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琵琶湖に浮かぶパワースポット竹生島へ 竹生島クルーズと観光の見どころ6選!
そこに居るだけで心地良さを感じたり、元気がもらえたりする、お気に入りの場所はありますか?
今回はパワースポットと名高い、琵琶湖に浮かぶ「竹生島(ちくぶしま)」の観光情報をお届けします。
美しい琵琶湖の光景も楽しみながら、ぜひエネルギーチャージをしてみませんか。
目次
- 竹生島への行き方
- 竹生クルーズで今津港から竹生島へ
- 竹生島の見どころ1:祈りの階段と宝厳寺
- 竹生島の見どころ2:三重塔と宝物殿
- 竹生島の見どころ3:国宝「唐門」と重要文化財「観音堂」
- 竹生島の見どころ4:重要文化財「舟廊下」
- 竹生島の見どころ5:国宝「都久夫須麻神社」
- 竹生島の見どころ6:竜神拝所でのかわらけ投げ
- 竹生島から長浜港へ再び竹生島クルーズ
竹生島への行き方
琵琶湖の北部に浮かぶ、パワースポットとして名高い竹生島には、琵琶湖汽船が運航する「竹生島クルーズ」で訪れることができます。
湖西にある「今津港」と湖東にある「長浜港」から船が出ており、各港から竹生島までは約30分。往復航路もあれば、横断航路もあるので、前後の予定に合わせて発着港を選びやすいです。
- 今津航路(今津港⇄竹生島港 往復)
- 長浜航路(長浜港⇄竹生島港 往復)
- びわ湖横断航路(今津港→竹生島港→長浜港)
- びわ湖横断航路(長浜港→竹生島港→今津港)
竹生クルーズで今津港から竹生島へ
今回は両方の港を訪れてみようと、今津港→竹生島→長浜港の「びわ湖横断航路」にしてみました。今津港の観光船乗り場はこじんまりとしていますが、とても綺麗で、乗り場からは肉眼で竹生島を捉えることもできます。
鮮やかな水色が目をひく「いんたーらーけん(びわ湖光秀号)」に乗船。120席ある船内はとても綺麗で、ゆったりと過ごすことができます。
オープンデッキに行ってみると、明智光秀をイメージしたこの船には、いたるところに明智光秀の家紋「水色桔梗」を想起する浅葱色(水色)があしらわれており、明るく爽やか。
美しい琵琶湖の景色を眺めながら30分ほどのクルージングを楽しんでいると、古より神様が棲むとされている竹生島に到着!
受付所で拝観料を納めて、島内を早速巡っていきましょう!国宝や重要文化財をはじめ、見どころがたくさんあるので、この記事では巡路に沿いながら5つご紹介します。
竹生島の見どころ1:祈りの階段と宝厳寺
まずは宝厳寺本堂に続く「祈りの階段」を登ります。この石段に使われた御影石や寺の伽藍の部材の1つ1つは、すべて島の外から運ばれてきたもので、たくさんの人々の祈りの心がこの階段には刻まれています。165段と段数は決して多くありませんが、急な階段なので、1歩1歩踏みしめて登ります。
階段を登りきった頂上には「宝厳寺 本堂」があります。ご本尊の大弁才天は、江島神社・厳島神社と並ぶ「日本三弁才天」の一つであり、その中で最も古い弁才天のため、宝厳寺のみ「大」の字をつけ、大弁才天と称することができるそうです。秘仏であるため普段は非公開になっており、次回の開帳は西暦2037年です。
堂内では「お願いダルマ」と呼ばれる願かけ奉納をすることもできます。願いを叶えてくれると評判なだけあって、弁才天座像の周囲は「弁天様の幸せ願いダルマ」で真っ赤に彩られていました。
このダルマは、手に琵琶を持つ可愛らしい弁天様です。1つ1つ手書きで描かれているため、弁天様の表情が少しずつ異なります。自分の気に入ったダルマを見つけましょう。そして、願い事を書いた紙をダルマの中に収めて奉納します。
竹生島の見どころ2:三重塔と宝物殿
