ビールもローカル酒も!ネパールに来たら飲んでほしいお酒5選

ビール ネパール

ナマステ!ネパール・カトマンズ近郊在住のヒヅメです。

お酒が好きな人にとっては、現地の食べ物と共に現地のお酒を飲むのも旅行の醍醐味ですよね。

ヒンドゥー教文化のネパールでは、宗教上の理由でお酒を飲まないことを自身に課している人たちも居ます。一方で、昔からお酒を嗜む文化が発展している民族も居て、伝統的なお酒も何種類かあります。

また最近は、ヨーロッパで修行したネパール人がクラフトビール製造を始めるなど、新しいお酒も登場し始め、より一層楽しみが増えています。

今回は、ネパールで楽しめるお酒のうちおすすめ5選と、手に入る場所をご紹介します!

目次

1. 新鋭!生ビールも楽しめる:クンブケルシュ&ヒマラヤンレッド by Sherpa Brewery

クンブケルシュビール

冒頭でも書いた、ネパール初のクラフトビール。黄色い缶のケルシュ風と赤い缶のレッドエールの2種類が発売されており、取扱店舗は多くはないものの生ビールを楽しめるお店もでてきました。

クンブケルシュはホップが香るスッキリした味わい。ヒマラヤンレッドは、美しいルビー色をしたコクのあるビールです。

もしご自身で購入して飲む場合には、室温に少し戻してからグラスに注いで飲むのがおすすめです。より一層香りがひきたちます。

【参考価格】

  • クンブケルシュ 500ml缶:NRs.265
  • ヒマラヤンレッド 500ml缶:Nrs.265

2. 世界最高峰の名前がついたビール:エベレスト by Mt.Everest Brewery

エベレストビール

エベレストに登頂する登山家をモチーフにしたパッケージのビールです。

味は辛口でキリッとした感じで、日本のビールではスーパードライに近いです。最近、他のビールの登場に押され気味で置いていない店舗も出てきていますが、ネパールに来たらぜひ飲んでおきたいビールの1つ。

瓶の他に330mlの小さめの缶も売っているので、ネパール土産としてもおすすめです。

【参考価格】

  • 650ml瓶:NRs.290
  • 330ml缶:NRs.200

3. ネワール族のどぶろく:チャン

チャン ネワール族のどぶろく

日本のどぶろくに近く、韓国のお酒マッコリにも似た微発泡の米のお酒。ネワール族伝統のお酒で、お祭りや田植え・稲刈りのときなど人が大勢集まる時に各家庭で作られています。

作られたあと、1日目は甘みが強く、2日目は酸味が出てきて、3日目からは徐々に苦味が増してきます。ネワリカジャ屋さん(ネワール族の軽食屋さん)で出していることが多く、店によって味も異なります。

飲みやすくてスイスイ飲んでしまうけれども、後から酔うので要注意!

4. ネワール族、山岳系民族が嗜む蒸留酒:アイラ、ラクシー

アイラ ラクシー

ネワール族が作る蒸留酒をアイラ、その他の民族が作るものをラクシーといいます。

素材は米のものが多いですが、香り付けにぶどうを入れたり、穀物やスパイスを混ぜたりして作る場合もあります。

キルティプールの「Newa Lahana(ネワ・ラハナ)」では、アイラの利き酒をすることができます。熟成期間の違うNo.1~No.5のアイラが用意されており、それぞれの違いを楽しむことができます。

アイラもラクシーも、明確にアルコール度数が表記されていることはほとんどありませんが、筆者の感覚だと、25〜35度くらいの強いお酒がほとんど。アイラ・ラクシーを楽しむ際は、チェイサーをお供に飲むことをおすすめします!

【参考価格】

  • 一杯:NRs.150

Newa Lahana

営業時間:10:00〜21:30

5. シェルパ、チベット民族が嗜むキビのお酒のお湯割り:トゥンバ

トゥンバ

寒い時期には飲みたくなるトゥンバ。お湯割りが好きな方には特におすすめです!

キビを発酵させて作るお酒のトゥンバですが、飲み方が少々独特です。注文すると、木製か金属製の大きなマグカップ(ジョッキ?)にキビがこんもりと注がれて出てきます。そして、お供には魔法瓶に入ったお湯。このお湯をマグにそっと注いで、キビからアルコールが滲み出るのを少し待ちます。

木製のストローがついてくるので、それをゆっくり吸うと...美味しい!

お好みの濃さに調整して飲みましょう。お湯の継ぎ足し、3回目くらいまでは味の変化を楽しめます。

チベット料理店や山岳民族のシェルパ族が開いているお店を訪れるのがおすすめです。カトマンズでは、タメル地区の「Yangling Restraunt(ヤンリンレストラン)」、パタンでは「Sol Sherpa Khaja Ghar(ソル・シェルパ・カジャ・ガール)」、ポカラでは、「Tibetan Pema Restraunt(チベタン・ペマ・レストラン)」がおすすめです。

【参考価格】

  • 一杯:NRs.250 ※魔法瓶のお湯付き

【タメル地区】Yangling Restraunt(ヤンリンレストラン)

営業時間:12:00〜21:00

【パタン】Sol Sherpa Khaja Ghar(ソル・シェルパ・カジャ・ガール)

営業時間:13:30〜21:00

【ポカラ】Tibetan Pema Restraunt(チベタン・ペマ・レストラン)

営業時間:8:00〜22:00

ネパールでお酒を飲みたくなったら。どこに行ったら楽しめる?

旅行中にお酒を飲みたいなあと思ったら、旅行者が集まるエリアに行くのがおすすめです。

カトマンズ盆地内であれば、ホテルやお土産屋さんが密集するタメル地区、ポカラであればレイクサイドの飲食店街など。外国人が集まるエリアでは、お酒の種類が豊富で、ある程度の清潔感が確保されています。

ネワール族の伝統のお酒を飲みたい場合は、カトマンズ・パタン・キルティプール・バクタプールなどの旧王宮(ダルバール・スクエア)の周辺がおすすめ!ただ、衛生環境が整っていない場合もあるので、中〜上級者向けです。

ホテルの人に美味しいお店を聞いて案内してもらうと安心です。

地方に足をのばした際には、ネパール人からの印象に注意!

観光客が多いエリアでは飲酒する外国人のことを気に留めるネパール人はあまりいません。

ただ、もともと飲酒をしない人(飲酒する人を敬遠する人)も多いネパールでは、特に地方に行った際は注意が必要です。

特に注意したいのが女性の飲酒。地方に行けば行くほど、女性の飲酒に対する印象が悪くなります。お酒を飲むネパール人女性でも、自分の知り合いがいる地域では"お酒を飲まない人"として生活し、遠出をした際などにこっそり楽しむ...という人もいるくらい。

無用なリスクを減らすためにも、ネパールの文化を配慮した上でお酒を楽しみましょう!

以上、ネパール在住日本人の筆者がおすすめするお酒5選でした!ネパールに遊びに来た際は、飲んでみてください!

※参考価格は2019年当時のものです

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ネパール・カトマンズ近郊の農村に住んで、農業中心の生活を満喫しています^^現地の生活者目線で、日本人に伝えたいネパールの文化・旅行情報を発信中!

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