 網走監獄 散策マップ/博物館 網走監獄 公式サイトより>

こちらが全体図です。全部で25もの建物が並んでおり、国の重要文化財や登録有形文化財がいくつもあります。2つのコースが提案されており、「早まわりコース」は約60分、「じっくりコース」は約90分なのですが、私たちは2時間以上も滞在してしまいました!それだけ見応えがあって勉強になる施設です。

庁舎

こちらは重要文化財に指定されている「庁舎」です。博物館を巡る前に、まず初めにここをチェックするように案内されています。

北海道開拓の歴史

ここでは、囚人たちが切り開いた北海道開拓の歴史や、重要文化財の見どころについて紹介されています。北海道の開拓と言えば、「屯田兵(とんでんへい)」という言葉を歴史の授業で聞いたことがあると思いますが、実はその屯田兵が開拓する前の1891年ごろ(明治24年ごろ)、北海道各地の囚人たちが道なき道を切り開き、北海道の開拓を進めていきました。その距離なんと724km。東京から広島までの直線距離が約680kmですので、それに近しい距離の道を人間の力だけで作り続けたなんて、本当に信じられません。上の写真の白い線が全て囚人により開拓された道です。

私が車で運転して来た旭川から網走に至るまでの長い道も、囚人によって切り開かれたという事実を知り、驚愕すると共に、非常に複雑な気持ちになりました。また、「監獄歴史館」という建物では、囚人による開拓の様子を映像で再現しており、付き添っていた看守の方が厳しく指導するも最後には「みんなで生きて帰るぞ」と囚人を鼓舞する様子なども見られ、まさに壮絶な現場であったことが想像されました。

休泊所

こちらは「休泊所」です。作業をする囚人たちが寝泊まりする小屋ですが、囚人の作りがかなりリアルで結構怖かったです。。。枕が1本の丸太になっているのですが、朝起床時間になると丸太の端を叩いて囚人を起こしていたようです。実際に頭を置いて丸太を叩いてみたところ、かなり大きな音が頭の中で響き、これは一瞬で目が覚めただろうなと実感しました。

舎房

こちらは「舎房」です。囚人が収監される部屋がずらっと並んでいます。木造の行刑(ぎょうけい)建築物としては、世界最古で最大の規模を誇るようです。

舎房

この舎房は中央に見張所があり、そこを中心として放射線状に5つの舎房が伸びています。見張りをしやすくするための作りのようですが、いくら見張りやすい作りとは言え、看守の方も非常に苦労されたのではないかと思います。全部で226房もあるようです。

他にもまだまだご紹介しきれなかった施設がたくさんあります。本当にじっくり見ようと思うと、私たちのように2時間以上かかることもありますので、その後の行程を考えて調整していただければと思います。ただ、お時間があまりない方でも、少なくとも「庁舎」と、囚人開拓の再現映像が流れる「監獄歴史館」の2か所は必見ですよ!

博物館 網走監獄 基本情報

■住所:〒099-2421 北海道網走市字呼人1-1
■TEL:0152-45-2411
■HP:https://www.kangoku.jp/

2.10 【網走】能取湖

能取湖

オホーツク海に通じている「能取湖(のとろこ/のとりこ)」。看板にある通り、日本一のサンゴ草群落地のようです。「サンゴ草」とはアッケシソウのことで、通常は茎が緑色なのですが、9月中旬から10月にかけてサンゴのように赤く色付くことからサンゴ草と呼ばれています。

能取湖 サンゴ草

訪れたのは9月16日。少し気温が高かったこともあってか、まだ真っ赤とまではいきませんでしたが、それでも一面に広がる赤いサンゴ草の光景はとてもきれいでした!

能取湖 サンゴ草

この翌週(9月22日・23日)には、「能取湖さんご草まつり」も行われたようですよ。

能取湖 基本情報

2.11 【知床・斜里町】オンネベツ川(サケの遡上)

サケが産卵のために川を上っていく、いわゆる遡上(そじょう)の様子は、テレビで見たことがありましたが、今回そのサケの遡上を実際に見ることができました!

オンネベツ川への道
<右手の川沿いを歩くと入口が見えてきます。左手はすぐ海です>

網走から知床に向かい、知床国道をずーっと走っていると、ご覧のように車がたくさん停まっている場所がありました。ここは「遠音別橋(おんねべつばし)」という橋のようですが、サケの遡上に関しては特に看板も出ておらず、うっかり通り過ぎてしまいそうでした(詳しい場所は後ほどご説明します)。

オンネベツ川

車を停めて川沿いを歩くと、サケのマークと共にきれいな階段がありました。ここから川へ降りられます。ここではまだサケの様子が分からず、あまり期待もせずに階段を下りたところ、、、

オンネベツ川

なんと!!!この写真、分かりますか?水中の黒い物体、すべてサケなんです!!びっくりするぐらい大量のサケが川を上っています!まさかこんなにもたくさんいるとは思ってもいませんでした!

こちらの動画なら少し分かると思います!

さらにこちらの動画も是非ご覧ください!一生懸命、サケが川を上る様子が伝わるでしょうか!?もうこの段差となると、上るというより飛び越える感じです!頑張って越えてほしいと応援したくなります!

サケの「生きる力」にただただ圧倒され、すごいものを見てしまったなと感動すらしてしまうほどでした。本当に見られて良かったと思っています。

サケの生態について全然詳しくなかったのですが、少し調べてみると、川で生まれたサケはやがて海に出て、数年かけて成長し、なんとまた生まれた川に戻ってくるんだそうです。ということで、これらのサケはみんなここで生まれたんですね!どうして生まれた川に戻って来ることができるのかまだ解明されていないようですが、とにかく自然界に生きる動物たちの能力ってすごいですね~。

河口

一番最初の車が停まった写真のすぐ左手は、ご覧のように海に出る河口となっています。この海では5月1日から8月31日までの間、サケやマスをとることが禁止されているのですが、9月となり解禁されたので、たくさんの人が海に入って釣りをしていました。

それにしても、本当に良いものが見れました!遡上の様子が見られる時期には少し幅がありそうですが(秋から冬でしょうか?)、9月はよく見られそうですよ。

オンネベツ川(サケの遡上) 基本情報

■住所:〒099-4357 北海道斜里郡斜里町真鯉
※Googleマップに登録されている名称は漢字が難しいので、下記の地図よりGoogleマップのアプリを起動していただければ辿り着けると思います!

