たびこふれ

新しい旅のカタチ「北海道 釧路長期滞在の旅」で体験できること

記事投稿日:2018/11/22最終更新日:2018/11/22

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最近、日本国内で長期滞在のツアーが人気だそうです。

長期滞在といっても何か月も滞在するというスタイルではなく6~10日間位のんびり滞在して「暮らすように旅する」というのがコンセプトのようです。これまでは旅行というと添乗員が同行して何か所かを周遊するタイプか、フリープランといってホテルと交通手段だけ手配してあとは旅行者が自分で調べて探して情報を得、現地で行動するというタイプが一般的だったと思います。

この長期滞在ツアーの特徴は自由度のあるフリープランの良さと添乗員が同行して滞在中にアドバイスしてくれたりする安心感もあるパッケージツアーの良さの両方が揃ったツアーと言えるでしょう。一度参加するとリピーターになる方も多いそうですよ。とはいえ「1か所に6日間もいていったい何するの?」という疑問や不安を持つ方もいらっしゃることでしょう。

今回は阪急交通社の「長期滞在の旅」シリーズの第一弾である北海道「釧路」についてのお話です。このコースに何度も添乗し、現地に大変詳しい添乗員の内貴 隆洋さんに釧路の魅力と釧路に滞在して具体的にどんなことができるのか、おススメスポットを語っていただきました。

目次

■1. 釧路観光を楽しむにはまず街歩きから

■2. 釧路の美しい夕景

■3. 釧路のグルメ

■4. 釧路から足をのばして観光

■5. 北海道「釧路長期滞在の旅」のこれまでの旅行にはない魅力とは?

1. 釧路観光を楽しむにはまず街歩きから

釧路に何日か滞在するのなら、いきなり遠くへ行くのではなく"街を歩いてみる"のがいいですね。

1.1 幣舞橋(ぬさまいばし)

まず、夕日のスポットでも紹介される釧路川に架かる幣舞橋(ぬさまいばし)です。現在の橋は昭和51年より使われている5代目になる橋です。"北海道三名橋"にも数えられている全長124mの橋です。橋には4つのブロンズ像が「四季の像」として建てられ、それぞれ春夏秋冬を表現しています。夕日の名所として名高い橋ですが夜になると街灯の灯がともり異国的な雰囲気を醸し出しています。橋の向こうの旧日本銀行釧路支店の建物もライトアップされており夜景に彩を添えています。

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1.2 北大通

この幣舞橋より駅の方向へ伸びる大通りが「北大通」であり、かつては釧路のメインストリートとして多くの人の往来で賑わっていた所です。駅までの距離は約1km、特に賑わっていたのは昭和40年代頃で、残念ながらかつての繁栄の面影を想像するのは難しいですが、散歩がてら歩いてみるのもいいでしょう。

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この数年の間に廃業した古いビルの一部も壊され新しいビルに建て替わり、少しずつかもしれませんが賑わいを取り戻そうとしています。最近では「釧路市中央図書館」も移転してきました。読書やDVDを鑑賞できる場所もあり、ゆっくり時間を過ごすことも出来ます。

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北大通にも飲食店が数軒あるのですが、地元の喫茶店に入ってみるのもいいですよ。北大通にも休憩できるお店はありますが、大通りを一歩入ったところには釧路でも一番古いかも?と言われる喫茶店があります。

そういう店に行けば昔の賑わっていた頃を知る地元の方と知り合えるかも?と期待が膨らみます。北大通を外れた所にもレトロな純喫茶もあり、そういう店を巡ってみてもいいでしょう。

1.3 朝の釧路市内と、釧路の街を見渡せるスポット

朝の釧路市内の様子です。

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次に幣舞橋を渡って南に進むとロータリーがあり、そこから見上げると花時計、その上には幣舞公園があり、標高の高い位置から釧路の街を見渡すことができます。

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戦後にヒットした釧路を舞台にした原田康子の小説「挽歌」の歌碑も建っています。

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もっと高い位置から街を見たいなら、さらに上がったところにある釧路市生涯学習センター(まなぼっと幣舞)があり、こちらの10階は無料で入場できる展望台になっていて地元で人気です。日中はもちろん夕日・夜景も楽しめる場所です。展望台の階下の9階にはレストランもあり、釧路の街並みを眺めながら食事も楽しめます。とても景色が良い場所なので高級店かと思う方もいらっしゃいますが、とてもカジュアルでランチ、午後のお茶タイム、夕食にもお手軽に利用できます。3階には美術館もあります。

