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【東京】クラウドファンディング1日で約4億円。上野国立科学博物館を救え!!
「収入源や光熱費高騰などで資金繰りが悪化したためクラウドファンディングを始めた」というニュースが報道された前日、偶然にも久しぶりに来館していたため驚きでした。
コロナ前以来で数年ぶりです。
夏休みに少しでも子どもたちの学習に役立てばと。。そう言いながらも私が好きなスポットの1つなんです^^
夏休みの日曜日でさらに台風の影響で天候が不安定だったこともあり、館内はこのニュースを疑うほどの人!!外国人旅行者もたくさんいました。
目次
- 基本情報・チケットについて
- どんなところ?魅力は?
- 日本の歴史を学ぶ日本館
- 2階「日本人と自然」「生き物たちの日本列島」
- 混雑日のお昼休憩、おすすめは?
- おすすめ!シアター360
- 生物や地球、科学について学ぶ「地球館」
- さいごに
基本情報・チケットについて
基本情報
- 住所:東京都台東区上野公園7-20
- TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)※お問い合わせ
- 開館時間:9:00~17:00
- 休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)/年末年始(12月28日~1月1日)
- 公式サイト:上野国立科学博物館
アクセス
- JR「上野」駅(公園口)から徒歩5分
- 東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅(7番出口)から徒歩10分
- 京成線「京成上野」駅(正面口)から徒歩10分
※館内に駐車場および駐輪場はございません
※近隣駐車場あり
チケット
アソビューで事前に公式電子チケットを購入することをおすすめします。
【入館料】
一般・大学生:630円
65歳以上と高校生以下:無料 ←ありがたいです!
※特別展は別チケットが必要
【決済方法】
各種QRコード決済、クレジットカード利用OK!
詳細は事前に公式サイトにてご確認を。
どんなところ?魅力は?
上野恩賜公園内にある「国立科学博物館」通称 科博(かはく)。
国立というだけあって1日で周り切れない程の規模。
地球館、日本館の2棟に分かれていて自然史、科学史の両方が学べます。
古代日本から宇宙科学、現代生物までとにかく展示物が盛りだくさんなので、何度行っても発見がたくさんあり大人から子どもまで飽きず、時々訪れています。
490万点以上の資料を保管し2万5,000点を常設しています。1877年に「教育博物館」として開館。改称や移転を繰り返して、1949年に現在の名称となりました。平成19年には、開館130周年を迎えています。
外の入口周辺には1975年まで走行していた「D51形蒸気機関車」や地球上に生息する最大の動物シロナガスクジラ(全長30m)等もあります。
そんな外から始まる展示物を見つつ入館口へ。。
周り切れない部分もあったので子どもと一緒に周る目線で私が実際に見てきた所をご紹介します。
日本の歴史を学ぶ日本館
入館は日本館の地下1階。
こちらの建物は1931年に建てられ、2008年に国の重要文化財に指定されました。
ルネサンス様式の建築で、海外旅行にでも来たかの様なドーム型の天井がある吹き抜けはとても素敵です。
<ディズニーシーのような空間>
1階の企画展示室で「日本の哺乳類学の軌跡」
研究に使われた動物の剥製がたくさん展示されています。
この時は報道の前だったため、なんで骨や剥製がショーケースで積み上がっているんだろうとゾッとしながらも疑問に思っていましたが、翌日の報道で驚き!
おそらく保存に困っている物であろう動物の資料が展示物の下に積み重なっていました。
そういう事情があったんですね、複雑な気持ちです。
貴重な資料となる動物があちこちに。。
以前はいた科博専属の研究員さんは、現在1人もいないとのこと。。驚きです。
2階「日本人と自然」「生き物たちの日本列島」
ここは私の好きなエリア。
古代日本人の骨から学ぶ生活の変化、恐竜まで子どもと楽しめて勉強にもなります。
中でも実物のミイラや骨の展示コーナーは必見。最初に見た時はかなり衝撃的でしたが、昔の情景を想像しながらじっくり拝見。
ただ驚くのではなく勉強しようと母、一生懸命娘に説明。。伝わったのかは別ですが。。笑
この人猿みたいな顔~、裸だよ~?、こんな物食べてる~と娘なりに色々発見していました。
こちらでおもしろいのが港川人→近世人までの移り変わりが展示してあるのですが、現代人のスペースはなぜか空。
なんと。。。このスペースに入って自分達を撮影するんです!それが「現代人」という面白い展示方法なんです!
行ったときにぜひ撮影してみてくださいね!
何度も撮影してとおもしろがってなかなか出てきませんでした。
優しい顔をした名犬ハチ公の剥製にも会えます。
ハチの気持ちや情景を想像してこちらも見入ってしまう。。
ヒグマの剥製は迫力あり!
