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滋賀県長浜、日本の水瓶・琵琶湖の夕暮れを見に行こう
滋賀県といえば、なんといっても「琵琶湖」で知られている場所。県土の1/6にあたる、約670平方kmもの大きさを持つこの湖は、はるか昔から人々の暮らしや生き物たちの生態を支え続けてきました。
この記事では、そのような琵琶湖に足を運び、長浜の町や夕暮れの景色を楽しみながら、その素晴らしさについて改めて解説していきます。
滋賀をはじめとした関西在住の方も、それ以外の都道府県にお住まいの方も、ぜひごゆっくりご覧くださいませ。
目次
琵琶湖の歴史についておさらい
<琵琶湖にまつわる壮大な歴史>
琵琶湖は古代湖であり、40万年を超える歴史を持つとされています。
最初は小さな池のようであったものが、繰り返される地盤の変動や雨水の堆積によって、現在のような巨大な湖へと変化していきました。人々との関わりも古くからあり、たとえば奈良時代には僧行基が治水のため、流出河川である瀬田川の改修を行ったとされています。「万葉集」にも、柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)や額田王(ぬかたのおおきみ)らによって詠まれた短歌が数多く残されています。
戦国時代にはその水運が浅井氏や六角氏、織田氏ら戦国大名によって重要視され、積極的な利用や開発が行われました。
<長浜駅前にある秀吉とその配下石田三成の像>
中でも天下人として知られる豊臣(羽柴)秀吉は長浜を城下町として発展させ、大きな繁栄をもたらしたことで知られています。
現代もにぎわう長浜の町
<長浜駅前の風景>
JR北陸本線長浜駅を降り、長浜の町へと到着。
地方都市の衰退が社会問題となっていますが、長浜はそのような中でも多くの観光客を集め、「地方都市の成功例」として評価されています。
<長浜の街並み>
官民の連携によって生まれた「博物館都市」は宿場町としての伝統的な街並みと現代の建物がよいバランスで混じりあい、見栄えよしグルメよしのレトロモダンな観光地としてにぎわっています。
<黒壁スクエアをはじめとした観光施設が充実>
「黒壁スクエア」や「曳山博物館」、「海洋堂フィギュアミュージアム」等々、施設も非常に充実しているので、宿泊前提でも物足りなさを感じることはないでしょう。
春の琵琶湖を訪れる
<長浜公園の風景>
それでは、「長浜公園」を経由して琵琶湖の方へ行きましょう。
<長浜公園から見た琵琶湖>
この日の天気は晴れ。空はうっすらとした水色ですが、湖からの風がとても強かったです。
撮影をする際は、カメラケースやレンズキャップ、クリーニングクロスが飛ばされてしまわないよう注意しなければなりません。
<波打ち際の菜の花>
岸辺に咲いている菜の花も風に揺られていました。
<波に浮かぶ水鳥>
見ていて酔ってしまいそうになるぐらい激しく揺れる波の上で、ぷかぷかとたゆたう水鳥。
<琵琶湖沿いの道>
夕暮れまではまだ時間があるので、少しばかり湖岸を散歩することにしました。
<向こうに見える風景>
向こうに見える景色は彦根や近江八幡でしょうか。
<琵琶湖の太陽>
湖からは強烈な日差しが。
<打ち寄せる波>
空は穏やかですが、波の勢いは強烈です。
<遠くに見える伊吹山>
伊吹山も見えてきました。標高1,377m、滋賀を代表する巨大な山です。
琵琶湖は夕暮れであればより絶景!
<田村駅前>
長浜から40分ほど歩き、JR田村駅へ到着。
琵琶湖の夕暮れを堪能できるポイントへは、この駅からわずか徒歩5分ほど。
<子どもが遊べる公園も>
湖岸の一部は公園として整備されており、駐車場も用意されているのでアクセス良好。
付近にはコンビニやレストランもあります。
<夕暮れの琵琶湖>
田村駅から歩いて「湖岸緑地」へ行くと、日は湖の向こう側へと沈みはじめていました。
<力強い日差し>
木々の間からも強い黄昏の光が差し込んできます。
<夕暮れの波打ち際>
勢いよく浜辺に打ち寄せる波も、夕陽を受けて輝いていました。
<暗闇が訪れる前の琵琶湖>
日没直前最後の輝き。瞬間的でありながらとても幻想的な光景です。
まとめ
<琵琶湖の魅力を堪能しよう>
琵琶湖は滋賀県を代表する名所であるだけ、夕暮れの風景もすばらしいものです。
長浜の町も観光都市としてレベルが高く、さまざまな面からの楽しさや感動を得ることができるでしょう。
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緑一郎
- 関西を拠点に活動するフリーランス。ライティングだけでなく、写真や動画に関する仕事も手がけています。あまり多くの人に知られていない場所を積極的に紹介していければと考えています。