

フランスといえば多くの観光地を抱える観光大国。それだけでなく、ファッション、グルメと旅行者を引きつける魅力が溢れる国です。ですが、そんな観光的な一面ではなく、フランスに住む人のように現地のイベントを体験してみたいと思っている人はいませんか?そんな違った角度で旅を楽しみたい人のために、今回は夏を満喫できるパリの人気イベントをご紹介します。海外の現地イベントの情報は、日本からは得られにくい場合も多いですよね。実際にパリジャンに人気のイベントを在住者が厳選したので、夏にパリを訪れる人はぜひ参考にしてくださいね。
目次
- パリの音楽祭
- パリでビーチ気分を楽しめる夏の人気イベント『パリプラージュ』
- 無料で楽しめる夏限定『パリの野外映画』
- セーヌ川とサンマルタン運河で遊泳|パリの新しい夏の楽しみ方
- フランス最大級の夏イベント『パリ祭(7月14日)』
- まとめ
パリの音楽祭
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<音楽祭で演奏するバンドグループ>
音楽祭は毎年夏至の日に行われる音楽イベントです。おもに夕方から真夜中まで街のいたる所で音楽が鳴り響き、みんな自由に歌ったり踊ったりして街はかなりにぎやかになります。
イベントホールやジャズバー、クラブなどでの有料コンサートなどもありますが、街頭でのバンド演奏やDJなど無料で楽しめるものが多く、観光客でも参加しやすいのがこの音楽祭のいいところ。むしろ、街を歩いているだけで音楽が聞こえてくるので、音楽祭への参加は必須のようなもの。音楽のジャンルやスタイルに制限はなく、さまざまな音楽にふれることができるのも魅力です。
この音楽祭の楽しみ方としておすすめなのは、ひとつのエリアを決めて、そのなかで街散策ならぬ音楽散策をする、というもの。わたしは今年の音楽祭はサンマルタン運河エリアに行ってみましたが、かなりにぎやかでいろんな音楽が聞こえてきましたよ。DJ、ロックバンド、サンバ、ポップミュージックなど、どんな音楽にもフランス人はノリノリで踊っていました。
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<音楽祭を楽しむためにサンマルタン運河エリアに集まった人々>
この日は気温が40℃近くまで上がる猛暑日だったにもかかわらず、道路を埋め尽くすほどの参加者の数で、パリジャンがどれだけ音楽祭を心待ちにしていたのかを実感しました。
音楽祭はパリに夏の始まりを知らせる鐘のようなイベントです。賑やかな音楽で夏に向けて気分を盛り上げていくのにもってこいですよ。音楽が好きな人もそうでない人も、ぜひ参加してみてくださいね。
パリでビーチ気分を楽しめる夏の人気イベント『パリプラージュ』
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<セーヌ川沿いに並ぶパラソル>
パリの夏に欠かせないイベントといえばパリプラージュです。"プラージュ"とは、フランス語でビーチを意味する言葉。海のないパリでもビーチ気分を楽しもう、というパリ市をあげてのイベントです。
パリプラージュの会場は2か所あります。パリ中心部のセーヌ河岸と19区のラヴィレット貯水池です。それぞれの会場では、夏を満喫できるアクティビティが用意されていて、どれも無料で体験できます。
パリプラージュをもっとも象徴する場所は、ビーチライクに演出されたセーヌ河岸。ビーチチェアとパラソルが並び、海辺にいるような気分で日光浴したりアペリティフを楽しんだりできる、パリプラージュのマストスポットです。平日の仕事終わりに立ち寄る人も多く、夕方頃からはかなりの賑わいをみせます。週末ともなれば、お昼すぎからすでにビール片手にくつろぐ人の姿も。セーヌ河岸からはきれいな夕日も見えるので、夕暮れ時に行くのもおすすめですよ。
そのほかにセーヌ河岸では、フランスの国民的スポーツであるペタンクやテーブルサッカーなどを楽しむこともできます。子ども向けのアクティビティもあるので、家族連れにもおすすめです。
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<ラヴィレット貯水池に設置されたプール>
もうひとつのパリプラージュ会場であるラヴィレット貯水池は、パリ最大の人工池。観光地としても人気のサンマルタン運河へとつながる場所です。ラヴィレット貯水池で楽しめるプログラムは水中アクティビティが中心。貯水池の一角に作られたプールでの遊泳、カヤックやカヌー、ジップラインなどが体験できます。アクティブにパリプラージュを楽しみたい人にはラヴィレット貯水池が断然おすすめです。水着を持参してパリプラージュを楽しみましょう!
