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秀吉が築いた町、近江長浜のおすすめをジャンルごとに厳選!

記事投稿日:2021/07/17最終更新日:2021/07/17

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近江長浜

秀吉が築いた町「長浜」、東海道と北国街道が交わる交通の要衝として、各地の文化を取り入れ、明治期に入ってもいちはやく近代化を推進しました。そんな、歴史と文化を今に伝える、古い建物や景観が多く残されています。琵琶湖をはじめ、豊かな自然にも恵まれ、唯一無二の魅力を持つ町と言えるでしょう。

そんな長浜でぜひ訪れていただきたい筆者厳選のスポット、グルメ、おみやげをご紹介してまいります。

目次

黒壁スクエア

黒壁スクエアとは?

長浜駅の東側に、大手門通りというアーケード街を中心に、伝統的な建物で営業する魅力的なお店やレストラン、お寺や博物館などが集まっている一画があります。ここは「黒壁スクエア」と呼ばれていますが、実は明確にどこからどこまでが黒壁スクエアだという定義はありません。

昭和40年ごろ、郊外に大型店舗が次々と進出した影響で、商店街はすっかりさびれてしまい、シャッター通りになっていました。この頃、商店街を訪れる人は月間でわずかに4千人ほどだったと言います。それが、令和2年(2020年)には、なんと累計来場者集5,000万人を達成したのです。

黒壁スクエア

これは、株式会社黒壁の取り組みによるものなのですが、地方創生のお手本とも言える事例です。伝統的町並みを維持しながら、発展させるために、古い建物を改装し店舗にしていったのです。保存しながら活用して行くという手法です。この動きに町の商店主たちも呼応し、黒壁グループとして参加しました。今では、黒壁直営店+黒壁グループ協議会の合計23店舗が営業しています。

さきほど、明確にどこからどこまでが黒壁スクエアという定義は無いと申し上げましたが、これはグループに加盟していない店舗も多く存在するためで、あえて「黒壁スクエア」を定義するなら、23店舗の総称と言ったところでしょうか。

黒壁スクエア

黒壁スクエア

こうして、伝統的町並みの中に、魅力的なお店が点在する、すばらしい観光スポットができあがりました。

黒壁グループのお店

黒壁スクエアには、どういったお店があるのが具体的にご紹介して行きましょう。

1.【黒壁ガラス館】

黒壁ガラス館

黒壁ガラス館

黒壁スクエアで最初にできたお店です。もともとは「黒壁さん」という愛称で呼ばれた銀行だった建物を改装したものです。黒壁スクエアの名称もここから来ています。2020年12月から2021年4月にかけて耐震化工事に伴いリニューアルされました。

海外・国内で視察、買い付けにより収集された様々なガラス製品が販売されています。手軽に買えるものから、豪華なものまで、幅広く品ぞろえされています。

2.【黒壁AMISU】

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AMISUとは「見立て」を意味する言葉で、湖北の地の空気を見立てて、その土地のおいしものを届けるというコンセプトのお店です。こだわりのあるお土産物屋さんといった感じですね。滋賀県のお茶や、琵琶湖淡水パール、地元のお酒などもあります。

3. 【MONOKOKORO(モノココロ)】

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モノココロとは「モノと出会って心が弾む」という意味で、ブランドマネージャーが集めてきた「日々の暮らしをちょっと楽しくするアイテム」を取りそろえたセレクトショップです。黒壁AMISUのお隣にあるお店です。バック、衣類、グラス、マグカップ、ボトル、アクセサリー、ステーショナリーなど、おしゃれな日用品がそろっており、見ているだけでも楽しくなります。

ここでご紹介した3店舗は、いずれも黒壁直営店です。他にもたくさんお店がありますので、ぜひ黒壁スクエアをぶらぶらしながら、お気に入りのショップを見つけてください。飲食店に関しては、後ほど少しご紹介します。

海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館

「海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館」が、2020年7月にそれまで別々にあった「海洋堂フィギュアミュージアム黒壁」と「海洋堂カプセルミュージアム」を統合する形でリニューアルオープンしました。

