バリ島のお菓子「ジャジャン・バリ」とは?25種類を紹介!買える場所も

皆さま、こんにちは。7月から9月にかけて各地で災害が相次ぎました。被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

バリ島はいま乾季ですが、これから雨季に向かう時期です。日本のニュースを見つつ、こちらでも改めて防災の備えを見直しています。

さて今回は、バリ島で日常的に愛されているお菓子「ジャジャン・バリ(Jajan Bali)」についてレポートします。いったいどんなお菓子なのか、さっそくご紹介します!

目次

ジャジャン・バリ(Jajan Bali)とは?

「ジャジャン(Jajan)」とは、インドネシア語でお菓子や軽食などを指す言葉です。日本でいう「おやつ」に近い感覚ですが、甘いものだけではなく、揚げ物やちまきのような軽食なども含まれます。

そして、バリ島で昔から親しまれてきたローカルなお菓子や軽食が「ジャジャン・バリ(Jajan Bali)」です。市場(パサール)で売られているこうしたお菓子や軽食は、「ジャジャン・パサール(Jajan Pasar)」と呼ばれることもあります。

ジャジャン・バリは、単なる間食としてだけではなく、バリ島の人々の暮らしのさまざまな場面に登場します。朝食代わりに食べることもあれば、冠婚葬祭やパーティーで振る舞われたり、お客様を迎える際のお茶請けとして出されたりすることもあります。

また、家族や知人へのちょっとしたお土産として選ばれることもあり、バリ島の人々にとても親しまれている食文化のひとつです。

ここで少しややこしいのが、「ジャジャン・バリ(Jajan Bali)」と呼ばれているものが、すべてバリ島だけで食べられているお菓子とは限らないことです。

インドネシアのほかの地域でも、同じものやよく似たお菓子が食べられています。マレーシアやシンガポールをはじめ、東南アジアのほかの国々にも、名前や形、使われている材料がよく似たローカル菓子があります。

そのため、すべてがバリ島ならではというわけではなく、似たお菓子や軽食は東南アジアの各地で見られます。

色とりどりのジャジャン

そんなジャジャン・バリ(Jajan Bali)の楽しみのひとつが、種類の豊富さと見た目のかわいらしさです。緑やピンク、白、黄色など色合いもさまざまで、小さく丸めたもの、何層にも重なったもの、バナナの葉に包まれたものなど、形もバリエーションに富んでいます。

色鮮やかなものも多いですが、ココナッツやパンダンリーフ(Pandan Leaf)、バナナの葉など、東南アジアで身近な食材や植物を使ったものも多く見られます。

味わいも、見た目から想像するほど強い甘さではありません。海外のお菓子というと、砂糖の甘さが強いイメージを持つ人もいるかもしれませんが、ジャジャン・バリ(Jajan Bali)は、どちらかというと素朴でやさしい甘さのものが多く、日本人にもなじみやすい味わいです。

もちもち、ぷるぷる、しっとりとした食感のものも多く、どこか和菓子や子供のころに食べた駄菓子にも通じるものがあります。

初めて食べるのに、なぜか懐かしさを感じる。そんなところも、ジャジャン・バリ(Jajan Bali)の魅力のひとつです。

では、ジャジャン・バリ(Jajan Bali)には、どのような材料が使われているのでしょうか。

ジャジャン・バリに使われている主な材料

市場に並ぶパンダンリーフなどの素材

ジャジャン・バリは種類がとても多いため、使われている材料もさまざまです。ただ、並んでいるお菓子を見てみると、米、ココナッツ、バナナやパンダンの葉など、インドネシアで身近な食材が多く使われていることが分かります。

