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フィンエアービジネスクラス搭乗レポート「快適のひとこと!」
フィンエアーは北欧フィンランドと日本をつなぐフラッグキャリアです。
2022年9月現在、就航しているのは成田空港だけですが、コロナ禍以前は、札幌、中部、関西、福岡空港など、日本の各主要都市を結んでいました。
フィンエアーの日本への初就航は1983年で、来年(2023年)は就航40周年を迎えます。
日本から欧州への最速の翼として、成田空港からヘルシンキまでの所要時間は9時間30分でしたが、残念ながら現在は、ウクライナ・ロシアの紛争の影響でロシア上空を飛行できないため北極廻りになり、所要時間は13時間になっています。
ちなみに、私が搭乗したときの往路の飛行時間は11時間40分でした。
今回ビジネスクラスを利用しましたが、「想像していたよりも、数倍快適!また乗りたい!」が正直な感想です。
それではフィンエアーのビジネスクラス搭乗レポートをお届けします。
目次
フィンエアーのビジネスクラスシートは?
ビジネスクラスのキャビン全体の写真がこちらです。
1-2-1の配席で、一席一席がすべて独立しています。
窓側席は外向き、中央2席は内側に向いていて、それぞれの視線が気にならないように配席されています。
(ただ、私は中央の席だったのですが、隣の人は見えないものの座席が内側に向いているため、隣の人が若干気になりました。)
座面はファブリックで座り心地はソフトで快適です。
足元はかなり広くて、座席を前に動かしてもまだまだ余裕がありました。
シート自体を前後に動かすこともでき、背中部分の圧力の調節もでき、リクライニングはフルフラット(水平)にできるので、ぐっすり眠ることができました。
<復路のビジネスクラスシート>
フィンエアーはビジネスクラスの刷新を図っていて、帰りは最新型のビジネスクラスのシートだったので、復路のシートの写真も撮ってみました。
写真ではわかりづらいですが、最新型も同じくフルフラットシートですが、背中部分は固定されており、クッションで自分の好きな角度にします。
背もたれは倒れないの?って思われるかもしれませんが、コンセプトはソファなのだそうです。
枕が用意されているので、それを使ってさまざまな座り方ができます。まさにソファーですね。
座る時と寝る時を分けることによって、より寛げる空間になっていると思います。
これが・・・・・(座っている時は、スリッパのところに足を下します)
こうなります。(スリッパのあったところが塞がれて、フラットになります)
寝る時は、フルフラットの上にマットレスを敷いて布団をかけて寝られます。
もうこうなるとファーストクラスですね。まるで"飛ぶホテル"です。
私も、やはり最新型タイプのほうが、より一層寛げました。
旧型で気になったお隣の人の気配ですが、間仕切りができたので全く気になりませんでした。
ご夫婦など、お知り合い同士で座る場合には、間仕切りを下げることができます。
フィンエアーの機内食ってどうなの?
メニューは、シャンパンに始まり、前菜、メイン、デザートで構成されており、メインは3品の中から選ぶことができます。
ドリンク類は好きなものを頼めば持ってきてくれます。
往路は、サーモングリル、肉豆腐、鶏肉有馬煮の3種からチョイス、復路は牛ほほ肉の煮込み、ニジマスのスモーク、鶏肉と夏野菜の鍬焼きの3種からのチョイスでした。
私は往路はサーモン、復路は牛ほほ肉を選択しました。
<往路:サーモングリルがメイン>
ビジネスクラスの機内食というと、一皿一皿サーブしてくれるイメージでしたが、コロナ禍のせいかワントレイで提供されたのが残念でした。
また、フィンエアー機内のブルーベリージュースは、口コミで「美味しい」と「めちゃくちゃ不味い」と両極端なコメントがあるので、実際はどうなんだろうと思って飲んでみました。
結局は個人の味覚の問題だと思いますが、私自身は美味しいと感じましたので、食事のたびに頼んで飲んでいました。
フィンエアーの機内エンターテイメントは?
モニター画面では航路図、フライトカメラなども見ることができますし、機内エンタメのコンテンツは、映画、音楽、ゲームです。
映画は、最新作品もあってとても充実しています。本数までは数えていませんが、かなりの数がありました。
ただ、字幕での日本語対応はしておらず、日本語音声吹き替え版になります。日本語対応ではない作品もありました。
<航路図>
フィンエアーのアメニティは?
機内で配布されるアメニティです。
フィンランドと言えばマリメッコですよね。アメニティもすべてマリメッコです。
マリメッコのポーチに耳栓、歯ブラシ、アイマスク(これもマリメッコデザイン)、リップバーム、フェイシャルクリームが入っています。
後でポーチとして使えるのでマリメッコ好きには嬉しいですね。
私も持ち帰りましたが、娘が喜んでいました。(お土産の一つにできます。)
クッション、さらにブランケット(というと毛布ですが、毛布ではなくむしろ布団といったほうが良いくらいにしっかりしたものでした)が、これもマリメッコデザインでした。
今回の搭乗のまとめ
<北極点通過証明書>
フィンエアービジネスクラス搭乗者は、成田空港では、フィンエアーと同じくワンワールドグループである日本航空のラウンジが使えます。
ヘルシンキ空港ではフィンエアーのラウンジを使うことができますので、出発までゆっくりすることができます。
今回のフライト自体は北極まわりで、通常より時間はかかりますが、その代わりに北極点通過証明書がもらえました。記念になりますね。
フィンエアーは北欧の航空会社で唯一Skytraxの評価で4つ星を獲得し、北欧のベストエアライン賞も9年連続で受賞しています。
また、APEXにおいて2019年度Five Star Global Airline(5つ星グローバルエアライン)の格付けを受けているそうです。
元々、私自身がもつフィンエアーのイメージが良かったこともありますが、今回のフライトでますますファンになりました。
ビジネスクラスに関しては言うことなしで、特に最新鋭のシートはファーストクラスと言っても過言ではないと思います。素晴らしい!
フィンエアーは、2022年10月30日以降、現在の成田空港から羽田空港への就航が決まっていて、最新鋭のビジネスクラスシートを搭載した機材が投入されることが発表されています。
フィンランドのみならず欧州への乗り継ぎがより一層便利になりますね。
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- 国内旅行が好きな、「たびこふれ」の中の人です。