1.4 歌碑めぐりと港文館

この「まなぼっと幣舞」を出て下り南大通へ行くといくつかの歌碑を見つけられます。それらは明治時代にわずか76日間釧路に滞在した「石川啄木の歌碑」です。釧路川より北側に1つ、残り24個は南側に点在しており、それらを巡ることもできます。

歌碑めぐりの地図は観光用として用意されていて、地図を片手に巡る時間を過ごすにもよく、南側は駅のある北側と比べると坂道も多いため、ちょうどよい運動にもなります。すべての歌碑を巡るのが大変なら「港文館」にいってみるのもいいでしょう。石川啄木が勤務した釧路新聞社を再現した建物で、2階には啄木についての資料も一部展示されています。

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1階には喫茶店もあるので休憩してみるのも良いでしょう。港文館の外には石川啄木の銅像も建っています。

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1.5 春採湖(はるとりこ)

歩くには少々大変かもしれませんが、幣舞橋から約2kmの場所に「春採湖(はるとりこ)」という小さな湖があります。(湖の周囲は4.7kmほど)

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ここ「春採湖」は野鳥の観察地としても知られており、湖畔のネイチャーセンターを訪れて、話を聞くのもいいでしょう。湖の周囲は遊歩道として歩くこともでき、時間帯によっては近くの学校の運動部の学生たちがトレーニングで湖の周囲を走っている場面にも出会えます。湖の周辺にはスーパーなどの商業施設もあり、人気の回転すし店、温泉入浴施設もあり、地元の人で賑わっています。また近くには有名な「六花亭」もあります。釧路川をはさんで南側の町の方が住宅や学校が目立ち、地元の人の生活を感じることができるでしょう。

1.6 和商市場

地元の人々の買い物は、釧路もチェーン店のスーパーがありますが、そんな中で道内外でも知られている「和商市場」は凄い活気を感じられます。釧路駅のすぐ近くで観光客も食事に多く訪れるところです。

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市場には魚介類を中心に多くの商店が入っていて、地元の方も買い物に訪れます。観光客に人気が高いのは「勝手丼」という海鮮丼で、白ごはんだけがはいった"どんぶり"を買い、そのごはんの上に海鮮丼の具材になるネタを買って乗せていき、自分のオリジナル海鮮丼を作っていくもので、大好評です。釧路に行かれる際にはぜひ、北の味覚のつまった自分だけの『勝手丼』を作ってみることをお勧めします。

また、勝手丼以外にも、ラーメンや定食などもあり、日常的でリーズナブルな食事も楽しめます。市場でのお買い物も対面なので、知らない魚でもどのように調理すればいいのかを聞くことも出来ますし、ご自宅への宅配も扱っているので、買い物も存分に楽しめます。ホテル滞在では食材を買って調理するのは難しいですが、「和商市場」は見るだけでも楽しめます。

1.7 ショッピングセンター&地元のスーパー

釧路駅からは少し離れたところに大型ショッピングセンターも2店舗あり、中心部より施設としても充実しています。地元のスーパーだと「あいちょう」という名前のスーパーがあります。地元のスーパーですが、珍しいことにアメリカの大型店舗のコストコの商品も一部取り扱っています。これは、コストコの商品を地元の方が購入できないため、「あいちょう」の方が交渉して、取扱いが実現しました。そんな「あいちょう」は地元の方に密着した店舗ですので、地元ならではの商品を探すのもまた楽しみの一つです。

2. 釧路の美しい夕景

釧路は「夕日が美しい街」としても知られています。

日没時間が近づくと釧路川に架かる北海道三名橋と名高い「幣舞橋(ぬさまいばし)」には、多くの人が集まります。この幣舞橋から見る夕景は"釧路の代表的な景色"として有名で、とくに天気の良い日の夕景は感動します。私自身としては「瀬戸内海の夕景」と甲乙つけがたい景色です。

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ちなみに今回は10月に訪れましたが、幣舞橋からの夕日を見るのには「10月と3月が良い」と言われます。その訳は、この時期は幣舞橋からちょうど太平洋に沈む夕日を見ることができるからです。私が訪れたのは10月10日で、日没時間は16時40分頃でした。日没の時間が近づくと、夕日で染まる景色を求めて、多くの人達が幣舞橋に集まりました。その多くは観光客ですが、地元の方も思わず足を止めてしまうようです。毎日のようにここを通学で通る学生さんも、スマホを取り出して写真を撮ったり、地元の方々が思い思いに夕日が沈む様子を眺めていた光景がとても印象的でした。