2.12 【知床・斜里町ウトロ】オシンコシンの滝

オシンコシンの滝

知床には、知床八景と呼ばれる8つの景勝地があります。その一つがこの「オシンコシンの滝」。先程のサケの遡上エリアからそのまま知床方面に向かうと、道沿いに駐車場が見えてきます。

オシンコシンの滝

途中から流れが2つに分かれていることから「双美の滝」とも呼ばれ、日本の滝100選にも選ばれているこのオシンコシンの滝。

層雲峡の滝とは違い、少し水しぶきも感じるぐらい間近で見ることが出来ます。写真では伝わりづらいですが、結構迫力がある立派な滝でした!

オシンコシンの滝 基本情報

■住所:〒099-4354 北海道斜里郡斜里町ウトロ西
■HP:https://www.shiretoko.asia/oshinkoshin.html

2.13 【知床・斜里町ウトロ・羅臼】知床峠

知床峠

斜里町ウトロ側から羅臼町側へ知床半島を横切るには、この知床峠を超える必要があります。こちらもまた、知床八景として知られるスポットです。

実際、斜里町ウトロ側から羅臼町側へ車で走ったのですが、道中は知床の圧倒的な大自然を感じると共に、とても独特な雰囲気も感じていました。なんだか神聖な場所のような感じもしつつ、段々と暗くなる時間帯だったので少し不気味な感じもして、吸い込まれてしまいそうな気がしました。

知床峠

そして、その独特な雰囲気を増長するかのような出来事が。。。知床峠を超え羅臼町へ向かって下っていると、突然車から変な音が鳴り出しました。結構大きな音で、しかも延々と。。。

もしかしたら車が故障したのかと思うぐらい、本当に気味の悪い音が続いて少し怖くなったのですが、坂を下り切るとその音は止みました。どうやら、スピードを出し過ぎないように道路に音が鳴る工夫がしてあるようですが、これは事前に知っ

ておかないと結構怖い思いをしてしまいます!ちなみに翌日、今度は羅臼町側から斜里町ウトロ側へもう一度知床峠を超えたのですが、斜里町ウトロ側へ下る際はこの音は出ませんでした。ただいずれにしろ、道中はかなりクネクネしていてカーブが多いので、ゆっくり安全運転を心がけましょう!

知床峠 基本情報

■HP:https://www.shiretoko.asia/shiretoko_touge.html

2.14 【知床】知床五湖

いよいよ知床までやって来ました。広大な北海道の中でも知床まで来ると、「果て」まで来たなという感じが強いです。まずは知床五湖を散策しました。

フィールドハウス

こちらのフィールドハウスで申請書を記入し、10分程度のレクチャーを受けます。この知床五湖はヒグマの生息地でありますので、ヒグマに関するレクチャーが中心なのですが、特に印象的だったのが、「ヒグマに会わないようにすることが大切」だということ。もちろん「ヒグマに会ったらどうするか」も教えていただきますが、「ヒグマのすみかにお邪魔する」という謙虚な気持ちを持ち、声や音を出して自分たちの存在をヒグマに知らせることが大事だと仰っていました。「ここ最近、何月何日にこの辺りでヒグマが出ましたよ」という情報も、しっかり教えていただけます。

ちなみに、時期によって散策方法が下記の通り異なりますのでご注意ください(パンフレットより)。

  • 【4/20~5/9、8/1~10/20】植生保護期:レクチャーを受けて散策
  • 【5/10~7/31】ヒグマ活動期:ガイドツアー限定
  • 【10/21~11/8】自由利用期:自由に散策可能

知床五湖の名の通り5つの湖が存在し、散策ルートが2つあります。一湖と二湖の2つのみを見られる「小ループ(一周約1.6km/約40分)」と、5つの湖すべてを回る「大ループ(一周約3.0km/約1時間30分)」とあり、私たちは時間の都合上、小ループで散策することにしました。

遊歩道

それではいよいよ散策スタートです。このように遊歩道がきれいに整備されており、とても歩きやすいです。この日は観光客が少なかったこともあってか、まさに静寂の世界で、木から葉っぱが落ちる音がはっきりと目立って聞こえるぐらい、静かな静かな空間でした。同じ時間にレクチャーを受けた他のグループの方は皆さん大ループに行かれたので、本当に私たちだけしか存在しないような感覚で、まさに「ヒグマのすみかにお邪魔している」感じでした。とても神聖な雰囲気です。

二湖

しばらく歩くと、まずは「二湖」が現れました。この澄み切った感じが何とも言えないくらい、本当に美しかったです。

二湖

別の場所からはこんな風景も見られました。とても神秘的で、絵になりますね。

一湖

地上の遊歩道を抜けると高架木道に出ます。高架木道から眺めた「一湖」がこちらです。広大な景色に圧倒されました。

知床連山

奥に見える知床連山も迫力満点です。

今回は時間の都合上、小ループで2つの湖しか見られませんでしたが、大ループでもっとじっくり散策したかったなと思うぐらい、とても惹きつけられる空間でした。「目で見て楽しむ」だけではなく、「そこに入り込んで感じる」という、今までにあまり体感したことのない、とても貴重な経験ができたと思っています。

知床五湖 基本情報

■TEL:0152-24-3323(知床五湖フィールドハウス)
■HP:https://www.goko.go.jp/

2.15 【知床】知床クルーズ(知床観光船 おーろら)

知床観光船 おーろら

知床五湖を歩いた後は、船から知床半島を楽しみました。クルーズ船を運航する会社は何社かありますが、私たちは大型船の「知床観光船 おーろら」にしました。と言いますのも、私が少し船酔いしやすいため、大きな船ならまだ大丈夫かと思い、この船を選びました。結果として全く酔うことはなく、心置きなく楽しむことが出来ました。揺れはほとんどなく、スピードもゆっくりで、海も穏やかだったので、船酔いについては全然気にすることもありませんでしたよ。

船内

船内はきれいにイスが並んでいます。1階と2階に席はたくさんありますが、知床半島側に座れるように、少し早目に乗船することをおすすめします!ちなみに2階には、追加代金を払って座れる特別席もありますよ。

デッキ

デッキに出るとこんな感じ。イスが用意されているのはありがたかったです。

売店

船内には売店があり、肉まんやビールの他、「おーろら」のグッズなどが販売されています。

双眼鏡

また売店では、双眼鏡の貸し出しも行っていました(有料)。運が良ければヒグマにエゾシカ、イルカにアザラシにクジラまで見ることが出来るとのことで、迷わずレンタル!

