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【イギリス】セール事情を知ってショッピングをよりお得に楽しもう!

英国内での物価高が叫ばれ続けている昨今。それに追い打ちをかけるように、日本からの旅行者にとっては辛い円安英ポンド高という状況。この1年ほど1ポンドは190円前後で推移しています (2025年1月現在)。そんな中、少しでもお得にイギリスでのショッピングが楽しめるよう、こちらでのセール事情をまとめてみました。
目次
イギリスの一般的なセール時期はいつ?
<英国を代表するファッションブランド、NEXTのセールでは10ポンド以下への値下げもたくさん!>
なんだかんだいって、1年中何かしら常に「SALE」という表記を街中で目にするものの、一般的には下記がセール時期として知られています。
- ボクシング・デー・セール:クリスマスの翌日、12月26日ボクシング・デー (Boxing Day) に始まるセール。クリスマス後の一大バーゲンとして知られており、ファッションや家庭用品 (家具、寝具、装飾品など) のお得品を求め、26日にこぞってショッピングに出かけるのがお約束。その後数週間に渡りセールが続くところが多い。デパートやショッピング・センターでは、全館挙げてセールが行われ、それに対応したディスプレイを見比べるのも楽しい
- 1月セール/ウィンター・セール:ボクシング・デー・セールから引き続くセールや、1月1日より新たに始まるセールなど
- イースター・セール:イースター休暇時期のセール。イースター (復活祭) の日程は毎年異なる
- サマー・セール:6月~8月
- ブラック・フライデー・セール&サイバー・マンデー:11月後半。コンピューター、家電関連が特に多い傾向。クリスマス商戦で割引が大々的に行われる
昔は実際に街中へショッピングに出かけていくのが伝統的でしたが、今日では当然オンライン・ショッピングでも同様にセールが行われています。
>>過去記事:『覚えておくと便利!イギリスのホリデーシーズン』はこちら
ブランド品も通年お得にゲット!TK Maxx
老若男女問わず、ファッション関連の人気ブランドのアイテムが1年を通じてお得に入手できるのが、TK Maxxというチェーン店です。洋服や靴、カバン、アクセサリー、そして家庭用品など、アウトレットであったり、シーズン落ちしたものが主ではありますが、DKNY、Calvin Klein、Nikeといった世界的な人気ブランドのアイテムを含む、幅広い商品が常に通常価格を下回るお値段で提供されています。
たとえば、こちらは某有名ブランドのトップス。元値210ポンドの品が59ポンド!
TK Maxxはしかし、その広い店内においてブランドごとに商品が仕切られている訳でもなく、「女性アウター、サイズM」といった形でごっそりまとめて陳列されています。そのため、すべての品を見て、自分好みのものを見つけるには、かなりの時間と体力を要するので、体調の良い日に気合を入れて臨むのがおすすめです。コヴェント・ガーデンやオックスフォード・ストリートなど、ロンドンの中心街にもいくつか店舗があるので、ぜひ観光の途中に立ち寄ってみてください。
TK Maxx Covent Garden
- 住所:15-17 Long Acre, Covent Garden, London WC2E 9LH
- 電話番号:+442072408042
- 営業時間:月~土曜 9:00~20:00 日曜12:00~18:00
- 公式サイト:TK Maxx Covent Garden
覚えておきたいセール関連の用語
セールの時期だけではなく、通年行われているお得なセール商品もあります。それはファッション関連のみではなく、本屋さんやドラッグストア (英国では「ファーマシー」または「ケミスト」と呼ばれています) など他業種の店舗でも同様です。良く使われているディスカウントの用語には次のようなものがあります。
- Buy 1 Get 1 Free:この表示のある商品をひとつ買うと、もうひとつ無料で入手できる
- 3 for 2:この表示のある商品を2つ買うと3つ目が無料
- Buy 1 Get One Half Price:この表示のある商品をひとつ買うと2つ目が半額で購入できる。書店で多く見られるパターン
- Mix and Match:まったく異なるタイプの商品であってもMix and Matchの表示がついている商品であれば組み合わせて3 for 2 などの割引が適用される
例:Tシャツ+セーター+パンツ、など
こちらは全国各地のショッピングモールや空港、ハイストリートに多く店舗を構えている大型書店、ウォーターストーンズ (Waterstones) の児童書のディスプレイ。新刊やベストセラーなどが常にセール対象となっています。
Waterstones London - Piccadilly
- 住所:203/206 Piccadilly, London, W1J 9HD
- 電話番号:+442078512400
- 営業時間:月~土曜 9:00~21:00 日曜12:00~18:00
- 公式サイト:Waterstones London - Piccadilly
※書店としてはヨーロッパ最大の規模を誇るピカデリーの旗艦店
セール情報に関して注意が必要なこと
セールの対象となる組み合わせになっているか良く確認!