主な材料

ジャジャン・バリによく使われている材料には、次のようなものがあります。

  • 米粉:ジャジャン・バリでよく使われる材料のひとつで、もちもち・しっとりとした食感に仕上がります。
  • もち米、もち米粉:蒸したり、生地にしたりと使い方はさまざま。日本のお餅にも似た、もちもちとした食感になります。
  • 小麦粉:揚げたり焼いたりするタイプのジャジャンをはじめ、現在では幅広いお菓子に使われています。
  • タピオカ粉:弾力のあるもちもち、ぷるぷるとした食感を出すために使われます。
  • ココナッツ:すりおろしてお菓子にまぶしたり、生地に混ぜたり、ココナッツミルクとして使用したりします。
  • バナナ:生地で包んで蒸したものや、揚げたものなど、さまざまなジャジャンに使われています。
  • キャッサバ、サツマイモ、カボチャなど:蒸したり、つぶして生地に混ぜたりして使われます。素材そのものの甘さを生かしたものもあります。
  • チョコレート:現在ではよく見かける材料です。中に入れたり生地に混ぜたり、上からかけたりと幅広く使われます。
  • チーズ:すりおろしたチーズをたっぷりのせたものや中に入れたものがあり、甘いお菓子との組み合わせも一般的です。
  • 練乳:お菓子の上からかけたり、チョコレートやチーズなどと組み合わせたりして使われます。

昔ながらの材料を使ったものだけでなく、現在ではご紹介したチョコレートやチーズを使ったジャジャンもよく見かけます。

着色や甘み、香り

ジャジャン・バリを見てまず目に入るのが、緑やピンク、黄色、白などのカラフルな色合いです。見た目だけではなく、パンダンリーフやココナッツなどの香りもジャジャン・バリの特徴のひとつです。

  • パンダンリーフ(Pandan Leaf):東南アジアではとても身近な植物で、お菓子に緑色を付けたり、独特の甘く爽やかな香りを加えたりするために使われます。
  • スジの葉(Daun Suji):緑色を付けるために使われる植物で、パンダンリーフと一緒に使われることもあります。
  • 食用色素:ピンクや黄色、緑など、鮮やかな色を出すために食用色素が使われているものもあります。
  • 砂糖:白砂糖はもちろん、さまざまなジャジャンの甘み付けに使われています。
  • パームシュガー:インドネシアでは「Gula Merah(グラ・メラ)」などと呼ばれる茶色い砂糖もよく使われます。黒糖にも少し似たコクのある甘さで、ココナッツとの相性もよく、ジャジャンでは定番の組み合わせです。
  • ココナッツ:味や食感だけではなく、香りの面でもジャジャンには欠かせません。すりおろしたココナッツやココナッツミルクを使うことで、南国らしいやさしい香りが加わります。

こうして見ると、見た目はとてもカラフルですが、パンダンリーフやココナッツ、パームシュガーなど、東南アジアならではの身近な素材が多く使われています。

包装について

ジャジャン・バリの包装はとてもシンプルで、お菓子の種類や売られている場所によって異なりますが、基本的には1個ずつ包装されたもの、または数個をまとめた詰め合わせで販売されています。

具体的には、次のような形で包装されています。

  • 透明なプラスチックフィルムに包まれているもの
  • 透明なプラスチックの小袋に入っているもの
  • 透明なフードパックに入っているもの
  • バナナの葉に包まれているもの

現在はプラスチックを使った包装も多く見かけますが、昔ながらのジャジャンでは、バナナの葉を使ったものも多く残っています。バナナの葉は、包むだけではなく、そのまま蒸したり、お菓子の下に敷いたりすることもあります。

ジャジャン・バリはどこで買える?

ジャジャン・バリは、バリ島の人々にとってとても身近な食べ物なので、専門店だけでなく、市場や道路沿い、スーパーなど、いろいろな場所で購入できます。

ただ、売られている種類や値段、買いやすさは場所によってかなり違います。旅行中に気軽に買うなら、個人的には道路沿いやお店の軒先で売られているジャジャンがおすすめです。

市場で買う

ジャジャン・バリを種類豊富に見てみたいなら、やはり市場(パサール)です。朝の市場には、色とりどりのジャジャンがずらりと並び、1個ずつ選べるものから、何種類かを詰め合わせたものまであります。

市場のジャジャン・パサール

種類が多く、比較的安く購入できるのも市場の魅力です。

ただし、観光客が旅行の途中でちょっと立ち寄るには、少しハードルが高いかもしれません。市場までの行き方を調べる必要がありますし、その場で値段を確認したり、場合によっては交渉したりすることもあります。

