大阪の食べ歩きスポットまとめ! 道頓堀や黒門市場など人気エリアを紹介

大阪 食べ歩きイメージ

かつては「天下の台所」と呼ばれ、全国から美味しい食材が集まった大阪は、今でも美食の街として知られています。たこ焼きやうどんなどのカジュアルなものから、寿司やフグちり、肉、スイーツまで、そのラインナップは幅広く、何度行っても新しい発見があることでしょう。お店をはしごしたり、テイクアウトでつまんだりしながら歩くのも楽しいですね。

この記事では、そんな大阪にあるいくつかの食べ歩きスポットを紹介します。大阪を訪れたら、お腹の具合と相談しながら、ぜひ気ままな食べ歩きを楽しんでください。

目次

<1. 大阪の名物グルメは何?>

<2. 道頓堀での食べ歩き>

<3. 黒門市場での食べ歩き>

<4. 新世界での食べ歩き>

<5. 茶屋町での食べ歩き>

<6. 天神橋筋商店街での食べ歩き>

1. 大阪の名物グルメは何?

粉もん料理
<出典元:写真AC

大阪の名物といって真っ先に思いだされるのは、「たこ焼き」「お好み焼き」「うどん、かすうどん」などのいわゆる粉もん料理です。大阪のあらゆるエリアで、気軽に美味しい粉もんを食べることができます。

海に面した大阪では新鮮な魚介類も豊富で、「大衆寿司」の店が数多くあり、お寿司のコスパは抜群。また、昔からフグが好きなことは大阪人の特徴。手軽に「てっちり(フグのちり鍋)」などが楽しめます。

そして大阪と言えば外せないのが「串カツ」。サクサク、もちもちの衣の味わいや「ソース二度付け禁止」のルールなど、大阪の味と文化が凝縮したメニューと言えるでしょう。

その他にも、舌の肥えた大阪人をうならせる質の高い「肉料理」、大阪が発祥の「ミックスジュース」、行列必至のスタイリッシュなカフェなど、今も昔も大阪が発信するグルメからは目が離せません。

2. 道頓堀での食べ歩き

道頓堀
<出典元:写真AC

大阪の中心を東西に流れる道頓堀川のほとりに、あらゆる種類の飲食店が立ち並ぶ、大阪・ミナミきっての繁華街、道頓堀。

グリコやかに道楽をはじめとした巨大看板や食いだおれ太郎の人形、眩しいネオンサインといった「ベタな大阪の風景」が見られる場所です。ここに来れば、まず大阪のグルメはほとんど揃っていると言っても過言ではありません。まさに大阪らしさをギュッと詰め込んだテーマパークのような道頓堀。たくさんの美味しいものを味わいながら、大阪の風情を楽しんでください。

ここではおすすめのお店をいくつかご紹介します。

たこ家道頓堀くくる(たこ焼き)

たこ焼激戦区の大阪でも、「王道」として親しまれている「たこ家道頓堀くくる」。

たこ焼きと明石焼の専門店として、30年以上の歴史を誇ります。その人気の秘密は、創業当時から変わらない製法と独自配合の粉からできる、絶妙な「ふわとろ」の食感です。そして、自慢のタコは新鮮で身がぷりぷり、大きめにカットされています。行列してでも食べたい、というファンが全国からやってくるのもうなずけますね。

イートインもできますが、テイクアウトで散策しながら食べるのもおすすめです。

たこ家道頓堀くくる 道頓堀本店

道頓堀 今井(大阪うどん)

華やかな道頓堀にあって、その落ち着いた佇まいで風格をにじませるのが大阪うどんの名店「道頓堀 今井」です。

今井の特徴は、北海道産の天然昆布と九州産のさば節、うるめ節を使ったこだわりのダシ。上品な薄味ながら、旨味とコクが抜群。ダシは鮮度が命、という信念から、作り置きはしません。大阪うどんの特徴は、こうしたこだわりのダシと、「太め、柔らかめ」のうどん、さらに具材が一体となって味わいを醸し出すところにあります。

今井で一番人気のメニューは、大きな油揚げが入ったきつねうどん。地元の常連の方はもちろん、全国からうどん好きのファンが訪れる名店、ぜひ立ち寄ってみてください。

道頓堀 今井 本店

ワッフルカーン(スイーツ)