もともと、モノづくりの伝統が残る長浜の地に、モノづくり集団である海洋堂がふさわしいと、黒壁が誘致して、ミュージアムがオープンすることになったそうです。

海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館

アーケード街の中で、ひときわ目立っていますので、すぐに見つけられます。

海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館

展示室には、昔のヒーローもの、アニメのキャラクター、ネイチャー系、文化財系など、さまざまな分野のフィギュアが所狭しと並んでいます。自分のお気に入りのキャラクターを探してみましょう。撮影も可能です。

海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館

ブームを巻き起こした食玩もたくさん展示されています。これ集めたな・・・というものがきっとあるでしょう。

海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館

展示室の入口にある北斗の拳の大型フィギュア。ここまで大きくなっても、雑な感じは全くなくすばらしい出来栄えです。

海洋堂フィギュアミュージアム黒壁 龍遊館

無料で入れるお土産コーナーも充実しています。常時100以上のタイトルが揃い、毎月新しいものが追加されるガチャコーナーもあります。

  • 住所:滋賀県長浜市元浜町13-31
  • 営業時間:10:00~17:00(最終入館は閉館の30分前まで)
  • 休館日:不定期(随時臨時休業あり、ホームページをご確認ください)
  • 入場料:大人900円 小中学生500円
  • 公式サイト:http://www.ryuyukan.net/

長浜の歴史スポット

ここからは、長浜の歴史を感じられるスポットをご紹介しましょう。

長浜城

長浜城

JR長浜駅のびわこ口から、歩いて5分ほどの場所にある「豊公園(ほうこうえん)」、琵琶湖に面した市民の憩いの場で、桜の名所としても知られています。その中心に長浜城があります。天正元年(1573年)浅井氏滅亡後、小谷城に入った羽柴秀吉が、天正5年に完成させた城です。現在の長浜城は昭和58年(1983年)に再建されたもので、秀吉時代の城郭を想定して建設されました。

長浜城

天守閣からは、琵琶湖の風景が一望できます。

長浜歴史博物館

内部は「長浜歴史博物館」として公開されています。

  • 住所:滋賀県長浜市公園町10-10
  • 営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日:年末年始(12月27日から1月2日)※2021年8月1日~2022年3月31日は耐震改修工事のため長期休館になります。
  • 入場料:大人410円 小中学生200円
  • 公式サイト:https://www.city.nagahama.lg.jp/section/rekihaku/

豊国神社

豊国神社

秀吉の長浜城築城、楽市楽座や地租税免除などで長浜の町は大いに発展し、街の人々は死後も秀吉を慕い、豊国神社を建立しました。その後、江戸幕府による太閤さんの神格化禁止で取り壊されましたが、明治維新後ようやく復活しました。本殿は、江戸中期の建物です。

長浜八幡宮

長浜八幡宮

長く伸びた参道が美しい長浜八幡宮、毎年4月15日には曳山祭りが行われ、子ども歌舞伎が奉納される、長浜市民にとって大切なお宮です。平安時代に京都の石清水八幡宮の神霊を移し祀ったのが始まりという由緒ある神社です。

大通寺

大通寺

長浜別院大通寺は、東本願寺の別院で「長浜御坊」と呼ばれ親しまれてきました。このお寺の参道が「ながはま御坊表参道」です。商店が並ぶ参道の向こうに、美しい山門が見える様子は長浜を代表する風景のひとつです。

長浜鉄道スクエア

長浜鉄道スクエア

明治15年(1882)に、長浜-敦賀間に鉄道が開通し、長浜は重要なターミナルステーションになりました。

「長浜鉄道スクエア」には、旧長浜駅舎・長浜鉄道文化館・北陸線電化記念館の3つの建物があり、このうち旧長浜駅舎は、開業と同時に完成した現存する日本最古の駅舎です。

長浜鉄道スクエア

北陸線電化記念館には、電化前に活躍したⅮ51形蒸気機関車と電化後に登場したED70形交流電気機関車が並んで展示されています。

長浜鉄道スクエア

平成12年10月14日「鉄道の日」にオープンした長浜鉄道文化館、天井はヨーロッパのターミナル駅を模した木造のアーチ造りになっています。

  • 住所:滋賀県長浜市北船町1-41
  • 営業時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日:12月29日~1月3日
  • 入場料:大人300円、小・中学生150円
  • 公式サイト:https://kitabiwako.jp/tetsudou/

