公開日： 2023.08.10

最終更新日： 2023.08.18

【台湾】予約してでも行きたい高雄の人気店。ミシュラングルメを満喫！

＜TOP画像：「冬瓜與胖子」のメニューのないおまかせ台湾料理＞

台湾観光の楽しみはグルメ、という方も多いと思います。台湾南部の高雄には、安くておいしいグルメがたくさんあり、ミシュランガイドに選ばれた人気店も数多くあります。今回は、その中から「予約してでも食べたい！」と思う「牛肉鍋」や「台湾家庭料理」そして、台湾の定番料理「肉燥飯」をセレクトしてご紹介します。

牛肉鍋「湖東牛肉館」

＜青い外観が目印です＞

高雄市内からかなり離れていて、どちらかと言うと台南に近い牛肉鍋のお店です。台湾鉄道「大湖」駅下車、徒歩3分ほどで到着します。「大湖」駅周辺にはお店が少なく、本当にこんなところにお店があるのかと思ってしまいますが、駅を出てまっすぐ進んで大きな通りに出て横断歩道を渡ると、お店が見えてきます。2022年にリフォームされ、青い外観のお店になりました。

＜飲み物は入り口左奥にある冷蔵庫にお茶(50元～)やビール(70元～)などがあります＞

台湾で牛肉と言えば、台南。台南では早朝から牛肉を食べる文化があり、「牛肉スープを飲んだことがない人は、台南に来たことがないのと等しい」と言う人もいるほど有名ですが、こちらのお店は、毎日台南の「善化」から新鮮な牛肉が運ばれてきています。「善化」は、台湾最大規模の牛肉処理場があるため、冷凍していない新鮮な牛肉を仕入れることができます。

2022年にミシュランビブグルマンに選ばれ、予約をしないと食べられないというほどの人気。食事の時間制限は90分で、午前、午後で食事の時間帯が決まっています。

＜お店に入ると、テーブルに先に鍋が用意されています＞

鍋のスープは、一見キャベツが入っているだけですが、牛の骨と野菜を煮込んだスープで甘く、スープだけでもおいしいです。鍋のスープは100元で、最低消費(ミニマムチャージ)は年齢にかかわらず肉1人1皿のオーダーとなっています。小皿は250元、大皿は500元です。写真は「扇子肉（外バラ）」と「肩胛肉(肩ロース)」ですが、提供される牛肉の部位は当日の仕入れで決まるので選ぶことはできませんが、仕入れの結果一番いいものが提供されるので、何が出てくるか楽しみにしてくださいね！

＜5人でオーダーすると、このようにテーブルにセットされます＞

「湖東牛肉館」では息子さんが毎日2回わざわざ善化まで仕入れに行っているので、午前でも午後でも新鮮な牛肉がいただけます。このため、牛肉には全く臭みがなく、鍋に牛肉を3～5秒ほど入れて、しゃぶしゃぶにしてレアでいただくことができます。とても柔らかく、噛まなくてもいいほど。何枚でも食べられますよ。

＜肉は硬くならないように、さっと鍋に入れて食べてみてください＞

ショウガやネギなどの薬味、タレはセルフサービスなので、自分で小皿に取ってくださいね。

予約時に何皿注文するかお店に伝えますが、当日は変更できません。また、キャンセルした場合には、次回は同じ電話番号での予約ができなくなりますので、ご注意ください。

＜席は多くないので早めの予約をおすすめします＞

湖東牛肉館

住所：高雄市湖內區中山路一段107號
TEL：＋886-7-693-0466 ·
営業時間：9:30～14:00・17:00～21:30
公式SNS：Facebook
アクセス：台湾鉄道に乗り、「大湖」駅へ向かいます。駅に到着したら目の前の道「天祐路」をまっすぐ進み、大通り「中山路」に出たら横断歩道を渡って左側に少し進むとお店が見えてきます。

台湾家庭料理「冬瓜與胖子」

＜外観は普通の民家です＞

「湖東牛肉館」と同じく予約必須の台湾家庭料理のお店が「冬瓜與胖子」。細い道を1本入ったところにあり、気をつけていないと通り過ぎてしまいそうな民家がレストランです。外観は本当に普通のお宅なので、入っていいのか迷いますが、予約をして、時間になったら直接ドアを開けて入って大丈夫です。

＜ドアの前の装飾もレトロです＞

ドアを開けると、昔懐かしいテレビや電話などが目に入ってきて、まるで台湾のお友達かおばあちゃんの家に来たかのようなレトロな雰囲気です。席は1階と2階でお店の方に案内してもらいます。

＜1階は骨董品が多く飾られていて、とってもレトロな雰囲気です＞

2022年にミシュランセレクション(星付き、ビブグルマン以外でミシュランの基準を満たすお店)に選ばれたメニューのない台湾家庭料理で人気の「冬瓜與胖子」。1人450元で、当日仕入れた食材を使った台湾料理4～6品とスープが提供されます。