★このフロアは小学生以上のお子様と行くのをおすすめします。
3階「日本列島の生い立ち」「日本列島の素顔」
こちらには生き物の標本や恐竜の骨、化石などがあります。
期間限定の「日本に落下した隕石」も見られました。
恐竜の骨には子どもたち、大興奮。
そして隅の方でふと目に止まったこちら。
なんと以前の記事で紹介し花巻のホテルで見た「鹿(しし)踊り」が展示してありました。
この模型を発見し娘たちと大喜び!!
日本の自然に対する意識の伝統文化としての紹介でした。
あの時はただ踊りに感動していましたが、改めて由来を知ることができ嬉しかったです。また見たいな~。
混雑日のお昼休憩、おすすめは?
レストラン数カ所もありますが、どこも混雑。
今回、一緒に行った人数も多かったので昼食を持参。
入館して正面を進んだ所にロッカーがあり、100円が返却されてくるのでこちらに荷物を預けて身軽に周るのが便利です。その近くにベビーカーを置いておけるスペースもありますよ。
そして同じフロアにある「くじらカフェ」の奥にフリーラウンジ(授乳室もあり)があるのでそこでお昼が食べられます。席数は少ないですが、今回行った8人の席も無事確保。
昼食を済ませると席を立つ方が多いので、私が行った時は回転が良いなと感じられました。
気候が良い時期は地球館屋上にあるハーブガーデンが絶対おすすめ!!
おすすめ!シアター360
直径12.8mのドーム型シアター全体がスクリーンになっていてその真ん中で浮いている通路に立ち360度の映像が見られます。
1回6分で、入れ替え制なのでこの日は20分程の待ち時間でした。人気の場所なので空いているタイミングを狙って列に並んでくださいね!
待機する場所からアトラクションに乗るような雰囲気でワクワクします♪
今回は「深海ー潜水艦が照らす漆黒のフロンティア」
実際の潜水艦からの映像で深海生物等が登場。
潜水艦に乗った気分になりとても楽しかったです。楽しすぎて、今まで並ぶのを躊躇しパスしていたことを後悔。。
注)映像に酔いやすい方は控えた方が良いかもしれません。
★プログラムによりますが、暗い所が苦手でなければ小さいお子様から楽しめておすすめです。
生物や地球、科学について学ぶ「地球館」
2015年にリニューアルしたこちらは日本館と違い近代的な建物。
全体的に子どもでも楽しめる展示がほとんどです。とはいっても、大人も充分楽しめる貴重な資料がたくさん。
1階「地球の多様な生き物たち」
入ってすぐドカーンとお目見えするのがティラノサウルスの骨。
その先にはマングローブエリアでかわいい小動物にも出会えます。
さらに奥へ進むと海の生き物がたくさん
頭上には骨と模型を組み合わせたザトウクジラは迫力満点。
2階「科学技術で地球を探る」
娘には少し難しいエリアでしたが、地震を観測する仕組みや磁気、光について学べて楽しんでいました。
サーモグラフィーで見る自分達は楽しかったのでぜひ立ち寄ってご自身の体温確かめてみてくださいね!
サーモグラフィーで見る子どもたちの顔、真っ赤でした(笑)
3階「大地を駆ける生命」「歩いてみようコンパス」
こちらも私の好きなエリアの1つ。
大量の動物の剥製は圧巻です。
普段なかなか間近でじっと見られない大きな動物をじっくり見られるので何度行っても楽しい!
動物園に行った気分にもなれちゃう!動物の絵を描いている方も多いんです♪
★お子様と行く際はマストエリアです!
「コンパス」はコロナ前、キッズスペースとして剥製がある中でのアスレチック体験ができるお気に入りエリアだったのですが、リニューアルして一般解放。とても残念です。
剥製はそのままありますが、キッズスペースで使っていたアスレチックや読書、お絵描きエリア部分は立入禁止となっていています。再開しないかな~
B1ーB2階「地球環境の変動と生物の変化」
こちらは圧巻の恐竜展示エリア。
子どもたちが一番楽しみにしていたコーナーです。
恐竜の骨がたくさんあり、その大きさに魅了されてしまいます。
★科博の代表的な展示物なので大人から子どもまで必見です!
さいごに
天候が悪くハーブガーデンには行けませんでしたが、混雑時でも展示物は1つ1つゆっくり見られますし1日めいっぱい遊び、学ぶことができました。
毎回発見がたくさん!
そんな充実した1日を過ごした翌日、資金繰り悪化で厳しい状況というニュースを見て驚きました。国立の所有物でさえ維持していくことが厳しい現実。悲しいです。。
そんな中でもクラウドファンディングで助けようとする方々がこんなにいるなんてと温かい気持ちになりました。
みんなで支えていきたい貴重な場所ですね!
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mAriel
- おてんば1女のママ。寝る時間を削ってでも街を歩いていたい!食べることが生きがいです.国内外問わずガイドマップにはない情報や親子旅のアレコレをお伝えします!