ちなみに航路は2つあり、所要時間3時間45分の「知床岬航路」と、1時間30分の「硫黄山航路」です。私たちは短い方の硫黄山航路にしました。

知床の風景

それではいよいよスタートです!双眼鏡をレンタルした際にもらったマップを片手に、知床の風景を楽しみます。知床八景の「フレペの滝」や「カムイワッカの滝」などの滝は、少し遠くからになってしまいますが、近くで見たら迫力があるんでしょうね。

象岩

場所によっては、知床半島にかなり近づくこともできました。これは象のように見える「象岩」。真ん中左が象の鼻のように見えませんかね?

船からの動画もありますのでご覧ください!

IMG_4824.JPG

さて肝心の動物たちですが、全くいないな~と思っていると、「今、ヒグマが見えます。3頭います」と船内アナウンスが!すぐに双眼鏡で言われた方向を探してみたのですが、、、全然見つけられません!他のお客さんに聞いても見つけられなかったと言っていましたので、随分遠くにいたのか、慣れた船員さんにしか見つけられなかったのかもしれませんね。残念。

ただやはり、ヒグマを目撃したいならもっと奥まで船で行く必要がありそうですので、どうしてもヒグマが見たいという方は、3時間45分の「知床岬航路」に挑戦してみてください!

今回のクルーズ船からの知床観光は、知床半島の壮大なスケールを存分に感じることが出来、とても良い経験となりました。ただ、もし時間の都合で知床五湖散策と迷った場合、個人的にはクルーズよりも五湖散策をおすすめします!やはり、知床の大自然を肌で感じるには、実際に歩いてみることが何よりです!

知床観光船 おーろら 基本情報

■住所:〒099-4355 北海道斜里郡斜里町ウトロ東107番地
■TEL:0152-24-2147(道東観光開発(株))
■HP:https://www.ms-aurora.com/shiretoko/

関連記事:
こんな自然は、ここにしかない!知床

2.16 【知床・斜里町ウトロ】道の駅 うとろ・シリエトク

道の駅 うとろ

知床を後にする前にお土産を購入するため、「道の駅 うとろ・シリエトク」に立ち寄りました。先程の「知床観光船 おーろら」の乗り場からすぐ近くにあります。

こけもも 生どら焼

知床で有名な「コケモモ」を使った「こけもも 生どら焼」。要冷蔵なので冷たいのですが、生地がパサパサせずにもっちり!中のクリームも、コケモモの甘酸っぱさが感じられてとても美味しかったです!

生どら焼

また、ハマナスという果実を使った「はまなす 生どら焼」もあり、こちらも同じくさっぱりして美味しかったですよ!

道の駅 うとろ・シリエトク 基本情報

■住所:〒099-4354 北海道斜里郡斜里町ウトロ西186−8
■TEL:0152-22-5000
■HP:http://www.hokkaido-michinoeki.jp/michinoeki/2884/

2.17 【弟子屈町】摩周湖

網走と釧路の間ぐらいに位置する弟子屈町(てしかがちょう)。この町には、摩周湖(ましゅうこ)と屈斜路湖(くっしゃろこ)の2つの有名な湖がありますが、今回は、摩周湖に行ってみました。

摩周湖と言えば「霧の摩周湖」と言われるぐらい、霧が多いイメージです(ちなみに「霧の摩周湖」は1966年に発売された歌のタイトルで、それがきっかけで摩周湖の名が全国的に知られるようになったようです)。今回ももちろん、霧がかかっているのかと思いきや、、、

摩周湖

なんと!ご覧の通り、まったく霧なんてかかっていません!!むしろ、本当にきれいに湖が見えました!コバルトブルーと言えるこの美しい青色は、「摩周ブルー」と呼ばれているそうです。

摩周湖

湖の中にポツンと浮かぶように見える島「カムイシュ島(中島)」も見ることが出来ました。カムイシュとはアイヌ語で「神となった老婆」を意味するようです。

ロシアのバイカル湖に次いで、世界で2番目に透明度の高い湖でもある摩周湖。その美しさとスケールを堪能することが出来ました。

摩周湖 基本情報

■HP:https://www.masyuko.or.jp/introduce/mashu/

2.18 【釧路】阿寒湖

阿寒湖

こちらも北海道で有名な湖「阿寒湖(あかんこ)」。湖の周辺には「阿寒湖温泉」と呼ばれる温泉街もあります。

阿寒湖

湖に浮かぶ「チュウルイ島」にある「マリモ展示観察センター」でマリモの観察をしたり、遊覧船に乗ったりすることが出来ますが、今回は時間がなく断念しました。。。その代わり、次でご紹介する「アイヌコタン」を少し散策してみました。

阿寒湖 基本情報

■HP:http://ja.kushiro-lakeakan.com/

2.19 【釧路】阿寒湖アイヌコタン

アイヌコタン

阿寒湖畔に位置する「アイヌコタン」。「コタン」とはアイヌ語で「集落」を意味しますので、「アイヌの集落」がこのアイヌコタンです。

アイヌコタン

木彫りのお土産を売るお店や、アイヌ料理が食べられるお店が建ち並んでいます(アイヌ料理を食べた様子は後述します)。また、今回は時間の都合で見られませんでしたが、「アイヌ古式舞踊」の鑑賞や、団体のみの受付ではありますが「工芸木彫り体験」や「刺しゅう体験」なども行えるようです。

コロポックル

木彫りのお土産として「コロポックル」を購入しました。コロポックルとは、アイヌの伝説に登場する小人のこと。アイヌ語で「フキの葉っぱの下にいる人」を意味し、幸せを運んで来ると言われています。

このコロポックルは「槐(えんじゅ)」という木で作られたようですが、とんがり帽子のように見える模様は、槐の木そのものの模様なんだそうです。また、職人さんごとにコロポックルのイメージは異なるようですので、色々なお店のコロポックルを見比べるのも楽しいと思いますよ。私たちが購入したこのコロポックル、可愛くてほんわかする雰囲気に癒されます~。

ちなみに、北海道で有名なジャガイモのスナック菓子のお土産に、似たような名前のものがありませんか?実はこれ、コロポックルが名前の由来なんだそうですよ!