巡路に従い進むと「三重塔」があらわれます。1484年前後に建てられたものの江戸時代初期に焼失したそうで、2000年に約350年ぶりに再建されました。内部に描かれている多数の絵は、昔ながらの岩絵の具を膠水で溶いて描かれているため、剥落しやすいとのことで、普段は公開されていません。
三重塔の脇には、宝厳寺の宝物殿や樹齢400年のもちの木などがあります。宝物殿は湖国文化財の一大宝庫といわれ、宝厳寺に伝わる数々の寺宝(仏像や絵画、教典、書状、奉納された数々の美術品など)を鑑賞することができます。
竹生島の見どころ3:国宝「唐門」と重要文化財「観音堂」
続いての見どころは、国宝「宝厳寺 唐門」および重要文化財「宝厳寺 観音堂」です。唐門は京都・東山の豊国廟の極楽門を移築したと伝わるもので、土地の条件から、観音堂に接して建てられています。
2006年にオーストリアのエッゲンベルク城で豊臣期大坂図屏風が発見され、絵中にはこの門が大坂城にあった姿で極楽橋の形が描かれていることから、竹生島の唐門は秀吉時代の大坂城の唯一の建物と注目を集めています。
唐門と観音堂に施された、豪華絢爛な「桃山様式」の美しい彫刻や鮮やかな文様は、とても見応えがあります。加えて2013年度より実施されていた、唐門、観音堂、舟廊下の修復作業が2020年に完了したので、さらに美しい姿を楽しむことができます。
竹生島の見どころ4:重要文化財「舟廊下」
続いての見どころは重要文化財「舟廊下」。「宝厳寺 観音堂」と「都久夫須麻神社 本殿」を繋ぐようにして建てられた、全長30mの廊下です。
豊臣秀吉の御座船「日本丸」の一部を利用して建てられた、桃山時代の建築様式を残す貴重なもので、傾斜地に建てられているため、土台は清水の舞台などで見られる「舞台造り」で支えられています。
竹生島の見どころ5:国宝「都久夫須麻神社」
舟廊下を渡りきると、国宝「都久夫須麻神社 本殿」があります。都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ/竹生島神社)は、豊臣秀吉が時の天皇をお迎えするために、粋を集めてつくった伏見桃山城内の最高の建物「日暮御殿」を神殿として移転したものです。本殿内部には桃山時代を代表する華麗な装飾が施されているとのことですが、非公開になっています。
竹生島の見どころ6:竜神拝所でのかわらけ投げ
都久夫須麻神社の本殿向かいには、龍神様が鎮座している「竜神拝所」があります。ここで挑戦したいのが「かわらけ投げ」です。かわらけ投げとは、厄除けなどの願いをかけて、高い場所から円盤状の土器の皿を投げるという古くから伝わる願かけの一つです。
竜神拝所では「厄除」の文字が彫られた土器(かわらけ)の1枚目に自分の名前を、2枚目に願い事を記入します。
そして琵琶湖に突き出た宮崎鳥居へと投げ、鳥居をくぐれば、願い事が成就するといわれています。
宝厳寺
- 住所:滋賀県長浜市早崎町1664-1
- 拝観時間:9:30~16:30(観光船就航時間に基づく)
- 拝観料:大人 300円/小人 250円
- 公式サイト:宝厳寺
竹生島から長浜港へ再び竹生島クルーズ
竹生島を後に、次は「べんてん」に乗って長浜港へ向かいます。「べんてん」は、1階に122席、2階に42席と、2階にもキャビンがあり、行きの「いんたーらーけん」同様、綺麗でゆったり過ごせます。
しかし、景色を楽しむなら、やはりオープンデッキがいいですよね。再び風に吹かれながら、竹生島を見納めました。
竹生島
- 住所:滋賀県長浜市早崎町
- 拝観料:大人600円 / 小人300円
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Mami
- 世界遺産巡りの旅が大好き。ふらっと海外ノマドに出かけ、気に入った異国の街で、暮らすように旅することも。古代遺跡・異文化交流・お茶・博物館があれば、わくわく。旅ブログ(soreseka.com)も運営中。