長浜郊外のおすすめスポット

長浜市街から少し郊外に出ると、琵琶湖を中心に豊かな自然環境が整っています。湖北は、水鳥を始めとした野鳥観察に適した場所として知られています。

湖北野鳥センター

湖北野鳥センター

「湖北野鳥センター」は、長浜市街から湖周道路を車で15分ほど北上した場所にあります。

湖北野鳥センター

マニアから初心者まで、手軽にバードウォッチングを楽しむことができる施設です。建物の向かいは、道路を挟んで琵琶湖岸の湿地帯のような場所になっており、季節を通して多くの野鳥が集まります。施設内には、望遠鏡や双眼鏡が設置されており、自由に利用することができます。使い方や、鳥の名前などは、スタッフに聞けば優しく教えてもらえます。

湖北野鳥センター

11月に撮影したオオヒシクイです。体長90cm、羽を広げると170cmにもなる大型の鳥で、天然記念物に指定されています。ここで見られる野鳥の中でも人気が高いもののひとつです。

湖北野鳥センター

白鳥も、毎年秋から春にかけて飛来します。10月から3月まで観察できます。灰色がかっているのは幼鳥です。

センター内には、野鳥の剥製や野鳥の種類や生体に関するパネルが展示されている他、その日観察された野鳥のリストが掲示されています。

  • 住所:滋賀県長浜市湖北町今西
  • 営業時間:9:00~16:30
  • 定休日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日から1月3日)
  • 入場料:大人200円、小・中学生100円
  • 公式サイト:http://www.biwa.ne.jp/nio/

野田沼緑地公園

湖北野鳥センターの周辺には、野鳥観察に適したスポットが点在しています。センターの前にある畑や田んぼでも、多くの野鳥が観察できます。

野田沼緑地公園

ここでは、センターから徒歩20分ほどの場所にある野田沼緑地公園をご紹介しましょう。琵琶湖の尾上浜から道路を隔ててすぐのところにあり、琵琶湖と野田沼は水路でつながっています。一部遊歩道が設置されており、その周辺で野鳥観察ができます。

野田沼緑地公園

遊歩道のところで見つけたエナガ。

野田沼緑地公園

琵琶湖の尾上浜からも、多くの水鳥が観察できます。

道の駅みずどりステーション

道の駅みずどりステーション

湖北野鳥センターのすぐ横にある「道の駅みずどりステーション」。この周辺で散策しながら野鳥観察をする場合、自動販売機すらほとんどありませんので、事前にここで水や食べ物を調達することをおすすめします。道の駅ですから、だいたいのものは手に入ります。トイレもここで済ませましょう。

道の駅みずどりステーション

周辺で栽培されている農産物も販売されています。

道の駅みずどりステーション

お惣菜も充実、エビ豆や焼鯖そうめんなど琵琶湖の名物料理も揃っています。レストランもあり、うどん、丼物、パスタ、カレーなどのメニューがあります。

  • 住所:滋賀県長浜市湖北町今西1731-1
  • 営業時間:レストランは9:00~17:00、売店は9:00~18:00
  • 定休日:第2火曜日と年末年始
  • 公式サイト:https://mizudori-st.studio.site/

長浜のグルメ

長浜には、おいしいものがたくさんありますが、ここでは代表的な3つのお料理を提供するレストランをご紹介しましょう。

1. 翼果楼

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長浜の人々がハレの日に食べるというソウルフード「焼鯖そうめん」の有名店です。そうめんと焼鯖を炊き合わせたもので、鯖のうまみがそうめんに染み込み最高においしいです。特製のピリッと辛い山椒粉をかけるとさらに味が引き立ちます。単品の焼鯖そうめん(950円)の他、焼鯖寿司やお惣菜、汁物などが付いたセットメニューもあります。

2. 京極寿司

京極寿司

京極寿司

福井で獲れた鯖を塩漬けにして京都に運ぶ、いわゆる鯖街道のひとつであった北国街道沿いの長浜では、鯖寿司が名物のひとつになっています。中でもうまいと評判なのが、京極寿司の鯖棒寿司です。買って帰る(1本2,200円)こともできますし、店内で食することもできます。店内で食べる場合はハーフもあります(写真はハーフです)。鯖棒寿司以外も、毎朝金沢の近江町市場から仕入れるネタを使った鮨は絶品です。