阿寒湖アイヌコタン 基本情報

■住所:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4丁目7-19
■TEL:0154-67-2727
■HP:https://www.akanainu.jp/

2.20 【釧路】釧路湿原

釧路湿原

日本最大の湿原である「釧路湿原」。カヌーに乗ったり、観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」に乗ったり、遊歩道を歩いたりと、その楽しみ方は様々です。今回は「釧路市湿原展望台」と、そこから続く遊歩道を散策しました。ちなみに展望台には、レストランやお土産ショップの他、釧路湿原の歴史などを学べる展示室も用意されています。

遊歩道

遊歩道を歩いている間は、湿原の様子を見ることができません。この先にある「サテライト展望台」を目指して歩いて行くと、、、

釧路湿原

出ました!日本最大の湿原が目の前に広がっています!まるでアフリカの大草原を思い起こさせる(行ったことないですが笑)、本当に壮大なスケールの大自然です!写真では全然伝わらないですが、実際に見るとかなりビックリするぐらいの広がりようでした!!

ちなみに、最初の写真にある釧路市湿原展望台からは、この景色が少し遠くからとなりますので、必ず遊歩道を歩いてサテライト展望台まで行くことをおすすめします!今回は時間の都合で遊歩道を一周できず、サテライト展望台まで行って引き返して来ましたが、ここからの景色を見るだけでも十分行く価値はあると思いますよ!

釧路市湿原展望台 基本情報

■住所:〒084-0922 北海道釧路市北斗6-11
■TEL:0154-56-2424
■HP:http://ja.kushiro-lakeakan.com/things_to_do/3639/

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新しい旅のカタチ「北海道 釧路長期滞在の旅」で体験できること

2.21 シカにキツネ!野生動物に遭遇しました

シカ

北海道の大自然を車で走っていると「動物注意」の看板を頻繁に目にします。もちろん、運転には十分注意しつつも、どこかで動物出てこないかな~と期待していると、何度も遭遇しました!シカに3回と、キツネに1回!

こちらの写真は、知床五湖に向かう途中で遭遇したシカです。こうして何度も野生動物に遭遇すると、知床五湖で「ヒグマのすみかにお邪魔する」と教わったように、私たちが自然界にお邪魔している気持ちが強くなりますね。

3.1 【帯広】ジンギスカン / ジンギスカン白樺

ジンギスカン白樺

さてここからは、北海道で食べた美味しい美味しいグルメについてご紹介します!

まずは、北海道の名物「ジンギスカン」。昭和32年(1957年)創業の老舗で、帯広に本店がある「ジンギスカン白樺」でいただきました。

メニュー

こちらがメニュー表。とてもシンプルなメニュー構成な印象で、その分ジンギスカンに期待が持てます!

ジンギスカン
<手前がラム、奥がマトンです>

まずは、マトンとラムを1人前ずつ注文しました。早速いただくその前に、、、皆さんマトンとラムの違いってお分かりですか?マトンというのは「生まれて2年以上の羊の肉」のことで、ラムというのは「生まれて1年未満の仔羊の肉」なんだそうです。仔羊のラムの方が、臭みが少なく味にクセも少ないようなので、ジンギスカンが少し苦手な方はラムに挑戦するのが良いかもしれませんね。ちなみに、写真手前がラム、奥がマトンです。

ジンギスカン

それではいよいよいただきます!この特徴的なジンギスカン鍋で、お肉を中心に、タマネギをその周りに敷いて焼いてきます。

そのお味は、、、全然臭みがなくて本当に美味しい!私は元々、羊肉のにおいやクセなどは全然気にならないタイプではありますが、少し苦手な方でも、マトンでもとても食べやすいと思います!オリジナルのタレも美味しくて、ご飯が進みます!その後、ラムをもう一皿追加しましたが、2人で食べてもまだまだ余裕で食べられそうでしたよ!今回の旅の中で、特に美味しくて印象に残っている味のひとつです!ジンギスカンが苦手な方も、ぜひこちらのお店で食べてみてください!

ジンギスカン白樺 帯広本店 基本情報

■住所:〒080-2103 北海道帯広市清川町西2-126
■TEL:0155-60-2058
■HP:http://www.hokkaido-shirakaba.com/

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3.2 【帯広】三方六などのお菓子 / 柳月

柳月

しっとり系バウムクーヘン「三方六(さんぽうろく)」で知られるお菓子専門店「柳月(りゅうげつ)」。札幌や釧路など、道内にたくさん店舗がありますが、発祥は十勝・帯広です。

やって来たのは、その十勝・帯広エリアにある「スイートピア・ガーデン店」。なんだか博物館みたいな外観で、とてもお菓子を売っているとは思えない雰囲気でしたが、店内にはお菓子がズラリと並んでいましたよ!ケーキの販売もあり、また、工場見学もできました。

お菓子

本当にたくさんのお菓子があって、どれを買おうかとても悩ましかったのですが、ご覧のようにバラ売りされていたので色んな種類を買うことが出来ました!!私のようにあれもこれも食べたい人にとっては嬉しいポイントですね!どれも美味しかったですが、個人的には中央にある黒いパッケージの「とかち大納言(だいなごん)」が一番気に入りました!濃厚な小豆がギュッと詰まったきんつばで、とても美味しかったです!温かい緑茶にぴったり!

