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【日本百名山】24座目は大台ヶ原山を周回するはずが...(奈良県・三重県)

こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
今回登った日本百名山は大台ヶ原山(おおだいがはらやま)です。遠い昔に下見で登ったことがありますが、プライベートでは登ったことがない日本百名山です。今回、日程を決め、現地まで向かいましたが、天候は雨。「てんきとくらす」の予報を見ても終日Cランク。本来、Cランクの予報が出ていた時は登らないのですが、山頂への往復だけだと1時間程度なので、山頂へタッチだけの目的で登ってきました。
本来の大台ヶ原山は山頂まで行き、そこから東大台と呼ばれる地域を時計回りに周回するのが一般的な登山コース。次回の楽しみにとっておきます。
それではご覧ください。
目次
日本百名山24座目 大台ヶ原山
大台ヶ原山
大台ヶ原山(おおだいがはらやま)は奈良県と三重県の県境にある標高1,695mの山。山頂(最高点)は日出ヶ岳(ひでがたけ)です。周辺に広がる標高1,300~1,600m級の大地を大台ヶ原と呼び、吉野熊野国立公園の一部として指定されています。
一般的に登山コースは東大台となり、西大台は自然環境を保持して自然体験の場として立入人数が制限されています。東大台の登山途中に大蛇嵓(だいじゃぐら)と呼ばれる展望スポットがあり、ここから見る大峯山系の眺望は素晴らしいです。
登山概要
- 登山日:2024年11月2日
- 天候:雨
- 日本百名山24座目:大台ヶ原山【奈良県・三重県】
- 標高:1,695m
- 登山ルート:大台ヶ原山往復コース(大台ヶ原ビジターセンター駐車場から大台ヶ原山の山頂を往復するコース)
- 距離:3.7km
- 標高差:200m
- 所要時間:1時間29分(休憩なしの場合)※僕は休憩時間を含め1時間25分でした。(本降りの雨だったので早々に撤退しました)
- 公表されている難易度(無冠雪期):初級者向け
- 僕が登山して感じた難易度(無冠雪期):初級者向け
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登山道の特徴と注意点
- 登山道はすべて整備されています。とても歩きやすいです
- 途中の分岐から大台ヶ原山の山頂までの区間が少し急な坂と階段が続きます
- 弁当など飲食できる広いスペースは大台ヶ原山の山頂になります
- 山内にはトイレがありません。携帯トイレを持参してください
- 山内には売店や避難小屋はありません。飲食物は事前に用意しましょう
- 登山届を必ず提出しましょう
- 雨が多い地域です。雨具は必ず持参してください
- 雨が多いので登山道はぬかるんでいることがあります。足を滑らせないように注意してください
- 雨天時の木道や木の階段は滑りやすいです
- 登山初級者向けのコースです。山頂までの往復であれば運動靴でも大丈夫ですが、周回する場合は、しっかり登山装備を準備してください
- 12月上旬から4月中旬まで雪山になります。途中のアクセス道路も閉鎖されます
- 悪天候および悪天候の予報が出ている時は入山しないようにしましょう
- 山岳保険は必ず加入しましょう
- ゴミは必ず持ち帰りましょう
【要注意】大台ヶ原は東大台エリアと西大台エリアに分かれています。一般的なのは東大台エリアです。西大台エリアは事前に申請手続きが必要となります。
【登り】大台ヶ原駐車場から大台ヶ原山山頂へ
大台ヶ原駐車場は大台ヶ原ビジターセンター前にあります。料金は無料です。
大台ヶ原ビジターセンターです。登山日の天候は雨。結構降っています。周回コースを楽しみにしていただけに残念です。
登山口です。登山マップがありますので、登山ルートを確認します。
【10:10発】それでは山頂に向け出発します。
【10:11】すぐに尾鷲辻(右方向)への分岐点にさしかかります。僕はまっすぐ(左方向)進みます。
【10:12】続いて苔探勝路(左方向)との分岐点です。雨が降っていますので、僕はまっすぐ進みます。
大台ヶ原山は年間を通して雨が多い地域です。雨が降るとこのように登山道が水びたしになります。
コース道も整備され歩きやすく一般向けのコース設定です。
登山道には案内板や動植物の解説板が設置され随所で楽しめます。
【10:33】登山道に地上に湧き出た水の流れがありました。
【10:34】登山道が緩やかな上り坂になっていきます。
【10:42】分岐点です。右に行くと正木峠、大蛇嵓方面、左に行くと日出ヶ岳(ひでがたけ)方面です。正面は展望台です。
展望台です。晴れていれば志摩半島や熊野灘、遠くに富士山まで見ることができるそうです。
そのまま山頂へ向かって進みます。
最後に階段を上ります。
山頂の建物が見えてきました!
【10:49着】大台ヶ原山(日出ヶ岳)の山頂に到着しました。10:10に麓を出発しましたので登りは39分でした。
大台ヶ原山頂
大台ヶ原山(日出ヶ岳)の山頂は広いスペースがあり、お弁当など飲食も可能です。
山頂には展望台があり、1階部分はベンチが設置されています。
2階部分は展望台になっています。
展望台からの眺め...なんも見えん!
晴れていたらこんな雄大な景色が楽しめるのですが...。
この先は大杉谷です。中級者以上のコースとなり、非常に危険なコースだそうです。間違って迷い込まないように気をつけましょう。
【下り】大台ヶ原山山頂から大台ヶ原駐車場へ
【10:58発】山頂にいても何もないので下山を開始します。
【11:00】分岐点です。まっすぐ進めば周回コースなのですが...。
雨の日は雨の良さがあると自分に言い聞かせて...。
横に流れる渓流の音に耳をすませて進みます。
足元を見ると登山道がモミジで彩られていました。
【11:34着】大台ヶ原駐車場に帰ってきました。10:58に出発しましたので、下りは36分かかりました。
大台ヶ原駐車場に面してある公衆トイレです。
上北山村物産店です。ここには売店、食堂、トイレがあります。
大台ヶ原山登山のためのリンク集
大台ヶ原山関連サイト
天気
※僕は山岳天気予報に「てんきとくらす」を使っています。登山指数がABCと3段階あり、A予報なら登る、B予報は検討、C予報は中止するようにしています。
登山
※僕は登山の際、「YAMAP(ヤマップ)」を使っています。GPS機能がついているので濃霧でも迷いにくいです。おすすめします。
日本百名山シリーズ
- 『日本百名山』とは?現在、百名山に挑戦中の僕が解説します:「日本百名山」を解説した記事です。日本百名山の一覧や資料などを掲載していますので参考になると思います。
- ライター・中尾の『日本百名山』登山レポート:僕が「日本百名山」を登り続ける理由や、これまで登った日本百名山の記事を紹介しています。
※当記事は2024年11月2日に登山した時のものです。登山の際は常に最新情報を入手して危険な目に遭わないようにご注意ください。
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。