無料で楽しめる夏限定『パリの野外映画』
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<セーヌ川沿いで開催された野外映画>
パリプラージュについでパリで人気の夏のイベントが野外映画です。野外映画は、日が落ちて暗くなってから屋外に設置された巨大スクリーンで映画上映を楽しむイベント。公園などを中心にいろいろな場所で開催され、そのほとんどが参加無料です。
パリは昼間は暑くても夜になるとかなり気温が下がるので、外では寒く感じるほど。しかし今年の夏は猛暑日が続いていて、冷房設備が少ないパリでは室内よりも夜風にあたって過ごすほうが気持ちよく過ごせます。野外映画は涼しく夜を過ごすにはぴったりのイベントなんです。
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<ラヴィレット公園の野外映画>
もっとも有名なパリの野外映画は、19区にあるラヴィレット公園で開催されるもの。ラヴィレット公園はパリ最大の複合型公園で、映画はその一角の芝生の広がる広場で上映されます。
会場はとても広いので予約の必要はなし。自分たちで飲食物を持ち込んで食べたり飲んだりしながら映画を見ることもでき、自由度の高い野外映画です。もちろん会場内にドリンクスタンドなどもあるので、その場で購入することもできます。ビーチチェアの貸し出しもあるので、手ぶらで行って気軽に楽しめるのが魅力です。
ラヴィレット野外映画のほかには、ルーヴル美術館やパリ造幣局博物館の中庭で開かれる野外映画なんていうのもあります。歴史的建造物の敷地で映画を鑑賞するのは、映画館とも公園での映画鑑賞とも違う、パリならではの体験です。
ルーヴル美術館もパリ造幣局博物館も予約必須でなおかつ席数が少ないため参加するのは少し難しいですが、ぜひ予約にチャレンジしてみたいですね。
開催地によって違いますが、野外映画は6月から9月頃まで開催されています。長い期間開催されているので、夏の間はいつでも楽しめますよ。
セーヌ川とサンマルタン運河で遊泳
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<サンマルタン運河で日光浴や遊泳を楽しむパリジャン>
パリオリンピックの遺産として今もパリジャンに親しまれているのが、セーヌ川とサンマルタン運河での遊泳です。
パリ市は、パリオリンピックでセーヌ川を競技会場として使うために何年もセーヌ川の浄化に取り組んでいました。セーヌ川で競技を行うことには賛否両論ありましたが、セーヌ川の水質は昔と比べて向上。そして今でもパリジャンが泳げるくらいの水準に保たれています。加えて近年の猛暑の影響で、遊泳希望者は増加。パリは海から遠いため、メトロですぐに泳ぎに行けるセーヌ川とサンマルタン運河での遊泳は年々体験する人が増えています。
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<サンマルタン運河で日光浴や遊泳を楽しむパリジャン>
40℃近くまで気温が上がった6月の日曜日にサンマルタン運河へ行ってみましたが、運河沿いは水着姿のパリジャンでいっぱい!水のなかで涼む人もいましたが、日光浴を楽しむ人のほうが多いようでした。フランス人のあいだでは焼けた肌が人気なので、日焼け目的で来る人も多いのかもしれません。それでも浮き輪でプカプカと浮かんでいる人もいて、みんなそれぞれ楽しそうでしたよ。
実際に川の水を見てみると、正直、水質に不安を感じずにはいられません。しかし、水質検査は毎日実施され、基準を下回る場合は遊泳は禁止されるとのことです。
セーヌ川やサンマルタン運河で泳いだ、なんて話のネタにもなりそうですよね。ちょっと変わった思い出を作りたい、という人はぜひチャレンジしてみてくださいね。
フランス最大級の夏イベント『パリ祭(7月14日)』
パリ祭はフランス革命を記念して開かれる、国をあげての祝賀行事です。フランス革命の発端となったバスティーユ襲撃事件が起こった7月14日に制定されています。フランス革命といえば、フランス史における重要な出来事。それを記念する行事に立ち会うのは旅行中のイベントとして悪くはないのではないでしょうか。
パリ祭には1日を通してさまざまなプログラムが予定されています。メインとなるのは、軍事パレードと夜のコンサートに続く打ち上げ花火。さらに、前日の夜から明け方にかけて行われる消防士のダンスパーティーも若者に人気のイベントです。
軍事パレードはシャンゼリゼ通りからコンコルド広場にかけて行われます。フランスの陸海空軍に加えフランス警察や外国の部隊も参加。アクロバット飛行なども披露され、見応えのあるパレードです。
そしてパリジャンが本気を出すのは、夜の打ち上げ花火。エッフェル塔から打ち上げられる花火は、派手で日本の花火とはまた違った魅力があります。近年はドローン花火も組み込まれてより一層華やかになり、パリジャンが楽しみにしているイベントのひとつです。
花火観賞のベストポジションはエッフェル塔ふもとのシャンドマルス公園。エッフェル塔すぐ近くで正面に見ることができる場所なので、花火を間近できれいに見ることができます。また、花火打ち上げの前にはコンサートも開かれ、それを鑑賞できるのはここだけ。そういうわけで、シャンドマルス公園では花火の何時間も前から場所取り合戦が始まります。
しかし、シャンドマルス公園に鑑賞場所を確保するにはかなりの時間と労力を使うので、よほどの熱意と覚悟がなければおすすめしません。シャンドマルス公園以外にも花火が見える場所はたくさんあるので、ほかの場所を探すほうが効率的です。個人的には、遠くてもエッフェル塔を真正面に見える場所を選ぶのがおすすめ。理由は、花火はエッフェル塔正面から見たときに美しく見えるようにデザインされているからです。エッフェル塔の側面が見える位置だと、ドローン花火の模様などが分かりづらく感動が半減してしまいます。
パリ市内で花火が見える場所は定番化していて、どこもそれなりの混雑具合です。これくらいの時間に出ればいいかな、と思う時間の1時間前に出るくらいでちょうどよかったりするので、とにかく早めに家を出ましょう。パリ祭の花火はエッフェル塔から打ち上げられる唯一の花火。パリジャンと一緒にパリの夏の花火を楽しみましょう。
まとめ
夏のパリはカラッとした晴れの日が多く、旅行にはもってこいの気候です。近年は猛暑日が増えパリジャンもその暑さに参っていますが、パリプラージュや遊泳など暑いからこそ楽しめるイベントもあります。水分補給をこまめにし、パリの暑い夏を楽しんでくださいね。
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ちゃこ
- フランスへのワーキングホリデーと語学留学を経て、現在はフランス人パートナーとともにパリ郊外に住んでいます。カフェとブロカント巡りが大好き。将来は南仏でのんびり暮らすのが夢です。パリをはじめ、フランス各地の新鮮な情報をお届けします!