また、ローカルな市場ではバリ語が中心で、日本語はもちろん、相手によっては英語も通じないことがあります。

市場そのものを見てみたい人には楽しい場所ですが、「ジャジャン・バリを少し食べてみたい」という場合は、もう少し気軽に買える場所があります。

道路沿いやお店の軒先で買う

バリ島では、道路沿いやまだ営業を始めていないお店の軒先などにテーブルを出し、その上にたくさんのジャジャンを並べて販売している光景をよく見かけます。

ジャジャン・バリで買い物をする人々

遠目から見ると何を売っているのか分かりにくいのですが、テーブルと簡単な屋根やテントだけの小さなお店に、プラスチックのかごやトレーがいくつも並び、そこに地元の人が数人集まっているのがひとつの目印です。

ジャジャンが多く並ぶ市場

近づいてみると、パンのようなものから緑やピンクのカラフルなお菓子、バナナの葉に包まれたもの、軽食まで、さまざまなジャジャンがぎっしりと並んでいます。種類はお店によって異なり、毎日同じものが並んでいるとは限りません。

市場に並ぶ、ナシゴレンなどパックに入ったお弁当など

このようなお店には、ナシ・ゴレン、ミー・ゴレン、ナシ・チャンプルのお弁当、バリ島名物ナシ・ジンゴ(ナシ・ジンゴについては以前詳しくご紹介していますので、関連記事をご覧ください。)、さらにジャムー(ハーブやスパイスなどを使って作る、インドネシアの伝統的な飲み物)なども販売しています。

買い物に入ったジャジャン

買い方も簡単です。私が利用しているお店では、空の小さなかごに欲しいジャジャンを入れ、最後にお店の人へ渡します。あとは数えて袋に入れてくれるので、料金を支払えば完了です。

値段は種類やお店によって異なりますが、1個1,000~3,000ルピアほどが目安です(日本円で約10~30円)。何種類か入った小さな詰め合わせもあり、5,000ルピアほどから購入できます(日本円で約50円~)。

こうしたお店は朝に営業していることが多いので、ホテルの周辺を朝の散歩がてら歩いてみると見つかることがあります。

場所を知りたければ、ホテルのスタッフに「近くにジャジャン・バリはありますか?」と聞いてみるのがおすすめです。「ジャジャン・バリはどこで買えますか?」と聞くと市場を案内される場合もあるので、近場のお店を探したい場合は、この聞き方の方が伝わりやすいと思います。

ただし、ラグジュアリーホテルや大型リゾートが集まるエリアでは、周辺にこうしたローカルなお店自体が少なく、歩いて見つけるのは難しい場合があります。

市場ほど種類が多いわけではありませんが、朝の散歩の途中にふらっと立ち寄れて、気になるものを1個から買える手軽さは、こうした道路沿いのお店ならではです。

値段も手頃なので、見つけたら気になるものをいろいろ試してみてください。

スーパーで買う

ローカルな市場や道路沿いのお店に行くのが難しい場合は、スーパーでもジャジャン・バリを見つけられることがあります。

市場や道路沿いのお店と比べると種類は少なく、値段も少し高めですが、価格が表示されているので買いやすく、旅行者にとっては気軽に試しやすいと思います。

スーパーで陳列されているジャジャン・バリ

スーパーでは、いくつかのお菓子が透明なフードパックなどに入った状態で販売されていることが多く、価格は1パック15,000~30,000ルピアほどになります(日本円で約150~300円)。

「まずはどんな味なのか試してみたい」という場合はスーパーでも十分ですが、種類の多さやローカルな雰囲気も含めて楽しみたいなら、市場や道路沿いのお店をのぞいてみるのがおすすめです。

※残念ながら、コンビニエンスストアでジャジャン・バリが販売されているのは見たことがありません。

※記載している価格は2026年9月現在の目安です。お店や商品によって価格は異なります。日本円への換算額は為替レートによって変動します。

ジャジャン・バリ25種類をご紹介!

