【東京】双子の赤ちゃんパンダ公開!上野動物園でシャオシャオとレイレイに会ってきました

シャオシャオとレイレイ

今年で開園140周年を迎えた上野動物園。2021年6月にはジャイアントパンダに双子の赤ちゃんが生まれ、コロナ禍の中での明るいニュースになりました。

「シャオシャオ」「レイレイ」と名づけられた双子パンダは、母親の「シンシン」とともに、現在抽選で観覧することができます。愛くるしいパンダたちに会いに行った様子をご紹介します。

目次

入園は事前予約制。母子パンダ観覧は抽選制なので注意!

上野動物園の正門はJR上野駅の公園口から徒歩5分。アクセス至便の動物園です。

しかし2022年4月現在、新型コロナ感染予防策のため、入園は事前予約制になっています。毎週土曜日の午前9時から、下記のサイトで、翌週の土曜日から翌々週の金曜日までの整理券申込の受付をしています。先着順なのでお申し込みはお早目に。

>>恩賜上野動物園 整理券予約サービス

さらに母子パンダについては、事前にインターネットで会員登録のうえ観覧希望日時を入力し、抽選で当選した人のみが観覧できるシステムになっています。双子パンダに会うにはまず抽選の入力から!以下のサイトでご確認ください。

>>上野動物園 抽選サイト

上野動物園
<2022年3月にリニューアルされた上野動物園の正門>

東園の正門から入園。QRコードの準備をお忘れなく

上野動物園には3ヵ所の出入口があります。しかし事前予約制の現在は、入園時に確認があるため、東園の正門のみから入園することができます。

一般の入園予約者も、母子パンダ観覧の当選者も、指定の時間に同じ列に並びます。入口では予約整理券あるいは当選券のQRコードの確認があります。スマホに該当のQRコードを表示した状態にしておきましょう。

母子パンダ観覧の当選者は、指定の観覧時間に東園の正門から入園した後、1時間以内に西園の「パンダのもり」に行く必要があります。園内では時間にお気を付けください。

上野動物園マップ
<園内の案内板。パンダ舎は二か所あります。入口で「上野動物園マップ」をもらっておくと便利>

まずシャンシャンにご挨拶

係員によるQRコードの読み取りが終わり、チケットを購入したら、いよいよ入園です。まず正門のすぐ右手にある、上野パンダ一家の長女「シャンシャン」がいるパンダ舎を、来園者全員が通ります。

観覧通路は前列・後列の二列に分かれており、一回目の観覧は前列で楽しめます。大きくなっても愛嬌のある、まるっこい姿のシャンシャンがすごく可愛い!ただし前列での写真撮影は禁止です。ご注意を。

シャンシャンを2回以上見たい場合は、観覧列に並び直します。後列からの観覧になりますが、この時は写真撮影が可能です。

上野動物園
<東園ジャイアントパンダ舎の壁のディスプレイ>

シャンシャン
<上野動物園のアイドル!屋外放飼場を歩くシャンシャン>

母子ゾウにほっこり

さて、母子パンダ観覧の当選者は、シャンシャンを見た後は早めに西園に向かいます。何しろ指定時間の一時間後までに「パンダのもり」にたどり着かなくてはなりません。西園から東園までは、ゆっくり歩いて10分ほどかかります。

とはいえ約500種類もの動物たちがいる上野動物園。もちろん他の動物たちも見て行きます。

パンダ舎から西園へ向かう途上に、アジアゾウがいる「ゾウのすむ森」があります。こちらにいる1歳半の子ゾウの「アルン(オス)」も東園の人気者!母ゾウの「ウタイ」と過ごすあたたかい光景を、いつも多くの観覧者が見守っています。アルンが素早く走り、砂浴びや水浴びをする様子は必見です。

母子がいる区画の奥には「スーリヤ(メス)」が暮らしており、ときおり三頭が柵越しに鼻を使って交流する様子も見られます。

アルン
<砂浴びをする子ゾウのアルン>

ウタイ
<アルンに授乳するウタイ。眼差しが優しい>

日本最古の「サル山」

ゾウのすむ森を西へ抜けると、右手にサル山があります。堂々とした岩山は1932年に造られたもの。日本で一番歴史の長い動物園の、最古の展示施設です。

現在このサル山では38頭のニホンザルたちが暮らしています。彼らが高い岩の上で毛づくろいをしたり、追いかけっこをしたりする様子は見ていて飽きません。

サル山
<鋭角的な形のサル山。左上で二頭のニホンザルがくつろいでいます>

ニホンザル
<岩山で毛づくろいをするニホンザルたち>

「いそっぷ橋」を渡って西園「パンダのもり」へ

サル山を見たら西園へ急ぎましょう。東園と西園をつなぐ「いそっぷ橋」を渡り、坂を降りたら園内を右手に進みます。橋にはエレベーターも設置されています。

カンガルー舎の角を右折すると、右側に「パンダのもり」の、母子パンダ観覧用の入口が見えてきます。

西園
<「いそっぷ橋」から見下ろした西園の景色。不忍池の悠々とした眺めも西園の魅力>

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<「パンダのもり」に設けられた、パンダ母子観覧の入口>

ここから母子パンダの放飼場に至るまでに、計3回の入場チェックがあるので要注意。当選者はあらかじめスマホと身分証明書を用意しておきましょう。手順は以下のとおりです。

  1. 入口で当選券のQRコードを確認
  2. 順路の中ほどで当選券と、当選者の身分証明書を確認
  3. テントでQRコードの読み込み

いよいよ双子パンダにご対面!