ちなみに、名物「三方六」の切れ端も買いたかったのですが、13時過ぎに行ったときには既に売り切れでした。。。残念。

柳月 スイートピア・ガーデン店 基本情報

■住所:北海道河東郡音更町下音更北9線西18-2
■TEL:0155-32-3366
■HP:http://www.ryugetsu.co.jp/

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3.3 【美瑛】美瑛カレーうどん / 駅の見えるレストラン&カフェ KOERU

ここ最近、町おこしの一環として、地元の食材を使った新しいグルメの開発が全国各地で盛んになっています。私の地元、愛知県蒲郡市でも「ガマゴリうどん」なるご当地うどんがありまして、2017年の「全国ご当地うどんサミット」では、なんとグランプリを獲ってしまいました!(ちなみに、私が子供の頃にはガマゴリうどんはありませんでした)

レストラン コエル

そしてここ美瑛でも2005年に誕生した「美瑛カレーうどん」というご当地うどんがあるようですので、食べてみることにしました!美瑛駅がすぐ見える「駅の見えるレストラン&カフェ KOERU」にていただきます。

カレーうどん
美瑛カレーうどん(つけ麺)>

カレーうどんには2種類あります。こちらが「つけ麺(800円)」で、

カレーうどん 焼き麺
<美瑛カレーうどん(焼き麺)>

こちらが「焼き麺(950円)」です。焼き麺には、グラタンのようなラザニアのような雰囲気も感じられて美味しく、特に女性に人気のようですが、男性の私にはやはりつけ麺の方が好みでした!和風テイストなカレーも、モチモチしたうどんももちろん美味しかったですが、特に野菜は旨みがたっぷり感じられて美味しかったです!

駅の見えるレストラン&カフェ KOERU 基本情報

■住所:〒071-0204 北海道上川郡美瑛町大町1丁目1-7
■TEL:0166-92-5531
■HP:http://www.biei-koeru.jp/

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3.4 【羅臼】羅臼漁師料理 / 知床羅臼の宿 まるみ

3泊目で泊まった羅臼(らうす)の宿「知床羅臼の宿 まるみ」での夕食には、公式サイトに「羅臼でとれた海産物を加工、調理した昔懐かしい漁師料理が中心で珍しいものがたくさん!」とあるように、初めて目にするような本当に珍しい料理がたくさんありました!!

トドの大和煮

IMG_4753.JPG

まずは、「トドの大和煮」。いきなりかなりのインパクトですよね!トドが食べられているだなんて、初めて知りました!食感は、あえて言うならば牛肉に近いような印象でしたが、やはり味は結構クセがあり、かなり好みが分かれるところだと思います。個人的にも、「美味しい!」という感じではありませんでしたが、羅臼の伝統文化を感じることができ、好奇心旺盛な私にとっては大変貴重な経験ができて良かったと思っています!

ちゅうの塩辛

ちゅうの塩辛

こちらは「ちゅうの塩辛」。「ちゅう」とは「胃袋」のことで、これは「タラの胃袋」なんだそうです。少しコリコリした食感で、日本酒に合いそうですね。これもややクセのある味です~。

めふん(鮭の血合の塩辛)

めふん

続いては「めふん」と呼ばれる、「鮭の血合の塩辛」です。なんと味を表現したら良いのか難しいのですが、見た目の通り「濃い~」感じの味付けで、これまた日本酒に合いますね~。で、もちろん少しクセのある味がしますので、好みは分かれると思います。

ここまで全て、クセのある料理ばかりご紹介していますが、これからご紹介する料理も全て、クセのあるものばかりです笑。。。苦手な人はほとんど食べられないかもしれません...。と言っても、ちゃんとみんなが食べられるようなお刺身やカニなどもたくさん提供されましたのでご安心くださいね。

ホヤの塩辛

ホヤの塩辛

「ホヤの塩辛」。またまたまたの塩辛です。ホヤって初めて聞きましたが、貝にも似たような海の生き物なんだそうです(ホヤについて詳しくはこちらをご覧ください)。お味はと言うと、、、なんだか「スースー」する感じがしました笑。上述の「ちゅうの塩辛」、「めふん」と比べても、このホヤの塩辛が一番クセが強い感じです!あまり好き嫌いがない私でも「ちょっと苦手かも」と思ってしまいましたが、ハマる人もいるようですので、是非一度食べてみてください!

鮭の白子煮

鮭の白子煮

これまでの塩辛シリーズと比べると、随分ホッとしてしまう印象の「鮭の白子煮」。さっぱりして食べやすかったので、何か珍味に挑戦してみたい方には、この辺りが良いかもしれないですね。

鰍の子

カジカの子

最後にご紹介するのは「鰍の子」。鰍(カジカ)とは、ハゼにも似た、カサゴにも似た、そんな魚のようです。見た目の通りタラコのような食感で、ご飯に合いますね。

以上、羅臼でとれた海産物を中心とした料理をご紹介させていただきました。ご紹介したメニューにはクセが強いものも多いのですが、お口に合っても合わなくても、その土地の料理を食べて文化を感じることって、旅行の醍醐味のひとつだと思っています。なので私は旅先では「せっかくだから」を口癖に、なるべくそこでしか食べられないものを、なるべく色々と食べようと心掛けて、好奇心旺盛に行動しています。楽しいですね!

知床羅臼の宿 まるみ 基本情報

■住所:〒086-1841 北海道目梨郡羅臼町八木浜町24
■TEL:0153-88-1313

>>>知床羅臼の宿 まるみの情報を【じゃらんnet】で詳しく見てみる

3.5 【羅臼】知床深層水バニラ ソフトクリーム / 知床食堂(道の駅 知床・らうす)

知床深層水バニラ ソフトクリーム

北海道と言えば、乳製品も本当に魅力的なものがたくさんあり、ソフトクリームもそのひとつですね。こちらは羅臼にある道の駅「知床・らうす」内の、知床食堂で販売される「知床深層水バニラ ソフトクリーム(320円)」。海洋深層水が使用されているため、少し塩気があって美味しかったです!

道内各地に美味しいお店はたくさんあると思いますが、根室・釧路エリアでは「根釧ソフトクリームマップ」なんていうのも用意されていますので、これを片手にあちこち巡るのも楽しいと思いますよ!

知床食堂(道の駅 知床・らうす) 基本情報

■住所:北海道目梨郡羅臼町本町361-1(道の駅深層館1F・2F)
■TEL:0153-87-4460
■HP(根室振興局):http://www.nemuro.pref.hokkaido.lg.jp/ss/srk/kanko/nmrgsdb/1grumet/1glr-shiretokosyokudou.htm

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3.6 【斜里町ウトロ】ホッケ定食&塩ラーメン / ウトロ漁協婦人部食堂

ウトロ漁協婦人部食堂

「知床観光船 おーろら」の乗り場のすぐ近くにある「ウトロ漁協婦人部食堂」。いかにも漁港の食堂という店構えが良い感じです。

ほっけ定食

まずはこちらの「ほっけ定食」。大きなホッケがドーン!と提供されました。

箸を入れた途端、脂がじゅわ~っと溢れ出し、身が肉厚で本当に美味しかったです!お値段は1,500円と、ランチとしてはちょっと高いかも、、、と思ってしまうかもしれませんが、お値段に見合う満足感が得られますよ!