ここまで、ジャジャン・バリの特徴や材料、買える場所についてご紹介してきましたが、実際にはどのようなものがあるのでしょうか。

ひと口にジャジャン・バリといっても、見た目や味、食感は実にさまざまです。すべてをご紹介するのは難しいため、今回は最近いただいたものの中から、25種類をピックアップしてご紹介します。

なお、写真で使用しているお皿は直径約10cmの豆皿です。大きさの目安としてご覧ください。

クエ・ラピス(Kue Lapis)

クエ・ラピス

ジャジャン・バリと聞いて、まず思い浮かぶのがこの「クエ・ラピス(Kue Lapis)」です。米粉やタピオカ粉、ココナッツミルク、砂糖などを使い、色の違う生地を何層にも重ねて蒸して作ります。

もちもち、ぷるんとした食感で、今回いただいたものはココナッツミルクの風味がしっかり感じられました。カラフルな見た目も印象的な、定番のジャジャンです。

クエ・ラピス・ティガ・ワルナ(Kue Lapis Tiga Warna)

クエ・ラピス・ティガ・ワルナ

クエ・ラピスに似ていますが、今回いただいたものはココナッツミルクの風味がなく、素朴な甘さでもちもちした食感。日本の和菓子「すあま」に似ています。

緑・白・ピンクの3色は、ひな祭りの菱餅のようにも見え、味も見た目も日本人にはどこか懐かしく感じるお菓子です。

ちなみに「Lapis(ラピス)」は「層」、「Tiga Warna(ティガ・ワルナ)」は「3色」という意味です。

ボル・ククス(Bolu Kukus)

ボル・ククス

小麦粉や砂糖、卵などを使って蒸して作る、インドネシアの定番ケーキです。大きなサイズのものは、祭事のお供え物としてよく使われます。

ふんわり軽く、ほろほろと崩れる食感で、口に入れるとすっと溶けていきます。

クエ・マンコック(Kue Mangkok)

クエ・マンコック

ボル・ククスによく似た見た目ですが、こちらは米粉にタピオカ粉や発酵させたキャッサバなどを使って作るため、よりしっとり、もっちりとした食感です。

クエ・マンコック

今回いただいたものはヤシ砂糖の風味があり、香ばしさのあるコク深い甘さでした。

ボル・パンガン(Bolu Panggang)

ボルパンガン

小麦粉や卵、砂糖などを使って焼き上げる、シンプルな焼き菓子です。ふんわり、しっとりとした食感で、素朴な甘さ。

ボルパンガン

どこか昔懐かしい味わいで、日本のベビーカステラを思い出すようなお菓子です。

トゥランブラン・チョコラット(Terang Bulan Cokelat)

トゥランブラン・チョコラット

トゥランブランはおいしくて、たまに無性に食べたくなるお菓子ですが、屋台では夜に売られていることが多いので、食べたいときにすぐ買えないのが少し残念。

こちらはジャジャンとして小さなサイズで売られているので、気軽に食べられるのがうれしいところです。生地はもちもち感の強いパンケーキのような食感で、チョコレートともよく合います。

ロティ・バカール(Roti Bakar)

ロティバカール(チョコラットクジュ・ブルーベリー)

小さめサイズのトーストサンドで、ちょっと小腹が空いたときに食べやすいのがうれしいところです。パンはほんのり甘く、ほどよい塩味も感じます。

ロティバカール(チョコラット)

今回いただいたのはチョコレートチーズとブルーベリー。少し焼き直すと表面がサクッとして、さらにおいしくいただけました。

クエ・ラピス・ラブ・クニン(Kue Lapis Labu Kuning)

クエ・ラピス・ラブ・クニン

カボチャに米粉やタピオカ粉、ココナッツミルク、砂糖などを合わせて蒸して作るお菓子です。

クエ・ラピス・ラブ・クニン

カボチャのやさしい甘さともちもちした食感が特徴ですが、今回いただいたものは全体的に味の印象はやや控えめでした。中央の茶色いヤシ砂糖の層が、ほんのりコクを加えています。

ウィンコ(Wingko)

ウィンコ

もち米やココナッツ、砂糖などを使って焼き上げたお菓子です。外側は香ばしく、中はほどよくつぶしたもち米の粒感が残り、むっちりとしたお餅のような食感があります。

ウィンコ

ココナッツの風味に、ほどよい甘さと塩味が合わさっていて、香ばしさとのバランスもよく、食感も楽しめます。

ウリ・バカール(Uli Bakar)

ウリ・バカール

こちらもつぶしたもち米を使ったお菓子ですが、ウィンコよりもしっかりとかためで、ずっしりとした食べ応えがあります。表面を焼いたもち米の香ばしさも特徴です。

ウリ・バカール

中には、ココナッツフレークとヤシ砂糖を混ぜたものが入っています。少し焼き直すと表面の香ばしさが増し、よりおいしくいただけます。

ワジック・パンダン(Wajik Pandan)