＜どれもしっかりした味付けの台湾料理です＞

ご飯がすすむ少し濃い目の味付けの台湾料理は、どれも台湾の家庭で食べられているご飯の味。台湾のお宅でご飯を食べているような気になりますよ。

＜2階は落ち着いた雰囲気です＞

予約はFacebookのMessengerから受け付けているので、アレルギーなど食べられないものがあれば、予約時に伝えてくださいね。

冬瓜與胖子

住所：高雄市前鎮區英德街784巷12號
TEL：＋886-7-727-9023
営業時間：12:00～14:00・18:00～21:00
公式SNS：Facebook
アクセス：高雄市地下鉄MRT(捷運)レッドラインに乗り、「三多商圏」駅で下車、徒歩約20分。「三多商圏」駅から100番バスに乗り「光華路口(光華夜市)下車、徒歩約6分。

肉燥飯「老店柏弘肉燥飯」

＜深夜まで営業しています＞

ミシュランに選ばれたお店に行ってみたいけれど、日程の関係や予約方法などで予約は難しい、ということもあります。そんな時におすすめの予約なし、当日でも食べられる「肉燥飯」のお店をご紹介します。

＜席は中と外にあります＞

「老店柏弘肉燥飯」は、高雄市地下鉄MRTレッドライン中央公園駅から徒歩15分ほどで、大通り「青年一路」にあります。1969年からの老舗で現在三代目です。2022年にミシュランビブグルマンに選ばれました。

＜ここにメニューが置かれています。「外帶單」は、持ち帰り用です＞

小さめの茶碗に入った肉そぼろご飯「肉燥飯」は、30～60元ほどで食べられる庶民的な料理です。台湾産豚肉にこだわる「肉燥飯」は35元(小)と60元(大)。肉そぼろは甘めの味付けで、とても柔らかく煮込まれています。近くの机にオーダーの紙が置かれているので、注文する物を書いてレジでお会計をします。

＜こちらがレジです＞

＜夜中まで多くの人が食べに来る人気の「肉燥飯」＞

食事時はかなり待つことがありますが深夜0:30まで営業しているので、食事時を外して行けばそれほど待ちません。遅い時間に行くと煮卵やおかず類など売り切れのものが多くなるので、いろいろオーダーしたい方は少し早めに行ってみてくださいね。また、忠孝夜市のすぐそばなので、時間がある方は夜市にも足を運んでみてください。

老店柏弘肉燥飯

住所：高雄市苓雅區青年一路167-2號,
TEL：＋886-7-332-2516
営業時間：17:00～0:30
公式SNS：Facebook
アクセス：高雄市地下鉄MRT(捷運)レッドライン「中央公園」駅下車、中山一路を南へ進み、青年一路を左折してまっすぐ進み、右側に忠孝夜市がある忠孝二路を越えると右側にあります。徒歩約15分です。

肉燥飯「前金肉燥飯」

＜小さなお店ですが、いつも人がいっぱいです＞

2023年にミシュランビブグルマンに選ばれ、予約なし、当日でも食べられる「肉燥飯」のお店2軒目は、「前金肉燥飯」。高雄市地下鉄MRTオレンジライン「市議会」駅から徒歩3分ほどのところにあります。「前金肉燥飯」は、1959年開業、三代目の老舗ですが、あまり目立たない、小さく質素なお店です。

＜店内で食べる時は先にオーダーをしてお店の人に席を案内してもらいます＞

こちらも入り口の机にオーダーの紙が置かれているので、注文する物を書いて奥へ持って行き、お会計をします。

「持ち帰り、イートインにかかわらず、先に紙に記入してから並んでください。イートインの場合、自分で席に座らないでください。案内します。」と注意書きがあります

＜紙に記入したら列に並んでお金を払います＞

「肉燥飯」は40元で、半熟のアヒルの卵「鴨蛋包」20元をトッピングするのがおすすめ。ご飯は少し硬めですが、肉そぼろは溶けるように柔らかいです。半熟の卵と一緒に食べてみてください！

＜「鴨蛋包」は半熟がおすすめです＞

お昼にはかなり人が多く、待ち時間が長くなります。営業時間は朝7:15～17:30までですが、売り切れ次第終了となります。朝早めに行くか、お昼時を避けて行ってみてくださいね。

前金肉燥飯

住所：高雄市前金區大同二路26號
TEL：＋886-7-272-7263
営業時間：7:15～17:30
公式SNS：Facebook
アクセス：
高雄市地下鉄MRT(捷運)オレンジラインに乗り、「市議会」駅下車、3番出口を出て中華三路を南に進み、大同一路を右折、文武二街を越えると右側にあります。徒歩約5分です。

まとめ

今回は、話題の高雄の安くておいしいグルメ「牛肉鍋」や「台湾家庭料理」そして、台湾の定番料理「肉燥飯」をご紹介しました。ここで紹介したお店は、 Facebookや電話での予約が必要なところもあるので、事前に計画を立てて行ってみてくださいね。(予約が必要なお店は、1ヶ月以上前に予約しないと取れないこともありますので、ご注意ください。)

地元の人からも愛されている名店をぜひ旅行のスケジュールに取り入れて、高雄のグルメを味わってみてください！