入念なチェックを終えたら、双子パンダとお母さんパンダのいる放飼場の前へ移動します。観覧者は約20人ずつのグループに分けられ、4つのエリア(室内→庭→庭→庭)で各1分ずつ、観覧・撮影することができます。

全面ガラス張りの庭に立つ木を見上げると、そこには活発に動く双子パンダが...!

双子パンダ
<左がレイレイ、右がシャオシャオ。元気に動き回っています>

双子パンダ
<組み木の上で絶妙なバランスで遊ぶレイレイ(左)とシャオシャオ>

モフモフの双子パンダが、組み木にぶら下がって遊ぶ様子が可愛すぎる!可愛さ二倍、いや二乗です。

オスのシャオシャオは管理上、背中に緑の線が書かれているのですぐに判別できます。メスのレイレイは組み木を平均台のように使って、華麗なアクションを披露していました。

この時間はシャオシャオがレイレイに構ってほしかったのか、しきりにじゃれついていましたよ。

双子パンダ
<左がレイレイ、右がシャオシャオ>

双子パンダ
<構ってほしそうな奥のシャオシャオ。手前のレイレイのおしりも可愛い>

子パンダたちがじゃれ合う姿は抜群の愛らしさ。悶絶ものです。

そこに現れたのは...

シンシン
<母パンダのシンシン。食欲旺盛な健康美人>

双子の母親のシンシンです。顔も体つきも全体が丸い美パンダです。

シンシンが来ると、シャオシャオは慌てて木を降りて、必死に追いかけていきました。甘えん坊なところも可愛い!

シャオシャオ
<木の上で得意そうにしていたシャオシャオ。しかしシンシンが出てきたら...>

シャオシャオ
<ママの後を追いかけるシャオシャオ。ぴったりくっつきすぎて顔が見えない>

母子パンダ
<母子の後ろ姿。大きなおしりと小さなおしりにほっこり>

計4分間の母子パンダ観覧はあっという間です。しかし至福の時でした!

観覧中は係員がストップウォッチで時間を計りながら、各エリアへの移動を促していきます。それぞれのエリア内では自由に動くことができ、観覧人数も制限されているので、じっくりパンダたちの様子を見たり撮影したりできるのがポイントです。

お父さんパンダの咀嚼音が聞こえる庭

「パンダのもり」の隣の敷地には、父パンダのリーリーがいます。リーリーの放飼場への入口は、いそっぷ橋から坂を下りた地点の裏手にあります。

涼しい時間帯には、リーリーは屋外にいます。こちらの庭はガラスが無いため、リーリーの鳴き声や竹の咀嚼音がよく聞こえます。同じ空気を共有できるのが嬉しい!リーリーを驚かせないように、静かに観覧しましょうね。

リーリー
<観覧客との距離が近い!春の花咲く庭のリーリー>

リーリー
<白い花がよく似合うお父さんパンダ>

素早く動くこともあるハシビロコウ

パンダの他にも、西園には魅力的な動物がいっぱい。筆者が見入ってしまう西園の動物をご紹介します。

「パンダのもり」の母子パンダ観覧入口の向かい側には、ハシビロコウが4羽飼育されています。巨大なクチバシを持つハシビロコウは「動かない鳥」として有名ですが、俊敏に動く時もあります。それはエサの魚を捕まえる時。素早く水面に嘴をつっこみ、捕まえた魚を丸呑みします。その瞬間を見られたらラッキー!迫力です。

ハシビロコウ
<魚を捕まえた瞬間のハシビロコウ>

吊り橋を渡るワオキツネザル

西園は不忍池を活かした展示も魅力です。ワオキツネザルは池に架けられた吊り橋を渡って、小島と陸地の小屋の間を行き来しています。シマシマ模様の尻尾を上げてバランスを取りながら、吊り橋を素早く渡る様子はお見事!

日差しがやわらかい時期は、小島や吊り橋の上でのんびりと、腹部を太陽へ向けて日光浴する姿を見ることができます。井戸端会議をしているようで、見ていて和みます。

ワオキツネザル
<池の上の吊り橋を渡るワオキツネザル>

ワオキツネザル
<吊り橋の上で日光浴をするワオキツネザルたち>

まとめ

ジャイアントパンダの双子が公開されて、ますます盛り上がる上野動物園。魅力的な動物たちは、他にもまだまだたくさんいます。以下の点を確認しながら、都会の真ん中で命の輝きを見せてくれる動物たちに会いに、ぜひ行ってみてくださいね。

  • 2022年4月現在、入園は事前予約制です
  • 母子パンダ観覧は、事前入力の抽選制です。当選者は指定の観覧時間に東園の正門から入園した後、1時間以内に西園の「パンダのもり」に行く必要があります
  • 東園に入園したら、まずパンダ舎のシャンシャンを1列目で観覧できます。しかし1列目での写真撮影は禁止です
  • シャンシャンを2回以上見たい場合は、観覧列に並びます。この時は2列目から写真撮影が可能です
  • 園内は「東園」と「西園」に分かれており、間には坂道があります。歩きやすい運動靴で行くことをおすすめします
  • 西園の母子パンダの観覧の前には、3回の入場チェックがあります。当選券のQRコードと、当選者の身分証明書が必要です

それでは、動物たちに癒される素敵な旅を!

上野動物園

  • 住所:東京都台東区上野公園9-83
  • 営業時間:9:30~17:00
  • 休園日:月曜日(月曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日)、年末年始(12月29日~翌年1月1日)
  • 料金:一般 600円/65歳以上 300円/中学生200円(都内在住・在学の中学生 無料)/小学6年生まで 無料
  • 公式サイト:上野動物園

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朝茶

ライター/英和・和英翻訳者。出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今はとにかく国内各地を旅したいです!

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