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ロシアのクリスマスツリーは日本の門松と一緒?
11月も半ばをすぎると、町にクリスマスイルミネーションが目立ってきました!ロシアではツリーのことを、ヨールカ Ёлкаと呼びます。これは、トウヒ Ель(ィエリ)の若木のことで、「小さなトウヒの木」という意味です。
私たちはツリー=モミの木と呼んでいますが、ロシアのツリーによく使われるのは、植物分類学上で言えば、モミ(樅)属の木ではなく、トウヒ属だそう。まぁ、見た目はそっくりなんですけどね。実の付き方や葉の形がちょっと違います。ちなみにロシア語でモミは Пихта(ピーフタ)といいます。
ただ...ロシアのヨールカ Ёлкаは、「クリスマスツリー」と書いてしまっていいのかなぁ~といつも悩みます。
ロシアでヨールカはクリスマスのためだけでなく、お正月用に飾るからです。12月ぐらいからから飾りはじめて、12月24日&12月25日が過ぎてももちろんそのまま、年末年始は絶対必需品で、ロシアの旧暦のクリスマス(1月7日)を経て、ロシアの旧正月(1月14日)、そしてそのまま1月いっぱいまで飾るところもあるんです。
ヨールカは「クリスマスツリー」というよりは、日本で言うところの「門松」といった方がいいかもしれません。
モスクワ・赤の広場の大みそか。しっかりヨールカがありますよ!
さて、このヨールカ Ёлка ですが、ヨーロチカ Ёлочкаという呼び方もあります。ロシア語で「~シカ」とか「~チカ」というのは、日本語の「~ちゃん」「~たん」という感じでしょうか。ソ連時代から歌われている歌で、"В лесу родилась ёлочка"(森で小さなヨールカちゃんが生まれたよ!)。というものがあります。ヨーロチカ Ёлочкаという言葉が入っています。とっても可愛らしい歌ですよ
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花井景子
- ロシア・リャザン大学で日本語教師を務めた後、2011年ロシア人男性と結婚しました。
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