2021年の登場以来、道頓堀のスイーツとしてすっかり人気が定着した「ワッフルカーン」。

韓国発祥のスイーツで、定番のワッフルはサクサクもっちりとした食感の中に黒ゴマが入っており、風味も抜群。人気のトッピングは、たっぷりクリームにイチゴなどのフルーツ、またはチョコレートやナッツのクリーム「ヌテラ」など。種類がたくさんあって、何度通っても飽きることがありません。

イートインスペースもありますが、テイクアウト用に器に入れてもらうと、ワッフルの見栄えが半端じゃない! かじりながら道頓堀を散策するのもおすすめです。ここでは、ワッフルはもちろん、フワフワなミルク氷のピンス(韓国風かき氷)も大人気。24時まで開いているので、時間を気にせず道頓堀を楽しんじゃいましょう。

ワッフルカーン 道頓堀店

3. 黒門市場での食べ歩き

黒門市場
<出典元:写真AC

大阪の中心部、ミナミにある黒門市場では、全長約580mものアーケードの下に、約160店舗もの食品店や飲食店が並びます。

もともとはプロの料理人向けの市場でしたが、今では一般市民や観光客が買い物やグルメを楽しみ、活気あふれる市民の台所となっています。中心となる鮮魚店や寿司屋、居酒屋をはじめとして、各種の食堂、ラーメン店、さらに精肉店、漬物や乾物店、スイーツ店など、あらゆるジャンルの商店がぎっしり。

ここでは特におすすめのお店をいくつかご紹介します。このほか、市場内を歩けば、魚介の串焼きやソフトクリームなど気軽な軽食にたくさん出会うことができます。あわせて楽しんでみてください。

黒門市場について詳しくは「初めての黒門市場ガイド! 人気のお店を選んで食べ歩きしてみた」のページもご覧ください。

浜藤(フグ料理)

フグの専門店が多い黒門市場の中で、筆頭に挙がる人気店が「浜藤(はまとう)」。

創業から90年を超える老舗ですが、お店の雰囲気はいたって親しみやすく、気兼ねなく食事を楽しむことができます。

フグの中でも最上級と言われるトラフグのみを使用しており、その歯ごたえや身の締まりに、驚かれる方も多いでしょう。こだわりはフグだけではありません。てっちり(フグちり鍋)のダシは羅臼昆布と枕崎の鰹などの最高品質の材料をふんだんに使い、味の決め手であるぽん酢も浜藤秘伝の特製です。

厚切りのてっさ(フグ刺し)や大きな白子なども大人気のメニュー。お酒の好きな方には味わいが別格のフグのヒレ酒も欠かせません。

浜藤 黒門店

  • 住所:大阪市中央区日本橋1-21-8
  • 公式サイト:浜藤

深廣(海鮮料理)

海鮮料理が人気の黒門市場の中でも、おすすめは1905年創業の老舗である「深廣(ふかひろ)」。

産地から直送される海鮮は、多くのホテルやレストランなどにも納めるほどとあって、鮮度と味はお墨付きです。ここで試したいのはやっぱり「えらんで丼」(時価)。店内で好きなネタを選び、自分だけのわがまま海鮮丼を作ることができます。

店内にイートインスペースがあり、どんぶりの他に、お造りなども一緒に注文することができます。

深廣 本店

  • 住所:〒542-0073 大阪市中央区日本橋1-22-23
  • 公式サイト:深廣

ダイワ果園(フルーツ、スイーツ)

「ダイワ果園」は昭和23年に創業された、国産・輸入の高級フルーツのみを扱う果物専門店。

贈答用に使われるような逸品を全国から取り揃えています。市場での散策や食べ歩きに疲れたら、ここのフルーツジュースやスイーツで一休み。旬のフレッシュなフルーツだけを使ったジュースは、体に沁みわたるようでリフレッシュできること間違いなし。

また、ロールケーキ、ミルクレープ、プリンアラモード、大福など、フルーツをふんだんに使ったスイーツも種類が豊富。

イートインはできませんが、テイクアウトしてかじりながら歩くもよし、宿泊先に持ち帰ってもいいですね。上質なフルーツの自然な甘さに旅の疲れも癒されることでしょう。

ダイワ果園

  • 住所:大阪市中央区日本橋1-22-20
  • 公式サイト:ダイワ果園

4. 新世界での食べ歩き

新世界
<出典元:写真AC

大阪市の南側、浪速区に広がる一大繁華街が新世界です。ディープでレトロな下町、という表現がぴったりの一帯は、まさにタイムスリップした世界を表現したテーマパークのよう。