ワジック・パンダン

こちらももち米を使ったお菓子ですが、焼かずに蒸しているため、むっちりとした食感です。パンダンの香りがしっかり感じられ、甘みと塩味はほかのジャジャンよりやや強め。

中に具は入っていませんが、小さくても食べ応えがあり、朝食にもよさそうです。

オンゴル・オンゴル(Ongol-Ongol)

オンゴルオンゴル

タピオカ粉やサゴ粉、ヤシ砂糖などを使って作る、ぷるんと弾力のあるお菓子です。表面には細かく削ったココナッツがたっぷりまぶされています。

オンゴルオンゴル

ヤシ砂糖のコクのある甘さに、ココナッツの風味とほどよい塩味が加わり、もちもち、ぷるぷるとした食感も楽しめます。

ワジック(Wajik)

ワジック

もち米をココナッツミルクなどで炊き上げた、むっちりとした食感のお菓子です。

ワジック

今回の詰め合わせは2種類で、茶色はヤシ砂糖のコクのある甘さ、白はしっかりとした塩味。甘い、しょっぱいを交互に楽しめる組み合わせでした。

ゲトゥック・リンドリ(Getuk Lindri)

ゲトゥックリンドリ

蒸したキャッサバをつぶし、砂糖などを加えて作る昔ながらのお菓子です。やわらかく、ほろっと崩れながらも少しもっちりとした食感で、キャッサバの素朴な甘さが楽しめます。

ゲトゥックリンドリ

カラフルな見た目も特徴で、今回は黄色とピンクの2色。上にのった塩味のあるココナッツと一緒に食べると、甘さとのバランスがちょうどよくなります。

クレポン(Klepon)

クレポン

もち米粉の生地でヤシ砂糖を包み、茹でてからココナッツをまぶした、インドネシアを代表する伝統菓子のひとつです。もちもちの生地を噛むと、中からとろりと甘いヤシ砂糖が広がります。

クレポン

バリ島でもとても人気があり、できたてに出会えたらかなりラッキー。まだ温かいクレポンは、噛んだ瞬間に中の溶けたヤシ砂糖がとろっと飛び出すので、一口で食べるのがおすすめです。

プディン・サンタン(Puding Santan)

プディン・サンタン

ココナッツミルクに砂糖や寒天などを加えて冷やし固めた、シンプルなプリンです。口当たりはなめらかで、ぷるんとした少しかための食感。

ココナッツミルクのまろやかな風味とやさしい甘さで、暑いバリ島でも食べやすい、さっぱりとしたお菓子です。

ビカ・アンボン(Bika Ambon)

ビカ・アンボン

インドネシアの伝統菓子で、特にメダンの名物として知られています。タピオカ粉、卵、ココナッツミルク、砂糖などを使い、発酵させて焼くことで独特の弾力が生まれます。

見た目はカステラのようですが、食感はまったく別物。しっとり、むっちりとして少し生っぽさもあり、パンダンの香りと卵のコクもしっかり。初めて食べましたが、この何ともいえない食感がクセになりそうです。

バクパオ・チョコラット(Bakpao Cokelat)

バクパオ(チョコラット)

ふわふわの蒸しパン生地の中に、チョコレートが入ったバクパオです。今回いただいたものは、とにかく生地がふわふわでやわらかく、チョコレートの甘さともよく合います。

バクパオ(チョコラット)

時間がたつと、このふわふわ感がだんだん弱くなるので、できれば買ってすぐ、その場で食べてみてください。

ダダール・グルン(Dadar Gulung)

ダダールグルン

個人的に一番好きなジャジャンで、日本人にも人気があります。パンダンの香りがする生地は、もちもち、むっちりとしていて、ほんのり塩気もあります。

ダダールグルン

中にはココナッツと砂糖を合わせた具がたっぷり。全体的にやさしい甘さで、生地の塩気とのバランスもよく、ついまた食べたくなる味です。

クエ・サス(Kue Sus)