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この日は少し雲がかかり、太平洋に沈む夕日を最後まで見ることができませんでしたが、それでも雲の間から強い光を放つ夕日にまわりの建物が紅く染まっていくその様は、幻想的な景色でした。雲一つなく空が真っ赤に染まるのが一番良いという方もいますが、雲がありグラデーションが描く景色がいいという方もいます。また、幣舞橋の上流の久寿里橋でカメラを構えて、夕景の写真を撮る人もいたりと、人それぞれの好みの景色を楽しんでいたようです。

ちなみにこの釧路の夕日は、インドネシアのバリ島・フィリピンのマニラ湾と並んで「世界三大夕日」と称されているそうです。世界中の海をまわり、多くの夕日をみてきた船乗りたちが伝えたという説もあります。

太陽が沈み、辺りが暗くなると幣舞橋を中心に街灯がともります。先ほどの紅に染まった景色から異国のような景色にかわります。夕景から夜景までその場を離れず景色を楽しむ方も多いようです。

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3. 釧路のグルメ

3.1 炉端焼き(ろばたやき)

釧路は、漁業が盛んな街ですから魚介類をはじめ、肉・野菜などを炭火で焼く"炉端焼き"が思い浮かびます。炉端焼きは釧路が発祥の地とも言われ、市内中心部の末広町を中心とする繁華街へ行くと、炉端の元祖と言われるお店や、地元の人達が通うお店などが多く見られます。もちろんそういったお店を訪れるのもいいですが、一見さんはなかなか入りづらい雰囲気がありますよね。そんな方には釧路フィッシャーマンズワーフにある「岸壁炉ばた」がおススメです。

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釧路川沿いに大きいテントのような建物があります。この「岸壁炉ばた」は5月から10月の間の営業で、観光客だけでなく地元の人たちもたくさん利用するお店です。雨の日でなければ中の雰囲気を外から見ることができ、初めてでも入りやすいお店です。システムは、席に案内された後、先にチケットを購入(@1,000円)して、店内に4カ所あるお店より好きな具材を買い求め、座席では目の前の網の上で、購入してきた具材を自分で焼くスタイルです。肉・いも餅や焼きおにぎりなど、豊富に揃っているので、好きなものを好きなように食べられます。

魚の焼き具合がわからなければお店の人に聞くと、親切・丁寧に教えてくれます。またアルコールやソフトドリンクなどの飲物も販売しているので、ここで全部事足ります。

観光客から地元のサラリーマンから女性まで、大人数から少人数まで気軽に入れます(混雑状況によっては相席になりますが、それはそれで仲良くなれます)。釧路川の向こう岸になると地元客が多い炉端もありますが、慣れてきたら本格的な炉端店にもチャレンジしてみるのもいいかもしれません。滞在中に、色々な炉端店を巡るのも楽しいです。

>>>「岸壁炉ばた」について詳しくはこちらから

3.2 お寿司

釧路グルメでは炉端焼き以外にもお寿司・そば・ラーメンがあげられます。

お寿司は繁華街に行くと立派なお店もありますが、気軽に食べたい人には回転すしがお勧めです。地元の方でいつも賑わっているお店もあります。回転すしと言っても北海道の回転すしのレベルが高いことは有名で、釧路では「なごやか亭」と「まつりや」の2つのお店が、2トップです。人気店なのでお昼時や夕方になると行列が出来ます。入店して席に座ると、目の前のレーンにお寿司がまわっていますが、ほとんどの方が用紙に書いて注文し、職人さんが目の前で握って出してくれる通常のお寿司屋さんみたいです。握りたてのお寿司はネタも大きく、味もおいしいです(ほんとうに)。こちらもぜひ味わってもらいたいですね。

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>>>「なごやか亭」について詳しくはこちらから
>>>「まつりや」について詳しくはこちらから

3.3 釧路ラーメン

釧路は麺類も人気です。「釧路ラーメン」もそのひとつです。釧路ラーメンは昔ながらの中華そばのようであっさりとした味です。最近はあっさり味よりこってりしたラーメンを好む傾向もありますが、やはり釧路に来たら、釧路ラーメンを食べて頂きたいです。

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3.4 そば

また釧路はそばでも有名です。街を歩いているとそば屋さんが多いことに気づくでしょう。釧路のそばはお店によりますが、和そば風なものではなく、クロレラ入りの緑色に近い色で、茶そばのような感じなので知らない人は最初にまず驚きます(ただすべてのそばが緑色ではなく、更科そばのお店もあります)。

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3.5 鉄板スパゲティ

また、スパゲッティも人気メニューのひとつです。釧路は冬の寒さが厳しいい地域です。そのためスパゲティもお皿に盛り付けてもすぐさめてしまうことから、鉄板で供される形が定着して、「鉄板スパゲティ」という名前のメニューとして出されています。

