スペイン/アリカンテ沖に浮かぶ小さな島タバルカ島

タバルカ島

夏です。ビーチの季節です。

日本から来る多くの観光客は、世界遺産などのモニュメントや美術館、スペイングルメ、サッカー観戦、フラメンコ鑑賞などを目的にスペインにやって来ますが、北ヨーロッパからはビーチライフを目的に来る人が多々。夏のスペインのビーチにはそんな外国人が大勢います。

もし夏にスペインに行かれるのでしたら、北ヨーロッパの人々を魅了するスペインのビーチにも足を延ばしてみませんか?

目次

小さな島タバルカ島

今日ご紹介するのは、地中海にポツリと浮かぶ小さな島"タバルカ島"です。海岸線に沿って北から南までビーチリゾートが密集するアリカンテ県に属する島で、バレンシア州では唯一の有人島。とは言っても、面積はわずか0.3k㎡で現在の人口は約60人しかいません。多い時は1,000人を超え、学校もあったとバルのお姉さんが教えてくれました。

タバルカ島

島は自然保護区になっていることもあり、人工的に手を加えた白砂のビーチなどは存在しません。唯一、船着き場の向かいにある島で一番大きなビーチにはレンタルのビーチパラソルやデッキチェアが並びますが、それ以外の場所にはあるがままの自然の海が広がります。

海の透明度が高いので、岩場付近ではダイビングやシュノーケルを楽しむ人の姿も目立ちます。私が行った時は、前述の船着き場向かいのビーチに陣取りました。

遠浅で穏やかな海は足元が見えるほど澄んでいて、ただプカプカと浮いているのがとても気持ちよかったです。パラソルやデッキチェアは数に限りがあるので、使いたい方は早めに島に着くことをおすすめします。

タバルカ島のビーチ
<船着き場からすぐの賑やかなメインビーチ>

岩場
<島の最西端の岩場でシュノーケルを楽しむ人達>

ワイルドなビーチ
<島の東側にあるワイルドなビーチ>

島の船着き場から西側は集落になっており、教会や飲食店、宿泊施設もここにあります。ここに泊まって朝焼けや夕焼けを見たり、最終の船が出た後の静かな島を満喫するのもいいですね。東側は集落の約3倍の広さがありますが、何もないワイルドな景色が続きます。散策ルートがあるので、たどってみると途中にお気に入りの入り江が見つかるかも。

門
<この門の向こうが島の集落>

街の様子

タバルカ島へのアクセス

タバルカ島へのアクセスですが、アリカンテ、サンタ・ポラ、ベニドルム、トレビエハ、グアルダマールからフェリーが出ています。

1番近くて、フェリーの本数が多いのがアリカンテからバスで30分の距離にあるサンタ・ポラです。オンシーズンには朝10時から少なくとも1時間に2便は出ており、所要時間は30分弱。アリカンテからだと約50分で、現在は往復とも1日2便だけの運行です。アクセス情報はこちらをご覧ください。

フェリー

船から見た風景

たとえ日帰り旅行でも、船で海を渡るだけで"旅をしている感"が高まるものですよね。バレンシア方面にお越しの際は、ぜひタバルカ島も訪問先としてご検討くださいね。

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田川敬子(Keiko Tagawa)

1996年スペインにひとめぼれ。以後何度も渡西し、2002年春に夢がかなってスペインで日系企業に就職。その後現地企業を経て、現在はオリーブオイルソムリエ/テイスターやライターとして活動中。

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