塩ラーメン

こちらの「塩ラーメン(650円)」は、ラーメン屋さんさながらというか、ラーメン屋さんを超えるような本格的なお味。正直私は、塩ラーメンがそこまで好きではないと言うか、ラーメン屋さんで塩ラーメンを頼んでも「これは美味い!」と思ったことがほとんどありませんでして、、、(だからあまり頼まないですが)。ただこちらの塩ラーメンは、シンプルながらとても丁寧に作られた感じが伝わってきて、とても美味しかったです!

ウトロ漁協婦人部食堂 基本情報

■住所:北海道斜里郡斜里町ウトロ東117
■TEL:01522-4-3191
■HP:https://www.zengyoren.or.jp/zengyofuren/osusume/s_hokkaido2.html

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3.7 【釧路】アイヌ料理 / 民芸喫茶 ポロンノ

ポロンノ

阿寒湖アイヌコタンにある、アイヌ料理のお店「民芸喫茶 ポロンノ」。アイヌ料理だなんて食べるのは初めてですし、そもそもどんな料理なのか全く想像もできませんでしたが、その分楽しみにして入店!

えぞ鹿 ユック丼

まずこちらが「ユック丼(1,000円)」。ユックとは「えぞ鹿」のことで、タレに漬け込んだ鹿肉が乗った丼です。真ん中には「キトピロ(行者にんにく)」が添えられています。

鹿肉はどうしても、においやクセが気になる方がいると思いますが、このユック丼に関してはほとんど気にならず、食感としては牛肉の赤身に近い感じで美味しかったです!

ユクセット

こちらは「ユク(鹿)セット(1,000円)」。「ユクオハウ(鹿汁)」、「アマム(炊き込みご飯)」、「めふん(鮭の血合いの塩辛)」のセットです。

「オハウ」とは昆布と塩だけのシンプルな汁に、季節の山菜やキノコが入ったもので、アイヌ料理を代表するお汁とのこと。味付けが非常にシンプルなため、正直なところ「おー美味しい~!」という感じではありませんでしたが、アイヌ文化に触れられてとても貴重な経験が出来た気がします。とても身体に良さそうな味でした。ちなみに、この鹿の「ユクオハウ」の他に、鮭の「チェプオハウ」もありました。

また、炊き込みご飯の「アマム」は、豆・いなきび・キトピロを一緒に炊き込んだご飯です。めふんと一緒に食べても美味しかったですよ。

こうしたアイヌ料理を食べる機会って本当になかなかないと思いますので、皆さんもぜひ食べてみてください!

民芸喫茶 ポロンノ 基本情報

■住所:〒085-0467 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4-7-8
■TEL:0154-67-2159
■HP:https://www.poronno.com/

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3.8 【釧路】ザンギ / 鳥松

北海道名物のひとつ「ザンギ」。ザンギとは「鶏のから揚げ」のことですが、「ザンギとから揚げは違う!」という意見もあれば、「ザンギもから揚げも一緒」という意見もあるそうで、その違いは明確には定義されていないようですね。

鳥松

そんなザンギの発祥の店と言われるのが、釧路にある「鳥松」です。

ザンギ 唐揚げ

こちらがその「ザンギ」。1人前でこのボリューム!しかも580円と大変リーズナブルです!

しっかりと味付けされているので、このまま食べても美味しいですし、タレを付けてもまた美味しい!!確実にビールと合います!(今回は車の運転があるので飲めず、、、)

ザンギ

こちらは「骨なしザンギ(690円)」。骨がない分食べやすいですが、なんとなく男は豪快に骨付きをかぶりつきたくなりますね笑!(そして、骨付きの方がちょっと安いですし笑)

ザンギの他に、おにぎりとお味噌汁も注文したのですが、これがまた本当に家庭的な味でとても美味しかったです!おかみさんが味見して丁寧にお味噌汁を作ってくれる様子に見入ってしまいました。

今回の旅の最後の食事がこのザンギでしたが、美味しくて心も安らぐ、素敵な旅の締めくくりとなりました。

鳥松 基本情報

■住所:〒085-0013 北海道釧路市栄町3丁目1
■TEL:0154-22-9761

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関連記事:
ザンギの名店!札幌のおすすめ居酒屋に行ってみない?

4.1 【網走】オーベルジュ 北の暖暖 

最後は宿についてご紹介させていただきます。まずは、網走で泊まった「オーベルジュ 北の暖暖(きたのだんだん)」。オーベルジュとは「郊外や地方にある宿泊設備を備えたレストラン」のことですので、特にお食事に期待大です!ただまずは、お食事の前に施設についてご紹介します。

館内の様子

北の暖暖 

こちらが宿の入口です。この屋根の感じやガラガラ開ける引き戸の感じ、なんだか田舎の実家に帰ってきたみたいです。郵便ポストも良い味だしてますね~。

と、私が感じたこの気持ち、実はこちらのお宿のコンセプトそのものでした。「貴方の実家でありたい」。旅の疲れが癒されそうです。

ロビー

ロビーの造りも、かなり落ち着いて安らぐ感じの雰囲気です。こちらは薪のストーブを囲んだくつろぎスペース。お風呂上がりにスタッフの方とゆっくりお話できて、お宿の特徴などをお伺いしました。

人力車

こちらは、北海道内最古の人力車。よくこんなものがきれいに保存されているな~と驚かされます。

くまの剥製

こちらはクマの剥製(はくせい)。お風呂に行く途中にありお客さんが怖がるとのことで、サングラスをかけているそうです笑。

おもちゃ小屋入り口

ここは「おもちゃ小屋」なのですが、本当にたくさんのおもちゃやフィギュアなどが、棚にぎっしり飾られていました!子供のころ家にあって遊んだ人形などもたくさんあり、非常に懐かしかったです!中の様子は是非ご自身でお確かめください!

と、こんな感じで、結構珍しくてこだわりが感じられる展示物が他にもたくさんたくさんありましたので、それらを見るだけでも面白いですよ!