そんな新世界の美味しいものといえば串カツが有名ですが、そのほかにも様々な大阪名物、B級グルメがなんでも揃います。

ここではおすすめをいくつかご紹介します。そしてここに来たら、ぜひ全高108m、シンボルタワー「通天閣」から大阪を一望する風景も拝んでいきましょう。足の裏をなでるとご利益があるという幸運の神様、ビリケンさんへのご挨拶も忘れずに。

八重勝(串カツ)

大阪で最初に「ソース二度づけお断り」の貼り紙を出したと言われる、昭和22年創業の串カツの老舗「八重勝」。

特徴は山芋入りの衣で、フワフワとサクサクの両方の食感が楽しめます。具材も全体的に大きめなので、食べ応えは抜群。サイドメニューの牛のすじ肉をコトコト煮込んだどて焼きも名物、串カツと一緒にオーダーしましょう。

客席は厨房を囲うような大きなカウンターのみで、串を揚げるライブ感で店内は活気に満ちています。行列必至の人気店ですが、新世界のアーケード「ジャンジャン横丁」にあるため、雨天でも待ち時間に濡れることはありません。八重勝に来れば、これぞ新世界との雰囲気をたっぷり味わえることでしょう。

八重勝

  • 住所:大阪市浪速区恵美須東3-4-13
  • 関連サイト:八重勝(食べログ)

千成屋珈琲(ジュース、スイーツ)

今では喫茶店の定番メニューとなっているミックスジュース。実はその発祥の店が、ここ「千成屋珈琲」と言われています。

昭和23年、新世界のジャンジャン横丁で創業された果物店でフルーツを独自配合でミキサーにかけ、販売したのがその始まりでした。その後喫茶店となり、今でも昭和レトロな風情を残す店として親しまれています。

ミックスジュース以外にも、サイフォンで淹れたコーヒー、スイーツはプリンアラモードやホットケーキ、プリンなど、どこか懐かしいメニューが盛りだくさん。大阪での散策の休憩スポットとして覚えておきたい、とっておきのお店です。

千成屋珈琲

  • 住所:大阪市浪速区恵美須東3-4-15
  • 公式サイト:千成屋珈琲

5. 茶屋町での食べ歩き

茶屋町
<出典元:写真AC

コテコテの大阪らしさが溢れるミナミのエリアとは打って変わって、ショッピングビルや百貨店が立ち並ぶキタ。中でも梅田に近い茶屋町は、新しいビルや高架下に次々とスタイリッシュで個性派のお店が誕生し、観光や散策にぴったりのエリアです。

ここでは、茶屋町で出会える新しい大阪グルメのお店をいくつかご紹介します。

ホルモン酒場 鬼に金棒(肉料理)

お肉を中心としたメニューが人気の焼肉居酒屋「ホルモン酒場 鬼に金棒」。

5秒で焼きあがる黒毛和牛A5ランクのサーロインや、名物塩ホルモンなどが手の届く価格で楽しめるとあって、若い人で大賑わい。

中でもSNSを騒がせているのはランチメニュー。夜と同じく、A5ランクの黒毛和牛を使用したランチ限定の和牛とろもも(肉まぶし)は、サシも見事なお肉のお重がなんと1,000円台。卵黄をつぶしてまぶしたり、締めはお茶漬けにもできたりと、まさにひつまぶしの要領で何度も楽しむことができます。行列も覚悟して、ぜひ1度訪ねてみてください。

ホルモン酒場 鬼に金棒 梅田茶屋町店

串揚げキッチン だん(串揚げ)

大阪で串カツ、串揚げと言えばB級グルメのイメージですが、「だん」ならば女子会でもデートでも使えるオシャレな店内で串揚げが楽しめます。

だんの姉妹店はミシュランで1つ星を獲得している名店で、レベルの高さはお墨付き。串揚げのネタも、黒毛和牛、天使の海老、フォアグラなど高級食材が目白押しですが、価格はリーズナブルに抑えられていますので安心です。マグロの寿司やイクラなども串揚げのメニューにあり、食べるまでどんな味か想像もつきません。ワクワクの新しい串揚げの世界を楽しんでみてくださいね。

串揚げキッチン だん 梅田店

パンビュッフェ&肉イタリアン 茶屋町 ファクトリーカフェ(カフェ)

