モスクワでチェブラーシカめぐり

チェブラーシカの壁

こんにちは!モスクワ在住のチェブラーシカです。

2023年1月1日にチェブラーシカの実写版映画がロシア国内で公開され、初日から多くの人が見ています。30分間隔で、1日で17回上映される映画館もあり、興行収入記録を塗り替え、大人気の映画になっています。新作は、笑いあり、涙ありの感動的な物語です。

今までもチェブラーシカに関するスポットを紹介してきましたが、今回は、モスクワでチェブラーシカに会えたり、チェブラーシカグッズを買えたり、ソビエト時代のチェブラーシカのアニメーションが作られたりした場所をいくつか紹介します。

目次

旧サユーズムリトフィルムスタジオ

現在のサユーズムリトフィルムスタジオについては、以前のたびこふれの記事に書きました。

>>2019年は、チェブラーシカ映像化50周年。チェブラーシカを作ったロシア・サユーズムリトフィルムスタジオに行ってみよう!

チェブラーシカのアニメーションはソビエト時代に作られたので、現在のスタジオとは違う場所です。モスクワ市内を歩いていて偶然見つけたのが昔のサユーズムリトフィルムスタジオの建物でした。

旧サユーズムリトフィルムスタジオ

ソビエト時代にロシア正教の教会活動ができなくなり、もともと教会だった建物を改造し、その約10年後にサユーズムリトフィルムスタジオにしました。

現在、外観はそのままで、内部は教会に戻っています。教会に戻ったので、サユーズムリトフィルムスタジオとして使われていた面影はありませんが、教会なので、教会に入る服装であれば、自由に中に入ることができます。

2022年7月2日にチェブラーシカをあのようなかわいい姿にデザインしたレオニード・シュワルツマンさんが101歳で亡くなり、葬儀はこの教会で行われました。

  • 住所:Dolgorukovskaya Ulitsa, 25, Moscow, 127006
  • 電話:84999785329
  • 最寄り駅:ノヴォスラボドツカヤ駅(5号線・茶色の地下鉄・環状線)、メンデレーエフスカヤ駅(9号線・灰色の地下鉄)
  • 公式サイト:旧サユーズムリトフィルムスタジオ

ソビエト時代のチェブラーシカのアニメーションが作られた場所

先ほど紹介した旧サユーズムリトフィルムスタジオとは別に、1956年から40年間、人形アニメーションを製作するスタジオがありました。

それが、アルバート通り近くにある教会です。

教会

ロシア帝国時代にポレーノフという画家が、「モスクワの中庭」という絵でこの教会を描いています。

モスクワの中庭
<モスクワ市内のトレチャコフ美術館に展示されています>

チェブラーシカは人形アニメーションなので、この教会内で作られました。もちろん、現在は教会として使われているので、スタジオセットが残っているわけではありません。

  • 住所:Spasopeskovskiy Pereulok, 4А, Moscow, 119002
  • 電話番号:84992416203
  • 最寄り駅:スモレンスカヤ駅(3号線・青い地下鉄)、スモレンスカヤ駅(4号線・水色の地下鉄)
  • 公式サイト:教会

サユーズムリトパルク

現代の子供たちは、アニメーションを見るだけでなく、アニメーションの世界に入って楽しむ必要があるということで、サユーズムリトパルクが作られました。「パルク」は、公園という意味です。

サユーズムリトパルク
<前回紹介したヨーロッパ一高い観覧車の近くです>

子供たちがアニメーションの登場人物と遊ぶ架空空間や、アニメーションの登場人物になり切る空間などがあります。

霧の中のはりねずみ
<「霧の中のはりねずみ」になって、霧の中の世界を楽しむ空間>

大人が行く場所というよりも子供向けですが、子供時代に戻ったように、楽しく遊ぶことができます。

ソビエトのクマのプーさんの空間
<ソビエトのクマのプーさんの空間は、蜂蜜をとられないように、蜂にタッチする空間>

1人でやると、かなりの運動になります。ここは、複数人で一緒に楽しんだ方がいいでしょう。

サユーズムリトフィルムスタジオで作られたアニメーションの歴史が分かる部屋もあります。

チェブラーシカ
<何もしないと真っ暗ですが、壁を触ると、映像が出てきます>

しかし、サユーズムリトパルクは、入場料が650ルーブル(約1300円)と高いので、サユーズムリトパルクの入り口にあるチェブラーシカのぬいぐるみの前で写真を撮り、

チェブラーシカの壁
<チェブラーシカの壁 SNS映えすること間違いなし>

お土産売り場でチェブラーシカグッズを買うというだけでも日本からの旅行客の場合は、満足できると思います。

お土産

  • 住所:Prospekt Mira, 119 строение 7, Moscow, 129223
  • 電話番号:84953080034
  • 最寄り駅 ВДНХ(ヴェー・デー・エヌ・ハー)駅(6号線・オレンジ色の地下鉄)
  • 公式サイト:サユーズムリトパルク