ツインルーム

こちらがツインのお部屋です。部屋からは網走湖を望むことができました。

また、写真がなくて申し訳ないですが、お風呂もとても印象的でした!特に露天風呂がとても気持ち良かったですが、その中でも「龍湯」という1.5mの深さの樽のお風呂は、立ったままお風呂に入るという初体験!身長175cmの私でやっと顔が出るぐらいでした!ロープとはしごが備わっているので、ぜひ入ってみてください!

どれも美味しい!夕食のコース&朝食

それではお待ちかねのお食事についてご紹介します。北海道の食材をふんだんに使い、素材の味を活かした上品な味付けが目立ちました。

まずは、夕食のコース料理から。メニューはこちらです。

  • 自家製パン
  • カリフラワーのムース クリアトマトジュレ
  • 時しらずのマリネ 酢みそドレッシング
  • ホッキのブイヤーベース仕立て
  • タンタカのソテー 韓国のりソース
  • 網走産銀カレイのあっさり煮
  • 北海道産牛ヒレの一皿
  • シェフの手作りデザート
  • コーヒー or 紅茶

ジュレ
<カリフラワーのムース クリアトマトジュレ>

いきなり、とてもオシャレで品のあるお料理です。トマトのジュレは初めて食べる感覚でとてもさっぱりしていて、前菜にはピッタリでした。今回のコースの中でもかなり印象に残っているぐらい、美味しかったです!

マリネ
<時しらずのマリネ 酢みそドレッシング>

この「時しらず」は、高級な鮭として知られています。鮭は通常、秋に獲れるのですが、この時しらずは秋ではない時期に獲れるようで、時季を外れた鮭とのことで時しらずと呼ばれているそうです。脂がたっぷりのって美味しい!

ホッキのブイヤベース
<ホッキのブイヤーベース仕立て>

肉厚でプリプリのホッキ貝は食べ応え十分!ブイヤーベースのスープも美味しかった!

タンタカ カレイ
<タンタカのソテー 韓国のりソース>

カレイの一種である「タンタカ」。時しらずに続き、こちらも高級魚のようです。肉厚で脂がのって美味しかったです!

銀カレイの煮物
<網走産銀カレイのあっさり煮>

これまでは洋風テイストな料理が続いていましたが、こちらは品のある和風料理。あっさりとして美味しかったです!

牛ヒレ
<北海道産牛ヒレの一皿>

メインの牛ヒレ肉。やわらかくて、あっさりしていて、もう美味しいに決まってますね!赤ワインに合います!

ちなみに、肉の上に乗った赤っぽい塊は「ビーツ(ビート)」という野菜で、砂糖の原料にもなるぐらい甘い野菜です。今回の旅でも、ビーツの畑をたびたび目にすることがありました。また、右側の緑の野菜は「アイスプラント」と言い、表面が凍ったように見えることからそう呼ばれています。少し塩気が感じられるのが特徴で、初めて食べる感覚でした!

デザート
<シェフの手作りデザート>

最後は甘いデザートで締めくくり。

今回いただいた料理は北海道ならではの珍しい食材がたくさん使われており、本当にどれを食べても美味しかったです!

和朝食
<和朝食>

続いては朝食です。朝食は「和朝食」、「いくら丼朝食」、「洋朝食」から選べます(前日の夕食時に聞かれました)。

私が選んだ和朝食は本当に品数豊富で、朝から贅沢な気分になれました。旅先の宿で食べる朝食って、本当に美味しいですよね~。

洋朝食
<洋朝食>

こちらは洋朝食です。素材の味を楽しむ料理が多い印象でした(1枚の写真に納まりませんでしたので続きます)。

洋朝食
<洋朝食>

特に印象的だったのがトウモロコシ!びっくりするぐらい甘くて美味しかったです!

メロン

最後はこんなに立派なメロンをいただきました。本当に朝から贅沢でき、朝食会場の雰囲気もとても素敵で、このままずっとゆっくり滞在したい気分になりました。

ということで、お食事が非常に美味しいのはもちろんのこと、館内の雰囲気も非常に特徴的でくつろげる感じで、温泉も素敵で、とても良い時間を過ごすことができました。少し山を上った自然に囲まれた中にあり、部屋数も14室と少な目で、隠れ家的な雰囲気もある静かな宿でした。ぜひ皆さまにおすすめします。

オーベルジュ 北の暖暖 基本情報

■住所:〒093-0045 北海道網走市大曲39-17
■TEL:0152-45-5963
■HP:https://www.abakanko.jp/stay/staylist/01kohan/003-2.html

>>>オーベルジュ 北の暖暖の情報を【じゃらんnet】で詳しく見てみる
>>>オーベルジュ 北の暖暖の情報を【一休.com】で詳しく見てみる

4.2 【養老牛温泉】湯宿だいいち

湯宿だいいち

本記事で最後にご紹介するのが、中標津町(なかしべつちょう)の養老牛温泉。「ようろううし」ではなく「ようろうし」と読むそうです。この養老牛温泉は昔アイヌの人々が使っていたようですが、いわゆる温泉街というわけではなく、現在営業しているのは、「ホテル養老牛」と「湯宿だいいち」の2つの宿のみ。まさに秘湯って感じですね。今回私たちは「湯宿だいいち」に宿泊しました。はじめにお伝えしておきますが、ここのお風呂、最高です。

館内の様子

囲炉裏

館内に入るとすぐ、大きな囲炉裏(いろり)がありました。チェックインするとここで一通りの説明を受けます。ちなみに運が良いと、ここから見えるところにシマフクロウがやって来ることがあるようです!(残念ながら今回は見られませんでした。。。)

温泉まんじゅうと抹茶

その説明の前に、温泉まんじゅうと抹茶をいただきました(抹茶以外の飲み物も選べます)。おもてなしされてる感じが嬉しいですね。

説明が終わると、女性は浴衣を選ぶことができます。こういうところは女性にとって嬉しいポイントですね。

部屋

お部屋のタイプは様々ですが、私たちが泊まったのがこちらのタイプ。畳の部屋にらせん階段とはなんとも斬新です!

奥に寝室

らせん階段を上ると、奥が寝室になっています。

寝室

屋根裏部屋的?な感じですが、ここも畳になっていて面白いですね。

地元の食材をふんだんに使ったお食事

こちらの宿でも、北海道ならではの食材をたっぷり使った美味しい料理がたくさん!今回は「せせらぎ御膳」をいただきました。お品書きは下記の通り、かなり品数豊富です!