クエ・サス

インドネシア版のシュークリームのようなお菓子です。軽いシュー生地の中に、今回のものはバタークリームがたっぷり入っていました。

一般的なカスタードクリームのシュークリームとは少し違い、バタークリームの甘さとコクがどこか昔懐かしく、駄菓子のような親しみやすさを感じます。

ドナッ・チョコラット・メセス(Donat Cokelat Meses)

ドナッ・チョコラット・メセス

小さめサイズの焼きドーナツに、チョコレートとカラフルなスプレーをトッピングしたお菓子です。揚げていないので軽く、甘さも控えめ。

見た目も大きさも味も子ども向けで、今回いただいた中では一番「駄菓子」に近い印象でした。

ブラウニス・チョコラット・カチャン(Brownies Cokelat Kacang)

ブラウニス・チョコラット・カチャン

チョコレート生地にナッツをのせたブラウニーです。日本の濃厚なブラウニーと比べるとチョコレート感は控えめで、どこか素朴な味わい。

海外のケーキ屋さんなどで見かける、少し軽めのブラウニーに近い印象でした。

パイ・ブア(Pie Buah)

パイ・ブア

バターの風味がしっかりしたタルト生地に、口どけのよいカスタードクリームとフレッシュで甘いフルーツをのせた小さなフルーツタルトです。

姪たちの間では今いちばん人気で、実際に食べてみると想像以上のおいしさ。本格的なケーキ屋さんのプチフールのような仕上がりで、少し驚きました。もちろん、お店によって味には差がありそうです。

レンペル・アヤム(Lemper Ayam)

レンペル・アヤム

ココナッツミルクで炊いたもち米の中に、ほんのり甘辛く味付けした鶏肉を詰め、バナナの葉で包んだ軽食です。

レンペル・アヤム

もちもちしたもち米に、程よい味付けの鶏肉がよく合い、バナナの葉の香りもほんのり移っています。小さいながら食べ応えがあり、朝食にもぴったりです。

テルール・プユー(Telur Puyuh)

テルールプユー

うずらの卵をゆでたシンプルな軽食です。すでに程よい塩味がついていて、殻をむけばそのまま食べられます。

手軽につまめるので、見かけるとつい買ってしまう一品。私はそのまま食べるほか、料理の添え物として使うこともあります。

このように、甘いお菓子から朝食や軽食になるものまで、ジャジャン・バリの種類は本当にさまざまです。
少し図鑑のような内容になりましたが、それだけジャジャン・バリにはたくさんの種類があります。

今回ご紹介した中で気になるジャジャンがありましたら、このページの写真をスマートフォンで見せるなどして、現地で探す際に役立ててもらえたらうれしいです。

最後に

今回は、バリ島で日常的に親しまれている「ジャジャン・バリ(Jajan Bali)」をご紹介しました。

私がジャジャン・バリの好きなところは、もちもち、むっちり、ぷるぷるとした独特の食感。ほのかな甘さの中に、ほどよく効いた塩味があり、これがまたクセになります。そして、ひとつひとつが小さめサイズなのもいいところ。いろいろな種類を少しずつ楽しめますし、なんといっても値段が安いので、気になるものをあれこれ買えるのもうれしいです。

友達やご家族と一緒に、いろいろ選びながら、わいわい食べ比べるのもいいですね。

多くの種類が並ぶ市場のジャジャン

ジャジャン・バリは日持ちしないものが多いので、購入したものはできるだけその日のうちに食べてください。特に、生菓子のようなものは傷みやすいため、なるべく早めに食べるのがおすすめです。

市場は早朝から開いており、道路沿いのジャジャン屋さんは朝6:00頃から営業し、昼頃までには店じまいします。バリ島の朝は比較的涼しく、散歩するのも気持ちがいいので、少し早起きしてジャジャンを探しながら歩いてみるのもいいですね。

バリ島を訪れた際は、ぜひお気に入りのジャジャンを見つけてみてください。

※記載している価格は2026年9月現在の目安です。お店や商品によって価格は異なります。日本円への換算額は為替レートによって変動します。

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2014年に日本からバリ島へ移住。現在は夫・猫の姉妹と暮らしている主婦です。バリ島のおすすめ情報からディープなバリ島の姿まで、幅広い内容を在住者目線でお届けします!どうぞよろしくお願いします♪

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