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中でも、鉄板スパゲティの名店として、地元で昔から親しまれている「レストラン泉屋」のメニュー「スパカツ」がとても有名です。「レストラン泉屋」を初めて訪れる人の多くが、この「スパカツ」目的で訪れます。「スパカツ」はその名の通り、スパゲティ&カツの略語で、ミートソース風なスパゲティにトンカツがトッピングされたものを鉄板に乗せて供されます。このお店のスパゲティは「スパカツ」以外も鉄板で供されますので、ぜひ一度試されてみてはどうでしょうか。

他にも鶏のから揚げである「ザンギ」やサンマ寿司を網で焼いた棒焼きサンマ寿司のような形の「さんまんま」の味覚も楽しめます。

4. 釧路から足をのばして観光

4.1 釧路湿原

釧路の周辺観光として、絶対にはずせない観光地は釧路湿原です。釧路湿原は28,788ヘクタールの広さを持つ日本最大の湿原で、昭和55年には日本初のラムサール条約に登録され、その後国立公園に指定されました。観光の仕方としては展望台からの景色を楽しんだり、電車からの風景を楽しんだり、散策コースもあります。

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展望台は、細岡展望台、サルボ展望台、コッタロ展望台などがありますが、個人的には釧路市展望台からの景色がお勧めです。建物の形が湿原の植物のヤチボウズをモチーフにしており、2階には湿原についての説明表示、3階もしくは屋上に上がると釧路湿原の広さを見て感じることができます。この展望台の近くには林の中に木道が設置されており、一周約60分で歩けるサテライト展望台への散策も可能です。

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ほかにも湿原の楽しみ方としてはJRが夏場を中心に運行している「くしろ湿原ノロッコ号」から湿原をみたり、途中下車をして細岡展望台からの釧路川が流れる湿原風景を見たり、サルボ・コッタセなどの展望台を巡ってみるのも良いでしょう。

あと、キュラタン岬・宮島岬などを専門的な湿原ガイドを歩くのも楽しいですし、気楽に歩きたい方には温根内木道を散策するなど、釧路湿原の楽しみ方はよりどりみどりです。

4.2 阿寒湖

釧路湿原は国立公園ですが、釧路周辺には阿寒・摩周国立公園や足を延ばせば知床国立公園へも行くことが可能です。

阿寒・摩周国立公園は北海道内でも人気の温泉の阿寒湖畔温泉があり、阿寒湖湖畔には多くの大型ホテルが並び、周囲にはアイヌコタンをはじめ木彫り製品などを多く取り扱うお土産店で賑わっています。阿寒湖といえば、やはりマリモの里として知られており、チュルイ島ではマリモを展示観察することもできます。阿寒湖の周辺には雄阿寒岳に雌阿寒岳、阿寒富士などもあり、美しい風景をご覧いただけます。

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4.3 摩周湖

また、北海道で最も有名とも言える「摩周湖」は、霧に覆われることが多いと思われがちですが、決してそういうことはなく(夏はやや見えない日は目立ちますが・・・)、その風景は旅人たちを楽しませてくれます。ただ訪れた人は「霧の摩周湖」を想像されてますので、売店には摩周湖の霧が入っている缶詰が販売されています。かつては透明度が世界一でもあった神秘的な湖、ぜひ訪れていただきたいところです。

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4.4 屈斜路湖

あと屈斜路湖も外せない湖です。日本一のカルデラ湖でもあり、広さは阿寒湖・摩周湖よりもずっと大きく、とりわけ美幌峠より眺める屈斜路湖の風景は、まさに絶景です。湖畔を掘ると温泉がでる砂湯もあり、幻の生物のクッシーもかつては話題を集めた湖。釧路より足を伸ばすことで屈斜路湖の自然の景色を堪能できます。

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釧路からはやや遠くなりますが、世界遺産「知床」や、日本最東端の地「納沙布岬(のさっぷみさき)」へも訪れることできます。さらに言えば、網走や襟裳岬へも、近年人気の十勝地区のガーデン街道などへも出掛けられます。移動手段としてはレンタカーを借りて出かけることをお勧めしますが、公共交通機関で行ける場所もありますので、そのルートを調べることも旅の楽しみと言えるでしょう。

4.5 ぜったい経験してみて!釧路川カヌー体験

釧路の観光の中で特に人気が高いものに「釧路川のカヌー体験」があります。日本一の広さを持つ釧路湿原。その東部を流れるのが屈斜路湖を源流とする釧路川。人気のカヌー体験はその釧路川をゆっくりと下っていきます。

この日体験したカヌーは早朝カヌー体験でした。釧路市内を出発する頃はまだ暗く、日の出前。10月なのに気温も5~6度といった冷え込みの中、カヌー会社の車がホテルまで迎えにきてくれました。カヌー体験の場所に行く途中に事務所に立ち寄り、防寒着を貸してもらい、いざ釧路川カヌー体験の乗り場に移動。乗り場ではカヌー体験の準備をされていました。そして準備が整い、いざ出発!