チェブラーシカの電話ボックス

チェブラーシカといえば、電話ボックスで生活していたので、電話歴史博物館の入り口にも電話ボックスと一緒にチェブラーシカが展示されています。

チェブラーシカの電話ボックス

電話歴史博物館は、毎週火曜日は入場料無料です。

ロシア国内だけでなく、世界中から集めた電話がたくさん展示されています。もちろん、日本からの電報の機械や、第2次世界大戦以前の日本の電話などもあります。説明書きは、ロシア語のみです。ホームページには、展示されている電話の説明が写真と一緒に細かく書かれているので、事前に翻訳機能などを使って、どんな電話があるのかを見てから行くと分かりやすいです。

博物館の人は、ものすごく親切で、いろいろ説明してくれます。

  • 住所:Sadovaya-Kudrinskaya Ulitsa, 19, с. 2, Moscow, 123001
  • 電話番号:84958000800
  • 最寄り駅 マヤコフスカヤ駅(2号線・緑色の地下鉄)、バリカドナヤ駅(7号線・紫色の地下鉄)
  • 公式サイト:電話歴史博物館

おもちゃ博物館

中央子供百貨店の6階に、ソビエト時代のおもちゃが展示されている部分があります。

レトロな感じのおもちゃ
<チェブラーシカだけでなく、レトロな感じのおもちゃも展示されています>

展望台とあわせてなので入場料が120ルーブル(約240円)かかりますが、ソビエト時代のチェブラーシカなどのおもちゃを見ることができます。
天気がいい日や日没の頃展望台に行くと、より一層楽しめます。

クレムリン
<クレムリンなども見えます>

このおもちゃ博物館の入り口近くには、2023年1月1日公開のチェブラーシカの実写版のポスターもありました。

2023年1月1日公開のチェブラーシカの実写版のポスター

  • 住所:Teatral'nyy Proyezd, 5, Moscow, 109012
  • 電話番号:84957778077
  • 最寄り駅:ルビャンカ駅(1号線・赤い地下鉄)下車直結、クズネツキー・モスト駅(7号線・紫色の地下鉄)
  • 公式サイト:おもちゃ博物館

撮影スポット ジェーツキー・ミール

新アルバート通りに、ジェーツキー・ミール(Детский Мир)という直訳すると「子供の世界」というお店があります。このお店では、おもちゃや子ども用品などが売られています。

1階部分にチェブラーシカとゲーナの人形があり、ベンチに座って、一緒に記念写真を撮ることができます。

記念写真スポット

運が良くて在庫があれば、子ども向けのチェブラーシカのおもちゃや、チェブラーシカのお話に出てくるこまなどを買えるかもしれません。掘り出し物があるかもしれないので、写真を撮った後は、お店の中も見てみてください。

夜遅くまで開いているので、他の博物館が閉まった後、夕食を食べながら、出かけてみるといいです。

  • 住所:New Arbat Ave, д. 11, стр. 1, Moscow, 101000
  • 電話番号:88002500000
  • 最寄り駅:アルバーツカヤ駅(3号線・青い地下鉄)とアルバーツカヤ駅(4号線・水色の地下鉄)
  • 公式サイト:デツキー・ミール

撮影スポット シュワルツマンさんが住んでいた家の近く

レオニード・シュワルツマンさんが住んでいた家の近くに、チェブラーシカとゲーナとシャパクリャクが描かれている壁画があります。

壁画

私が初めて行ったときは、日曜日でダーチャ(別荘)に行く人が多く、車が止まっていませんでしたが、平日に行ったら、車が目の前に止まっていて、うまく写真を撮ることができませんでした。最寄りの地下鉄駅から15分ほど歩くのに、車が止まっているとがっかりですが、ご興味のある方はお出かけください。ちなみに、最寄りの地下鉄駅から歩いて行く道は、ソビエト時代を感じられる住宅やお店の建物が多いです。

  • 最寄り駅 ショールコフスカヤ駅(3号線・青い地下鉄)

まとめ

国際情勢が落ち着いたら、今回の記事や今まで紹介したチェブラーシカに関する過去の記事を参考にチェブラーシカ旅のためにロシアへいらしてください。

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チェブラーシカ

高校3年生の時に好きになったロシア。音楽、文学、歴史、美術、バレエ、料理、ロシア人気質などに興味をもちました。でも、ロシア語を専門に学んだことはありません。ロシアが好きでいろいろ知るうちに、2016年12月にロシア人男性と結婚し、2017年4月からロシアに住むことになりました。普通のガイドブックには載っていない情報をお届けします。

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