  • 【前菜】行者にんにく醤油漬け、ふきのピリ辛煮、中標津ゴーダチーズ
  • 【皿盛】花咲がに
  • 【漬物】名人鎌田の手作り漬物
  • 【食事】花咲がにの釜飯、鶏ときのこの釜飯(どちらか一つ)
  • 【小鉢】根室産生うに、きのこのおろし和え
  • 【お造り】おひょう、牡丹海老、生帆立
  • 【煮物】青つぶの含め煮
  • 【洋皿】ローストビーフの山わさび添え
  • 【揚物】天ぷら(南瓜・やまべ・行者にんにく)
  • 【焼物】中標津産ミルキーポーク串焼き、標津産桜鱒の西京焼き、厚岸産新物秋刀魚の塩ふり焼き(どれか一つ)
  • 【吸物】海老、三つ葉、うずまき麩 
  • 【デザート】バニラアイスクリーム又はモンブラン・オ・プティング

せせらぎ御膳

いきなりカニもウニもありました!カニは大好きなので嬉しいですね~。ウニは元々あまり好きではなかったですが、北海道でウニを食べてから好きになりました!このウニも美味しかったです!

カニ釜めし

カニ好きなので、釜飯もカニを選択!美味しかった!

サンマ

秋の味覚サンマも、脂がのってもちろん美味しい!

クラフトチューハイ

この「余市の林檎 クラフトチューハイ」はさっぱりと甘くて非常に飲みやすく、特にお酒が苦手な方や女性にもおすすめです!

つきたてのお餅

こちらのお餅、実は朝つきたてのお餅なんです!毎朝、餅つきのイベントを行っていて、宿泊客も餅つきを体験できます!つきたてのお餅は本当に美味しいですよ!(餅つきのイベントは、人数によって中止になることもあるようです。ご了承ください)

最高だったお風呂

冒頭でお伝えした通り、ここのお宿はとにかくお風呂が最高でした!

内湯
<内湯/写真提供:湯宿だいいち>

まずこちらの内風呂ですが、すべて青森のヒバ(ヒノキ科)という木で出来ており、木の香りでとても安らげました。この内風呂だけでも十分素敵なのですが、もっともっとご紹介したいお風呂があります。

混浴大露天風呂
<混浴大露天風呂/写真提供:湯宿だいいち>

それがこの露天風呂!ご覧の通り、すぐ目の前に川が流れています!自然に囲まれ、川のせせらぎを聞きながら入るお風呂は本当に気持ちいい!夜は夜で雰囲気が良いと思いますが、やはり朝この景色を見ながら入ることをオススメします!ちなみに露天風呂は、男性と女性で繋がっており、その中間地点にこの上の写真の大露天風呂があります。つまりこのお風呂は混浴なんです。

露天岩風呂
<露天岩風呂(女湯)/写真提供:湯宿だいいち>

混浴はちょっと抵抗がある人は、外に出るとすぐこのような露天岩風呂があります(男女とも)。ここからでも川を覗き見ることができますよ(この奥に川が流れています)。

丸太露天風呂
<丸太露天風呂(男湯)/写真提供:湯宿だいいち>

こちらの丸太風呂は、樹齢数百年のカナダのスプルスという木を削り出した特注もののようですが、削り出せる職人さんが少ないために、北海道内でも珍しいお風呂なんだそうです。

岩盤浴
<岩盤浴(女性専用)/写真提供:湯宿だいいち>

こちらは、女性専用の岩盤浴。これは気持ち良いでしょうね~。

寝湯
<寝湯(男湯)/写真提供:湯宿だいいち>

そして私が一番おすすめしたいのが、こちらの寝湯!!先程の混浴風呂からもう一段下に降りたところにあるのですが、川と同じ高さのところに寝そべって入ります!このくぼんだ作りが、子供の頃の秘密基地みたいな特別感があり、また日差しも直接当たらないので、ずーっと寝そべっていられます!こんなお風呂はじめてです!

貸切風呂
<貸切風呂/写真提供:湯宿だいいち>

また、貸切風呂も当日予約して入ることができます。ここも心地よいヒノキの香りがして良いお風呂でした。

ということで、お部屋もお食事ももちろんとても良かったですが、何よりもお風呂が最高のお宿です!あまり人に教えたくないと思いつつ、絶対におすすめしたい、本当に素敵な宿でした!

湯宿だいいち 基本情報

■住所:088-2684 北海道標津郡中標津町養老牛518
■TEL:0153-78-2131
■HP:http://www.yoroushi.jp/

>>>湯宿だいいちの情報を【じゃらんnet】で詳しく見てみる

5. 北海道が大好きになる旅でした

北海道の大自然についてイメージは持っていたものの、想像以上に果てしなく広大だった田畑、永遠に真っ直ぐ続く道(こんなにも真っ直ぐな道を永遠走ったのは生まれて初めてです)、迫力ある山々、美しい夕日、、、その大自然の壮大なスケールに圧倒されっぱなしでした。冬の北海道しか訪れたことがなかった私にとっては、これぞ北海道という景色を、これでもかと体感することが出来ました。

天気もずっと良くて、阿寒湖で少し雨がぱらついた以外は気持ちの良い快晴が続き、最高のお出かけ日和の中で楽しく過ごすことが出来ました。

また、グルメも本当に豊富で、肉も魚も野菜も乳製品も、何を食べても美味しい美味しい5日間でした。

5日間休みが取れるなら海外旅行の選択肢も広いですが、今回訪れた道央・道東エリアを訪れるなら、5日間でもまだまだ足りないぐらいです。それでも、5日間で最高に堪能することが出来ました。

北海道のことが大好きになる、そんな素敵な旅でした。ぜひみなさんも一度訪れてみてください。

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たびこふれ編集部員。人生初の海外渡航先であるラスベガスに衝撃を受け、海外旅行が好きになりました。年末年始にロンドン一人旅をしてサッカー観戦したこと、ナスカの地上絵遊覧飛行前にビールを飲み、セスナ機内で激しく酔ったこと、九寨溝から成都まで訳あって2人の中国人と丸一日乗用車で移動したこと、どれも良い思い出です。

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