女性に人気のカフェが多く立ち並ぶ茶屋町の中でも、常に行列が絶えない店として知られるのが「ファクトリーカフェ」。

高架下に広がる店内は敷地100坪と広々。足場板やアイアン素材を多用したインテリアや配管を見せた天井はまさに「倉庫」の雰囲気を残しつつ、スタイリッシュな印象に仕上げられています。

お昼はパスタやハンバーグなど数種類から選べるランチメニューを頼むと、無料で惣菜パンの食べ放題とドリンクの飲み放題がついてきて、さらに時間も無制限でお得すぎる!と大人気。夜は一転、落ち着いた照明の中でぐっとムーディーに、ワインやイタリアンを楽しめます。茶屋町でのカフェごはんと言ったら、まず訪ねてみたいお店です。

パンビュッフェ&肉イタリアン 茶屋町 ファクトリーカフェ

6. 天神橋筋商店街での食べ歩き

天神橋筋商店街
<出典元:写真AC

大阪市北区の天神橋筋は、もともと大阪天満宮の門前町として発展してきたエリアで、かつては近くに市場もあったことから、庶民の盛り場として大いに賑わってきました。

現在の天神橋筋商店街は、全長がなんと2.6km! 天神橋1丁目から7丁目まで広がる、この日本一長い商店街には、飲食店、衣料店、雑貨店、娯楽施設など何でもござれ。約600店舗も立ち並び、1日遊んでも飽きることがありません。もちろん大阪名物のお店も数多く、気軽な食べ歩きにはぴったりのストリート。アーケードがあるので雨天の散策にもおすすめです。

中村屋(コロッケ、揚げ物)

天神橋筋商店街きっての名物と言えば、「中村屋」のコロッケ。昭和30年の創業から変わらない味を守り続けています。

ほんのりとした甘さと、柔らかなおイモの舌触り。優しくて飽きることのない家庭の味は、10個単位でまとめ買いする地元のお客や、芸人にもファンが多いというのもうなずけます。

コロッケ以外にも、ビフカツ・トンカツ・ハムカツなどの揚げ物やフランクフルトやギョーザ、シューマイなど、どれも小銭で買えてしまう気軽なスナックがたくさん。天神橋筋の食べ歩きはぜひここからスタートしてみて下さい。

中村屋

  • 住所:大阪市北区天神橋2-3-21
  • 関連サイト:中村屋(食べログ)

春駒(寿司)

天神橋筋商店街の中でも、5丁目から6丁目のあたりは「寿司の激戦区」として知られ、安くて美味しいお寿司屋さんが目白押し。そんな中で、開店前からの行列が途絶えない人気店が「春駒(はるこま)」です。

人気の秘密は、新鮮そのもののネタ。厚切りのネタと小さめのシャリで握られた寿司はいくらでも食べられてしまいそう。親しみやすい接客、お財布に優しい価格は、まさに大阪らしい大衆寿司です。ランチ、ディナー、あるいは飲みの締めにと、訪問する機会はいろいろ。予約不可で、ネタやシャリがなくなると終了してしまうので、ここは並ぶ覚悟で突撃しましょう。

春駒

  • 住所:大阪市北区天神橋5-5-2
  • 関連サイト:春駒(食べログ)

千草(お好み焼き)

天神橋筋商店街は、実はメインストリートから脇に伸びる路地にも名店が数々ひそんでいます。ここ「千草(ちぐさ)もそんなお店の1つで、目立たないところにありながら行列が絶えない人気店です。

名物で看板メニューの千草焼きは、分厚い上質な豚ロース肉で記事を挟むという斬新なスタイル。肉のうまみが生地に沁みわたり、ジューシーなお好み焼きを楽しめます。また、焼きそばは水分の飛ばし加減やソースの味わいが絶妙で、他では絶対食べられない逸品!との声が多く、これも外せないメニューです。

一部を除いてお客さんが自分で焼くスタイルなので、家族や友人とワイワイ楽しみたいですね。焼き方のコツなどはお店の方に気軽に尋ねてみてください。

千草

  • 住所:大阪市北区天神橋4-11-18
  • Instagram:千草

長く愛され続ける伝統の名物から最新のおしゃれカフェまで、あらゆるグルメスポットがひしめき合う大阪の街。味にうるさい大阪人をうならせる「うまいもん」がたくさんです。大阪に出かけた際にはぜひ気軽に食べ歩きを楽しんでみてください。

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