カヌーというと一人で乗って自分でオールを使い、進んでいくといったイメージを持っていましたが、今回のカヌー体験は2つのカヌーを横に並べた状態のもので、カヌー初心者でも船が安定し、安心して乗れました。また、一人で乗るわけでもなく、インストラクターも同乗しますので、自分で漕がなくても、インストラクターに任せて景色を楽しむことができます。

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朝、気温が低く、川の水温の方が高いと朝もやで霞がかった状態でカヌーがスタートします。カヌー初心者だとこの時点でも楽しく、同乗者と話したくなるかもしれませんが、大きな声は厳禁なのです。なぜならすぐ近くに「たんちょう」や「エゾシカ」等の野生の動物がいるかもしれないからです。実際、出発直後に「たんちょう」の姿が見ることができました。たんちょうは非常に警戒心の強い動物で、カヌーが近づくとすぐにその場を離れてしまうことも。今回見たたんちょうもすぐに遠くにいってしまいましたが、飛び去るところ、間近に見ることができたのはよかったです。静かな湿原を、ゆっくりと川の流れにまかせて下る中で、小鳥の鳴き声が聞こえ、穏やかな時間が流れます。

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ゆるやかに蛇行する釧路川を進むと、大きく立派な角をもつ雄のエゾシカの姿も見えましたが、こちらに気が付くとスッと姿を隠すかのように、森の中に消えていきました。インストラクターさんによるとエゾシカは雌よりも雄の方が他の動物に狙われやすく、より警戒心が強いということです。

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だんだんと周囲が明るくなってくると、肌寒かった気温がほんのりと暖かさを感じ始め、霞がかかっていた東の空に朝日を見ることが出来ました。カヌーを楽しみながらの日の出は本当に印象に残るものでした。

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船の操縦はインストラクターさんに任せっきりでしたが、寒さを感じたら、オールを使って漕ぎ、体を温めます。これも貴重な体験でした。

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前方に岩保木水門が見えたらそこがゴール!約8km、約90分のカヌー体験も終了です。けっこう長いと思っていても、あっという間に到着しました。ちなみに到着地の岩保木水門は現在使われておらず、昔の水門です。さて最後にカヌーを降りるときは要注意!座ったままで過ごしていたので、足がもつれて転ぶ人もいるそうです。

カヌー到着後、JR遠矢駅まで車で送ってもらい、そこでカヌー体験は終了です。今回は駅で温かいコーヒーを出してもらい、冷えた体は温まりました。そしてお世話になったカヌー会社の方と別れて、電車で釧路駅へ。釧路駅までの電車はかわいく一両編成でした。

朝早く眠たい中で始まる、早朝カヌー体験はとても楽しく満足のいくものでした。釧路に戻っても、まだ朝の8時!和商市場で朝食を食べても、その1日はまだたっぷりと時間があります。早朝のカヌー体験はその後の時間も有効に使える、すばらしい体験でした。

5. 北海道「釧路長期滞在の旅」のこれまでの旅行にはない魅力とは?

以前は、短期間に効率的にリーズナブルに周遊するというツアーが流行っていましたが、そういったツアーに参加した方の中には「行程が忙しくて各観光地をゆっくり見ることが出来なかった。もっとじっくり味わいたかった」という声も出ていたように思います。

「長期滞在の旅」は例えば次のような楽しみ方が出来ます。

  • なにもしない旅
  • 好きな趣味に没頭する
  • 第2のふるさと暮らし
  • 心も身体も洗濯できる
  • とことん観光する

一度参加するとリピーターになる人が多いというのも、なんとなくわかるような気がします。

自由と安全、安心を兼ね備えた旅。

日本の旅行のスタイルも次のステージに来ているのかもしれませんね。

あなたもこんな長期滞在の旅、体験してみませんか?第2のふるさとに出会えるかもしれませんよ!

「釧路長期滞在の旅」は避暑の意味も兼ねて夏~秋のシーズンに設定されるため、冬期はお休みです。2018年度は終了しましたので、また来年企画される予定だそうです。

釧路以外にも「長期滞在の旅」は企画されています。興味をお持ちになったら探してみてくださいね。

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シンジーノ
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