  • 住所:滋賀県長浜市元浜町6-11
  • 営業時間:11:00~21:00
  • 定休日:火曜日・第3水曜日
  • 公式サイト:http://kyougokuzushi.com/

3. 山本屋魚濱

山本屋魚濱

山本屋魚濱

2020年にオープンした、漁師さん直営のビワマス専門店です。普通のマスは海から川に遡上しますが、ビワマスは琵琶湖から川に遡上します。琵琶湖ではアユやアナンデールヨコエビを食べ、その身はおいしく美しいピンク色になります。

写真は「琵琶鱒御膳一之重(1,800円)」。ごはんの上に、ビワマスのお造りとバターソテーがのっています。お造りとバターソテーが別々の重に盛られ2段重ねになった「琵琶鱒御膳二之重(2,500円)」は、ボリューム満点です。ビワマス、炙り、生ハムといった一品料理もあります。

長浜のおみやげ

最後に、長浜の代表的なおみやげをご紹介します。

1. 元祖堅ボーロ本舗

元祖堅ボーロ本舗

元祖堅ボーロ本舗

創業は明治27年(1894年)という「元祖堅ボーロ本舗」、その年季の入った建物は異彩を放っています。ここで売られているお菓子も、なかなか個性的です。

写真の向かって右からご説明しましょう。本家堅ボーロは、先の大戦中には慰問袋に入れて戦地に送られていたそうで、パン生地を2度焼きし砂糖と生姜をまぶしたものです。歯が立たないほど堅く、口の中で溶かしながら食べます。生姜が効いた素朴な味ですが、かなり甘いです。

真ん中の五色ボーロは、1964年に造られました。東京オリンピックの年ですから、五輪にちなんでつくられたものでしょう。小麦粉、でんぷんなどから造られた殻の中にピーナッツが入ったものを砂糖でコーティングしてあり、サクサクした食感で病みつきになります。

一番左の茶々の友は、一口サイズの羊羹を砂糖でコーティングしたもので、手を汚さずに食べられます。小谷城で育った浅井三姉妹の長女茶々にちなんで名づけられました。3つのお菓子は、いずれも540円です。

  • 住所:滋賀県長浜市朝日町3-16
  • 営業時間:8:00~19:00
  • 定休日:なし
  • 公式サイト:http://katabo-ro.com/

2. 菊水飴

菊水飴

江戸時代から北国街道の名物として知られていた水あめです。砂糖を使わず、甘藷や馬鈴薯のでんぷんから造られており、ほんのりとした甘みが特徴です。固形のキャンディータイプもあります。長浜には直営店はありませんが、黒壁AMISUや大手門通りにある「長浜まちの駅」などで手に入ります。

  • 住所:滋賀県長浜市元浜町6-15
  • 営業時間:9:30~17:00
  • 定休日:年末年始

3. パン工房いしがま

パン工房いしがま

パン工房いしがま

実は長浜、パン屋さんの激戦区です。有名なつるやパンを始め、市内には多くのパン屋さんがあります。その中で注目なのは、石窯で焼いた素朴な丸いパンだけで勝負する「パン工房いしがま」です。プレーン(630円)とくるみ入り(840円)の2種類があります。少しあたためてバターを塗って食べると、ふっくらもちもちの食感で、小麦の香もしっかりしておいしいです。焼き上がりの時間には行列ができることもあります。小さく切って冷凍すれば日持ちもしますので、お土産にしても喜ばれます。

  • 住所:滋賀県長浜市元浜町5-17
  • 営業時間:11:00~17:00(土日は10時から)
    ※売り切れ次第終了
  • 定休日:不定休

まとめ

駆け足で近江長浜の魅力をご紹介してまいりましたが、いかがだったでしょうか?歴史・伝統・文化と豊かな自然に育まれた長浜には、ここでは紹介しきれなかったすばらしいものがまだまだたくさんあります。

春には桜が咲き誇り、夏には琵琶湖畔で夕涼み、秋から多くの野鳥が飛来し、冬にはたくさん雪がふり四季ごとに、その魅力も移り変わっていきます。

ぜひ皆様も長浜を訪れて、その魅力に触れ、様々な発見をしていただけたらと思います。

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トラベルガイド株式会社 阿部吾郎
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記事投稿日:2021/07/17最終更新日:2021/07/17

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