すぐ近くの棚に置いてあって、同じようなセール表示がついていても、その組み合わせでは割引対象にならない、なんてことも!たとえば、まるっきり同じ商品を2つ買った場合のみ、ひとつが無料となるのか。または、同じカテゴリーの別アイテム (たとえば、同じブランドで異なるヘアケア用品) を2つ選んでもOK、など、よく確認してからレジに持っていきましょう。
割引や無料扱いになるのは、組み合わせで一番安いアイテム!
たとえば、3 for 2 の割引対象の商品の組み合わせとして、10ポンド、9ポンド、8ポンドの物をひとつずつ選んだとします。その場合、無料の対象になるのは3つのうち一番安い8ポンドのものとなり、合計金額は19ポンドになります。3つとも同じ額のもの、たとえば10ポンドのものを3つ選んだ場合は、合計は20ポンドとなります。
Buy 1 Get 1 Freeでも、Buy 1 Get One Half Price でも同様に、無料または半額対象となるのは、選んだ組み合わせの中で最低金額のものになります。
Up to xx%の表現に注意!
最大で70%オフ!なんていう表示を見るとワクワクしてしまいますが、実際には割引率が大して大きくない「セール品」もあります。元の値を確認し、惑わされず、本当にお得なのかどうかを見極めて購入するのも大切です。
Extra off がきちんと適応されているかも確認!
「店舗内すべてセール表示からさらに10%オフ!」なんて表示がある場合は、そのさらなる10%の割引が最終的な金額にちゃんと反映されているか、会計時やレシートで確認しましょう。場合によってはそうした表示があるにも関わらず、レジではそれに伴う値引きが適応されていない、なんて事態もよくあります。少しでも店内での案内と違うと思ったら、店員さんに聞いてみてください。イギリスでは「言わない者負け」になってしまいますので、物怖じせず申し出て大丈夫です。
セール品は返品不可の場合も!
返品不可であったり、返品までの期間が短い場合があったりしますので、特に高価なものは購入前のご確認をおすすめします。
上2点の写真は南東ロンドン、ブロムリー (Bromeley) にあるショッピングセンター、The Glades内のブティックの様子です。大きすぎ&混み過ぎているショッピングセンターは苦手!という方には利用しやすい規模感のThe Gladesは、ロンドン中心街のヴィクトリア駅から最寄のBromley South駅まで電車で約20分、そこから徒歩6分と、意外と簡単に訪れることができます。
The Glades
- 住所:64 High St, Bromley BR1 1DN
- 電話番号:+442083139292
- 営業時間:月~土曜 9:00~19:00 日曜11:00~17:00
- 公式サイト:The Glades
さいごに
<主に十代前半向けのアクセサリー店、クレアーズ (Claire's) では「3つ買ったら3つ無料」とのこと!>
洋服や靴をお探しの小柄の方にちょっとおすすめなのが、ティーン向けのアイテムです。英国では子ども服や靴には税がかからないため、大人向けの商品に比べ、大分低い値段で購入できるのです(英国の値札は税込み価格の表示です)。
こちらのティーンは大柄な子も多いため、日本人なら大人でも普通に着用できるサイズがあり、デザイン的にも大人が使っても問題ないような商品が結構あります。
たとえば英国を代表するデパート、マークス・アンド・スペンサー (Marks & Spencer) では、13~14歳向けのアイテムの身長表記は男女を問わず164cm。男子15~16歳用のサイズを見ると、身長は176cm!女子では同年齢の身長表記は無いものの、バストが91~95cm、ウェスト71~73.5cm、ヒップ96~100cmとのことなので、問題なく着用できる方も多いのではないでしょうか。
靴も同様に、UKサイズの「7.5」は日本の約26cmに相当しますから、ぜひこちらもチェックしてみてください。
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ハル・リーチ
- 音楽、映画・演劇・TV、サッカーなど、UKカルチャーをこよなく愛す。2001年よりロンドン在住。以来、会社員&ものかき業を継続中。