Alicante /spain
Muraji Kaori
村治 佳織
profile
世界的クラシックギタリスト。15歳でCDデビュー。2026年4月より静岡音楽館AOI第3代芸術監督。国内外で演奏活動を行うほか、TV・ラジオなど各メディアでも活躍中。


連載特集全8回
「旅するギタリスト」村治 佳織さんの音楽とめぐる情熱のスペイン
Alicante /spain
Muraji Kaori
村治 佳織
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世界的クラシックギタリスト。15歳でCDデビュー。2026年4月より静岡音楽館AOI第3代芸術監督。国内外で演奏活動を行うほか、TV・ラジオなど各メディアでも活躍中。

Reasons why I like it
かつてマドリッドと東京を拠点に活動していた村治さん。以降もスペインとのゆかりは続き、近年も訪れる機会があったそうです。それが、南東部のアリカンテ。地中海リゾートの開放感と、サンタバルバラ城に象徴される歴史が混在する町です。
「長くイスラム教の支配下にあったこの町は、キリスト教とイスラム教の文化が混じり合う独特の趣き。砲台も残るサンタバルバラ城は力強く男性的なたたずまいの要塞で、歴史を肌で感じられるようでした」
実は、村治さんがこの町を訪れたのは、アリカンテを拠点とするオーケストラと共演するため。当初は日本公演のリハーサルだけの予定だったところ、せっかくだからと、アリカンテで開催されるコンサートにもゲスト出演することになったそうです。
「敬愛するスペインの作曲家・ロドリーゴさんの曲も演奏しました。アリカンテは、ロドリーゴさんの故郷バレンシアのほど近く。オーケストラの皆さんとは、言葉で説明するまでもなく、曲に宿る故郷の風景や空気感までも共有しながら演奏でき、私も全力で弾き切ることができました」
続く日本ツアーでもその一体感はそのままに、会場を大きな熱で包み込みました。「コンサートの最後の曲『ボレロ』で、お客様のスタンディングオベーションに驚きました。スペインの人たちや彼らが奏でる音楽は、日本人が実は持っている熱い部分を引き出してくれるよう。スペインへの旅も、普段は秘めた心の奥の情熱を解き放ってくれる時間なのかもしれません」
この都市にまつわる曲はこちら!
アリカンテのオーケストラと共演した日本公演で、本来はギターが入らない構成でしたが、アンコールで「一緒に弾こう!」と声をかけていただき、最後の部分だけ一緒に演奏しました。フィナーレの一体感を分かち合えた思い出深い一曲です。


作曲者ラヴェルは
スペイン人の血も
引いています
「旅するギタリスト」村治 佳織さんの
音楽とめぐる情熱のスペイン!
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